腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状でお悩みの人の話を聞いていると
「更年期障害や自律神経失調症が症状の発生に関わっている事ってあるんでしょうか？」
といった質問をよくいただきます。
腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛は若い人に比べると中年以降に症状が発生する事が多く、更年期障害や自律神経が乱れやすい時期とかぶるケースも多いのでこういったことに興味がある人もおられると思います。
そこでこのページでは、更年期障害や自律神経失調症と、腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状との関係について簡単に説明させていただきます。
ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です（ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます）
医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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更年期障害や自律神経の乱れは腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状の発生に関わることもある
更年期障害や自律神経の乱れなどが腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状に関わることはあるのか？
全ての人ではありませんが、更年期障害や自律神経失調症によって腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状を悪化させてしまっている人はおられます。
更年期障害も自律神経失調症も症状はかなり個人差が大きいので、正直に言うと解説は少し難しいんですが、それぞれの疾患と腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛との関係について説明させていただきますね。
更年期障害が腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛を悪化させてしまう理由
まずは更年期障害の方から簡単に説明させていただきます。
ご存知の人も多いと思いますが、更年期障害というのは中年以降にホルモンのバランスが崩れて様々な症状が発生する病気のことです。
そして更年期障害を発生させている人の場合は、腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状も悪化しやすいし改善しにくいという傾向があります。
更年期障害は個人差が大きく人によって色々な症状を発生させるんですが、代表的な症状の一つに血行や血流など 血管の正常な動きを阻害してしまうという症状があるんです。
この血行や血流の働きをおかしくしてしまう症状が、腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状を悪化させる一番の原因になっています。
体の痛みがある時は炎症反応が発生し周辺の筋肉を緊張させてしまいます。
こういった炎症反応や筋肉の緊張は血行や血流を良くしてあげないと改善しにくいんです。
何故なら炎症は血管の中に発生する物質なので、血行や血流が良くならないと流れにずに一か所に溜まってしまうんですね。
また、筋肉の緊張を改善するためには新鮮な酸素や栄養を筋肉に送らないとダメなんですが、それを運んでくれているのも血行や血流なわけです。
つまり血行や血流がおかしくなってしまうと、炎症も筋肉の緊張も改善しにくくなって体の痛みが発生しやすくなってしまうんです。
このメカニズは腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛であっても同じです。
腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛も強い炎症反応と筋肉の緊張を発生させる疾患なので、血行や血流が悪くなると悪化しやすく改善しにくいという傾向があります。
ホルモンのバランスが崩れてしまう更年期障害は血行 や血流をおかしくしてしまうケースが多いので、腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状が悪化しやすくなってしまうんです。
自律神経失調症が腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛を悪化させる理由
ここからは自律神経の乱れが腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛を悪化させる理由について簡単に説明させていただきます。
自律神経というのは交感神経と副交感神経という２つの神経に分かれています。
交感神経というのは体を動かしたり何か行動を起こす時に働く神経のことで、副交感神経はリラックスしている時や安静にしている時に働く神経と考えられています。
この交換神経と副交感神経のバランスが乱れることによって様々な症状を発生させる病気が自律神経失調症と呼ばれています。
主に原因は精神的なストレスが大きく関わっていると考えられており、治療する場合もカウンセリングや抗うつ薬などが多いのでメンタル面の問題で発生している疾患と言っても大げさではありません。
そしてこういった精神的なストレスが大きく関わっている人の場合は、体の痛みを発生させやすいという特徴が実はあるんです。
体の痛みは脳が作り出す感覚の一つです。
脳は体をに害を与えるような刺激が体に加わると防御信号として体の痛みを発生させます。
一般的には体を害する刺激というのは、重たい荷物を持ったり転倒して体を床に打ちつけたりなど物理的な刺激が多いです。
ただし精神的なストレスも体を害する刺激の一つなので、精神的なストレスを受け続けてしまうとその人の弱っている部分に痛みが発生してしまうんです。
そのため、自律神経失調症になってしまうレベルの精神的なストレスを大きく受けている人の場合は、腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状が重症化しやすく改善しにくくなってしまうんですね。
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更年期障害は婦人科、自律神経失調症は心療内科に相談すべき
ここまでは更年期障害や自律神経失調症が腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状を悪化させる理由について説明させていただきました。
更年期障害や自律神経の問題が関わっていそうな腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の患者さんはどこに相談すれば良いのか？
これは正直に言うと、それぞれの疾患がどれだけ重症なのかによって変わります。
腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状の治療をしても全然改善しないほど、更年期障害の影響が強く出ているのであればまずは婦人科で更年期障害の治療をした方が良いです。
実際に更年期障害の治療をしてホルモンのバランスが改善した後に、腰椎椎間板ヘルニアなど坐骨神経痛の症状が改善しやすくなったケースは結構あります。
更年期障害の原因であるホルモンのバランスも、個人差はありますが婦人科でもらう薬で落ち着く人も多いので気になる人は早めに婦人科に相談して下さい。
更年期障害の治療をちゃんとしないと腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経の症状が改善しないというケースあるので。
自律神経の問題を抱えている人も同じです。
先ほども言ったように自律神経失調症と呼ばれている病気の場合は、どちらかというと心理的な問題が関わっている事が多いので心療内科に相談すべきだと思います。
ただし、心理的な問題は軽症であれば薬物療法で改善するケースも多いのですが、重症化している場合はしっかりとカウンセリングを受けないと改善しません。
精神的なストレスが大きく関わっている体の痛みであっても、認知行動療法などのカウンセリングを受けて精神的な問題が解決すれば、それに連れて体の痛みも改善するというケースを私は今まで何度も見ています。
認知行動療法などの本格的なカウンセリングは保険が効かないケースも多いですし、継続することは本人の頑張りも必要になりますが、精神的な問題はカウンセリングをしっかり受ければ治る病気だと私は思っているので一つの参考にしていただければありがたいです。
まとめ
ここで簡単にまとめさせていただきます。
更年期障害や自律神経失調症は、腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状を悪化させやすくしたり改善しにくくなる事があります。
場合によっては更年期障害や自律神経の問題を解決しなければ、体の痛みも改善しないケースもありますので自覚がある場合はそれぞれの専門医に診てもらった方が良いです。
更年期障害は婦人科で、自律神経の問題は心療内科が一番適していると私は考えています。
どの病気にもそれぞれ専門の人がいますので、腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状で悩んでいたとしても、それぞれの専門の人に相談することも忘れないでくださいね。
更年期障害や自律神経の問題が解決すれば、腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状が改善しやすくなったというケースも実際にありますので。
もちろん、可能なのであれば同時に腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の治療も信頼できる医療機関で受けるようにしてください。
ここからは少し営業トークになりますが、私は大阪府豊中市でよしだ柔整治療院という治療院を経営しています。
症状によっては限界もありますが腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の治療はそれなりに得意にしていますので、通える範囲にお住まいの方は遠慮なくご相談下さいね。
また、この記事以外にも腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛に特化した内容の記事をたくさん書いています。
このページの下の方にリンクを貼っていますので、興味のある人は是非ご覧くださいね。
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