寝違えは首の動きに制限をかけ、日常生活に大きな支障を発生させる疾患の一つです。
重症化すれば動かしていなくても強い痛みが発生し、寝返りも出来なくなる程の症状を発生させます。
実は私は「寝違え」の治療を非常に得意にしています。
(正直に言うと四十肩や五十肩の治療は苦手です)
そこでこのページでは寝違えに関して私の治療の考え方を説明していますので、治療を考えている人は是非参考にして下さいね。
(少し長文になりますがお付き合い下さい)
寝違えとは?
まずは、簡単に「寝違え」の説明をさせていただきますね。
首周辺の痛み、首が回りにくい、首を回そうとすると痛む、朝起きる時に痛い。以上が一般的な「寝違え」の症状でしょうか。
一般的に「寝違え」と言われていますが、医学的な正式名称って何て言うのでしょうね?
「ギックリ腰」や「五十肩」もそうなのですが、医学的な正式名称じゃないにも関わらず世の中に広まっている名前って結構たくさんあります。
(お医者さんが呼んでいる場合もあり)
たまに混乱してしまう事がありますが、私もこういった症状を「寝違え」と呼んでいます。
少し脱線してしまいましたが、この「寝違え」も名前の通り朝目が覚めたら首が痛い、首が動かない、といった症状からおそらく名づけられたのだと思います。
しかし、現実的には必ず朝目が覚めた時に発症しているわけでもなく、日中動いている間にどんどん首周辺が痛くなっていき数時間の間に首が動かなくなった。という例も決して少なくありません。
一応この様な症状も、一般的に「寝違え」と言われていますので勘違いしない様にお気をつけくださいね。
上記でも説明させていただいたように、「寝違え」の代表的な症状は痛くて首が動かない、動きにくいといった症状だと思います。
こういった症状を起こす、最大の原因は炎症反応にあります。
炎症という言葉は有名ですので、耳にした事がある人も多いと思います。
組織が損傷されると、損傷した細胞から炎症物質が血中に出現します。
この炎症物質を神経が感知すると、痛みを感じると言われています。
つまり、炎症が強ければ強いほど痛みは強くなるという事です。
「寝違え」は、この炎症が短時間で急激に広がるのが特徴の疾患です。
そして炎症にはもうひとつ厄介な特徴があります。
それは近くの神経を興奮させ、常に過敏な状態にしてしまうという事です。
常に首の神経が過敏な状態になってしまうと、本来なら痛くもなんともないような弱い刺激や動きも痛く感じるようになってしまいます。
このような反応が、「寝違え」の症状の痛くて動かない、動きにくいといった症状の正体です。
当院が行う寝違えの治療の考え方
上記で寝違えの最大の特徴は、炎症が発生させる感覚の過敏性だと説明させていただきました。
この特徴は治療に関しても非常に厄介な点になります。
首が過敏な状態という事は、マッサージやバキボキするような比較的強い治療は逆に悪化させてしまう可能性が高いんです。
そのため治療院に行かれる時は、できるだけ丁寧で優しい治療を行っている治療院をお探しください。
当然、私が寝違えに対して行う治療も非常に丁寧で優しい治療になります。
具体的な私の治療の内容は、腕や肘を優しく動かすだけです。
「首の痛みなのに、何故腕や肘を触るの?」
という疑問の声が聞こえてきそうですね。
先ほども説明させていただいたように、「寝違え」の最大の特徴は強い炎症反応です。
炎症は体を動かして、血行が良くなれば改善します。
しかし、「寝違え」は強い炎症反応によって、非常に感覚が過敏になっているため、首を直接動かすと逆に悪化してしまう事があります。
そこで、首に近い関節である肩甲骨を動かすわけです。
肩甲骨は、腕の動きと連動しているため、腕や肘を利用すれば肩甲骨を動かす事が出来ます。
肩甲骨を動かせば、肩甲骨の周辺の血行が良くなり、周辺の筋肉の緊張も緩みます。
首は肩甲骨と非常に関連の深い関節ですので、肩甲骨の血行が良くなればその近くの首の血行も良くなるわけです。
首の血行が良くなれば、痛みの主原因でもある炎症の状態や、筋肉の緊張も改善します。
こういったメカニズムによって、私は「寝違え」を改善します。
また、私の治療は、治療中に痛みを伴う事はほとんどない優しい治療です。
治療に恐怖心がある人も安心して受けていただけます。
実際に、ほとんどの「寝違え」を患者さんが安静にしてくれるのであれば、2,3回以内で日常生活に支障のないレベルまで回復させている印象があります。
しかし、この「寝違え」の治療に関しては一つ重大な注意点が存在します。
それは、炎症による過敏性が取り切れていない時に治療で痛みを取りすぎてしまうと、その後により強い痛みが発生してしまうというものです。
つまり何が言いたいかというと、仮に1回の治療で大幅に症状が改善できたとしても、上記の様なリスクが存在するため数回の治療に分けて少しずつ症状を改善していった方が確実だという事です。
(軽い寝違えであれば1回で痛みをとっても問題ありません)
患者さん側からすると少しでも早く苦痛から逃れたいと思うのは当たり前の事だと思います。
ただし、良く考えてもらいたいのですが
「1回の治療で治るかもしれないけど、失敗したら症状が悪化する」
という治療と
「2,3回の治療で確実に改善する」
という治療。
あなたならどちらを選びたいと思うでしょうか?
ほとんどの患者さんは後者を選びたいと思うでしょうし、治療する側の私も後者を選択させてほしいです。
上記のような理由から私は「寝違え」を治療する時、症状をその場で改善できるだけ改善するのではなく、何回かに分けて改善できるように計算して治療を行ないます。
特に初回の治療には気をつかいます。
矛盾した様な事を言うようですが、症状を改善しすぎてしまうと、その後に悪化してしまう可能性があるため、初回の治療はあまり改善しすぎない様にします。
そして2回目3回目の治療の中で症状の経過を見ながら「いける!!」と判断できれば、一気に勝負をしかけて症状を改善させます。
(ほとんど2回目でいけます)
もしかしたら初回の治療ではあまり症状が変化せず、不信感を持たれる患者さんもおられるかもしれません。
ただし2、3回の治療回数をいただければ、ほぼ間違いなく改善できる自信は持っていますので、信頼してもらえればありがたいです。
ちなみに、「いける!!」と判断する指標は当然いくつか存在します。
その中でも最も私が重要視するのが朝の起床時の痛みの変化です。
この朝の起床時の痛みは、密接に「炎症」症状と関わります。
そしてこの「炎症」は先ほども説明させていただいたように「治療で急激に痛みを和らげると、その後により症状が悪化するという現象」の主原因でもあります。
朝の起床時の痛みが、少しでも軽減しているのであれば、「炎症」が改善してきているサインですので、その後は私の治療で一気に痛みを改善する事ができます。
この事は非常に重要で仮に日中がだいぶ楽であったとしても、朝の起床時の痛みが強い場合は無茶をすると痛みが再発するケースが少なくありません。
逆に言うと朝の起床時の痛みが改善されてきているのであれば、さほど心配せずに日常動作を行ってもらって良いと思います。
自分で自分の体を管理するのに役立つ知識ですので、是非覚えておいて下さいね。
寝違えでお悩みの人はよしだ柔整治療院にご相談下さい
このページで書かれているような治療法であれば、寝違えの症状を高い確率で改善する事は可能です。
今までどこに行ってもダメだったという人も、どこに相談していいか分からないという人も諦める必要はありません。
何度も言いますが私は本当に寝違えの治療を得意にしています。
もちろん、軽症か重症例によって治療回数は異なりますが、3回ほどの治療回数をいただければ、ほとんどの患者さんが実感できる効果を出せる自信があります。
このページを読んで本気で寝違えの辛い症状から解放されたい人は、是非1度私にご相談してくださいね。
よしだ柔整治療院は、国道176号線沿いに面している治療院です。
お車でお越しの場合は、大阪市内、豊中市、吹田市、池田市、箕面市、茨木市などから、比較的来やすく分かりやすい立地です。
実際に大阪市内、豊中市、吹田市、池田市、箕面市、茨木市から「寝違え」の治療で多数の人が来院しています。
このページを見て、興味を持ってくれた人は、1度遠慮なくご相談してくださいね。
また、寝違えと非常に似ている症状の中に「頚椎症や頚椎ヘルニア」という疾患が存在します。
同じ様に首の動きが悪くなる疾患なのですが、首の痛みだけではなく、腕や手などにも痛みが発生している場合は神経痛の可能性があります。
治療の内容も非常に似ている疾患ではあるのですが、腕や手にも痛みが出ている場合は「当院で行う頚椎症、頚椎ヘルニア、首、肩、背中、腕や手の神経痛の具体的な治療方法」のページの方がより詳しく説明させていただいていますので、興味のある人は是非参考にしてくださいね。
以上で「大阪、豊中、池田、吹田、箕面、茨木で寝違えを治す治療院をお探しならよしだ柔整治療院へ」のページの説明を終了させていただきます。
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