骨折と聞くと非常に大変な印象をうけると思います。
しかし、肋骨骨折というのは意外と珍しい骨折ではありません。
肋骨部分(あばら骨)を直接ぶつけて骨折する方がほとんどですが、稀にくしゃみや咳で骨折される方もいます。
ヒビ程度であれば骨折している事に気がついていない人もいるぐらいです。
そこでこのページでは肋骨骨折の治療について私の考えを説明させていただきます。
ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)
医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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肋骨骨折の場合は病院は何もしてくれない
体をねじった時の痛み、咳やくしゃみをした時の痛み、このような症状が肋骨骨折の主な症状でしょうか。
お医者さんにかかっても「コルセットをして安静にしておいてください」の一言で済まされる事が多い症例です。
実は肋骨は他の骨折と違って、ギブス固定などが出来る部位ではありませんので、積極的に病院が出来る事は何もありません。
お医者さんや病院での処置は本当にコルセットをして安静にする事だけです。
肋骨骨折の痛みは改善可能
お医者さんの言う様に安静にしておけば2、3カ月程で症状は消失しますが、その間痛みに苦しんでおられる患者さんも意外とたくさんおられるのではないでしょうか?
しかし、実はこの肋骨骨折の痛みは背中や上半身の治療を行えば改善する事は可能です。
「骨折を治す!」
と言っている訳ではありません。
残念ながら骨折部分に関しては時間の経過で骨がくっつくのを待つしかありません。
しかし肋骨骨折から発生する痛みに関しては、骨折部分の強い炎症が原因です。
炎症はその周辺の血管の中に発生していますので、肋骨に負担をかけずに動かして血行を促進できれば症状は改善します。
しかし注意点があります。
先ほども説明したように、痛みは消せますが骨折自体は時間が経過しなくては骨はくっついてくれません。
そのため、痛みが取れたとしても強い負担を体に与えると痛みは再発してしまいます。
日常生活程度の弱い負担ならある程度大丈夫だと思いますが、経験上厄介なのはくしゃみや咳です。
風邪をひいたり花粉症の人の場合、くしゃみや咳によって肋骨骨折の痛みが再発するケースが非常に多いんです。
もし肋骨を骨折されて尚且つくしゃみや咳をよく発生するのであれば、まずはくしゃみや咳を止める治療を行った方が肋骨の痛みも少なくてすむと思います。
なんだか冗談のように聞こえるかもしれませんが、肋骨骨折にとってくしゃみや咳は天敵ですので参考にして下さいね。
また、稀に肋骨骨折によって内臓を傷つける人がいます。
こういったリスクもある疾患ですので、まずは病院に相談するように心がけて下さいね。
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