ページの先頭です

トップページ > 症状別解説一覧 > 猫背は悪いとは限らない?正しい姿勢と首の痛みやコリについて

猫背は悪いとは限らない?正しい姿勢と首の痛みやコリについて

xuoky2mRuRcnRXI1486778025_1486778323

首の痛みやコリの症状でお悩みの患者さんの話を聞いていると

「先生、私は普段から猫背なんですが、やっぱりこれが首の痛みを発生させている原因なんでしょうか?」

といった質問をよくいただきます。

普段から猫背の人にとっては、出来るだけ「正しい姿勢」をとろうと試みている人も多いと思いますが、私はそもそも猫背=悪いという考え方には疑問を持っています。

そこでこのページでは猫背と正しい姿勢についての説明と、首の痛みやコリの症状との関係について説明させていただきます。

ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)

医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
スポンサーリンク


猫背=必ず悪いという訳ではない

世の中では背中を丸める姿勢、いわゆる猫背は悪いという認識が当たり前になっていると思います。

しかし、冒頭でも見出しでも触れているように、私は猫背という姿勢が必ずしも悪いとは考えていません。

首の症状に関わらず人間が体を痛める時というのは、関節の構造上にそぐわない動作が関わった時に発生しやすくなります。

首の症状で説明すれば、首の関節の構造上で問題になる動作であればあるほど首の痛みは発生しやすくなるという事です。

首の関節に負担のかかる動きと言っても、説明すればキリがないほど大量にありますが、大事な事は「首だけを単独で動かしている姿勢」は避けるべきという事です。

どの関節でもそうなんですが、何か作業をしようとした時に、一つの関節が単独で動くという事はまずありません。

歩行なら、股関節、膝関節、足関節が連動して動きます。

手作業なら、肩、肘、手首、指が連動して動きます。

逆に言えば、本来はいくつもの関節を連動して動かなければいけない作業で、一つの関節を単独で動かしてしまうとその周辺には大きな負担がかかってしまうんですね。

首で説明すれば、例えば右に顔を向けた時に、首の動きと連動して、体も少し右に向けていれば首への負担は少なくすみます。

逆に、体は全く動かずに、首だけが単独で右に向いてしまうと過度な負担が首に入ってしまいます。

例えば顔を下に向けた時に、首の動きと連動して、背中を丸めるように下を向いていれば首への負担は少ないです。

逆に、体は全く動かずに、首だけが単独で下を向いてしまうと、過度な負担が首に入ってしまいます。

つまり、下をうつむく動作に関しては猫背のように体を丸めた姿勢の方が負担は少ないんです!

しかし、猫背は下を見る動作には適していますが、真正面から上を見る動作に関しては体の向きに対して首だけが単独で動いてしまい、大きな負担になってしまいます(猫背の人のデスクワークに多いですね)

このように猫背という姿勢は必ず悪い訳ではなく、猫背である事によって適した動作や苦手な動作というものが存在しています。

これは一般的に言われている「背筋をピンと伸ばした綺麗な姿勢」にも同様の考えが通用します。

背筋をピンと伸ばした動作は真正面を見る動作に関しては負担は少なくてすみますが、下を向く動作に関しては首だけが単独で下を向いてしまうため負担は大きくなってしまうんですね。

こういった事からも分かるように、負担の少ない正しい姿勢というのはその動作によって異なり、猫背の姿勢が有利に働く動作もあれば不利に働く動作もありますし、一般的に正しい姿勢と呼ばれている姿勢であっても、負担になりにくい動作もあれば負担になりやすい動作もあるんですね。

つまり、猫背が必ずしも体にとって悪いという訳でもないんです。
スポンサーリンク


正しい姿勢はその人によって個人差も大きい

上記では少しややこしい話ではありますが、首の痛みの原因になりやすい首への負担に関わった姿勢について説明させていただきました。

最後にこんな事を言うと混乱させてしまうかもしれませんが、そもそも人によって正しい姿勢には個人差が大きく相性の問題も大きく関わります。

一般的に猫背は悪いとされていますが、上記でも少し説明させていただいたように、猫背の人は下方向で作業をする事においては決して悪い姿勢ではありません。

つまり、デスクワークなどではイスの高さを少し高くしたり、机の高さを低くしてパソコンを少し下にうつむくような姿勢で見るように行えば、猫背の人のデスクワークでも負担は少なくります。

このように、その人の得意な姿勢によって、悪い動作や楽な動作は変わってきますので、あなたが一番楽だと感じる姿勢をまずは模索して下さい。

猫背を気にしている人なら経験した事があると思いますが、常に背筋をピンと伸ばしている姿勢はしんどくありませんか?

逆に言えば、背筋をピンと伸ばすのが楽に感じている人からすれば、猫背のような姿勢はしんどく感じるんです。

このように、本人が楽と感じる姿勢には相性があります。

人間の体は正直ですので、しんどいと感じる動作や姿勢はその人にとっては負担の大きな姿勢になっているはずです。

これは寝方などでも通用する話です。

仰向けが寝るのが楽という人もいれば、横向きが楽だという人もいます。稀にうつ伏せで寝るのが楽だという人もいます。

どれが正解という訳ではありません。その人の骨格やクセなどによって楽な姿勢や体勢には個人差がありますので、もし猫背の状態が楽と感じるのであれば、あなたにとっての正解の姿勢は猫背です。

このページでも説明させていただいたように、猫背が必ずしも悪い姿勢という訳でもありませんので、もし猫背を気にしている人はあまり気にせずに自分が楽だと感じる姿勢を維持しましょう。

また、どんなに楽な姿勢であっても、「同じ姿勢を維持」し続ければ首の痛みは発生しやすくなってしまうので気をつけて下さいね。

首の症状は常態化すると、頚椎の変形などを発生させてしまう事もありますので、もしなかなか症状が改善しない場合は出来るだけ早く信頼できる病院や治療院に相談するように心がけましょう。

もしどこに相談していいか分からない、どこに相談してもダメだったという人は遠慮なく私にご相談して下さいね。

どこに行っても治らないようなしつこい首の症状の治療に関しては、それなりの自信を持っていますのできっとお力になれると思います。

以上で「猫背は悪いとは限らない?正しい姿勢と首の痛みやコリについて」についての説明を終了させていただきますが、下記に首の痛みに関連するページのリンクも載せていますので、興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。

おすすめ記事


スポンサーリンク


首の痛みやコリに関しての記事

「首の痛みやコリの解消、改善にはウォーキングやランニングが効果的?」

「首の痛みやコリと同時に腕の痛みやだるさ、痺れが発生した時は注意」

「レントゲンやMRIで異常なしと診断された首の痛みやコリの正体」

「首の痛み、コリをマシにするデスクワークやパソコン作業の座り方」

「デスクワーク時に首の痛みやコリを発生させにくい椅子や机の高さとは?」

「寝れない首の痛みやコリに有効な楽な寝方や楽な姿勢について」

「思い込みや気のせいによって首の痛みやコリが発生する事はあり得るのか?」

「首の痛みやコリの症状と運動不足との関係」

「なかなか治らない首の痛みやコリは何科のお医者さんに相談するべきか?」

「首の痛みやコリで首の力がぬけない、体の力を抜く方法」

「上を見上げる、顔や顎を上げる動作で首の痛みやコリが強くなる時は要注意」

「首の痛み、コリで視力低下、目の痛み、まぶたが痙攣したりする理由」

「カイロプラクティックやバキボキ音を鳴らす整体は首の痛みに有効?」

「なかなか治らないしつこい首の痛みやコリと筋肉痛との違いは?」

「首の痛みやコリと同時に顔の痛みや痺れ、むくみを感じた時は要注意」

「悪い姿勢や同じ姿勢を維持する事が首の痛みやコリにとって負担になる理由」

「歯が浮く感じや奥歯の痛みなどは首の痛みやコリと関連する事がある」

「首の痛みやコリの症状に喉の痛みや飲み込みにくい、喉の異物感を感じた時は注意」

「首の痛みやコリの症状と首が熱い、熱くなる症状の原因」

「首の痛み、コリで骨盤矯正?骨の歪みや捻れ、ズレが原因ではない?」

「右首だけ、左首だけ、首の痛みやコリの症状が片方に偏る理由」

「長引く首の痛みやコリの症状に漢方薬は効果があるのか?」

「筋トレや腕立て伏せは首の痛みやコリの症状に有効か?悪化する可能性も」

「牽引治療は首の痛みやコリの症状に効果はあるのか?悪化の可能性も」

「祟りや呪いなど、お化けや幽霊と首の痛み(信じていませんが)」

「ひどい首の痛みやコリの症状はカラーやコルセットをつけるべきか?」

「首の痛みやコリの症状に低周波などの電気治療は効果的か?」

「放置するとどうなるのか?首の痛みやコリの症状のその後の経過」

「首の痛みやコリの症状の人でカバンやバックの種類や持ち方に関する注意点」

「抱き枕を使うと首の痛みやコリの症状が楽になる理由。抱き枕の高さについて」

「冷たい、冷たく感じる首の痛みやコリは要注意」

「重度、重症例の首の痛みやコリの症状とは?」

「朝の痛みが強くて起き上がれない首の痛みやコリは要注意」

「首の痛みやコリの症状と飲酒やアルコールとの関係」

「うつや不安感、精神的ストレスで発生する首の痛みやコリの症状もある?」

「首のコリや痛む場所がころころ移動したり変化する理由」

「風邪や胃炎、腸炎などによって首の痛みやコリの症状は悪化する事もある」

「ロキソニンなどの痛み止めの薬が効かない首の痛みやコリの症状は要注意」

「顎関節症、顎が痛い、だるいなどの違和感と首の痛みやコリの症状との関係は?」

「首の痛みやコリの症状に遺伝は関係するのか?」

「交通事故によるむちうちなどで発生する首の痛みやコリの症状には要注意」

「鎖骨周辺や胸の痛みと同時に首の痛みやコリの症状を感じた時は注意」

「異常に強い首の痛みやコリの症状は頚椎の問題を疑うべき」

「首の痛みやコリの症状にマッサージをして悪化する。揉み返しが発生する理由」

「首の痛みやコリの症状でお悩みの人で握力低下、手に力が入らない人は要注意」

「首の痛みやコリの症状で頭痛やこめかみの痛み、頭を重く感じる時がある」

「足ツボや青竹踏みで首の痛みやコリが改善する事もある?」

「体操やストレッチは首の痛みやコリの症状に有効か?悪化の可能性も」

「何もしていなくても首の痛みや違和感、コリの症状をずっと感じる時は注意」

「お香やアロマテラピーは首の痛みやコリの症状に効果はあるのか?」

「夏や冬、梅雨の時期など季節の変わり目に首の痛みが発生しやすい理由」

「首の痛みやコリの症状で手が上がらない、後ろに腕が回らなくなる事もある?」

「洗い物や読書時など下を向く時に首の痛みを感じる人が気をつける事」

「美容院やエステで悪化する可能性のある首の痛みやコリの症状とは?」

「サプリメントや健康食品は首の痛みやコリの症状に効果はあるのか?」

「首の痛みやコリの症状はお風呂や温泉で温めるのは有効か?悪化する事もあり」

「編み物や手芸、手作業が首の痛みやコリの症状を発生させやすい理由や注意点」

「お灸や鍼(針)治療は首の痛みやコリの症状に効果があるのか?」

「イライラが余計に首の痛みやコリの症状を強くする可能性もある」

「首の痛みやコリの症状に自転車やエアロバイクの運動は効果的か?」

「しつこい首の痛みやコリの症状と足裏の痛みとの関係」

「エアコンや気温の変化によって首の痛みやコリの症状が悪化しやすい理由」

「軽い痙攣、手や腕の震えが発生する首の痛みやコリの症状は注意」

「シップやサロンパスは首の痛みやコリの症状に効果はあるのか?」

「更年期障害や自律神経失調症と首の痛みやコリの症状との関係」

「首の痛みやコリの症状にピップエレキバンは効果があるのか?」

「なかなか治らない首の痛みやコリの症状と腰痛との関係」

「ラジオ体操は首の痛みやコリの症状に効果的か?」

「磁気ブレスレットやネックレスなどの健康アイテムは首の痛みに効果あるのか?」

「首の痛みやコリの症状に有効なスポーツや運動とは?」

「携帯電話やスマホと首の痛みやコリの症状との関係、注意点」

「強く押したり揉む行為は首の痛みやコリに有効か?悪化する可能性もあり」

「首の痛みやコリの症状に理想的な枕、オススメの高さとは?」

「耳鳴りやめまい、ふらつき、難聴と首の痛みやコリの症状との関係」

「首の痛みやコリの症状と足の痛み、痺れや重だるさとの関係」

「整骨院や整形外科の病院で治らない改善しにくい首の痛みやコリの症状とは?」

「首の痛みやコリの症状と同時に息苦しい、呼吸をすると痛い症状が発生した時は注意」

「首の痛みやコリの症状が悪化、逆効果になってしまう可能性のある行為とは?」

「しびれや麻痺が発生する首の痛みやコリの症状には注意」

「老化や高齢者、年寄りになって発生する首の痛みやコリの症状は注意」

「重いものを持つと首の痛みやコリがひどくなる理由と負担になりにくい持ち方」

「首を冷やす行為やアイシングは首の痛みやコリに効果的か?温めるのは?」

「首の痛みやコリの症状に有効な予防法とは?」

「眠れなくて不眠、寝不足を発生させる強い首の痛みやコリの症状の原因」

「血行不良や炎症と首の痛みやコリの症状との関係」

「首の痛みやコリの症状に良い布団やおすすめのマットレスは存在するのか?」

「ホッカイロを首につけると首の痛みやコリの症状が悪化する事もある?」

「くしゃみや咳で悪化する首の痛みやコリの症状は注意」

「安静にしていても改善しない首の痛みはただの肩こりではない?」

「首の痛みやコリを感じる人が気をつける事、やってはいけない動作」

「再発を繰り返す首の痛みやコリの症状は要注意」

「首の痛みやコリの症状に効果的?ヨガやピラティスの効果」

「ストレートネックと診断された人の首の痛みやコリの症状は要注意」

「首の痛みやコリの症状の治療後に発生する好転反応について」

「突然急に、いきなり発生する首の痛みやコリの症状について」

「首の痛みやコリの症状でお悩みの人が注意したい抱っこ、育児や子育て」

「首の痛みやコリの症状の急性期と慢性期との違いは?」

「仰向け、横向きで首の痛みやコリの症状を強く感じる時は要注意」

「テニスボールのストレッチ体操は首の痛みやコリの症状に効果的?悪化の可能性も」

「首の痛みやコリの症状は若い人にも発生?年齢層とは?」

地図イメージ

豊中市の整体、整骨院
よしだ柔整治療院

【住所】大阪府豊中市南桜塚2-7-1-114 ユニハイム桜塚
【アクセス】阪急電鉄宝塚本線 曽根駅 徒歩7分
【ご相談・ご予約】06-6858-3458
※当院は予約制です 【営業時間】月~金 9:00~12:00 / 13:00~20:00 土曜 9:00~12:00
【定休日】日曜、祝日、土曜日の午後
>>場所・行き方はこちら

【このホームページは私が書いています】

院長 吉田

よしだ柔整治療院
院長のプロフィール

患者さんの声

当院の風景

症状別解説

よくある質問

メールでのお問い合わせ

友だち追加
※LINEでも予約可能です

サイトメニュー

Information

外観

営業時間
平日 9時~12時/13時~20時
土曜 9時~12時
定休日
日曜、祝日、土曜日の午後
所在地
〒561-0882 大阪府豊中市南桜塚2-7-1-114 ユニハイム桜塚
電話番号
06-6858-3458
代表者
吉田 隼