頸椎症、頚椎ヘルニア、首からの神経痛の軽度、重症度チェック

頸椎症や頸椎ヘルニア、いわゆる、首が原因で発生する神経痛の患者さんを治療していると

「先生、私の症状って他の人と比べると、軽症なんでしょうか？重症なんでしょうか？」

という様な質問をよくいただきます。

患者さんからすれば、同じような症状の方々の中で、ご自分の症状が軽症なのか重症なのかどの位置に属しているかはすごく興味があるみたいですね。

そこでこのページでは「頸椎症、頸椎ヘルニア、首からの神経痛の軽度、重症度チェック」について説明させていただきます。

ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です（ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます）

医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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頚椎症、頚椎ヘルニアとは

まずは簡単に頚椎症や頚椎ヘルニアの説明をさせていただきます。

ご存知の人も多いと思いますが、頚椎症や頚椎ヘルニアは頚椎（首の骨）の変形で神経を圧迫して発生します。

頚椎には腕や手など上半身を支配している神経が通っている事から、この部分を圧迫すると背中や腕や手など上半身の広範囲に痛みや痺れを発生させてしまいます。

痛み方は「重だるい」「突っ張る」「電気が走る様に痛い」「じ～んとする」「シビレ」など、人によって痛み方もは様々です。

（場合によっては単なる肩こりと勘違いされている人も多い疾患です）

頚椎症や頚椎ヘルニアというと年配の人の病気と思っている人も多いのですが、若い人でこういった症状を発生している場合も決して珍しくありません。

厄介な事に首に原因があるにも関わらず、首周辺には全く違和感がないのに腕や手周辺に症状が出るという人もいます。

また、痛む場所によって軽症か重症かはあまり関係ありません。

軽症か重症かの判断基準は痛み方や経過にあります。

ここからは私の個人的な見解ですが、頚椎症や頚椎ヘルニアの症状を「軽症」「中程度」「重症」の３つに分類してそれぞれの特徴を説明していきますね。
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軽症の頚椎症、頚椎ヘルニアの症状

まずは「軽症」の症状の特徴を説明していきたいと思います。

痛み方は軽い突っ張り感や重だるさという様な症状が多いように思います。

頚椎症や頚椎ヘルニアの「軽症」の症状は、肩コリや腕の使い痛みなどと勘違いされやすい症状です。

私も良く治療中に

「肩コリかなー、頚椎症かなー」

と判断に迷いが生じる事も少なくありません。

特徴的なのは夜や朝方に腕や首が痛くて眠りにくい、という様に安静時に痛みが出る事が多い事です。

また、肩こりや使い痛みに比べるとマッサージで改善しにくい症状でもあります。

軽症であれば、安静にしていれば改善する例も多いと思いますが、重症化すると厄介なため気をつけてくださいね。

また、単なる肩こりなのか頚椎症や頚椎ヘルニアなのかを判断する簡単な方法が実はあります。

その方法はウォーキングです。

肩こりというのはどんなにひどくても、原因は単純な筋肉の緊張と血行不良です。

そのためウォーキングなどの有酸素運動を行えば高い確率で改善するはずです。

逆に言えばウォーキングを行って肩周辺の違和感が全く変化しないのであれば、あなたの症状は神経痛の可能性が高いと思いますので是非試してみて下さいね。

中程度、重症の頚椎症や頚椎ヘルニアの症状

次に「中程度」の神経痛の症状を説明していきたいのですが、「中程度」と「重症」の神経痛は似ている部分も多いため同時に説明をさせていただきます。

この「中程度」の症状からは、患者さんが症状に非常に苦しんでいると思われます。

痛み方は「電気が走る様に」「シビレ」「重だるい」「ジンジン」「ビリビリ」など、痛み方や痛む場所も個人によって色々であり、痛みは強烈で顔をしかめている人も少なくありません。

また夜や朝方に激痛を発生させる人が多く、そのため睡眠障害を伴っている方も非常に多いです。

実は痛み方や痛みの強さは、「中程度」の神経痛と「重症」の神経痛とではそうは変わりません。

「中程度」と「重症」との最大の違いは、その症状の「経過」や「過程」にあります。

 「中程度」の神経痛の方は強い痛みの中にも「変化」があります。

例えば「この体勢ならまだマシ」「この頚の角度なら痛みは和らぐ」など、特定の体勢なら症状が和らぐといったものや「昨日は辛かったけど、今日は昨日よりはマシ」「朝起きた時は痛いけど日中はマシ」という様に、症状に「変化」がある場合は適切な治療をおこなえば治療にさほど苦労する印象はありません。

それに比べて「重症」の神経痛の方は症状に「変化」がありません。  

「四六時中ずっと、同じ様に痛いのが何週間も続いている」「楽な姿勢は存在しない」など、「常」に同じ状態が続いている方は改善に苦労します。

つまり症状の強さではなく、症状の経過の中に変化があるかないかで重症度が変わるという事になります。

まとめ

ここで簡単にまとめさせてもらいますね。

例え強烈な痛みが出ていたとしても「日によっては少しマシな日がある」「この姿勢ならまだマシ」というように、症状の中に変化があれば「中程度」の症状です。

（限りなく重症に近いですが）

それに比べて、強い痛みがどんな時もどんな体勢や姿勢でも、そしてどんな時も変わらず出続けているのが「重症」という認識です。

これで一通り「軽症」「中程度」「重症」の症状の説明は終了です。

当然、重症度が高ければ高いほど、改善にかかる期間や治療回数は長くなります。

あくまで私の中での基準ですが頸椎ヘルニア、頸椎症から発生する神経痛は、重症化する前に症状を抑える事が出来るかどうかが非常に大切な症状といえます。

これらの事を参考にしてもらい、危ないと感じた時は出来るだけ早めに病院や治療院に相談してください。

もしどこに行ってもダメだったという人は、一度私に遠慮なくご相談してくださいね。

頸椎ヘルニア、頸椎症など、首が原因で発生する神経痛の治療には、自信を持っていますので、本気で辛い症状から解放されたい人は遠慮なくご相談してくださいね。

以上で「頸椎症、頸椎ヘルニア、首からの神経痛の軽度、重症度チェック」のページの説明を終了させていただきますが、下記に頚椎症や頚椎ヘルニアに関連するページのリンクも載せていますので、興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。

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