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ウォーキングは腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛に効果はあるのか?

 

UtIBmlzrtw2XRM31467560159_1467560246腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎分離すべり症など、坐骨神経痛を発生している患者さんを治療していると

「先生、ウォーキングは坐骨神経痛に効果あるんでしょうか?」

という様な質問をいただいたり

「高齢者の場合は寝たきり防止の為に無理やりでも歩いた方が良いでしょうか?」

といった質問をよくいただきます。

ウォーキングは比較的体の負担が少ない良い運動方法ではありますが、腰椎椎間板ヘルニアなど坐骨神経痛の症状でお悩みの人にとっては当然リスクも存在します。

そこでこのページでは「ウォーキングは腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛に効果はあるのか?」について説明させて頂きます。

ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)

医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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腰椎椎間板ヘルニアなど坐骨神経痛の人がウォーキングを行った時の効果とリスク

まず一番の疑問であるウォーキングなどの運動は腰椎椎間板ヘルニアなど坐骨神経痛に効果があるのか?

症状の重症度やその人の痛む条件によって効果は個人差が大きいです。

なんだか卑怯な言い方ですがこれが本音です。

腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の原因は腰椎(腰の骨)付近の神経の圧迫で発生しますが、痛みの発生には神経の圧迫だけで発生する訳ではなく、筋肉の緊張や炎症の有無なども大きく関わります。

つまり、筋肉の緊張状態や炎症反応を改善する事が出来れば、症状が軽減する事は決して珍しい事ではありません。

ウォーキングに関わらず、負担の少ない適度な運動は筋肉の緊張を改善しますし血行も促進してくれます。

炎症は血管の中に発生する物質ですので、血行が促進されれば炎症反応も改善します。

つまりウォーキングなどの運動によって、緊張している筋肉をほぐし血行を良くして炎症が改善すれば、坐骨神経痛の症状が軽減する事はあり得ます。

ただし、全ての坐骨神経痛の人がウォーキングをして症状が軽減する訳ではありません。

腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛は腰椎の変形によって神経を圧迫して発生していますが、その神経の圧迫している場所や角度によって痛む条件や楽な条件は人によって大きく異なります。

中には歩くと痛みが強くなる人もいます。

(そういった人の場合は立っている時や歩く動作で負担が加わる場所に神経圧迫が存在しているのでしょう)

もし歩く動作が痛いという症状が発生しているのであれば、無理をしてのウォーキングは絶対に避けて下さい。

 絶対悪化します。

 坐骨神経痛がウォーキングで改善する可能性のある人は、「歩くと症状が楽になる人」だけです。

 歩いていると痛みが強くならないけど、楽にもならないという人も避けた方が良いと思います。

また、例え歩く事で症状が楽になる人でも「歩き過ぎ」には気をつけて下さい。

どんなに良い薬であっても、飲み過ぎれば毒になります。

運動やウォーキングも同じです。

歩いていると楽な人にとっては適度な運動量で行うウォーキングであれば、坐骨神経痛の症状が改善する可能性はあります。

しかし、運動量が大きすぎると逆に症状は悪化しますのでこの部分は細心の注意をはらってください。

特にこの「適度な運動量」でウォーキングをするというのが、坐骨神経痛では非常に難しい行為になります。

腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎分離すべり症など、坐骨神経痛を発生させる疾患は、神経の圧迫部分に常に強い炎症が発生しています。

炎症は近くの神経を興奮させ、感覚を過敏にさせる特徴を持っています。

神経の感覚が過敏になると、少ない負担や少ない運動量でも症状が悪化しやすくなってしまうんです。

しかも厄介な事に、この炎症反応は症状が重症化すればするほど強くなる傾向があります。

腰椎椎間板ヘルニアなど坐骨神経痛の症状でお悩みの人の場合は、毎日の症状がずっと安定しているという事はおそらく少ないでしょう。

日によってマシな日があったり、日によっては強い症状が発生したりなどその日によって調子の波があると思います。

(とことん重症化すると毎日激痛という人もおられると思いますが)

調子の良い日であればウォーキングや運動が良い効果を発揮する時もあると思いますが、炎症反応が強い調子の悪い日にウォーキングを行うと症状が悪化する事もあります。

つまり、その日の調子によってウォーキングが体にとって良い効果を発揮する事もあれば、逆効果になる事だってあるんです。

細かい話ではありますがこの部分は非常に厄介な部分です。

例えば、いつもなら30分程歩いても問題ないのに、日によっては30分程歩いたら症状が悪化する日などがあるんですね。

ウォーキングなどの運動は、毎日ある程度決められた時間や距離を行う人が多いと思いますので、こういったその日の調子によっては逆効果になってしまうリスクは非常に厄介なんです。

ウォーキングも含めて、運動を利用して腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状が改善する事はありえます。

しかし失敗すると逆に症状が悪化する事も多々あるという事は忘れないで下さい。

15分ぐらい歩ければ日常生活に大きな支障は出ない?

ウォーキングなどの運動は坐骨神経痛の患者さんにとって有効な事もあれば、場合によっては症状が悪化する可能性がある事を説明させていただきました。

こういった説明をすると

「もしウォーキングをするのであればどれぐらいの時間がオススメですか?」

といった質問もよくいただきます。

この質問に明確な答えは存在しません。

先ほども説明させていただいたように、腰椎椎間板ヘルニアなど坐骨神経痛の患者さんであっても、重症度や痛む条件によって楽に歩ける時間は大きく異なりますので。

ただし個人的に大きな負担なく歩ける時間は、15分ぐらいなのでは?と私は考えています。

これは経験則でもありますが、歩くのが辛いと訴えていた患者さんの話を聞いていても、15分ぐらい歩ける所まで症状が改善すると、日常生活に大きな支障は発生しにくい印象があります。

一般的に15分以上歩かなければいけない場所の場合は、何かの乗り物に乗る事が多い印象がありますし、買い物にしても立ち止まったり休んだりする事が出来るのなら15分以上歩き続ける状況は日常生活ではそう多くありません。

(仕事の関係で歩く事は個別の案件ですので省きますが)

そのため、歩くのが辛いと訴える坐骨神経痛の患者さんを治療する時も、まずは15分程度歩ける事を目標に治療する事が多いです。

また、実際にある程度症状が改善した坐骨神経痛の患者さんの話を聞いていても、15分前後から症状が徐々に発生してくるという話をよく聞きます。

こういった事からも、坐骨神経痛の患者さんにとって負担なく歩ける時間の一つの目安は15分程度かなとも思いますので、もしウォーキングを考えているのであれば参考にして下さい。

15分程度なら近所のコンビニに行って帰ってくる程度の運動になりますので、リスクもそう大きくないと思います。

(歩く事自体が辛い人は注意して下さいね)

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高齢者の人は寝たきり防止の為に痛みを我慢してでも歩くべきなのか?

ここからは坐骨神経痛を発生させている高齢者の方の場合で、歩くのが痛いのに無理やりでも歩くべきか?について説明させていただきます。

まずまともに歩けないほど強い坐骨神経痛が発生している場合、多くの患者さんは歩く行為はほとんどしないと思います。

(単純に辛い行為ですので)

ただし、高齢者の場合はずっと家に引きこもっていると、その影響で寝たきりになったり認知症になるリスクが跳ね上がります。

そのため

「例え痛くても無理やり歩かせた方が良いんでしょうか?」

といった質問をご家族からも実際によくいただきます。

(お医者さんにそういったアドバイスをいただいたという話もよく聞きます)

あくまでも私の個人的な意見と前置きをしておきますが、私は無理やりでも歩くという意見には否定的です。

勿論多くの方が懸念するように、歩かずに家に引きこもっていた場合は寝たきりになったり認知症のきっかけになったりなどのリスクは存在します。

しかし、無理やり歩く行為だって非常にリスクの高い行為なんです。

上記でも説明させていただいたように、ウォーキングや歩く行為はその行為が痛い人にとっては大きな負担になりますので、症状がより重症化する可能性が高まります。

現時点でも痛くてまともに歩けないような坐骨神経痛の方が無理やり歩いて症状が重症化した場合、その影響で寝たきりになるリスクだって当然あるんです。

実際に腰椎椎間板ヘルニアなど坐骨神経痛の症状はとことん重症化すると、立つことすら出来なくなる事だってありえます。

つまり、どちらを選択しても同様のリスクは存在します。

それなら、まだ症状の改善の可能性がある「安静」を選択した方が希望があるような気はします。

歩くと痛い状態で無理して歩いて症状が改善する可能性はほぼ無いと思いますが、安静にしていたら症状が軽減する可能性はありますので。

そもそもこういったまともに歩けない状態が長期間続いているのであれば、手術も一つの選択肢に入れて考えるべきです。

(年齢の影響で手術が出来ない人もおられるかもしれませんが)

もしくは信頼できる治療院を探しましょう。

まとめ

簡単にまとめさせていただきますね。

ウォーキングに関わらず、適度な運動はその人の体にとって良い反応が起こります。

(筋肉の筋緊張や炎症の改善など)

しかし坐骨神経痛の痛む条件は人によって大きく個人差があり、歩く動作がしんどい人であれば症状を悪化させてしまいます。

また、坐骨神経痛を発生させている人の場合は通常の人以上に負担に対して過敏になってしまっています。

そのため適度な運動量を守らないと、例えウォーキングに相性の良い人であっても逆に症状を悪化させてしまいます。

ちなみにこの「適度な運動量」というのも個人によって大きく異なります。

こういった事からも分かる様に、ウォーキングなどの運動で坐骨神経痛が改善する可能性はゼロではありませんが非常に難しいと私は考えています。

決して全否定はしませんが、もしウォーキング後に症状が悪化した場合は、信頼できる病院や治療院がございましたら出来るだけ早く相談する様に心がけて下さい。

どこに相談して良いか分からない、どこに行ってもダメだったという人は、一度遠慮なく私にご相談してくださいね。

私は腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎分離すべり症など、坐骨神経痛の治療には、自信を持っていますのできっとお力になれると思います。

以上で「ウォーキングは腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛に効果はあるのか?」のページの説明を終了させていただきますが、下記に腰椎椎間板ヘルニアなど坐骨神経痛に関連するページのリンクも載せていますので、興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。

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