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変形性膝関節症、半月板や軟骨の損傷、膝の痛みと炎症との関係

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人間が痛みを感じる場合、その痛みの発生には筋肉の緊張状態や疲労状態、精神的ストレスなど様々な要因が複雑に絡み合って発生しています。

その中でも「炎症」という物質は痛みを感じるほぼ全ての疾患に関わっています。

この「炎症」という言葉を聞いた事がある人は非常に多いと思いますが、「炎症って具体的に何?」という人も大勢おられるのではないでしょうか?

変形性膝関節症や半月板損傷、軟骨や靭帯の損傷など、膝の痛みにもこの「炎症」という物質は大きく関わっています。

そこでこのページでは「変形性膝関節症、半月板や軟骨の損傷、膝の痛みと炎症との関係」について説明させていただきます。

ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)

医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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炎症とは?

まずは炎症について説明させていただきます。

炎症というのは体に負担がかかり、組織が損傷した時などに細胞が化学変化する事によって発生する物質です。

この炎症を神経が感知すると、痛みの情報を脳に伝える事から発痛物質とも呼ばれています。

(正式名称はブラジキニン、プロスタグランジンなどと呼ばれています)

これらの炎症物質は、痛みを脳に伝えると同時に近くの神経を興奮させる特徴を持っています。

神経は興奮すると感覚が過敏になり、ちょっとした動作や弱い負荷でも痛みを感じやすくなります。

そして神経が痛みを脳に伝えると、組織損傷が強いと判断した脳は炎症をより強くします。

さらに強くなった炎症物質によって、神経は余計に興奮し痛みを感じやすくなります。

その痛みによってさらに脳は炎症を強くしてその結果。。。

このように炎症反応はどんどん痛みを悪化させてしまう正体でもあるんです。
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変形性膝関節症、半月板損傷の治療が難しいのは炎症のせい

炎症の説明は一通りこれで終わりです。

ここからは、この炎症の反応が膝の痛みにどういった関係があるかを説明させていただきますね。

炎症というのはほぼ全ての痛みに関わる反応ではありますが、特に組織の損傷や変形などの疾患に炎症は深く関わっています。

大雑把な診断方法ではありますが、あなたの膝の痛みが単なる筋肉痛が原因なのか?もしくは変形や組織の損傷が原因なのか?を判断する症状があります。

それは痛みが発生している期間です。

筋肉痛はほとんどの人が経験をした事があると思いますが、だいたいどれぐらいの期間で治りましたか?

大体は2、3日程度。

長引いても1週間ぐらいですよね?

つまり、単純な筋肉痛が何週間も何ヶ月も痛み続けるというのは、通常では考えられない事なんです。

もしあなたの症状が、何週間も何ヶ月も痛みが改善しないのであれば、膝の組織の損傷や変形が大きく関わっている症状なんだと思います。

(仮にレントゲンやMRIなどの画像診断で異常なしと言われた事があったとしてもです)

先ほども説明した様に、炎症というのは近くの神経を興奮させて感覚を過敏にさせてしまいます。

その影響によって、少し歩いたり、少し体重をかけたり、少し膝を曲げ伸ばしをしたり、こういった少しの負担でも痛みを感じやすくなってしまうんです。

また、痛みを感じると更に炎症が強くなってしまい、膝の痛みはどんどん悪化してしまいます。

こうして炎症がどんどん強くなると、膝を動かしてもいないのに痛みを感じる様にもなります。

この症状の事を自発痛と呼ぶのですが、膝が重症化した時に発生しやすい症状の一つですので気をつけてくださいね。

また、炎症の特徴は膝の治療方法にも大きく影響を与えます。

炎症は痛みを発生させると共に、感覚を過敏にさせる特徴を持っていますので、力加減が強い治療とは相性がよくありません。

例えば、マッサージ、バキボキするような治療、ストレッチなどですね。

痛みが強ければ強いほど炎症が強いという事ですので、痛みが強ければ強いほど弱めの治療が効果的になります。

また、普段なら何でもないような運動でも悪化する原因になりますので、膝に痛みを抱えている人は運動なども気をつけてくださいね。

まとめ

ここで簡単にまとめさせていただきますね。

炎症という物質は痛みを脳に伝えると同時に、近くの神経を興奮させ感覚を過敏にさせる特徴を持っています。

変形性膝関節症や半月板損傷のように、組織の損傷や変形が症状の発生に大きく関わっている場合は、特にこの炎症が発生しやすい状況になっています。

こういった強い炎症の影響で、膝の痛みが引かなかったり、ちょっとした軽い動作でも痛みを発生しやすくなってしまっています。

また、治療に関してもこの炎症の影響で強い刺激で行う治療との相性が良くありません。

ご自分の症状に合った治療院探しの参考になる知識になると思いますので是非このページを参考にして下さい。

もしどこに相談していいか分からない、どこに行ってもダメだったという人は1度私にお気軽にご相談してくださいね。

膝の痛みの治療にはそれなりの自信を持っていますのできっとお力になれると思います。

以上で「変形性膝関節症、半月板や軟骨の損傷、膝の痛みと炎症との関係」についてのページを終了させていただきますが、下記に膝の痛みに関連するページのリンクも載せていますので、興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。

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