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膝の痛み、変形性膝関節症の重症度チェック

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膝の痛みや変形性膝関節症の患者さんを治療していると

「先生、私の膝の症状って他の人と比べて重症なんでしょうか?」

というような質問をよくいただきます。

やはりご自分の症状が他の人達と比べて軽症なのか重症なのかは、患者さんにとって非常に気になる点のようですね。

そこでこのページでは「膝の痛み、変形性膝関節症の重症度チェック」と称して、個人的に軽症、中程度、重症の3つに分けて説明させていただきます。

ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)

医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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膝の痛みの原因

まずは膝の痛みについて簡単に説明させていただきます。

膝が痛む要因は大きく分けて2つだと考えられます。

①膝の周りの筋肉の緊張

②膝の半月板、軟骨、靭帯などの関節内組織の損傷

の2つです。

厳密にはこれらの症状は独立しているというより、複雑に絡み合い関わっている場合がほとんどだと思います。

一般的に単純な筋肉の緊張のみの膝の痛みであれば軽症で、半月版や軟骨の損傷具合によって重症度が決定します。

痛む場所で判断するのであれば、膝の上の太ももに痛みが集中している場合は筋肉の緊張が要因である可能性が高いです。

この部分に長期間に渡って痛みが発生している場合は、走り方やジャンプの仕方などスポーツに原因がある可能性が高くそういった原因動作を改善しなければ治りにくい傾向があります。

経験上サッカーやバスケなど走り回るスポーツをしている男の子に多い印象ですね。

膝の内側や外側、膝裏に痛みが集中している場合は半月板や軟骨の損傷が関わっている可能性が高いです。

特に膝裏は触ってみたら分かると思うのですが筋肉がほとんど付着していません。

つまり膝裏に痛みが発生するという事は、筋肉が原因ではなく半月板や軟骨の損傷が関わっている場合がほとんどだと思いますので気をつけてくださいね。
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軽症の膝の痛み

ではここからは膝の痛み、変形性膝関節症の症状を軽症、中程度、重症に個人的に分けて説明させていただきます。

まずは軽症の説明からです。

足を動かした時に膝は痛むが、同じ動作で常に痛い訳ではない症状。

例えば、しゃがむ時に痛みや違和感がある時もあれば気にならない時もある。

歩いた時に膝に痛みや違和感がある時もあれば何にも感じない時もある。

この様に痛みや違和感はあって常に同じ動作で痛みや違和感があるわけではなく、日によっては痛みや違和感をあまり感じない時もある症状の事を私は個人的に軽症の症状に分類しています。

この軽症の症状なら安静にしているだけでも改善する事もあると思いますが、放置していると逆に悪化する可能性もありますので気をつけてくださいね。

中程度の膝の痛み

次に中程度の説明をさせていただきますね。

特定の動作の時に必ず痛みが出現する症状。

この様な症状を私の中で中程度の膝の痛みに分類しています。

例えば歩くと必ず痛みが出現しびっこを引いてしまう。

しゃがむ時に痛くてしゃがめない。

立ち上がる時に必ず痛みがある。

この様に特定の動作で必ず痛みが出現し、動作に支障が出る症状の事を私は個人的に中程度の症状に分類しています。

この中程度の症状の場合は膝の中の半月板や軟骨を損傷している可能性が高く、なかなか治らずに苦労されている人も多いのではないでしょうか?

こういった症状の状態で無理をしたりすると重症化される人も多いと思いますので気をつけてくださいね。

重症の膝の痛み

最後に重症の膝の痛みの説明をさせていただきますね。

重症の膝の痛みといっても、動作時の痛みに関しては上記で説明した中程度の膝の痛みとそこまでの差はありません。

重症の膝の痛みの最大の特徴は自発痛にあります。

自発痛と聞いてもほとんどの患者さんはピンとこられないですよね。

自発痛というのは簡単に説明すると「何もしていないのに痛む」「膝を動かしていなくても痛む」というものです。

通常であれば膝の痛みは膝に負担をかけた時にしか痛みは発生しません。

多くの場合は足に体重をかけた時、もしくは膝を曲げたり伸ばしたり動かした時ですね。

それと比べて座っている時や、寝ている時、足を動かしていなくても痛みが常に発生している場合は炎症が非常に強い事を指しています。

炎症は組織が損傷した時に発生する現象ですので、自発痛があるという事はそれだけ膝の中の組織の損傷度が激しい事になります。

ここまでひどくなった場合は絶対安静です。

何もしていなくても痛みが発生しているという事は、日常生活のわずかな負担でも症状を悪化させてしまう可能性がありますので気をつけて下さいね。

まとめ

ここで簡単にまとめさせていただきますね。

軽症の膝の痛みは、動いた時に痛かったり痛くなかったり日によって大きい波がある症状。

中程度の膝の痛みは、ある特定の動きで必ず痛みが発生する症状。

重症の膝の痛みは、何もしていなくても痛みが発生する症状。

以上が私が個人的に考えている「膝の痛み、変形性膝関節症の重症度チェック」です。

ご自分の症状と比べていただいてご自分の症状の状態の把握に役立ててくださいね。

重症の状態を放置していると、最悪の場合手術をしなければいけない状況にもなってしまうため、自発痛が現れた時はすぐに信頼出来る病院や治療院に相談するようにしてくださいね。

勿論、軽症や中程度の症状も些細な事がきっかけで重症化する事もあり得ます。

どういった経過であっても、なかなか症状が改善せずに長引いている場合はお気をつけ下さい。

もしどこに相談して良いか分からない、どこに行ってもダメだったという人は1度私にご相談してください。

膝の痛み、変形性膝関節症の治療には自信を持っていますのできっとお力になれると思います。

また、下記に膝の痛みに関連するページのリンクも載せていますので、興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。

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