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肉離れと腰椎椎間板ヘルニア、坐骨神経痛との違い

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腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状でお悩みの人の話を聞いていると

「しびれは無くて筋肉が痛いという感じなんですけど肉離れの可能性はありませんか?」

といった質問をいただくことがあります。

腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の人の中にはしびれが発生しない人もいて、筋肉に痛みを感じている人も多いので肉離れを疑う人が稀におられます。

そこでこのページでは、腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛と肉離れとの違いについて簡単に説明させていただきます。

ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)

医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛と肉離れの3つの違い

ご存知の人も多いと思いますが、腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛は腰の骨や軟骨が変形して近くの神経を圧迫して発生する疾患です。

神経が支配している場所に痛みやしびれなどの症状を発生させるのが特徴なんですが、痛みの感じ方は人によって個人差が大きく様々な症状を発生させます。

しびれやビリビリ電気が走るように痛いという人もいれば、筋肉が突っ張ったりなどの筋肉痛を強くしたような感じ方をする人もいます。

そういった筋肉に強い痛みが出ている人にとっては「もしかして肉離れなのかな?」と考える人もおられるでしょう。

ちなみに肉離れを簡単に説明すると筋肉の怪我です。

筋肉は筋繊維という繊維状の物質の集合体なんですが、その筋繊維が断裂したり部分断裂した状態が肉離れと呼ばれています。

肉離れは筋肉そのものが切れて怪我をしている状態なので筋肉に原因があるのですが、腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の大元の原因は筋肉ではなく腰周辺での神経圧迫です。

全く原因は違うのですが筋肉に痛みを発生させるという点では共通点があるので、ここからはもっと分かりやすい違いを3つ紹介させていただきます。

腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛と肉離れの違いについて知りたい人は是非参考にして下さい。

① 肉離れは回復が早い

まず一番分かりやすい違いは、肉離れは腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状と比べて回復が早いという部分です。

先ほども説明しましたが肉離れは筋肉の怪我です。

実は筋肉という組織は人間の体の中でも特に回復能力が高い組織でもあります。

日常生活に支障のないレベルまでの回復であれば、2週間~3週間程度で問題のない状態になる事がほとんどだと思います。

スポーツなどが関わっている場合で、高いレベルの動作を元のパフォーマンスに戻すのにはもう少し時間が必要かも知れませんが、日常生活の問題であれば数週間でほとんど回復するはずです。

稀に完全断裂している場合は手術が必要になりますが、腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛とは明らかに違うので想定しなくて良いでしょう。

腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状は、腰の骨や軟骨の変形や神経圧迫が関わっており、単純な筋肉だけの問題で発生している訳でもないので症状が長期化しやすい傾向があります。

そのため、2,3週間経過しても症状が改善しないという事なのであれば、その症状は筋肉の痛みであっても単なる筋肉痛や肉離れの可能性はかなり低いと思います。

② 肉離れは陥没や凹みが発生する事が多い

先ほども説明しましたが肉離れは筋肉の断裂などによって発生しています。

筋肉が切れている訳ですから、切れた場所は筋肉が陥没していたりくぼんでいたりなど凹みがが発生する事が多いんです。

もしくは内出血などで皮膚の色が変わったりなど、見た目上に何らかの異常が発生するケースが多いんですね。

腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛は筋肉の緊張が強くなることによって腫れぼったくなったり、むくみのような状態になる事はありますが、凹みや色が変わるという事はありません。

そのため筋肉に変な陥没や凹みがあったり、内出血で色が変わっているようであれば肉離れの可能性が高いと思います。

基本的には腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の場合で筋肉に見た目上の異常が発生する事はありません。

例外が一つあるとすれば、腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛が重症化すると強い運動障害が発生してしまい、足が動かなくなったり体重を支えられなくなります。

その状態が続くと極端に筋力が低下して筋肉がやせ細ってしまうというケースがあります。

例えばお尻の筋肉の膨らみがなくなってしまったり、太ももやふくらはぎがガリガリに細くなってしまうなどです。

このように腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛でも筋肉に見た目の異常が発生する事もありますが、そこまで重症化している場合は肉離れと明らかに違う症状が発生しますので見間違える事はないでしょう。

③ 肉離れは安静時に痛みが発生する事はあまりない

何度も似たような説明をしましたが肉離れは筋肉自体に原因がある疾患です。

そのため怪我をした筋肉に負担をかけた時だけに痛みが発生し、怪我をした筋肉に負担をかけていない安静時には痛みがあまり発生しません。

もっと分かりやすく言うと、足を動かしたり体重をかけたりしない限りは肉離れはあまり痛みが発生しないんです。

それと比べて腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛は特定の姿勢で痛みを感じる事があります。

例えば 座っている時や寝ている姿勢でも重症度によっては痛みを感じることがあるんです。

全ての人に当てはまる話ではありませんが、足に大きな負担をかけていない状態でも筋肉に何らかの痛みが発生するようなのであれば、それは肉離れでは考えにくい症状なので肉離れではありません。
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肉離れであれば様子見で良いが違うならすぐに治療しましょう

腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状と肉離れの違いについて簡単に説明させていただきました。

腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛でも筋肉の張り感やつっぱり感に近い症状を感じる事はありますが、このページで説明したように肉離れとは症状や経過が大きく違います。

稀に「肉離れでしょうか?」という質問をいただくことはありますが、基本的には腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛と肉離れを混同する事はほとんどないでしょう。

最も分かりやすい違いはやっぱり回復の早さです。

先ほども説明しましたが肉離れは筋肉だけの問題で発生している疾患なので、回復力が早く本当に2、3週間もすればある程度は改善するケースが多いんです。

極端な話、肉離れであれば安静にして様子見しているだけでほとんどは勝手に治ります。

このページでは3つ違いを紹介しましたが、正直この回復力の違いだけで判断できるでしょう。

もしあなたの症状が数週間経過してもあまり改善傾向にないのであれば、その症状の正体は筋肉が原因で発生する疾患ではありません。

腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状は場合によっては何ヶ月も症状が継続したり、重症度によっては一生症状が残ってしまうケースもある非常に厄介な疾患です。

症状の重症度によっては、残念ながら肉離れのように安静にしているだけでは症状が改善しないケースもたくさんあります。

そのためもし数週間経過しても症状が全然改善しないのであれば、出来るだけ早めに信頼できる医療機関で治療やリハビリを受けるようにしてください。

腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状の発生には筋肉の緊張状態や炎症反応の有無なども大きく関わっているため、治療やリハビリで症状が改善するケースも決して珍しくはありません。

ただし、症状が重症化してしまうと最悪の場合は手術をしなければ改善しないケースもあるので、手遅れになる前にできるだけ早めに治療やリハビリを受けることをオススメします。

まとめ

ここで簡単にまとめさせていただきます。

腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状と肉離れの違いは主に次の3つです。

① 肉離れは数週間で症状が改善する

② 肉離れは筋肉に凹みや陥没ができるなど見た目に変化がある

③ 肉離れは安静時に痛みが発生することは少ない

以上の3つを参考にすれば、腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛と肉離れを見分けるのは割と簡単だと思います。

もし肉離れなのであれば 、安静にしているだけでも症状は改善するのでそれほど気にする必要はありません。

腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状なのであれば、最悪の場合は手術をしなければ改善しないケースもあるので、手遅れになる前に早めに 信頼できる医療機関で治療やリハビリを受けるようにしてください。

ここからは少し営業トークになりますが、私は大阪府豊中市でよしだ柔整治療院という治療院を経営しています。

症状によっては限界もありますが腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の治療はそれなりに得意にしていますので、通える範囲にお住まいの方は遠慮なくご相談下さいね。

また、この記事以外にも腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛に特化した内容の記事をたくさん書いています。

このページの下の方にリンクを貼っていますので、興味のある人は是非ご覧くださいね。
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