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ロキソニンなどの痛み止めの薬の効果が少ないストレートネックは注意

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長引く首や肩の痛みでお悩みの人の中には、病院のレントゲン検査でストレートネックと診断された人も多いと思います。

そういったストレートネックと診断された人の話を聞いていると

「先生、私の症状はロキソニンなどの痛み止めの薬を飲んでもあまり効果がないんですが、こういった事ってあり得るんでしょうか?」

といった質問をよくいただきます。

痛み止めの薬の効果には個人差も大きく、一概には言えませんがストレートネックで痛み止めの薬の効果が少ないというのは重症化している可能性が高く注意が必要です。

そこでこのページでは、ロキソニンなどの痛み止めの薬の効果が少ないストレートネックの危険性について説明させていただきます。

ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)

医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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ロキソニンや痛み止めの効果が少ないストレートネックの症状は神経圧迫から発生する神経痛の可能性が高い

冒頭でも軽く説明したように、ロキソニンなどの痛み止めで症状が改善しない場合は、そのストレートネックの症状は重症化している可能性が高く注意が必要です。

まずは簡単にストレートネックについて説明させていただきますね。

ご存知の人も多いと思いますが、ストレートネックとは本来であれば少しカーブしている首の骨がまっすぐになっている状態の事を指しています。

カーブする事によって首への衝撃をバネの様に吸収して、首の負担を本来であれば防いでくれているんですが、その首の形状が真っ直ぐになってしまうと衝撃を吸収しきれずに痛めやすくなってしまうんですね。

そのため、ストレートネックの人は通常の人に比べて首周辺の筋肉が緊張しやすく、その影響で血行が悪くなる事から肩こりなどの筋肉痛が発生しやすい状態と考えられています。

さて、一般的にロキソニンや痛み止めの薬というのは、比較的強い薬に当たりますので効果も非常に高い傾向があります。(もちろん、薬は服用する人との相性も大きく作用しますが)

ロキソニンなどの痛み止めの薬の効果が少ない場合、その効果が少なくなる理由は大きく分けて2つになると考えています。

① 痛みや症状が強すぎるため、ロキソニンなどの痛み止めでも症状を消せない。

② 長期間に渡って薬を服用し続けて、薬に耐性がついてしまい効果が薄れた。

主に考えられる理由は上記の2つでしょう。

首の痛みやコリに代表される肩こりという症状は、血行不良などが原因で発生する筋肉痛に近い痛みが特徴的な疾患です。

痛みの強さには個人差がありますが、一般的にロキソニンなどの痛み止めの薬が効かないほどの強い痛みを発生させるという事は、通常では考えにくい疾患でもあります。

また、痛み止めを普段から常用している場合は、薬の耐性がついて効果が薄くなるという事も考えられますが、そもそも単純な筋肉痛に近い肩こりの症状が、薬を飲み続けなければいけないほど長期間に渡って発生し続けるという事も通常では考えにくい現象です。

こういった事からも分かるように、ロキソニンなど痛み止めの薬の効果をあまり感じないストレートネックの症状の場合は、その正体が単なる肩こりのような筋肉痛じゃない可能性が非常に高いんです。

こういった痛み止めの薬の効果が少ない症状の場合、ストレートネックの首の骨の変形が重症化した事によって神経を圧迫して発生している神経痛の可能性が高いと思います。

神経痛とは、首の骨や軟骨が変形する事によって近くの神経を圧迫し、その神経が支配している領域に痛みや痺れなどの症状を発生させる疾患です。

軽症から重症例までの症状がかなり幅広く、重症であれば夜も疼いて寝れない、握力がなくなって手や腕や首を動かせないなどの症状を発生させる事もありますが、軽症であれば肩こりに似た痛みや筋肉の張り感だけを感じる場合もあります。

このように重症であれば、ただの肩こりでは考えられない症状を発生させますので分かりやすいんですが、神経痛で症状が発生していたとしても、軽症であれば肩こりに近い症状を発生させますので分かりにくいんですね。

また、この首の神経圧迫から発生する神経痛の症状は、ある程度重症化するとロキソニンなどの痛み止めの薬が効きにくくなる傾向があり、最悪の場合は手術をしなければいけない場合もあります。

その為、もしロキソニンなどの痛み止めの薬の効果に疑問を感じた人は、ストレートネックの変形が重症化して神経圧迫の可能性を疑うようにして下さいね。

痛み止めのリスク

私は決して痛み止めの薬を全否定するつもりはありません。

どういった疾患であっても痛み止めの薬を飲む事によって、何とか日常生活を支障なく送れている人がいる事も理解しています。

しかし、それでも痛み止めを毎日飲み続ける危険性やリスクは知識として持っていて下さいね。

私が考える痛み止めを常用するリスクは主に次の2つです。

1つは単純に内臓への負担です。

ロキソニンや痛み止めの薬をもらう時は、胃薬も一緒にもらう事が多いと思います。

その事からも分かるように、痛み止めの薬は内臓にとっては強い負担になります。

実際に痛み止めの副作用が原因で胃や腎臓などに障害を発生する事はあり得ます。

私が今まで診た患者さんの中にもそういった人は事実おられました。

また、薬物というのは常用すると強い中毒性が発生します。

外国ではこういった中毒性によって、実際に死亡事故も起きている事例もあります。

必要以上に恐怖心を煽る様な説明にしたくはありませんが、毎日何か月も何年も飲み続けるというのは間違いなく体にとっては毒になる事は理解して下さい。

2つめの理由は、痛み止めを飲む事によって症状をさらに悪化しやすくなっている事です。

どういう事かを説明する前に、まずは「痛み」について簡単に説明させていただきますね。

みなさんを悩ましている「痛み」というのは、脳が作り出している一種の防御反応から発生する感覚です。

簡単に言えば、悪い所を「痛み」によって知らせる危険信号の様なものだと考えてください。

もしストレートネックのように首になんらかの問題が発生した時は、脳が首を安静にしてほしいので首に「痛み」を発生させるんです。

「痛み」があるとみなさんは動作を気をつけますよね?

もしくは慎重にそろーっと動きますよね?

人は「痛み」があるとその「痛み」を回避しようとして、悪い場所に出来るだけ負担がかからないように動きます。

(無意識でもです)

当然ですが、日常生活の負担が少なければ少ないほど症状の改善は早くなります。

つまり、「痛み」という脳が発する危険信号の役割は、本人に悪い箇所を知らせると同時に、できるだけ安静にさせるために存在するんですね。

(多くの場合、現状の症状以上にこの信号だけが強くなってしまい厄介な事になっているんですが・・・)

そして痛み止めの薬というのは、その危険信号のスイッチを無理やり切ってしまう訳です。

本来は「痛み」を出す事によって、動作による負担が首や肩にかかりにくくしている訳ですが、その「痛み」を無理やり薬で止めてしまうとどうなるでしょうか?

痛み止めが効いている時は症状がマシでも、「痛み」がマシな時の動作の負担により症状は悪化します。

みなさんは痛み止めを飲んで症状が消えたり軽減したら、痛い時と同じように慎重に動いていますか?

ほとんどの人間は、痛みが弱ければ特に意識せずに動いていると思います。

中には「ちゃんと気をつけている!!」とおっしゃる人もいるかもしれません。

しかし、本当に強い痛みが出ている時と同じように動いていますか?

断言します。

痛み止めで症状が軽減したら、絶対に元の痛みの時と同じレベルで気をつけた動作を意識できていません。

人間の動きを本当の意味で抑制できるのは「痛み」だけです。

気を付けて頂きたいのは、痛み止めを飲む前の症状が「本当のあなたの症状」なんです。

本当であれば強い痛みが出ているのにも関わらず、痛み止めで一時的にごまかしているだけなんです。

本当は強い痛みのせいでまともに動けない状態なのに、痛みがないからといって普通に動いてしまえばその負担により間違いなく悪化します。

本当は普通に動く事だけでも痛みが発生している症状なんですから。

こういった事がストレートネックなど首の骨の変形を助長してしまう可能性も十分にあり得ます。

そのため、ロキソニンや痛み止めの薬を全否定するつもりはありませんが、常用を避けれるのであれば出来るだけ避けるように心がけて下さいね。
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神経を圧迫していたとしても初期であれば異常なしと診断される事が多い

上記ではストレートネックと診断された人でロキソニンなどの痛み止めの薬の効果が少ない場合、その症状は神経を圧迫して発生している神経痛の可能性があるという説明をさせていただきました。

神経を圧迫して発生する神経痛を疑った場合、ストレートネックが頚椎症や頚椎ヘルニアなどの疾患に移行している可能性もあるのですが、病院へ行ってレントゲンやMRIなどの画像検査をされても初期の頚椎症や頚椎ヘルニアの場合は「異常なし」と診断される事も決して珍しくありません。

お医者さんの診断基準はどうしても手術をするべきかどうかで判断される事が多く、首の骨や軟骨の変形、神経の圧迫などの問題点があったとしても、手術するほどの大きい問題じゃなければ「異常なし」と言われる事が多いんですね(こういった事は実際にお医者さんに聞いた事のある話です)

また、実際に異常があったとしても神経を圧迫している場所や角度によっては、MRIの検査でも写りにくい、写らない事も決して珍しい事ではないようです(これも実際にお医者さんに聞いた事があります)

ストレートネックなど神経圧迫が関わっている症状は弱い刺激で行う治療が効果的

もしあなたが現在感じている症状がストレートネックなど首の骨の変形によって神経を圧迫して発生しているのであれば、残念ながら一般的な整骨院などで行われているマッサージや電気治療、ロキソニンなどの痛み止めの薬では改善しにくい症状のはずです。

首の骨や軟骨の変形、神経の圧迫などが症状に大きく関わっている場合、その周辺には常に強い炎症が発生しています。

炎症は近くの神経を興奮させて、感覚を過敏にさせる特徴を持っています。感覚が過敏になると、簡単に言えば少しの負担やちょっとした動作でも痛みを感じやすくなってしまうんです。

つまり、こういった症状の方にマッサージなどの強い刺激で行う治療を行うと、あまり効果がない所か逆効果になってしまう可能性があるんですね。

どこの治療院やマッサージに通っても改善しなかったという人は多いと思いますが、そのほとんどの治療が割と刺激量の多い治療である事が多いと思います。

逆に、優しく弱い刺激で行う治療であれば、治療行為が負担になりませんので改善する可能性があります。

弱い刺激の治療を行っている治療院は、あまり多くはないと思いますが、もしよろしければこのページで書かれている事を治療院選びの参考にして下さいね。

もしどこに相談していいか分からない、どこに相談してもダメだったという人は一度私にお気軽にご相談して下さいね。

どこに行っても治らないしつこい首の痛みの治療にはそれなりに自信を持っていますのできっとお力になれると思います。

以上で「ロキソニンなどの痛み止めの薬の効果が少ないストレートネックは注意」のページの説明を終了させていただきますが、下記にストレートネックに関連するページのリンクも載せていますので、興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。
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