腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状でお悩みの人の話を聞いていると
「子供を産んでから強い 症状が出てきたんですが何か関係あるんでしょうか？」
といった質問をよくいただきます。
女性の場合は妊娠や出産をきっかけに腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状が発生したり、急激に症状が悪化するというケースが実は珍しくありません。
そこでこのページでは、妊娠や出産など女性に発生する腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛について簡単に説明させていただきます。
ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です（ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます）
医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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妊娠や出産によって症状が発生したり悪化してしまう理由
冒頭でも説明したように、女性の場合は妊娠や出産がきっかけで腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状が急激に悪化するというケースは結構多いんです。
当然ですが、妊娠や出産によって腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状が悪化してしまうのには理由があります。
ご存知の人も多いと思いますが 、腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛は腰の骨や軟骨が変形して近くの神経を圧迫して発生する疾患です。
大元の原因は腰周辺の神経圧迫なので、腰の関節に大きな負担をかけると腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状は悪化してしまう傾向があります。
女性が妊娠した場合、出産までの一年間の間に体重はかなり増加してしまいます。
実はこの体重の増加が腰の関節にとっては結構大きい負担になってしまうんです。
腰の関節も含めて下半身というのはその人の体重を支えているわけですから、体重が増えれば増えるほど関節にかかる負担は大きくなるんですね。
妊娠というのはどうしても急激に体重が増えてしまい、そしてその状態が１年近く続くわけですから、腰の関節にとっては大きな負担になってしまい腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状が悪化しやすくなってしまうんです。
また、当然ですが出産も体にとってはかなり大きな負担が加わります。
出産は骨盤の形が変わってしまう程の大きな負担になりますので、腰周辺に神経圧迫がある腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の人にとっては出産することで症状が急激に悪化するケースが珍しくないんです。
さらに出産の後には新生児の子育てというものが待っています。
お子さんの夜泣きなどが多い場合は、満足に睡眠時間が取れない状態が数ヶ月単位で続くケースもあるでしょう。
こういった事も腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛が悪化してしまう理由でもあります。
腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状の発生には疲労などの状態も大きく関わるので、妊娠や出産で大きなダメージを抱えた後に、満足に睡眠が取れないような状態がずっと続くと症状が長続きしてしまうというケースが多いんです。
実際に出産後に症状が重症化している患者さんを治療する機会もありますが、他の人と比べても新生児の子育て中の患者さんはやっぱり改善しにくいです。
女性にとって妊娠出産というのは体に大きな負担を抱えてしまいますし、その後の新生児の子育てによる疲労の蓄積は腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状を悪化させやすく改善しにくい状態にしてしまいます。
ただし症状が悪化しやすく改善しにくいというだけで、新生児の子育て中であっても症状が全く改善しないというわけではありません。
強い 症状をずっと継続してしまうとそのまま慢性化してしまうケースも多いので、子育てで忙しく時間の余裕はないかもしれませんが早めに信頼できる医療機関で適切な治療は受けるようにして下さいね。
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女性は極端な鉄分不足によって症状が悪化したり改善しにくくなっている事もある
見出しでも触れていますが、女性は極端な鉄分不足によって腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状が悪化したり改善の邪魔をしているケースもあります。
鉄分が不足すると血液の中のヘモグロビンが少なくなってしまいます。
ヘモグロビンは体中に新鮮な酸素を届ける役割を持っていますので、少なくなってしまうと体中の様々な組織の回復が遅れてしまいます。
また鉄分は神経の伝達物質としても使われることが多いので、鉄分が極端に不足すると筋肉の正常な動きを阻害してしまい血行や血流も悪くしてしまいます。
こういったことが関わっているので、鉄分が極端に不足している貧血気味の人は体の痛みが悪化しやすく改善しにくくなるという特徴を持ってしまうんです。
当然この特徴は腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状を悪化させやすくしますし、改善の邪魔をしているケースも実は少なくありません。
この極端な鉄分不足や貧血気味というのは男性には少なくて圧倒的に女性に多い問題です。
女性というのは生理現象によって普段から血液を失うため鉄分を失いやすい下地があります。
また、出産も大量の血液を失いますので鉄分が不足してしまいます。
出産の後は母乳をつくるために鉄分を多く失いますので、妊娠や出産そしてその後の子育てで女性は極端な鉄分不足になりやすいんです。
出産の後に腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛が悪化したり改善しにくくなるのは、こういった極端な鉄分不足が関わっているケースも結構多いんじゃないかと私は予想しています。
実際に貧血気味の人が鉄分の錠剤などを飲むと、腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状が改善しやすくなったケースを私は何人も診ていますので。
そのため心当たりがある人の場合は鉄分の錠剤やサプリメントを飲むのがオススメです。
実は私は体の痛みに関してのサプリメントにはかなり否定的です。
少し言い過ぎかも知れませんが、体の痛みに効果があると言われているサプリメントの多くは限りなく詐欺に近い商品だろうとも思ってもいます。
ただし、一部の栄養素が極端に不足する事によって体の痛みに悪影響を出している例はありますので、そういった極端に不足している栄養素を補給することには大賛成です。
その中でも鉄分は体の痛みにかなり大きな役割を果たしていると思うので、出産後に貧血気味の人は飲んだ方が良いんですね。
人によって個人差はありますが、鉄分が極端に不足する事によって症状が出やすくなっている人は間違いなくいるので。
また、もし鉄分のサプリメントを飲むのであれば一つアドバイスがあります。
一般的にお店で売られている鉄分のサプリメントや病院から処方される鉄分の錠剤とは「ヘム鉄」と呼ばれている鉄分であることが多いんですが、同時に「キレート鉄」と呼ばれているアミノ酸と結合している鉄分も摂取した方が症状はより改善しやすい傾向があります。
通販などで検索すれば出てくると思うので、もし興味のある人は参考にして下さいね。
ただし、あくまでも鉄分不足の人が飲んだ時に効果があると言うだけで、誰でも鉄分を飲めば 腰椎椎間板ヘルニア や坐骨神経痛の症状が改善するというわけではありません。
その証拠と言ってはなんですが、男性が鉄分のサプリメントを飲んで症状が改善したケースは診た事がありません。
これは何故かと言えば、男性は女性に比べるとそこまで極端な鉄分不足にはなりにくいんだと思います。
鉄分不足が症状に関わっているのは圧倒的に女性に多いのでもし心当たりがある人は試してみてくださいね。
もちろん、同時に信頼できる医療機関で治療やリハビリを受ける事も忘れないでください。
まとめ
ここで簡単にまとめさせていただきます。
妊娠や出産は女性にとって体に大きな負担をかけることになり、腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状を悪化させるきっかけになる事が多いです。
また、女性の場合は極端な鉄分不足が症状の悪化に関わっているケースも多く、出産やその後の授乳によって鉄分が不足しやすい状況になっています。
そのため、もし貧血などに心当たりがあれば鉄分のサプリメントや錠剤を飲む事をオススメします。
もちろん、同時に信頼できる医療機関で治療やリハビリも必ず受けるようにして下さいね。
ここからは少し営業トークになりますが、私は大阪府豊中市でよしだ柔整治療院という治療院を経営しています。
症状によっては限界もありますが腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の治療はそれなりに得意にしていますので、通える範囲にお住まいの方は遠慮なくご相談下さいね。
また、この記事以外にも腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛に特化した内容の記事をたくさん書いています。
このページの下の方にリンクを貼っていますので、興味のある人は是非ご覧くださいね。
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