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膝の痛みや変形性膝関節症の原因、気をつけなければいけない事

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膝の痛みを抱えている患者さんから

「先生、膝の痛みの原因や膝を痛めないために気を付けなければいけない事って分かりますか?」

という様な質問をよくいただきます。

膝は転倒して痛める事もありますし、スポーツなどでぶつけて痛める事などもありますのでたった一つの原因を特定する事は難しいですが、最も膝を痛めやすい動作というのは存在しています。

そこでこのページでは「膝の痛みや変形性膝関節症の原因、気をつけなければいけない事」について説明させていただきます。

ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)

医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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膝の痛みの大きな原因の一つは膝を捻じる動作

早速、膝にとって最も負担になる動作の説明をさせていただきます。

それは膝を捻じる動作です。

膝の関節というのは解剖学的に曲げる事と伸ばす事はできても捻じるようにはつくられていません。

これは構造的にそうなってしまっているためどうしようもありません。

多くの場合膝の痛みの原因にはこの膝を捻じる動作が関わっています。

日常動作の何気ない中でもこういった膝を捻じる動作が入っていると、少しずつ蓄積されて痛めてしまう事もあります。

つまり膝を痛めないために気をつけなければいけない事は、日常生活の中で出来るだけ膝を捻じらない様にする事です。

勿論、全ての膝の痛みの原因が「膝を捻じる動作」にあるなどの極論を言うつもりはありません。

ですが膝を痛める動作の原因として最も多い理由の一つは、間違いなく「膝を捻じる動作」だと思います。

難しい事かも知れませんが、出来るだけ膝を捻じらないように気をつけるようにして下さいね。
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膝を捻じらないように動かす為の注意点

膝を捻じらないようにして下さいといった説明をすると

「スポーツなどでは下半身を捻じる動作は必要じゃないんですか?」

という質問をよくいただきます。

その通りですね。

スポーツだけではなく、日常動作の中にも例えば歩行時の方向転換では下半身の捻じれは必ず関わります。

「それなら膝を捻じらないようにするのは不可能じゃないか!?」

という怒りの声が聞こえてきそうですがそうではありません。

先ほど私は、膝の関節は構造的に捻じる様にはつくられていませんと説明させていただきました。

ですが下半身を捻じる動作には膝の関節だけが関わる訳ではありません。

下半身を捻じる動作には股関節や足首も深く関わっています。

そして股関節は構造的に捻じれるように作られているんです。

つまり下半身を捻じる動作時に、股関節を捻じっていれば膝に負担は入らず、股関節の捻じりを利用できずに膝に捻じる力が集中した時は負担になるという事です。

具体的に股関節の捻じりを利用できていない時とはどういった時なのでしょうか?

ほとんどの場合地面からの摩擦抵抗力が大きい事が原因だと考えられます。

地面からの摩擦抵抗力と難しく言っても分かりにくいですよね。

簡単に言えば足裏全体がべたっと地面についている状態で捻じる事を指しています。

実際に試してみてもらえれば分かると思うのですが

①足裏全体を地面につかずに、踵を少し上げた状態で下半身を捻じってみてください。

そうすると股関節が捻じれて膝にはほとんど捻じれる負担はかからないと思います。

股関節がうまく捻じれるためには1点を軸にして回転する必要があり、踵を少し上げてあげると足裏の体重がかかる場所を1点に集中する事ができるため、そこを軸に股関節や足首はうまく捻じれてくれるわけですね。

②逆に足裏全体を地面につけて同じ動作をしてみるとどうでしょうか?

股関節や足首が回転せずに、膝に捻じれる負担が集中すると思います。

べたっと足裏全体に体重をかけてしまうと回転するための軸がうまくつくれないため股関節は捻じれてくれません。この状態で無理に下半身を捻じろうとすれば下肢の中間地点である膝に捻じれの負担が集中して痛めてしまうわけですね。

つまりこういった事を気をつければスポーツ中に膝に捻じれの負担を限りなく少なくする事は可能です。

(細かく言えば上半身の傾きが原因で膝を捻じっている人もいますので、このアドバイスだけでは不十分な場合もあります)

また、歩行時の方向転換時に膝を捻じりやすい人は、歩き方自体が足を上げずにベタ足で歩いている場合が多く、それが原因で地面に足裏全体に体重がかかりやすい状況に なっています。

その場合は足を少し上げて歩く事を意識すれば改善する事もあると思いますので是非参考にしてくださいね。

(イメージとしては軽い行進の様な感じです)

このように足をあまり上げないで歩く行為を続けていると、日常生活で少しずつ膝が捻じれる負担が蓄積されていきます。

そういった膝の捻じれが続くと変形性膝関節症や半月板や軟骨の損傷に繋がると考えています。

歩き方というのは膝の症状にかなり影響があるため、変形性膝関節症になりたくない、今以上に悪化させたくない人はこのページを参考に気をつけてくださいね。

まとめ

ここで簡単にまとめさせていただきますね。

変形性膝関節症など、膝を痛める原因で最も多い動作は「膝を捻じる」行為です。

そのため、普段の生活の中で出来るだけ膝を捻じらないように気をつけていただければ、膝の悪化や変形の進行を防ぐ事が可能です。

しかしこういった動作は患者さんが気がついていないような些細な事で発生している事も多く、特にスポーツなどの中で発生する膝の捻じれに関しては原因動作を特定する事は難しい事が多い印象を持っています。

こういった動作指導の事も含めて、痛みが発生した時は出来るだけ早く信頼できる病院や治療院に相談するように心がけてください。

もしどこに相談していいか分からない、どこに行ってもダメだったという人は1度お気軽に私にご相談してくださいね。

膝の痛みの治療には自信を持っていますのできっとお力になれると思います。

以上で「膝の痛みや変形性膝関節症の原因、気をつけなければいけない事」の説明を終了させていただきますが、下記に膝の痛みに関連するページのリンクも載せていますので、興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。

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