
長引く首や肩の痛みでお悩みの人の中には、病院のレントゲン検査でストレートネックと診断された人も多いと思います。
そういったストレートネックと診断された人の話を聞いていると
「先生、私は顎の痛みや顎関節症のような症状を感じる事があるんですが、この症状とストレートネックは何か関係あるんでしょうか?」
といった質問をいただく事があります。
このようにストレートネックと診断された人の中には、顎の痛みや違和感など顎関節症と呼ばれる症状を発生させる人も珍しくなく、そのためストレートネックと顎関節症との関係について疑問に感じている人もおられると思います。
そこでこのページでは、顎の痛みや顎関節症とストレートネックとの関係について説明させていただきます。
ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)
医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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顎関節症は首の筋緊張を発生させるストレートネックとも密接に関わっている
まず顎に痛みやだるさ、違和感を感じた時に真っ先に思い当たる病名は「顎関節症」という疾患です。
顎関節症とは顎の関節組織の変形や損傷などが発生し、顎に痛みやだるさなどの痛みを発生させる疾患です。
口が開きにくい、開かないなどの症状も発生させる事が多いんですが、中には口の動きには何の問題も発生せずに、顎の痛みやだるさなどの違和感のみを発生させる事もあります。
次に、簡単にストレートネックの説明をさせていただきますね。
ご存知の人も多いと思いますが、ストレートネックとは本来であれば少しカーブしている首の骨がまっすぐになっている状態の事を指しています。
カーブする事によって首への衝撃をバネの様に吸収して、首の負担を本来であれば防いでくれているんですが、その首の形状が真っ直ぐになってしまうと衝撃を吸収しきれずに痛めやすくなってしまうんですね。
そのため、ストレートネックの人は通常の人に比べて首周辺の筋肉が緊張しやすく、その影響で血行が悪くなる事から肩こりなどの筋肉痛が発生しやすい状態と考えられています。
さて、見出しでも触れているように、この顎関節症はストレートネックなど首や首周辺に筋肉の緊張を発生させる疾患と密接に関わっています。
少し難しい話になってしまいますが、顎を支配している神経と首周りを支配している神経の一部は、同じ神経によって2重に支配されています。
痛みや違和感などの症状には、必ず炎症という物質が関わっており、炎症は近くの神経を興奮させて感覚を過敏にさせる特徴を持っていますので、首周辺の血行がひどくなって炎症が強くなると、首周辺を支配している神経が異常に興奮して誤作動などを発生させてしまうわけですね。
先ほども説明したように、口を開けたり閉めたりする顎の筋肉は首を支配している神経と密接に関わっており、首周辺の血行不良から発生する炎症によって首の神経が興奮すると、顎周辺を支配している神経にも影響を及ぼす事があります。場合によってはその影響で痛みや違和感を発生させる事もあります。
首の症状でお悩みの人の中に、顎に痛みや違和感を感じる人が多いのにはこういった理由があるからなんですね。
そのため、顎関節症の患者さんの場合はストレートネックなど首や肩こりの治療を行えば症状が改善する事も珍しくありません。
ただし、あくまでもストレートネックなど首や肩こりの治療を行えば症状が改善する顎関節症も存在するという事で、首や肩の治療を行えば必ず改善するという訳ではありません。
顎関節症は顎の関節組織の変形や損傷が深く関わる疾患ですので、組織の変形や損傷が重症化している場合は保存治療にも限界があります。
最悪の場合は手術も視野に入れなければいけない疾患ですので、顎に痛みやだるさなどの違和感を感じた時は専門医に出来るだけ早く相談するようにして下さいね。
顎に異常がないのに顎の症状を感じる場合は神経圧迫の可能性あり
さて、上記では顎に痛みや違和感を感じた場合は、まずは顎関節症を疑うべきだと説明させていただきました。
もしレントゲンの検査などで顎に何の異常も見つからないのにも関わらず、顎に痛みや違和感の症状と同時に首の痛みなども感じるのであれば、その症状はストレートネックの首の骨の変形が重症化した事によって神経を圧迫して発生している神経痛の可能性が高いと思います。
神経痛とは、首の骨や軟骨が変形する事によって近くの神経を圧迫し、その神経が支配している領域に痛みや痺れなどの症状を発生させる疾患です。
軽症から重症例までの症状がかなり幅広く、重症であれば夜も疼いて寝れない、握力がなくなって手や腕や首を動かせないなどの症状を発生させる事もありますが、軽症であれば肩こりに似た痛みや筋肉の張り感だけを感じる場合もあります。
このように重症であれば、ただの肩こりでは考えられない症状を発生させますので分かりやすいんですが、神経痛で症状が発生していたとしても、軽症であれば肩こりに近い症状を発生させますので分かりにくいんですね。
また、こういった首の神経圧迫から発生する神経痛が原因で顎周辺に痛みや違和感を発生させる事もあります。
顎を支配している神経の一部は首の骨を通っているため、首の骨で神経を圧迫させて発生する症状の中には、こういった顎の痛みや違和感を発生させる事があるんですね。
当然、同時に発生している首の症状も神経圧迫の問題で発生している可能性が高いので気をつけて下さい。
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神経を圧迫していたとしても初期であれば異常なしと診断される事が多い
上記では、ストレートネックと診断された人で顎に異常がないのに顎に痛みや違和感を感じる場合、その症状は神経を圧迫して発生している神経痛の可能性があるという説明をさせていただきました。
神経を圧迫して発生する神経痛を疑った場合、ストレートネックが頚椎症や頚椎ヘルニアなどの疾患に移行している可能性もあるのですが、病院へ行ってレントゲンやMRIなどの画像検査をされても初期の頚椎症や頚椎ヘルニアの場合は「異常なし」と診断される事も決して珍しくありません。
お医者さんの診断基準はどうしても手術をするべきかどうかで判断される事が多く、首の骨や軟骨の変形、神経の圧迫などの問題点があったとしても、手術するほどの大きい問題じゃなければ「異常なし」と言われる事が多いんですね(こういった事は実際にお医者さんに聞いた事のある話です)
また、実際に異常があったとしても神経を圧迫している場所や角度によっては、MRIの検査でも写りにくい、写らない事も決して珍しい事ではないようです(これも実際にお医者さんに聞いた事があります)
ストレートネックなど神経圧迫が関わっている症状は弱い刺激で行う治療が効果的
もしあなたが現在感じている症状がストレートネックなど首の骨の変形によって神経を圧迫して発生しているのであれば、残念ながら一般的な整骨院などで行われているマッサージや電気治療、ロキソニンなどの痛み止めの薬では改善しにくい症状のはずです。
首の骨や軟骨の変形、神経の圧迫などが症状に大きく関わっている場合、その周辺には常に強い炎症が発生しています。
炎症は近くの神経を興奮させて、感覚を過敏にさせる特徴を持っています。感覚が過敏になると、簡単に言えば少しの負担やちょっとした動作でも痛みを感じやすくなってしまうんです。
つまり、こういった症状の方にマッサージなどの強い刺激で行う治療を行うと、あまり効果がない所か逆効果になってしまう可能性があるんですね。
どこの治療院やマッサージに通っても改善しなかったという人は多いと思いますが、そのほとんどの治療が割と刺激量の多い治療である事が多いと思います。
逆に、優しく弱い刺激で行う治療であれば、治療行為が負担になりませんので改善する可能性があります。
弱い刺激の治療を行っている治療院は、あまり多くはないと思いますが、もしよろしければこのページで書かれている事を治療院選びの参考にして下さいね。
もしどこに相談していいか分からない、どこに相談してもダメだったという人は一度私にお気軽にご相談して下さいね。
どこに行っても治らないしつこい首の痛みの治療にはそれなりに自信を持っていますのできっとお力になれると思います。
以上で「顎の痛みや顎関節症とストレートネックとの関係」のページの説明を終了させていただきますが、下記にストレートネックに関連するページのリンクも載せていますので、興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。
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