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頚椎症、頚椎ヘルニアの急性期と慢性期

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頚椎症や頚椎ヘルニアの症状でお悩みの人の話を聞いていると

「頚椎症や頚椎ヘルニアはいつまでが急性期でいつからが慢性期なんでしょうか?」

といった質問を稀にいただきます。

そこでこのページでは頚椎症や頚椎ヘルニアの急性期と慢性期について説明させていただきます。

ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)

医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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個人的には強い症状が発生してから3週間が急性期

頚椎症や頚椎ヘルニアの急性期や慢性期について稀に質問をいただくんですが、この質問は非常に答えが出しにくい質問です。

一般的な疾患の場合は、症状が発生した直後の炎症反応や症状が強い時期を急性期と呼んでいて、時間の経過で炎症反応が落ち着き症状が少しマシになった状態を慢性期と呼んでいます。

ただし、頚椎症や頚椎ヘルニアは人によって炎症が非常に強い急性期のような状態が何ヶ月も続く事も珍しくありませんし、場合によっては手術をしなければ症状が落ち着かないケースもあります。

また、こういった急性期や慢性期について質問を行う人が本当に聞きたい事は、「いつになったら症状が落ち着く慢性期になるの?」という部分でしょう。

この疑問に関しては残念ながら誰にも分からないというのが正直な本音です。

ご存知の人も多いと思いますが、頚椎症や頚椎ヘルニアは首の骨や軟骨が変形して近くの神経を圧迫して発生する疾患です。

骨の変形や神経圧迫は放っておくといずれ治るというものではありません。

例えば骨折や捻挫など何らかの怪我の場合は、ある程度の時間の経過とともにいつかは確実に治ります。

このように他の疾患はいずれ治るので急性期や慢性期という分類がしやすいんですが、骨の変形や神経圧迫が原因で発生する頚椎症や頚椎ヘルニアは、確実に治るものでもありませんので急性期や慢性期と分類する事が困難なんです。

頚椎症や頚椎ヘルニアの症状の発生には筋肉の緊張状態や炎症反応などが大きく関わるので、神経圧迫がよほど重症化していないのであれば、いずれは症状が落ち着く経過を辿る事が多いと思います。

ただし、急性期がいつ慢性期になるのかは個人差が大きすぎて誰にも予想する事が出来ません。

それでもあえて急性期がいつなのかを説明すると、私は個人的に強い症状が発生し始めてから3週間前後が急性期と考えています。

ちなみに、ここで説明している急性期というのは3週間我慢すれば症状が改善して慢性期に移行するという意味ではありません。

私の経験則ではありますが、頚椎症や頚椎ヘルニアなどの強い症状が発生してから3週間以内は治療やリハビリを行えば改善しやすい印象があるんです。

言い方を変えると、症状が3週間以上継続している場合は長引くケースが多いんですね。

発生している症状が改善しやすいのか?それとも長引いてしまうのか?その分岐点となるのがおよそ3週間前後なんです。

なぜ3週間ほど 症状が継続してしまうとその症状は改善しにくくなってしまうのか?

この部分は少し仮説も含みますが説明させていただきますね。

人間は体の痛みを繰り返し感じるとその痛みを脳が記憶してしまうと考えられています。

脳が痛みを記憶してしまうと、些細な事で痛みを感じやすくなったりその痛みが改善しにくくなってしまうんです。

これは私の持論でも何でもなく脳神経生理学の常識です。

そしてここからが私の仮説ですが、おそらく痛みが脳に強く記憶されてしまう条件の一つが3週間前後の継続した痛みなんだと考えています。

つまり3週間ほど体の痛みが継続してしまうと、脳にその痛みが強く記憶されてしまい症状が改善しにくくなってしまうんですね。

この3週間という期間は症状が改善する時にも一つの基準になる事が多いです。

実際に患者さんを治療していて感じる事ですが、強かった症状が改善した状態を3週間ほどキープする事が出来れば、すぐに再発する確率が大幅に下がる事が多いんです。

逆に言えば、症状が改善したとしても3週間以内は痛みの記憶が脳に残っている事が多いので、少し無理をしただけで症状が再発してしまう事も多いんですね。

この3週間という期間は完全に私の経験則の話ですが、この仮説の信ぴょう性を上げる論文を読んだ事もあります。

その論文の内容を簡単に説明すると、精神疾患の患者さんのトラウマをカウンセリングで取り除くには3週間ほどの時間がかかるといった内容でした。

体の痛みとは違いますが、頭の中の一つの情報が切り替わるのに約3週間ほどかかるという話は割と信ぴょう性が高いと思います。

そのため頚椎症や頚椎ヘルニアの症状が発生した場合は、3週間以内の急性期に早めに治療やリハビリを受ける事をオススメします。

 また、3週間以上経過しても症状が改善しない場合は、安静にしているだけで症状が改善する可能性は少ないと思いますので、どちらにしても信頼できる医療機関で治療やリハビリを受けるようにして下さいね。
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頚椎症や頚椎ヘルニアの症状は再発する事も多い

頚椎症や頚椎ヘルニアは、他の疾患と比べて急性期と慢性期を明確に分けることが難しいという話をさせていただきました。

この急性期と慢性期を分ける事が難しい理由の一つに、頚椎症や頚椎ヘルニアの症状は再発する事が多いという事も関わっています。

先ほども説明しましたが、頚椎症や頚椎ヘルニアは首の骨や軟骨が変形して近くの神経を圧迫して発生する疾患です。

大元の原因は首周辺での神経圧迫ですが、症状の発生には筋肉の緊張状態や炎症反応の有無などが大きく関わっています。

簡単に説明すると、頚椎症や頚椎ヘルニアの症状は筋肉の緊張や炎症反応が強くなれば悪化してしまい、筋肉の緊張や炎症反応が弱くなると症状も改善するんです。

首の骨の変形や神経圧迫の重症度が手術しなければいけないほど酷くないのであれば、筋肉の緊張や炎症反応はいずれ落ち着いて慢性期と呼べるような時期に移行します。

場合によっては症状が完全にゼロになる事も珍しくありません。

ただし、症状が仮にゼロになったとしても首の骨の変形や神経圧迫は残っているんです。

そのため首の神経圧迫の周辺に筋肉の緊張や炎症反応が蓄積されてしまうと、また強い症状が再発してしまう事も珍しくないんですね。

つまり慢性期と呼ばれるような状態に一度なったとしても、場合によってはまた急性期のような強い症状が再発してしまう事も全然珍しくないんです。

そもそも、どれぐらいの時間が経過すると急性期から慢性期に移行するかも人によって大きく違いますし、仮に慢性期に移行してもまた急性期のような症状が再発する事もある訳です。

こういった事から頚椎症や頚椎ヘルニアを急性期と慢性期に分類する事は非常に困難ですし、はっきり言って急性期や慢性期などにこだわる必要もあまり意味がある事とも思えません。

頚椎症や頚椎ヘルニアの症状の経過や期間を意識するのであれば重要なのは次の二点だけです。

症状が発生してから治療やリハビリを受けるのが早いタイミングであればあるほど改善しやすいという事。

3週間以上に渡って症状が継続している場合はその症状が長引く可能性が高い事。

以上の二点ですね。

急性期や慢性期といった考え方は、頚椎症や頚椎ヘルニアに関してはあまり考える必要性はないと思うので意識しなくても良いと思います。

まとめ

ここで簡単にまとめさせていただきます。

頚椎症や頚椎ヘルニアは症状の強い急性期から症状が落ち着く慢性期に移行する期間が人によって大きく違いますし、仮に慢性期に移行してもまた急性期のような症状が再発する事もある為、急性期と慢性期を明確に分ける事が困難な疾患です。

私の経験則ではありますが、治療を受けるタイミングが症状が発生してから3週間以内であれば改善しやすい傾向がありますので、強い症状を感じている場合は出来るだけ早めに治療を受けるようにして下さい。

症状の重症度によっては安静にしているだけで自然に頚椎症や頚椎ヘルニアの症状が改善する事もありますが、この場合も3週間以上に渡って症状が継続している場合は長引くケースが多いので専門家に相談する事をオススメします。

ここからは少し営業トークになりますが、私は大阪府豊中市でよしだ柔整治療院という治療院を経営しています。

症状によっては限界もありますが頚椎症や頚椎ヘルニアの治療はそれなりに得意にしていますので、通える範囲にお住まいの方は遠慮なくご相談下さいね。

また、この記事以外にも頚椎症や頚椎ヘルニアに特化した内容の記事をたくさん書いています。

このページの下の方にリンクを貼っていますので、興味のある人は是非ご覧くださいね。
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