
長引く首や肩の痛みでお悩みの人の中には、病院でレントゲンを撮ってもらいストレートネックと診断された人も多いと思います。
そういったストレートネックと診断された人の話を聞いていると、デスクワークをすると症状が強くなるという話をよく聞きます。
そのため
「先生、ストレートネックの人がデスクワークで痛くならない楽な正しい座り方ってあるんでしょうか?
といった質問をよくいただきます。
そこでこのページでは、ストレートネックの人がデスクワーク時に注意したい楽な正しい座り方について説明させていただきます。
ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)
医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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ストレートネックとは?
まずは簡単にストレートネックの説明をさせていただきますね。
ご存知の人も多いと思いますが、ストレートネックとは本来であれば少しカーブしている首の骨がまっすぐになっている状態の事を指しています。
カーブする事によって首への衝撃をバネの様に吸収して、首の負担を本来であれば防いでくれているんですが、その首の形状が真っ直ぐになってしまうと衝撃を吸収しきれずに痛めやすくなってしまうんですね。
ストレートネックになる原因は様々な事が考えられますが、簡単に言えば長年の姿勢や首の動かし方によって、首の骨の形が少しずつ変形していった事が考えられると思います。
場合によっては変形した骨によって近くの神経を圧迫してしまい、その後に頚椎症や頚椎ヘルニアに移行していく人も多い為、非常に注意が必要な状態でもあります。
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デスクワークやパソコンの作業でストレートネックの症状が悪化する理由
上記でも説明させていただいたように、ストレートネックは首の骨の変形によって発生しています。
そのため、首への負担が大きければ大きいほどストレートネックの症状は悪化しやすくなってしまう訳ですね。
つまりデスクワークやパソコンをしていてストレートネックの症状が悪化するという事は、デスクワークやパソコンによって首に負担がかかっているという事になります。
こういったデスクワークやパソコンの作業で首に負担がかかる理由は主に次の2つです。
① 首の角度をずっと同じ位置で固定している
人の筋肉は腕や関節を動かすよりも、ずっと同じ体勢を維持する方が疲労は溜まりやすい傾向があります。
例えば腕を上げたり下げたりを繰り返すよりも、上げた状態を維持する方がしんどいですよね。
そのため首がずっと同じ角度を維持した状態でパソコンの画面を眺めていると、負担が大きくなりますので気をつけてください。
ただし、この理由に関してはあまり解決策はないと思います。
しんどくなったら勝手に首の角度や位置を無意識に変化させていると思いますので、患者さんが特別何かを意識する必要はないと思います。
あまりにも集中しすぎると、ずっと同じ状態で首の角度を固定される人もいますので、そういった人は気をつけて下さい。
(最近ではスマホで痛めている人も非常に多いです)
② 作業をする場所が自分の位置から遠い
人間の関節は全て「てこの原理」で力を発生させています。
そのため支点になる場所から、作業点の場所との距離が遠ければ遠いほど支点にかかる負担は大きくなります。
デスクワーク時の支点とは重心(体重がかかっている場所)の事で、作業点は手の位置になります。
つまり、デスクワークでのパソコンの作業をする時に、重心と作業点(手)の位置を近づけて作業をすれば首への負担は少なくて済むという事です。
逆に言えば、体重が一番かかっている場所と手の位置が離れれば離れるほど、支点になっている首の負担は大きくなってしまいます。
首の負担になりにくい座り方
上記ではデスクワークで首に負担がかかる理由について説明させていただきました。
こんな事を説明してもピンと来ないと思いますので、ここからは具体的な方法(座り方)を説明させていただきますね。
① 片方の足を少し前のデスクに近づけて置いて、つま先の方向は前を向けて下さい。
② 逆の足は少し自分に近い位置に置いて、つま先の方向は外に向けて下さい。その時に膝も軽く外に開いてください。
③ ①②の状態で、前に置いている方の足側のお尻、もしくは太ももに軽く体重を置くように意識して下さい。
これで完了です。
人間の体はお尻が最も重い場所になりますので、座っているとどうしてもお尻に重心が偏ってしまいます。
そのためデスクワーク時の手の位置とお尻の重心の位置が離れてしまい、その中間地点である首への負担が大きくなってしまいます。
こういった事から重心を前にもってくるためには、どちらかの足を前に出して体重を偏らせないといけないんですね。
このページで教えている座り方をすれば、前方に重心を移動させる事ができるので首への負担を減らす事が可能なはずです。
ただし、いくつか注意点があります。
まず、前方に出す方の足は、より症状が強い側の足を前に出して下さい。
(もし右首や右肩に症状が強いのであれば、右足が前、左足が後ろです)
そして、少し後ろに引いたほうの足のつま先の方向は、必ず少し外に向ける様にして下さい。
気をつけてほしいのは、絶対に両足のつま先の方向が揃わない様にして下さいね。
両足のつま先がどちらも前に向いてしまうと、どうしても重心の移動が発生しにくくなってしまい、自然とお尻の重さによって重心が後ろに近くなってしまいます。
そうすると、首への負担も大きくなってしまうので気をつけて下さい。
意外と思われるかもしれませんが、首と足の位置やつま先の方向というのは、作業をする上で非常に密接に関わります。
今回説明したこの方法は、実際に私が患者さんに指導をして多くの実績を出している座り方です。
説明通りに行えば症状の改善に役立つと思いますので是非試してみて下さいね。
クッションを利用して重心を前にする事も可能
ここまでは首の負担になりにくい座り方を説明させていただきましたが、少し難しい説明になっていると思います。
簡単に説明すれば重心(体重がかかっている場所)を少し前にすれば、首の負担は少なくてすむという事です。
こういった事は実はクッションを少し工夫する事でも実践する事が出来ます。
薄めのクッション(2~3センチほど)を座るイスに敷く時に、出来るだけイスの後ろの方にずらして置いて下さい。
そしてそのクッションの上に座る時に、お尻の後ろ半分だけをクッションに載せるようにして座って下さい。
そうする事で座った時にお尻の下で前方向の傾斜ができ、ただ座っているだけでも重心が前にいきやすくなります。
クッションの高さや位置は人によって微妙に異なりますので、やってみてしんどくない高さや位置を探して下さいね。
まとめ
このページではデスクワークでストレートネックの症状が悪化しやすい理由や、そういった負担を軽減させるための座り方について説明させていただきました。
こういった方法で実際に症状が改善している人もいますので、興味が沸いた人は是非参考にして下さいね。
ただし、このページで説明させていただいた方法は、負担を軽減させる方法であって負担をゼロに出来る訳ではありません。
こういった方法を試してもなかなか改善しない症状も存在しますし、そもそも長引いている症状は頚椎症や頚椎ヘルニアなどの初期症状の可能性もあります。
そのため、ストレートネックの症状でお悩みの人は出来るだけ早く病院や信頼できる治療院に相談するようにして下さい。
もしどこに相談していいか分からない、どこに相談してもダメだったという人は一度私にお気軽にご相談して下さいね。
どこに行っても治らないしつこい症状や、頚椎から発生している症状の治療にはそれなりに自信を持っていますのできっとお力になれると思います。
以上で「ストレートネックの人がデスクワーク時に注意したい楽な正しい座り方」のページの説明を終了させていただきますが、下記にストレートネックに関連するページのリンクも載せていますので、興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。
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