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股関節の痛みにストレッチは危険!?悪化する可能性も

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股関節に痛みを感じている人のお話を聞いていると

「先生、ストレッチをすると余計に股関節の痛みが悪化してしまいました」

といった話をよく聞きます。

実際に股関節の痛みを抱えている人にとってストレッチというのは、悪化する危険性が高く当然その理由も存在しています。

そこでこのページでは、股関節の痛みとストレッチの危険性について説明させていただきますね。

ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)

医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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ストレッチが股関節の痛みを悪化させやすい理由

ストレッチをおもいっきり否定するような見出しになってしまいましたが、ストレッチという行為そのものを否定する気はありません。

ただし、ストレッチにも相性の良い疾患と相性の悪い疾患があります。

そして股関節の痛みの原因になっている疾患とストレッチはあまり相性が良くない事が多いので、私は股関節の痛みにストレッチはあまりオススメしていません。

では何故ストレッチと股関節の痛みの相性が良くないのかを説明させていただきますね。

股関節というのは人間の他の関節(膝や腰や肩など)と比べると、そこまで痛みが発生しやすい関節ではありません。

そんな股関節になかなか治らないようなしつこい痛みが発生した場合、その原因は単なる筋肉痛や疲労ではない事が多いんです。

しつこい痛みが股関節に発生した場合、股関節が変形している事が原因だったり、腰周辺での神経圧迫によって発生する坐骨神経痛が原因である可能性が高いんですね。

この股関節の変形や坐骨神経痛などはストレッチとの相性がすこぶるよくありません!

股関節の変形にストレッチがオススメ出来ない理由

もしあなたの股関節の痛みが股関節の変形が関わっているのであれば、ストレッチは悪化する危険があるのでオススメする事は出来ません。

股関節の骨や軟骨が変形してしまった場合、その周辺には強い炎症反応が発生してしまいます。

炎症は近くの神経を興奮させ感覚を過敏にさせるという特徴を持っています。

この炎症の特徴によって感覚が過敏になってしまうとどうなるのか?

感覚が過敏になると、本来であれば何でもないような弱い刺激でも痛みを感じやすくなってしまうんです。

股関節に変形がある人が、本来であれば何でもないような動作でも痛みを感じやすくなってしまうのはこういった炎症の特徴が大きく関わっているからなんです。

そしてこの炎症の特徴による感覚の過敏性はストレッチなどの治療行為にもかなり大きな影響を与えます。

感覚が過敏になっているため、ストレッチのように筋肉を強めに伸ばすような刺激は逆効果になってしまう事が多いんです。

また、股関節に変形がある人の場合は股関節の動きに大きな制限がかかる事も珍しくありません。

特に足を外に広げるような開脚方向の動きは大きな制限がかかっている事が多く、そういった動作を行うと悪化しやすい傾向があります。

ストレッチは開脚をして行う事も多いので、こういった部分も含めて変形している股関節にはあまりオススメ出来ません。

股関節の変形に関しては股関節をレントゲンで検査すれば分かる事が多いので、なかなか股関節の痛みが改善しない場合は一度検査を受けて下さいね。

坐骨神経痛にストレッチがオススメ出来ない理由

なかなか治らないしつこい股関節の痛みで股関節に変形などが見つからない場合、その股関節の痛みは坐骨神経痛の可能性が結構高いです。

坐骨神経痛とは腰の骨や軟骨が変形する事によって、近くの神経を圧迫してその神経が支配している領域に痛みなどを発生させる疾患です。

坐骨神経痛は下半身のどこに出てもおかしくないので、中には股関節に限定して痛みを発生させる事もあります。

そしてこの坐骨神経痛から発生する股関節の痛みにもストレッチはあまり相性が良くありません。

坐骨神経痛も腰の骨や軟骨の変形などが関わっており、こういった組織の損傷や変形が関わる疾患の場合も強い炎症反応が症状の発生に大きく関わっています。

そのため、坐骨神経痛の場合も炎症によって感覚が過敏になっているので、ストレッチが負担になってしまい悪化するケースが多いんです。

また、坐骨神経は伸ばされると痛みが強くなるという特徴も持っています。

実際にこの特徴を利用した坐骨神経痛を判別する為のSLRテストというテスト法も存在します。

SLRテスト法とは、膝を伸ばした状態で足を持ち上げてストレッチのように太ももの筋肉を伸ばす方法で、これを行うと坐骨神経痛の場合は痛みが強くなる事が多いんです。

こういったテスト法がある事から分かるように、坐骨神経痛は筋肉を強く伸ばすようなストレッチを行うと悪化する可能性が高いんですね。

もしレントゲンで股関節を検査して股関節そのものには異常がないのに、しつこい股関節の痛みが発生している場合は坐骨神経痛の可能性が高いのでストレッチは控えるようにして下さいね。
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スポーツが原因で股関節に痛みを発生させている場合はストレッチは有効

ストレッチを行うと股関節の痛みが悪化しやすい理由や危険性についてここまで説明させていただきました。

ただし、もちろん例外もあります。

何か特定のスポーツをした後にだけ股関節が痛むような、スポーツ疾患の疑いがある股関節の痛みの場合はストレッチは症状を改善させるのに有効です。

スポーツが原因で股関節を痛めている場合は、余程重症化していない限りは組織の損傷や変形の関わりは少ないので、単純に負担となっている筋肉を伸ばすストレッチで症状が改善する事は珍しくありません。

ただし、スポーツをした時に股関節が痛む場合は、行っているスポーツの中に原因になっている動作やクセが存在している可能性が高く、その根本的な原因となっているクセを修正しないと完治は難しいかと思います。

例えばサッカーのボールを蹴る動作などが多いですかね。

例えばの話ですが、サッカーのボールを蹴る動作で股関節に過度に負担をかけるような変なクセがある蹴り方をしている場合は、その蹴り方を修正しなければ股関節の痛みが治る事はありません。

ですがストレッチを入念にしていると完治はしませんが、痛みを抱えながらもサッカーを行えている人は多いかと思います。

こういったスポーツ疾患で股関節を痛めている場合はストレッチは有効ですが、ストレッチはあくまで症状を和らげる事は出来ても完治となるとストレッチだけでは難しいと思うので注意して下さいね。

まとめ

ここで簡単にまとめさせていただきます。

股関節の痛みというのは、すぐに治るような一時的な筋肉痛などが原因じゃないのであれば、股関節の変形や腰の神経圧迫から発生する坐骨神経痛などが関わっている可能性が高い症状です。

股関節の変形や坐骨神経痛はストレッチとの相性があまり良くないので、股関節の痛みにストレッチを行う事は逆に症状を悪化させる可能性がある危険な行為とも言えます。

例外として、普段はそんなに痛みはなくスポーツをした時、もしくはした後にだけ股関節が痛むようなスポーツ疾患の場合はストレッチは有効ですが、それ以外の場合は股関節の痛みにストレッチは注意が必要です。

もちろん、股関節の痛みの重症度によってもストレッチの危険度も変わってくるので、軽症なのであればストレッチで楽になる人もいるかも知れません。

ただし、しつこい股関節の痛みに関してはストレッチは悪化しやすい傾向は間違いなくあるので、ストレッチを考えている人は一つの参考にしていただけるとありがたいです。

ここからは少し営業トークになりますが、私は大阪府豊中市でよしだ柔整治療院という治療院を経営しています。

症状によっては限界もありますが、股関節の痛みの治療はそれなりに得意にしていますので、通える範囲にお住まいの方は遠慮なくご相談下さいね

また、この記事以外にも股関節の痛みに特化した内容の記事をたくさん書いています。

このページの下の方にリンクを貼っていますので、興味のある人は是非ご覧ください。
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