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ストレートネックになりやすい人や日常生活でしてはいけない注意点

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長引く首や肩の痛みでお悩みの人の中には、病院でレントゲンを撮ってもらいストレートネックと診断された人も多いと思います。

そういったストレートネックと診断された人の治療をしていると

「先生、ストレートネックになりやすい人や日常生活でしてはいけない事ってあるんでしょうか?」

といった質問をよくいただきます。

人によって勿論個人差はありますが、ストレートネックになりやすくなったり、症状に悪影響を発生させるような動作というのは存在しています。

そこでこのページでは、ストレートネックになりやすい人や日常生活でしてはいけない注意点について説明させていただきます。

ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)

医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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ストレートネックは首への負担によって発生する

さて、まずは簡単にストレートネックの説明をさせていただきますね。

ご存知の人も多いと思いますが、ストレートネックとは本来であれば少しカーブしている首の骨がまっすぐになっている状態の事を指しています。

カーブする事によって首への衝撃をバネの様に吸収して、首の負担を本来であれば防いでくれているんですが、その首の形状が真っ直ぐになってしまうと衝撃を吸収しきれずに痛めやすくなってしまうんですね。

ストレートネックになる原因は様々な事が考えられますが、簡単に言えば長年の姿勢や首の動かし方によって、首の骨の形が少しずつ変形していった事が考えられると思います。

つまり首の関節にとって負担になる動作は、ストレートネックなど首の骨の変形に関わりますし症状の悪化の原因にもなる訳です。

ストレートネックになりやすい人や、ストレートネックの人が日常生活でしてはいけない事というのは、簡単に説明すれば首の関節にとって負担の大きい事を出来るだけ避ける事が重要になる訳ですね。

運動不足の人は首の関節に悪影響?

上記ではストレートネックのような首の骨の変形は、長年に渡って首の関節に負担をかけ続けた事が原因で発生するという説明をさせていただきました。

つまり、出来るだけ首の関節に負担をかけない事が気をつけなければいけない事になります。

見出しでも触れていますが、首にとって運動不足の人は首の関節にとって負担が大きくなりやすく、普段から定期的に運動をされている人はなりにくい傾向があります。

首の骨の変形の原因は様々な要因が複雑に絡み合って発生しているはずですが、その原因の一つに首や肩周辺の筋肉の緊張が大きく関わっている事はまず間違いないと思います。

血行不良で疲労物質が溜まると筋肉は緊張しやすいと考えられていますので、血行を促進して血の中に溜まっている疲労物質を流してしまえば筋肉は緊張しにくいという事にもなるんですね。

実は運動をあまり行わない生活環境の場合、この筋肉の緊張の原因である血行不良を引き起こしやすい状態でもあるんです。

筋肉は動かしているよりも、ずっと同じ姿勢を維持する動作の方が疲労が溜まりやすい傾向があります。

実際に試してみると分かりやすいと思うのですが、腕を上げたり下げたりを繰り返すよりも、ずっと上げっぱなしの方がしんどいですよね?

また、筋肉は血行の流れを良くするためのポンプの役割も果たしています。筋肉が動く事によってポンプのように血を全身に巡らせてくれているんです。

筋肉の動きが少ない状態、つまり運動不足の状態だと血の流れが悪くなってしまい、血の中に溜まっている疲労物質が流れてくれなくなってしまう訳です。

そのため、普段から運動不足の状態が続いている人の場合は、血の中に疲労物質が蓄積され、その影響で筋肉が緊張してしまい、その結果首の痛みや骨の変形の原因を作りやすくなってしまいます。

逆に普段から運動をされている人は全身の血行状態が良好な人が多く、一般的にこういった症状にはなりにくい傾向があります。
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首の関節にとって負担になる動き

上記では運動不足は首の関節にとって負担が大きくなってしまうという理由を説明させていただきました。

ここからはストレートネックにならない為に、もしくは症状を今以上に悪化させない為に、日常生活でやってはいけない負担の大きい動作について説明させていただきますね。

首の症状の発生に大きく関わる関節は首や肩甲骨になります。

つまり首や肩甲骨の関節にとって負担の大きい動作は首の症状を発生させやすい動作とも言えるんですね。

(肩甲骨の動きとは腕や手の動きの事です)

首の関節にとって負担のかかりやすい動作は、首の骨の解剖学的特徴から説明する事ができます。

頸椎(首の骨)は関節の構造上、首の後屈(上を見上げる動作)と側屈(首を横に倒す動作)の動きには適していません。

後屈(上を見上げる動作)と側屈(首を横に倒す動作)は、首の症状を発生させやすい動作ですので気をつけてくださいね。

それ以外の首の動作、首の前屈(顔を下に向ける動作)や回旋(横を見る動作)に関しては、首の関節の構造上、負担が少ない動作ともいえます。

しかし、本来は負担の少ない前屈(顔を下に向ける動作)や回旋(横を見る動作)でも、首だけを単独で動かすと首には負担が入ってしまいます。

どういった意味なのか詳しく説明させていただきますね。

どの関節でもそうなんですが、何か作業をしようとした時に、一つの関節が単独で動くという事はまずありません。

歩行なら、股関節、膝関節、足関節が連動して動きます。

手作業なら、肩、肘、手首、指が連動して動きます。

逆に言えば、本来はいくつもの関節を連動して動かなければいけない作業で、一つの関節を単独で動かしてしまうと怪我の原因になるわけですね。

首で説明すれば、例えば右に顔を向けた時に、首の動きと連動して、体も少し右に向けていれば首への負担は少なくすみます。

逆に、体は全く動かずに、首だけが単独で右に向いてしまうと過度な負担が首に入ってしまいます。

例えば顔を下に向けた時に、首の動きと連動して、背中を丸めるように下を向いていれば首への負担は少ないです。

逆に、体は全く動かずに、首だけが単独で下を向いてしまうと、過度な負担が首に入ってしまいます。

このように、関節というのは単独で動く事はほとんどなく、単独で動かしてしまうと痛みの原因になってしまうんです。

首の動きも同様に、首を動かす時は、動かす方向に体も連動して動かさないと負担になってしまうため、気をつけてくださいね。

ここまでは、首の動きに関して説明させていただきましたが、首の症状は腕の動かし方などでも場合によっては負担になってしまいます。

人間の関節というのは「てこの原理」で動いています。

てこの原理というのは、支点より作用点が遠くなれば多くの力が必要になり、近ければ近いほど少ない力で作業が行えます。

少し難しい話ですが、人間の体で言い直しますと、自分の立っている位置より遠くで作業をすればするほど、支点になる首や肩甲骨には負担が大きくなり、近くで作業をすれば負担は少なくなるという事です。

何か作業をする時は、できるだけ作業をする場所に近づいて作業をすれば、首や肩への負担は減らせます。

逆に

遠ざかれば遠ざかるほど、首や肩への負担が増えてしまいますのでお気をつけください。

簡単に言えば、腕を伸ばした状態で作業をするのはやめて、少し曲げて作業を行ってください。

もしそれができないなら、自分の体ごと近づきましょう。

ここで一度簡単にまとめさせていただきますね。

首の症状でお悩みの人にとって、日常動作で気をつける動作や、してはいけない事、やってはいけない事とは、大きく分けて次の3つです。

① 首の後屈(上を見上げる動作)と側屈(首を横に倒す動作)

② 首を動かす時に、連動して体を動かさず、首だけを単独で動かす行為

③ 手を使った作業時に、腕を伸ばして自分の位置より遠くで作業をする行為

こういった動作をしない様に、普段から気をつけていただけると、ストレートネックの症状の悪化や進行を防げると思います。

逆に、普段の日常生活や仕事の中に、こういった動作が多い人はストレートネックになりやすい生活とも言えます。

ご自分の症状の改善に役立つ情報ですので、是非参考にしてくださいね。

また、こちらで説明させていただいた方法は負担を軽減する方法であって、負担を完全にゼロに出来るような方法ではありません。

ストレートネックなど首の骨の変形の重症度によっては、そもそも何もしていなくても激痛が発生する事もあり、このページで説明したような注意点を気にしても症状が改善しない事も十分あり得ます。

なかなか改善しない症状の場合は出来るだけ早く信頼できる病院や治療院に相談するように心がけて下さい。

もしどこに相談していいか分からない、どこに相談してもダメだったという人は一度私にお気軽にご相談して下さいね。

どこに行っても治らないしつこい首の痛みや、首の骨の変形から発生している症状の治療にはそれなりに自信を持っていますのできっとお力になれると思います。

以上で「ストレートネックになりやすい人や日常生活でしてはいけない注意点」のページの説明を終了させていただきますが、下記にストレートネックに関連するページのリンクも載せていますので、興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。
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