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編み物や手芸、手作業が肩甲骨や背中の痛みを発生させやすい理由や注意点

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肩甲骨や背中の痛みやコリの症状でお悩みの患者さんの話を聞いていると

「先生、私は編み物や手芸などの手作業が趣味なんですが、これが背中の症状の原因なんでしょうか?」

といった質問をよくいただきます。

そういった事が背中の痛みやコリの症状の原因です!と断定する事は出来ませんが、編み物や手芸などの手作業が背中の症状の原因になっている事も決して珍しくありません。

そこでこのページでは、編み物や手作業が肩甲骨や背中の痛みやコリの症状の原因になりやすい理由や、行うときの注意点について説明させていただきます。

ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)

医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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編み物や手芸などが背中の痛みやコリの症状の原因になりやすい理由

背中に痛みを感じた時、多くの人は肩こりなどの筋肉痛を思い浮かべると思います。

肩こりというのは血行不良で疲労物質が溜まり、その影響で筋肉が緊張する事によって発生します。つまり血行を促進して、血の中に溜まっている疲労物質を流してしまえば肩こりのような背中の痛みであれば発生しにくいという事になります。

そして筋肉は常に動かしているよりも、ずっと同じ姿勢を維持する動作の方が疲労が溜まりやすい傾向があります。

実際に試してみると分かりやすいと思うのですが、腕を上げたり下げたりを繰り返すよりも、ずっと上げっぱなしの方がしんどいですよね?

また、筋肉は血行の流れを良くするためのポンプの役割も果たしています。筋肉が動く事によってポンプのように血を全身に巡らせてくれているんです。

筋肉の動きが少ない状態だと血の流れが悪くなってしまい、血の中に溜まっている疲労物質が流れてくれなくなってしまう訳です。

そのため、動きが少なくてずっと同じ姿勢を維持するような動作は、血の中に疲労物質が蓄積され、その影響で筋肉が緊張して背中の症状を発生させやすくなってしまいます。

ここで編み物や手芸をしている時の動作を考えてみましょう。

まず首や肩甲骨の動きは下を向いたままほとんど動きが少なく、同じ角度をずっと維持している事が非常に多いと思います。

また、編み物などをされている女性に多い動作の一つでもあるのですが、両脇をしめて手作業をしていませんか?

実は脇をしめて手作業をしてしまうと、手首や指は動いていますが肘や肩はほとんど動きがなく疲労がたまりやすくなってしまうんです。

こういった動作も編み物や手芸をしている人が背中の症状を発生させやすい理由になっています。
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編み物や手芸などの手作業で背中に痛みを発生しにくくするための注意点

上記でも説明させていただいたように、動きの少ない体勢や姿勢を長時間維持してしまう事が背中の症状の最大の原因です。

そのため、ありきたりな注意点ではありますが、出来るだけ長時間同じ姿勢を維持しないように気をつけて下さい。

具体的には、編み物や手芸を行っている位置(高さ)を小まめに変化させるだけでも、下を向いている首や肩の位置は変化して背中への負担は少なくなりますし、両脇を少し空けて手を使うだけで、肘や肩も動くようになりますので両脇はしめないように気をつけて下さい。

また、下を向く時は、顔や首だけを下に向けるのではなくて、背中を少し丸めて下を向くようにして下さい。

これだけで下を向いて作業する時の体への負担はかなり軽減できます。

どの関節でもそうなんですが、何か作業をしようとした時に、一つの関節が単独で動くという事はまずありません。

歩行なら、股関節、膝関節、足関節が連動して動きます。

手作業なら、肩、肘、手首、指が連動して動きます。

逆に言えば、本来はいくつもの関節を連動して動かなければいけない作業で、一つの関節を単独で動かしてしまうと怪我の原因になるわけですね。

背中の痛みには首の関節への負担も大きく関わりますので、首で説明すれば例えば右に顔を向けた時に、首の動きと連動して、体も少し右に向けていれば首への負担は少なくすみます。

逆に、体は全く動かずに、首だけが単独で右に向いてしまうと過度な負担が首に入ってしまいます。

顔を下に向けた時の話に戻しますが、首の動きと連動して、背中を丸めるように下を向いていれば首への負担は少なくてすむんですね。

逆に、体は全く動かずに、首だけが単独で下を向いてしまうと、過度な負担が首に入ってしまいます。

患者さんの中で「下を向くのがしんどいんです」と訴える人のほとんどは、こういった部分に問題が多い印象を持っています。

このように、関節というのは単独で動く事はほとんどなく、単独で動かしてしまうと痛みの原因になってしまうんです。

首の動きも同様に、首を動かす時は、動かす方向に体も連動して動かさないと背中にとって大きな負担になってしまうため、気をつけてくださいね。

まとめ

ここで簡単にまとめさせていただきますね。

編み物や手芸をする時に首への負担を少なくするための注意点は主に3つ。

① 編み物や手芸を行っている手の位置(高さ)を小まめに変化させて、常に首や肩の角度が一定にならないようにする事。

② 編み物や手芸を行っている時の両脇はしめないようにして、必ず少し脇を空けて作業を行う事。

③ 首を下に向ける時は首だけを下に向けるのではなく、少し背中を丸めて下を向くようにする事(背筋を伸ばして下を向くのはNG)

簡単に説明すれば以上の3つです。

こういった事を気にしていただければ、編み物や手芸などの手作業を行った時の負担は軽減され、背中の症状は発生しにくくなります。

しかし、これらの方法はあくまでも負担を軽減できる方法であって、負担をゼロに出来るような魔法ではありません。

こういった方法であっても、やりすぎれば背中の症状は発生しますし、頚椎など首の骨に変形などがある人は、こういった注意点を気をつけてもすぐに症状が発生する人もいます。

そのため、あくまでも負担をかけすぎる事はしないように注意して下さいね。

以上で「編み物や手芸、手作業が肩甲骨や背中の痛みを発生させやすい理由や注意点」のページを終了させていただきますが、下記に背中の痛みに関連するページのリンクも載せていますので興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。

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