腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状でお悩みの人の話を聞いていると
「腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状はどういった経過を辿る事が多いんでしょうか？」
といった質問をいただく事があります。
腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛は人によって様々な症状を発生させますが、どういった経過を辿る事が多いのか興味がある人もおられると思います。
そこで このページでは、腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状の経過について簡単に説明させていただきます。
ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です（ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます）
医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状が重症化する時の短期的な経過
腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛は軽症例から重症例までかなり幅広い症状を発生させる疾患です。
軽症であれば筋肉痛に似たような 張り感しか感じない人もいますし、重症化すると全く歩けなくなったり立てなくなったり座れないなど日常生活に大きな支障が出る人もおられます。
全ての人が必ず決まった経過を辿る訳ではありませんが、軽症から重症化する時にある程度似たような経過を辿る人は多いので、大まかに軽症、中程度、重症の症状の経過について簡単に説明させていただきますね。
腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛が軽症の時の症状の経過
まずは腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状が、比較的軽症である時の経過について簡単に説明させていただきます。
腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛であっても軽症であれば、筋肉痛に似たような痛みや張り感程度しか感じない人も珍しくありません。
それなりに強い症状が発生していたとしても、行っている動作や姿勢を我慢できないレベルじゃないのであれば軽症と言っても良いと思います。
例えば歩くのが痛かったとしても、痛みの影響で歩けない程ではないのであれば軽症という感じです。
軽症であれば日常生活に大きな支障は出ないと思いますが、放置しているとその後に症状が重症化する可能性もありますので早めに信頼できる医療機関で治療は受けるようにして下さいね。
腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状が中程度になっている時の経過
次は腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状が、軽症ではなく中程度ぐらいまで悪化している時の経過について簡単に説明させていただきます。
痛みやしびれなどの症状によって動作や姿勢を行うことが困難になっている場合は、症状が軽症とは言えず中程度ぐらいまでは悪化していると考えた方がいいです。
例えば長時間歩いていると痛みの影響で歩けなくなってしまう。
もしくは長時間は座っていられないので頻繁に立たないといけない。
などなど、発生している症状によって動作や姿勢を困難にしている場合は残念ながら軽症とは言えません。
この中程度の症状からは日常生活に大きな支障が発生しますので注意が必要です。
ただし次の重症例の説明の時にも話をしますが、強い症状によって特定の動作や姿勢が困難になっていたとしても、他に楽な姿勢や動作が存在している場合は重症までは進行していないと考えています。
例えば歩くのは辛いけども座っているのは楽であったり、その逆で座っているのは辛いけども歩くのは楽であったり、もしくは寝ている姿勢は楽というように、楽に感じる動作や姿勢が存在しているならまだ中程度です。
ただ、中程度ぐらいの症状からは本当に日常生活に大きな支障が発生しますし、患者さんも辛いと思うので早めに信頼できる医療機関で治療やリハビリは受けるようにして下さい。
腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状が重症の時の経過
最後に腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状が重症化してしまった場合の経過について簡単に説明させていただきます。
細かい症状の説明を言えばキリがありませんが、大まかに言えば重症例の特徴は２つです。
１つは強い 症状の影響でまともに動作や姿勢を行うことができないという特徴です。
例えばまともに歩くことができなかったり座っていられなかったり、もしくは本当に短い時間しか動作や姿勢を行えないといった状況ですね。
ここまでくると日常生活に大きな支障が発生するというより、まともに日常生活をほとんど送れなくなります。
もう１つ重症化した時の特徴は、楽な動作や姿勢が存在しなくなるという特徴です。
腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛は人によって特定の動作や姿勢が特に辛いというケースが多いのですが、重症化すればするほど辛い動作や姿勢の種類が増えていき、最終的には楽な姿勢や動作が存在しなくなります。
どんな姿勢でも動作でも激痛が発生しているという事は、眠る事すら困難になってしまい極端な寝不足になってしまう事も珍しくありません。
正直に言うとこのレベルまで症状が重症化した時は、最悪の場合は手術をしなければ改善しない可能性もありますので本当に早めに信頼できる医療機関で治療やリハビリを受けるようにして下さい。
症状が改善していく時の経過
ここまでは簡単に腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状の経過を、軽症、中程度、重症の３つに分けて説明させていただきました。
これらの軽症、中程度、重症の３つの経過が逆向きに経過していると感じたら改善している方向に向かっています。
例えば重症の人で楽な姿勢や動作が全くなかった人が、痛みは強くても楽な姿勢や動作が出てきたら中程度に向かっているので改善している経過を辿っています。
もちろん全ての人に当てはまる話ではなくあくまで参考程度ではありますが、短期的に自分の症状を確認してどういった状況なのかを判断する材料にして下さい。
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腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の中長期的な経過
ここまでは腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状の短期的な経過について説明させていただきました。
ここからはもっと中長期的な視点で経過の説明をさせていただきます。
ご存知の人も多いと思いますが、腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛は腰の骨や軟骨が変形して近くの神経を圧迫して発生する疾患です。
神経の圧迫の状況がひどくなりすぎると、最悪の場合は手術をしなければ症状が改善しない状況に追い込まれる可能性もある厄介な疾患です。
ただし今まで全く腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状を感じたことがない人が、いきなり手術をしなければいけないレベルにまで追い込まれるというケースはかなり稀です。
腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛が手術をしなければいけないレベルまで症状が重症化する場合、長年かけて症状の改善と再発を繰り返しながら少しずつ悪化していく事がほとんどです。
腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の大元の原因は神経圧迫にあるんですが 、症状の発生には筋肉の緊張や炎症反応なども大きく関わっています。
そのため、筋肉の緊張や炎症反応を抑えることができれば症状がゼロになることも実は珍しくありません。
ただし症状がゼロになったとしても、大元の原因である神経圧迫は残っていますのでいずれ症状は再発してしまうんです。
そして多くの場合、症状 が再発した時というのは以前よりも少しずつ重症化していくケースが多いんですね。
このように症状の再発と改善を繰り返していくうちに、大元の神経圧迫も酷くなり発生する症状も重症化していきます。
最終的に手術をしなければいけないほど追い込まれてしまう人の場合は、こういった症状の再発と改善を繰り返す経過を辿る人が多いんです。
中長期的な視点で重症化させないためには症状が改善した後のケアやメンテナンスが大切
中長期的な視点で見た時に腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛を重症化させないために大切な事は、症状が落ち着いた後でも定期的に治療やリハビリをケアやメンテナンスとして受ける事です。
先ほども説明したように症状が仮にゼロになったとしても、神経圧迫自体は残っているので筋肉の緊張や炎症が強くなると症状は再発してしまいます。
そして、神経圧迫の原因である腰の骨や軟骨の変形には筋肉の緊張などが大きく関わっていることは間違いありません。
そのため定期的に治療やリハビリをして腰周辺の筋肉の緊張状態などを和らげてあげておくと、症状の再発も予防できますし神経圧迫の進行をかなり遅らせる事に繋がるんです。
何だか営業トークっぽく聞こえてしまうかも知れませんが、症状が改善した後に定期的にケアやメンテナンスをしている人としていない人では、１０年単位で見た時に症状の進行に大きな差が出ますので出来れば何らかのケアはするようにして下さいね。
まとめ
ここで簡単にまとめさせていただきます。
腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状の経過は人によって大きく異なるため、絶対にこういう経過を辿るという説明はできません。
ただし手術を考えなければいけないレベルまで症状が重症化してしまう場合は、症状の再発と改善を繰り返しながら数年単位で重症化していくケースがほとんどです。
腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状を短期的に見るのであれば、今出ている症状をとにかく改善する事を目指すべきですが、中長期的に見た時には症状が改善した後にケアやメンテナンスをする事が本当に大切なんです。
営業トークっぽく聞こえるかも知れませんが、将来的に手術を絶対にしたくないのであれば信頼できる医療機関で治療やリハビリを継続的に受けるようにして下さいね。
ここからは少し営業トークになりますが、私は大阪府豊中市でよしだ柔整治療院という治療院を経営しています。
症状によっては限界もありますが腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の治療はそれなりに得意にしていますので、通える範囲にお住まいの方は遠慮なくご相談下さいね。
また、この記事以外にも腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛に特化した内容の記事をたくさん書いています。
このページの下の方にリンクを貼っていますので、興味のある人は是非ご覧くださいね。
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