腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状でお悩みの人の治療をしていると
「整形外科などの病院で検査をした後に症状が悪化することが多いです」
というようなお話をよく聞きます。
腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状が重症化している場合は、病院の検査が結構大きな負担になることも珍しくないので悪化する事があるんですね。
私は個人的に、患者さんが手術する気が無いのであれば病院で検査を受ける意味はあまり無いと考えています。
そこでこのページでは、腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛が病院の検査後に悪化する理由と検査の必要性について簡単に説明させていただきます。
ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です（ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます）
医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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病院の検査で悪化する理由
なんだか病院のことを批判するような タイトル や見出しになっていますが、実際に病院で検査をした後に症状が悪化する人って結構多いんです。
実際に腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の患者さんから、病院で検査をした後に痛くなったというお話は今までたくさん聞いてきました。
そこでここからは、患者さんの体験談から病院の検査で症状が悪化する理由について三つほど紹介しますので参考にしていただければと思います。
① 患者さんにとって辛い姿勢でレントゲンやMRI検査を行う事が多い
まずは一つ目の理由です。
腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛は腰の骨や軟骨が変形して近くの神経を圧迫して発生する疾患です。
病院で検査をするとなると、やっぱりレントゲンや MRI 検査などの画像検査を行うことが多いと思います。
画像検査を否定する気は全くないんですが、腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の人の場合はある特定の姿勢が症状が強くなってしまい辛いという人がたくさんおられます。
人によって辛い姿勢は異なるんですが、レントゲンやMRIの検査中に患者さんが辛い姿勢を維持しなければいけなないのはかなり大きな負担になります。
例えば仰向けが辛いという人の場合は、検査の為に仰向けの姿勢を維持し続ける事はかなり大きな負担になるんですね。
しかも病院で検査をする時のベッドのマットレスは割と固めの物が多いので、そういった事も含めて検査中の姿勢の維持で大きな負担が入ってしまう患者さんは珍しくありません。
検査の為には仕方ない事ですし病院やお医者さんに何の落ち度もないんですが、こういった検査によって症状が悪化してしまう事が結構多いんです。
② 座っている姿勢が辛い人にとっては待ち時間が長い事によって悪化する事が多い
次に二つ目の理由の説明をさせていただきます。
患者さんの話を聞いていて症状が悪化する理由として多いのは、診察の待ち時間が長すぎるという問題ですね。
大きい総合病院で検査を受けるとなると、長時間座っている姿勢で待たなければいけないケースが多々あると思います。
患者さんにもよるんですが、腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の人の中には座っている姿勢が特に辛いという人もいっぱいいます。
そういった座る姿勢が辛い人にとって、何時間も座って待たなければいけないというのは負担が大きいんです。
しかも病院の椅子に座っている時というのは、どうしても周りにも人が多いので足を伸ばしたり広げる事も出来ず、縮こまったような窮屈な姿勢で座り続けなければいけないのでかなり負担も大きいんですね。
待ち時間が長いのも病院やお医者さんには何の落ち度もないので仕方ないんですが、実際に腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の患者さんはこういった待ち時間が長い事によって悪化する事が結構多いんです。
③ お医者さんの中には患者さんの体を雑に扱う人が稀にいる
三つ目の理由に関しては全てのお医者さんに当てはまる話では無いんですが、、、
患者さんの痛みや症状を確認する時にお医者さんが患者さんの体を触ったり、足などを動かしたりするんですけどその時にかなり雑に扱うお医者さんが一定数いるんですよ。
例えばSLRテストという坐骨神経痛が発生しているかを確認する為に、太ももや足をストレッチのように持ち上げるテスト方などで悪化させてしまう事が多いです。
このSLRテストというのは太ももや足をストレッチのように持ち上げて、その時に痛みが出るかどうかを確認するテスト方です。
腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状は、神経や筋肉を強く伸ばすと痛みが強くなる特徴を持っているのでストレッチのように強く筋肉を伸ばして痛みが発生するかを確認する訳ですね。
ただ、このテスト方ってやりすぎると症状が重症化してしまうケースがあるんです。
にも関わらず、お医者さんによってはあまり慎重に動かさずに大きく足を持ち上げて、そのテスト方で症状が悪化する人って結構多いんです。
またどこに痛みがあるかを確認するために患者さんの体を押したりする時もあるんですが、この時もマッサージのように強く押しすぎてしまうとその刺激の影響で症状が悪化してしまうケースって結構多いんですよね。
この点に関しても、お医者さんの中には割と雑に体を押す人が一定数いるんですよ。
普段から患者さんのリハビリを行っている理学療法士さんの場合は、そんな無茶な触り方や動かし方をする人はまずいないので、お医者さんっておそらく患者さんの体を触る事に慣れていない人が意外と多いんじゃないですかね？
リハビリなどはお医者さんは指示をするだけで実際に患者さんの体を触るのは理学療法士さんです。
なので、おそらくお医者さんってそこまで患者さんの体を触るのに慣れていない人が多いんですよ。
もちろん、お医者さんによって違う話なので、全てのお医者さんに当てはまる話ではありません。
ただし、思いのほか雑に体に触ってきたり体を動かすお医者さんって実際にいるので、もし症状が強い時は診察の時や検査の時に少し動かしただけでも痛みが発生する事を伝えておいた方が良いと思います。
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手術を選択肢に入れていないなら病院に行く意味はあまりない
ここまでは腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の患者さんが病院で検査をして悪化する理由について簡単に説明させていただきました。
当たり前の話ですが検査をすれば必ず症状が悪化するというわけではないです。
ただこのページを読んでも分かるように、意外と病院の検査って腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛を悪化させる要因が多いんですよね。
検査というのは非常に大事なので否定をするつもりは全く無いんですが、ただし腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の検査は絶対に必要か？と聞かれると必ずしも検査が必要だとは私は考えていません。
これも当たり前の話ではありますが、検査というのは症状の原因や重症度を確認する為に行うものなので、検査をした所で症状が改善する訳では無いんですよ。
こういった話をすると
「治療法や解決策を見つけるために検査をしているんじゃないですか？」
といった質問をよくいただきます。
その通りです。
ただし病院が腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の検査を行う目的は、手術をするべきかどうかを判断する為に行っている事がほとんどなんです。
つまり、手術を患者さんが最初から選択肢に入れていないのであれば病院に行く意味ってあまり無いんですよ。
勘違いして欲しくないのは決して病院の悪口を言ってるわけじゃないんです。
腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状が重症化した場合は、残念ながら手術をしないと改善しないケースは確実にあります。
そんな時に頼りになるのは間違いなく病院でありお医者さんです。
ですが逆に言うと、患者さんに手術をする気が無かったり手術をするほど症状が重症化していないなら、病院はあまり役に立たないんです。
これは悪口ではなく現実なんですよね。
病院が腰椎椎間板ヘルニアや坐骨坐骨神経の患者さんに出来る事というのは、手術なしだと痛み止めの薬を渡したり湿布薬を渡すぐらいしか本当にないんです。
また、お医者さんの診断基準も手術をするべきかどうかを検査の診断基準にしてる人が非常に多いので、検査をしても手術するほどの大きな問題点が無ければ神経圧迫があっても異常なしと言われるケースも珍しくないんです。
これは私の持論でも何でもなく、実際にお医者さんに質問して聞いたことのあるお話です。
つまり治療を目的で病院に行くにしても、検査を目的に病院に行くにしても、大前提として手術する気が患者さんに無いならあまり病院にいく意味って無いんですよ。
このページでも説明しているように検査で症状が悪化するリスクも少なからずありますので、手術する気が無くて信頼できる治療院とか整骨院だとかに心当たりがあるのであれば、あまり病院に行く必要は無いんじゃないのかな？と私は個人的に考えています。
私の考えが絶対に正しいなんて言うつもりは無いので、病院に相談すべきかどうかの一つの判断材料にしていただければありがたいです。
まとめ
ここで簡単にまとめさせていただきます。
診察までの待ち時間で窮屈な姿勢で椅子に座ったり、検査で固いベッドで辛い姿勢を維持し続けたりなど、病院は意外と腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状を悪化させやすい条件がいくつか存在しています。
検査は非常に大事なんですがお医者さんの診断基準は手術をするべきかどうかを基準にしている人が多いので、手術をするつもりが無いのであれば悪化するリスクを背負ってまで検査を受ける意味は無いかと思います。
あくまでも私の個人的な考え方ではありますが、病院に行くべきかどうかの判断材料にしていただけたらありがたいです。
いずれにしても症状が強く出ているなら、何らかの治療は受けた方が良いので信頼できる医療機関に早めに相談して治療やリハビリを受けるようにしてください。
ここからは少し営業トークになりますが、私は大阪府豊中市でよしだ柔整治療院という治療院を経営しています。
症状によっては限界もありますが腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の治療はそれなりに得意にしていますので、通える範囲にお住まいの方は遠慮なくご相談下さいね。
また、この記事以外にも腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛に特化した内容の記事をたくさん書いています。
このページの下の方にリンクを貼っていますので、興味のある人は是非ご覧くださいね。
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