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変形性膝関節症、膝の痛みと足底板やインソールの効果と悪化

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変形性膝関節症や半月板損傷など、膝の痛みと歩行時の体重や重心の位置は非常に密接に関わっています。

そのため、靴に足底板やインソールなどを取り付けると膝の痛みが改善される人もいます。

しかし気をつけてほしい点が一つあります。

足底板やインソールの靴を使って余計に膝の痛みが悪化する人も大勢いるんです。

そこでこのページでは「変形性膝関節症、膝の痛みと足底板やインソールの効果と悪化」について説明させていただきます。

ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)

医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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足底板やインソールの効果

さて、先ほども説明させていただいたように、変形性膝関節症や半月板損傷など、膝の症状と歩行時の体重や重心の位置は非常に密接に関わっています。

全ての膝の痛みの原因が歩行にあるなどと極論を言うつもりはありませんが、歩いている時の体重のかかる場所が原因で膝を痛めている人が多いのも事実です。

そのため足底板やインソールなどを利用して、その人にとって正しい位置に体重がかかる様にしてあげると症状が軽減する人もおられます。

それだけ歩行時の重心の位置というものは膝の痛みに密接に関わっているんですね。
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足底板やインソールのリスク

足底板やインソールを利用して膝の症状が改善する人はいますが、中には症状が逆に悪化する人も少なくありません。

ここからは、足底板やインソールを利用して膝の症状が悪化する理由を説明させていただきますね。

足底板やインソールというのは靴の中敷に傾斜をつけたりして、体重がかかる場所を変化させる事を目的に行われています。

例えば足の内側に体重がかかりすぎるクセを持っている人の場合は、内側に傾斜をつけて外側に体重がかかりやすくするわけですね。

こういった目的で行われるのが足底板やインソールなんですが、重大な弱点が一つあります。

その弱点とは足の着地時点での重心の矯正しかできないという事です。

歩行というのは、股関節、膝、足首が同時に連動して動く動作です。

つまり歩く動作というのは、足が地面に「着地する前」の股関節や膝の動きも痛みに深く関わっているんです。

もし仮に、あなたが足の着地時に内側に体重がかかるクセを持っていたとします。

その原因が歩行時の極端な内股が原因であったならば、股関節は内側に向かって足が出されます。

その場面で足底板やインソールなどで、外側に体重がかかりやすくするような傾斜があればどうなるでしょうか?

地面の着地時に股関節は内側に向かっているのに、足首は外側に向かってしまいます。

こうなってしまうとその中間地点である膝に捻じれが発生して痛めてしまいます。

つまり、こういった人の場合は足の着地後の体重や重心の位置の矯正が正しいのではなくて、足が地面に着地する前の股関節の方向を指導しなければいけません。

逆に外側に体重がかかりやすいという人も同様です。

もし外側に体重がかかる原因が、極端ながに股の様な歩き方が原因なのであれば、股関節は外側に向かって足が出されます。

その状態で、足底板やインソールで内側に体重がかかりやすくなる様な傾斜があればどうなるでしょうか?

地面の着地時に股関節は外に向かっているのに、足首は内側に向かいます。

その結果、中間地点である膝に捻じれが発生して痛めてしまう訳ですね。

この様に歩行が原因で膝を痛めている人でも、足の着地前の股関節や膝の動きに問題がある人もいれば、足の着地後の重心の位置が問題になる人もいます。

足底板やインソールは、足の着地後の重心の位置の矯正にしか効果は発揮しませんので、もし股関節や膝の動きが大きく関わっている場合はあまり意味がありません。

意味がないだけならまだ良いんですが、中にはより症状が悪化してしまう可能性もあります。

決して足底板やインソールが絶対にダメだと言っている訳ではありません。

しかし、足底板やインソールは地面の着地時「だけ」に注目した治療法ですので、もしあなたの膝の痛みが歩行時の足の着地ではなく、足を振り出した時の方向性などに問題がある時は合わないという事は覚えておいて下さい。

まとめ

ここで簡単にまとめさせていただきますね。

足底板やインソールは足の着地時の悪いクセを矯正する事を目的にした治療法です。

もしあなたの症状が足の着地時に問題点を抱えているのであれば、足底板やインソールを利用する事によって膝の症状が改善する可能性はあると思います。

しかしもしあなたの膝の痛みの原因が、歩行時の着地時でなく足を振り上げる方向性などに問題点を抱えているのであれば、足底板やインソールは逆に症状を悪化させてしまう可能性があります。

人によって相性もありますので、私も絶対に足底板やインソールが危険だと言うつもりはありません。

しかし足底板やインソールを試してみて痛みやしんどさ、だるさなどを感じた時は出来るだけ早く元の靴に戻して下さい。

人間の体は正直です。

足底板やインソールを試して、楽に感じないのであればその方法はあなたにとって相性はよくありません。

もう一度言いますね。

人間の体は非常に正直です!!

足底板やインソールは高価な物も多く諦めきれない人も多いかも知れませんが、あなたが違和感を感じた時はすぐにやめてください。

症状が悪化する可能性もある事ですので是非覚えておいて下さいね。

また、歩行時や体重をかけた時は出来るだけ早く信頼できる病院や治療院に相談して下さい。

もしどこに相談していいか分からない、どこに行ってもダメだったという人は1度私にお気軽にご相談してくださいね。

膝の痛みの治療にはそれなりの自信を持っていますのできっとお力になれると思います。

以上で「変形性膝関節症、膝の痛みと足底板やインソールの効果と悪化」についてのページを終了させていただきますが、下記に膝の痛みに関連するページのリンクも載せていますので、興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。

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