ページの先頭です

トップページ > 症状別解説一覧 > 高齢者の加齢による変形性膝関節症、膝の痛み

高齢者の加齢による変形性膝関節症、膝の痛み

jR9DTzXIXu6I8As1469978830_1469978871

変形性膝関節症など膝の痛みというのは、みなさんが思っている以上に幅広い年代に発生しています。

しかし、やはり若い人に比べると高齢者の方に多い傾向があります。

実際に膝の痛みで病院や治療院などに行くと

「加齢のせいですね、我慢して下さい」

などと言われて嫌な思いをした人も多いのではないでしょうか?

そこでこのページでは「高齢者の加齢による変形性膝関節症、膝の痛み」について説明させて頂きます。

ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)

医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
スポンサーリンク


変形性膝関節症や膝の痛みが高齢者に多い理由

まず若い人よりも高齢者に膝の痛みを抱えている人が多い理由ですが、一番の理由は膝の関節組織の変形や損傷のせいだと私は考えています。

もっと詳しく言えば、軟骨や半月板、靭帯などの損傷や変形ですね。

こういった組織損傷や変形というのは、一度発生すれば痛みが治まったとしても完全に元通りに戻る事は難しいと考えられています。

こういった話をすると

「転倒したり膝を痛める様な事に心当たりはないんですが」

と患者さんによく聞かれます。

実は半月板や軟骨の損傷や変形というのは、日常生活の負担が積み重なるだけでも発生します。

若い人に比べれば高齢者の方々は何十年も膝を酷使してきている訳ですから、加齢による影響で小さい損傷や変形も含めて高齢者の方に膝の痛みが多いのは当然なんですね。

(あらためて説明すると当たり前の話ですが)

こういった話をするとさらに

「でも先生、私は病院でレントゲンやMRIの診断で異常なしと診断されました」

とおっしゃる人も大勢おられます。

私もレントゲンやMRIなどの画像診断の有効性は認識していますが、これらの画像診断は絶対ではありません。

過去にも「異常なし」と診断された患者さんが手術をしたら、半月板が割れていたなどの例もいくつもありました。

つまり、レントゲンやMRIで写らない、写りにくい損傷や変形も存在するという事です。

また、単なる筋肉痛が何週間も何ヶ月も痛み続けるなんて事は通常では考えられない事ですので、痛みが続く場合はやはり何らかの問題が膝関節に発生していると考える方が理にかなっていると思います。

膝の関節組織の損傷や変形は元通りに戻す事は難しいですが、痛みの正体はその損傷部分から発生する炎症などが大きく関わっています。

炎症を改善するために血行の促進や膝の動きを邪魔している筋肉の緊張を緩和すれば、痛みはかなりのレベルで改善する事は可能です。

(もちろん損傷の程度によっては改善にも限度はあります)
スポンサーリンク


筋力低下は膝の痛みの原因ではない

膝の痛みが若者よりも高齢者に多い理由の一つに、筋力低下を挙げる人が多いと思います。

私は膝の痛みが筋力低下によって発生するという考え方に否定的です。

もちろん、筋力低下が全く膝の痛みに関わらないなどと極論を言うつもりはありません。

しかし、筋力を鍛えれば痛みが改善するなんて簡単な事でもありません。

もし筋力を鍛えるだけで何でもかんでも痛みが発生しないのであれば、スポーツ選手が膝を痛める事はないでしょう。

また、高齢者の方でも山登りやスポーツをしている人の方が膝を痛めやすい傾向があります。

理由は単純ですよね?

山登りやスポーツによって大きな負担が膝に加わったからです。

でも冷静に考えてみましょう。

何もしていない人に比べれば、山登りやスポーツをしている高齢者の方が筋力は強いはずです。

それでもこういった人達の方が膝を痛めやすいんですね。

こういった事からも分かるように、膝を痛める原因は筋力の強さではなくて負担の量や質が関わっています。

こういった組織損傷が原因で発生する膝の痛みには、筋力の強化はさほど意味がありません。

むしろ筋力を鍛えるための運動の負担によって、更に症状を悪化させてしまう可能性があります。

こういった組織損傷が関わっている膝の痛みにとって最も重要な事は、損傷部分から発生しているであろう炎症反応をいかに抑えられるかです。

高齢者の膝の痛みであってもこの大事な事は変わらないと思います。

強い炎症反応を抑える事が出来れば症状を改善する事は可能ですので、患者さんに出来る事は「安静」にする事と「膝を冷やす」事です。

(アイシングは炎症の改善には非常に有効な方法の1つです)

軽い症状であれば、それだけで楽になる事も少なくないと思いますので是非試してみて下さいね。

まとめ

ここで簡単にまとめさせていただきますね。

変形性膝関節症など膝の痛みが高齢者に多い理由は、若い人と比べて膝の組織の変形が進行している人が多いからです。

(当たり前の話ですが)

ただしあくまでも傾向なのであって、若い人に発生しないという訳ではありません。

また、老化や加齢による筋力低下によって症状が発生しているとお考えの人も多いと思いますが、膝の痛みの発生と筋力低下はさほど関連性が高いとは言えません。

そのため、筋トレなどをして体に負荷をかけると余計に症状が悪化する可能性がありますので気をつけて下さい。

高齢者の膝の痛みであっても、炎症反応や筋肉の過緊張をいかに抑えられるかが改善には最も重要な要素になります。

強い炎症反応を抑える事が出来れば症状を改善する事は可能ですので、患者さんに出来る事は「安静」にする事が最も効果的です。

軽い症状であれば、それだけで楽になる事も少なくありません。

もちろん、安静にするだけでは改善しない膝の痛みも当然存在します。

それでも改善しないようであれば、出来るだけ早く病院や治療院に相談するように心がけて下さい。

もしどこに相談していいか分からない、どこに行ってもダメだったという人は1度私にお気軽にご相談してくださいね。

膝の痛みの治療にはそれなりの自信を持っていますのできっとお力になれると思います。

以上で「高齢者の加齢による変形性膝関節症、膝の痛み」についてのページを終了させていただきますが、下記に膝の痛みに関連するページのリンクも載せていますので、興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。

おすすめ記事


スポンサーリンク


関連するページ

「当院で行う変形性膝関節症、半月板損傷など、長引く膝の痛みの具体的な治療方法」

「膝の痛み、変形性膝関節症の重症度チェック」

「病院のレントゲンで膝の痛みを異常なしと診断された。」

「膝の痛み、変形性膝関節症を改善、緩和、治す治療院選びのポイント」

「再発を繰り返す膝の痛み、変形性膝関節症」

「変形性膝関節症や膝の激痛時の緩和、改善、軽減、解消、治す方法」

「ストレッチ後の変形性膝関節症や膝の痛みの悪化の危険性」

「筋力トレーニング後の膝の痛み、変形性膝関節症の悪化の危険性」

「変形性膝関節症や膝の痛みとサプリメントの効果について」

「変形性膝関節症や膝の痛みにとっての楽な姿勢や寝方」

「変形性膝関節症や膝の痛みの原因、気をつけなければいけない事」

「膝の上の太もも前面の痛み、膝蓋腱炎、ジャンパーズニー」

「子供の膝の痛み、成長痛、オスグッド」

「軟骨、半月板損傷や変形性膝関節症、膝の痛みは完治するのか?」

「膝の痛みや変形性膝関節症のケアやメンテナンスの重要性」

「雨や天気の変化によって悪化する膝の痛み、変形性膝関節症」

「変形性膝関節症や膝の痛みの人が安静にする事の重要性」

「運動不足と膝の痛み、変形性膝関節症との関係」

「電気治療は膝の痛みや変形性膝関節症に効果があるのか?」

「放置や我慢をすると危ない膝の痛み、変形性膝関節症」

「湿布(シップ)は膝の痛みや変形性膝関節症に効果があるのか?」

「朝方や夜中に膝の痛みや変形性膝関節症が悪化して寝れない理由」

「針治療は膝の痛みや変形性膝関節症に効果があるのか?」

「寒い日や気温差によって悪化する膝の痛み、変形性膝関節症」

「膝の痛みや変形性膝関節症の人が痛み止めを常用するリスク」

「ウォーキング、歩きすぎる事と膝の痛みや変形性膝関節症との関係」

「変形性膝関節症、膝を痛めない、予防する為の正しい歩き方」

「病院の検査後に悪化する事が多い膝の痛み、変形性膝関節症」

「両膝に痛みが発生する膝の痛み、変形性膝関節症」

「変形性膝関節症、膝の痛みが膝の裏側に発生する時は要注意」

「発熱や風邪をひくと悪化する変形性膝関節症、膝の痛み」

「変形性膝関節症や膝の痛みと股関節との関係」

「太りすぎ?肥満や体重と膝の痛み、変形性膝関節症との関係」

「変形性膝関節症、膝の痛みとサポーターの効果と悪化する可能性」

「腰、ヘルニア、坐骨神経痛が原因で発生する膝の痛み」

「変形性膝関節症、膝のお皿の下に痛みが発生する時は要注意」

「妊婦さんや妊娠により発生する女性の膝の痛み」

「正座が痛い、できない膝の痛み、変形性膝関節症」

「アルコールやお酒、飲酒と変形性膝関節症、膝の痛みとの関係」

「整形外科や病院では治らない膝の痛み、変形性膝関節症」

「治療後に変形性膝関節症、膝の痛みが強くなる好転反応」

「変形性膝関節症など、膝の弱い痛みや違和感が続く時は要注意」

「変形性膝関節症、膝の痛みと自転車やエアロバイクによる運動」

「更年期障害、自律神経失調症と変形性膝関節症や膝の痛み」

「変形性膝関節症、半月板損傷、膝を動かした時に音がする症状」

「突然急に、いきなり発生する変形性膝関節症や膝の痛み」

「変形性膝関節症、膝の痛みの人とスクワットによる悪化の危険性」

「筋肉痛とは違う、変形性膝関節症や軟骨、半月板損傷や膝の痛み」

「変形性膝関節症、膝の痛みと足底板やインソールの効果と悪化」

「変形性膝関節症、半月板や軟骨の損傷、膝の痛みと炎症との関係」

「歩くと痛い、歩けない変形性膝関節症や膝の痛みの人はそれでも歩くべきか?」

「膝の痛みなど変形性膝関節症の人で階段や段差の上り下りの注意点」

「膝の痛みなど変形性膝関節症の人はアイシングや冷やす事が有効?」

「膝の痛みなど変形性膝関節症の人は温泉やお風呂で温めると悪化する可能性もある」

「膝の痛みなど変形性膝関節症の人で上り坂や下り坂、坂道の注意点」

「中学生や高校生など若い人に膝の痛みが発生する場合はスポーツの動作が原因」

「漢方薬は変形性膝関節症など膝の痛みに効果はあるのか?」

「エアコンや冷房で冷えると悪化する膝の痛みや変形性膝関節症」

「お香やアロマテラピーは変形性膝関節症など膝の痛みに効果はあるのか?」

「足ツボや青竹踏みは膝の痛みなど変形性膝関節症に効果はあるのか?」

「変形性膝関節症など膝の痛みは遺伝が関係するのか?」

「ピップエレキバンは変形性膝関節症など膝の痛みに効果はあるのか?」

「ヨガやピラティスは変形性膝関節症など膝の痛みに効果あり?」

「マッサージや指圧は変形性膝関節症など膝の痛みには逆効果?」

「梅雨や冬など季節の変わり目に変形性膝関節症など膝の痛みが悪化しやすい理由」

「変形性膝関節症など膝の痛みの急性期と慢性期の症状の違い」

「膝の痛みや変形性膝関節症は筋力不足が原因ではない?筋肉を鍛える行為は悪化するかも」

「ハイヒールやスリッパは悪い?膝の痛みや変形性膝関節症の靴選びの注意点」

「精神的ストレスやメンタル面も変形性膝関節症など膝の痛みに関係する?」

「仰向けや横向きなど寝ている時に変形性膝関節症など膝の痛みが発生する理由」

「動かしていないのに膝の痛みを感じる変形性膝関節症は注意」

「寝起きや起床時に変形性膝関節症など膝の痛みが悪化する理由」

「デブは痩せたら治る?変形性膝関節症など膝の痛みとダイエット」

「変形性膝関節症など膝の痛みが同じ姿勢が続いた後の動き始めで強くなる理由」

「変形性膝関節症など膝の痛みが整骨院や整体院で治りにくい理由」

「変形性膝関節症など膝の痛みは何科に受診するべきか?」

「カクンと力が抜ける変形性膝関節症など膝の痛みは注意」

「片足立ちは変形性膝関節症など膝の痛みに最も有効な体操」

「一週間以上続く膝の痛みは一時的な筋肉痛ではない?」

「変形性膝関節症など膝の痛みに骨盤矯正は危険?体の歪みとの関係」

「変形性膝関節症など膝の痛みにテーピングで固定する効果について」

「変形性膝関節症など膝の痛む部位や位置、場所が移動する理由」

「変形性膝関節症など膝の痛みで赤く腫れたり熱く感じる理由」

「ねじる、ひねる動作は変形性膝関節症など膝の痛みの人は注意」

「変形性膝関節症など膝の痛みを和らげるためのオススメの対策」

「足の腫れやむくみが変形性膝関節症など膝の痛みと同時に発生する理由」

「変形性膝関節症など膝の痛みの人が重たい物を持つ時の注意点」

「リウマチと変形性膝関節症など膝の痛みとの関係」

「コラーゲンやコンドロイチンは変形性膝関節症など膝の痛みに効果はあるのか?」

「休むと治る?変形性膝関節症など膝の痛みと血行不良との関係」

「固まってしまい伸ばせない、曲がらない変形性膝関節症など膝の痛みについて」

「足を組んだりあぐらはおすすめできない変形性膝関節症など膝の痛み」

「走ると痛い?マラソンやランニングと変形性膝関節症など膝の痛み」

「変形性膝関節症など膝の痛みの手術のリスクは?」

「長引く膝の痛みは呪いや生霊のせい!?(信じていませんが)」

「変形性膝関節症など膝の痛みが飛行機で悪化する理由」

「変形性膝関節症など膝の痛みの場所が冷たく感じる理由」

「老化やお年寄りに発生する変形性膝関節症など膝の痛みの治療に関して」

「変形性膝関節症など膝の痛みの水を抜くのは良い事なのか?」

「立ち仕事や立っている時の変形性膝関節症など膝の痛みの注意点」

「変形性膝関節症など膝の痛みでお悩みの人がO脚になる原因」

「登山や山歩きをする変形性膝関節症など膝の痛みを感じる人の注意点」

「お皿の上、内側、外側など膝の痛みの場所によって原因は違う?」

「変形性膝関節症など膝の痛みと同時に手足の痺れが発生した時は注意」

「右膝、左膝、片足だけに変形性膝関節症など膝の痛みが発生する理由」

「変形性膝関節症など膝の痛みが発生しにくいイスの高さや座り方」

「寝不足と変形性膝関節症など膝の痛みとの関係」

「産後や育児中に膝の痛みを感じた人が注意したい事」

「車の運転中に変形性膝関節症など膝の痛みが発生する時の注意点」

「変形性膝関節症など膝の痛みとアキレス腱やかかとの痛みとの関係」

「枕やクッションを膝下に入れると変形性膝関節症など膝の痛みが楽になる事がある」

地図イメージ

豊中市の整体、整骨院
よしだ柔整治療院

【住所】大阪府豊中市南桜塚2-7-1-114 ユニハイム桜塚
【アクセス】阪急電鉄宝塚本線 曽根駅 徒歩7分
【ご相談・ご予約】06-6858-3458
※当院は予約制です 【営業時間】月~金 9:00~12:00 / 13:00~20:00 土曜 9:00~12:00
【定休日】日曜、祝日、土曜日の午後
>>場所・行き方はこちら

【このホームページは私が書いています】

院長 吉田

よしだ柔整治療院
院長のプロフィール

患者さんの声

当院の風景

症状別解説

よくある質問

メールでのお問い合わせ

友だち追加
※LINEでも予約可能です

サイトメニュー

Information

外観

営業時間
平日 9時~12時/13時~20時
土曜 9時~12時
定休日
日曜、祝日、土曜日の午後
所在地
〒561-0882 大阪府豊中市南桜塚2-7-1-114 ユニハイム桜塚
電話番号
06-6858-3458
代表者
吉田 隼