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股関節の動きとジャンパー膝や膝蓋腱炎との関係

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膝の関節というのは動作上単独で動く事はほとんどなく、必ず股関節や足首と連動して動きます。

(歩行動作、しゃがむ動作、ジャンプ動作などなど)

つまり膝と股関節は、痛みの部分でも治療の部分でも非常に深い関係にあるという事です。

当然、ジャンパー膝や膝蓋腱炎の症状の発生にも股関節の動きは大きく関わっています。

そこでこのページでは「股関節の動きとジャンパー膝や膝蓋腱炎との関係」について説明させていただきます。

ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)

医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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ジャンパー膝や膝蓋腱炎を発生させる原因と股関節との関係

膝蓋腱炎やジャンパー膝は太ももの前面の大腿四頭筋という筋肉に過度の負担が加わり、大腿四頭筋や腱の部分に痛みが発生すると考えられています。

ちなみに腱とは筋肉が骨に付着している部分の事で、大腿四頭筋の腱は膝のお皿の真正面を覆うようにして付着しています。

(そのため、ジャンパー膝や膝蓋腱炎の痛みは太ももから膝のお皿周辺の真正面に発生しやすいんですね)

そしてジャンパー膝や膝蓋腱炎になる人の多くは、スポーツや運動などによって大腿四頭筋に過度に緊張させてしまう原因動作が存在しています。

原因動作というと分かりにくいと思いますが、極端な言い方をすれば膝に過度に負担をかける「悪いクセ」のようなものがスポーツや運動の中に隠れているんです。

どんなに安静にして痛みを軽減させても、治療によって痛みを改善させたとしても、スポーツや運動の中に隠れている「悪いクセ」を治さない限りはスポーツや運動をするとすぐに再発してしまいます。

つまりその動作上の「悪いクセ」を改善しないと、ジャンパー膝や膝蓋腱炎の症状が本当の意味で治る事は考えにくいんです。

そしてジャンパー膝や膝蓋腱炎を発生させる原因動作には、股関節の動きも大きく関わっています。

膝の動きというのは、そのほとんどの動作が股関節や足首と連動して動きます。

簡単に言えば膝が曲がる時は股関節も曲がる事が多く、膝が伸びる動きが関わる時には股関節も伸びる事が正常な動きになる事が多いんですね。

逆に言えば、ジャンパー膝や膝蓋腱炎になる人の多くは、スポーツや運動をした時に膝の動きと股関節の動きが連動していない事が多いんですね。

股関節と膝の動きが連動していないという事は膝の負担が大きくなるんですが、その負担は股関節にも大きく関わります。

そのため、こういったジャンパー膝や膝蓋腱炎を発生している人は症状が重症化すると股関節や腰にも痛みを発生させる場合もありますので気をつけて下さいね。

ジャンパー膝や膝蓋腱炎を発生させる具体的な原因動作

上記では、ジャンパー膝や膝蓋腱炎になる原因はスポーツや運動の中の動作上にある事が多く、そういった原因動作(悪いクセ)を改善しない限り症状は改善しにくいという説明をさせていただきました。

そして、その原因動作には股関節の動きが大きく関わっています。

当然、このページを読んでいる人の多くが具体的な動作の問題点を知りたいと願っていると思います。

しかし動作というのは非常に個人差が大きいため実際にその動作を見させて頂くか、映像を見させて頂かないと確定的な事は言えません。

ただし、今までの経験則である程度の傾向は説明する事は可能です。

そこでここからは、ジャンパー膝や膝蓋腱炎の原因動作として可能性の高い動作の説明をさせていただきます。

ジャンパー膝や膝蓋腱炎の原因として多い動作はざっくりと言えば主に次の2つです。

1 走り方が原因で発生している場合

もし走り方が原因でジャンパー膝や膝蓋腱炎になっているのであれば、走る時につま先や足で地面を蹴る意識が強すぎる事が原因になっている事が多い印象を持っています。

地面を蹴る意識が強すぎて太ももや膝がほとんど上がっていないんですね。

太ももを上げるという動きは、股関節を曲げるという動きでもあり、膝を曲げながら大きく太ももを上に上げるという動きは短距離を走る動きとしては非常に大事な要素になります。

しかし、つま先で足を蹴る意識が強すぎると、股関節と膝の関節が十分に曲がりにくくなってしまうため、地面からの圧力を吸収しきれずに膝への負担が大きくなってしまいます。

(関節は曲がる事によって地面からの衝撃をクッションのように吸収する役目がありますので)

おそらく走り方が原因で発生しているジャンパー膝や膝蓋腱炎の人の中にも思い当たる人が多いのではないでしょうか?

もちろんその時の重心の位置、手の振り方、足の出し方などを修正しないと症状が軽減しない人も多いので簡単ではありませんが、心当たりがある人は是非参考にして下さいね。

2 踏み込んだ時などに重心が後ろに偏りすぎている場合

ジャンパー膝や膝蓋腱炎を発生させている場合、まずは走り方などを確認する事が多いのですが、走り方に大きな問題が無い場合は片足に大きく踏み込んだ時に重心が後ろに偏りすぎている事が原因で発生している事が多い印象を持っています。

重心とは体重が最もかかっている場所の事です。

例えば、ジャンプする前の踏み込んだ時、ジャンプして着地した時、サッカーでボールを蹴る時の軸足、バトミントンや剣道や卓球のように大きく一歩を踏み出す動作などですね。

人間の関節はてこの原理でできていますので、最も力が加わる場所に重心が近ければ近いほど負担は少なく、遠ざかれば遠ざかるほど負担が大きくなります。

大きく踏み込んだ時というのは、前屈みに近い姿勢であれば重心は前にいきやすくなります。

この前屈みの姿勢というのは股関節が曲がっている状態と一緒なんですね。

このように、大きく踏み込んで膝が曲がっている時には上半身も少し前屈みにして股関節を曲げないと膝への負担は大きくなるんです。

この原因に関しては走る動作と比べて複雑な動作のため、また原因が個人によって大きく異なるため実際に動作や映像を見させていただかないと細かい事までは何とも言えません。

このように結局はその人の痛い動作やスポーツの内容を詳しく聞かせていただかないと、確実な原因を特定するのは難しい疾患だと言えます。

しかし、多くの場合で走り方か足に体重がのった時の重心の位置に原因があり、その動作は膝と股関節の連動性が関わっていますので、自分の原因動作の追求に役立てて下さいね。
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ジャンパー膝や膝蓋腱炎の治療方法

ここからはジャンパー膝や膝蓋腱炎の治療について説明させていただきますね。

とは言っても、ここまで説明させていただいた様にジャンパー膝や膝蓋腱炎の原因の多くはスポーツや運動中の動作の中に存在しています。

そのため、ジャンパー膝や膝蓋腱炎の治療で最も大事な部分は動作指導になります。

はっきり言って治療でその場の症状を改善する事はさほど難しくありません。

おそらくこのページを読んでいる人の中にも、治療院での治療直後は楽になった経験がある人も多いと思います。

この疾患を治療するに当たって最も厄介な部分は動作解析と動作指導の2点です。

動作解析とはそのままの意味ですが、患者さんのどの動作が原因になっているのかをまずは特定しなければいけません。

走り方などならほとんど経験と予測だけで答えを出せますが、原因動作に関しては人によって本当にバラバラなので場合によっては苦労します。

その場で見れる動作なら直接見れますが、多くの場合は動画を撮ってもらう事が多いです。

そして原因が特定できれば今度はその指導をしなければいけません。

この部分に関しては単純に患者さん側の努力が必要になります。

慣れ親しんだ動作を変えるという事は口で言うのは簡単ですが、実際は非常に大変な事ですので。。。

ただし、本当にこういった事を追求していけばこの症状は治す事が可能です。

もしこのページを読んで参考になったという人は、近くに動作指導をしてくれそうな人を探してみて下さい。

(なかなかいないとは思いますが)

もしどこに相談していいか分からない、どこに行ってもダメだったという人は1度私にお気軽にご相談してくださいね。

ジャンパー膝や膝蓋腱炎の治療にはそれなりに自信を持っていますのできっとお力になれると思います。

以上で「股関節の動きとジャンパー膝や膝蓋腱炎との関係」のページの説明を終了させていただきますが、下記にジャンパー膝や膝蓋腱炎に関連するページのリンクも載せていますので、興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。
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