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腰椎椎間板ヘルニア、坐骨神経痛はお風呂に入って温めるべき?

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腰椎椎間板ヘルニアや、坐骨神経痛の症状で苦しんでいる患者さんから

「先生、お風呂は入っていいんでしょうか?」

というような質問をよくいただきます。

そこでこのページでは「腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛はお風呂に入って温めるべき?」の疑問について説明させていただきます。

ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)

医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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お風呂で坐骨神経痛の症状が悪化するかは人それぞれ

お風呂に入っていいか?と患者さんから質問があれば私は次の様に答えます。

「お風呂に入った後に、特別症状が強くなったり悪化しなければ普通に入っていただいて結構ですよ」

我ながら無難な答えだなと思います。

坐骨神経痛というのは症状の出方に個人差が多く、特に痛みが強くなったり痛みが発生する条件というのは人それぞれです。

(坐骨神経痛が発生する原因である神経の圧迫が発生している場所や角度によって痛む条件は大きく異なります)

単純にお風呂に入った後に症状が強くなったり悪化しないのであれば、その人にとっては「お風呂に入る行為」が負担になっていませんのであまり気にする必要はないと考えています。

しかし、中にはお風呂に入ると、腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の症状が、強くなったり悪化する人も存在します。

そういった人は症状が強い時はお風呂を控えた方が良いかと思います。

ネットやテレビを見ていると「あれが体に良い」「これが体に悪い」など色々な人が様々な説明をしていると思いますが、坐骨神経痛の発生する条件は本当に人によって大きく異なりますので、実際に行ってみた結果や自分の感覚を信じた方が良いです。

単純な理由ではありますが、実際にお風呂に入って症状が悪化するのであれば控えて下さい。

お風呂に入って何の問題もないのであればあまり気にしなくても良いと思います。
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お風呂で坐骨神経痛が悪化する理由

上記では坐骨神経痛の人がお風呂に入って悪化するかは人それぞれであり、お風呂に入るべきかどうかは実際に入った後の経過によって判断して下さいという説明をさせていただきました。

しかし、実際にお風呂に入ると坐骨神経痛の症状が悪化してしまう人も一定数おられます。

そこでここからは、お風呂で坐骨神経痛の症状が悪化する理由について説明させていただきます。

考えられる理由は主に次の2つです。

① 体を温めた事によって悪化する

② お風呂でのご自分の体勢からくる負担で悪化する

お風呂に入った後に症状が強くなる人は、この2つの内のどれか、もしくは両方が当てはまります。

まずは①の「体を温めた事によって悪化する」の理由について詳しく説明させていただきますね。

腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、腰椎分離すべり症や坐骨神経痛に関わらず、ほとんど全ての「痛み」が伴う症状には、炎症反応というものが重要な要因になっています。

炎症は発痛物質とも呼ばれており、この炎症が強ければ強いほど痛みが強くなる傾向があります。

炎症は細胞が損傷したり、破壊された時に血中に発生するのですが、その時の化学反応にある一定の熱量が必要になります。

つまり簡単に言えば、体を温めるとこの炎症を発生させる反応を強くしてしまう訳です。

そして炎症が強くなると痛みは強くなります。

この様なメカニズムが①の「体を温めた事によって悪化する」理由です。

足首の捻挫は温めるな!というアドバイスを聞いた事がある人も多いと思いますが、足首の捻挫を温めるのがダメなのも全く同じ理由です。

炎症反応が強すぎると、温める事によって更に炎症反応が強くなってしまいますので症状が悪化しやすいんですね。

坐骨神経痛も重症化すればするほど炎症反応が強くなる傾向がありますので、日常生活で強い症状を発生させている人ほど温めた事によって悪化する人が多い印象がありますので注意して下さいね。

 次は②の「お風呂でのご自分の体勢からくる負担で悪化する」の理由について詳しく説明させていただきますね。

まず坐骨神経痛が症状としてあらわれているという事は、腰椎(腰の骨)のどこかで神経を圧迫している可能性が高い事が予想されます。

(ちなみに、この腰椎の神経の圧迫の仕方によって、腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎分離すべり症などの病名がつけられます)

つまり、原因は腰の関節にあり、腰の関節に負担のかかる動作などをした時に、坐骨神経痛の症状も強くなります。

お風呂に入っている時というのは、日常生活と比べると意外と窮屈な体勢でいる事が多く、そういった体勢や姿勢が原因で、腰に負担がかかりやすい状況になっています。

具体的に言えば、お風呂の椅子に座っている時や、浴槽の中でお湯に浸かっているいる時などです。

お風呂の椅子は一般的に高さが低い事が多く、低い椅子というのは膝の位置が高くなる影響によって重心が後ろに下がりやすくなってしまいます。

(重心とは体重が最もかかっている部分の事です)

人間の関節はてこの原理で力を発生させていますので、座っている位置よりも重心が遠ざかれば遠ざかるほど支点になる腰には負担が大きくなります。

低いイスに座るという行為は重心がより後ろに遠ざかってしまう傾向が高く腰にとって負担は大きくなってしまうんですね。

また、坐骨神経痛は伸ばされる事によって痛みが強くなる特徴を持っていますので、この状態で膝を伸ばすと、その特徴によって痛みが強くなる可能性があります。

この様なメカニズムが②の「お風呂でのご自分の体勢からくる負担で悪化する」理由です。

腰椎椎間板ヘルニアなど坐骨神経痛の人がお風呂に入る時の注意点

さて、お風呂に入った後に坐骨神経痛の症状が強くなったり、悪化する理由を説明させていただきましたが、ではそういった人たちはどうすればいいんでしょうか?

1日2日程度ならともかく、ずっとお風呂に入らないという選択肢は現実的には難しいですよね。

お風呂は入りたくなくても、現実的には入らなければいけないものです。

(匂いの問題などもありますので)

それならば結論は1つ。

少しでも症状を悪化させないように、工夫してお風呂に入るしかないと思います。

具体的な方法を、3つ下記で説明しますので是非参考にしてくださいね。

①長時間お湯に浸からない事。

当然温める時間が長くなればなるほど炎症が強くなるリスクが高まるため、お風呂に浸かる時はできるだけ短い時間にしましょう。

また、お風呂から出た後に軽く保冷剤やアイスパックなどで腰周辺を冷やすというのも効果的です。

体全体が冷えると良くないので着替えてからにしてくださいね)

アイシングは場合によっては症状の軽減にも役立つ行為なんですが、人による相性もありますので行う時は注意して行って下さいね。

②お風呂の椅子に座らない事。

低い椅子は腰に良くないので、頭や体を洗う時はできるだけ立って行ってください。

もし立っているのも辛いのであれば、少し行儀が悪いですが浴槽のへりに腰かけて洗ってください。

浴槽の高さなら腰に負担のかかりにくい高さである場合が多いと思います。

もしシャワーだけで入浴をすますのであれば、立ったままか浴槽に座れば体への負担は少なくてすみます。

もしくはお風呂のイスの高さを少し高めのイスに変えるなどの方法も有効です。

(ただし、坐骨神経痛の痛む条件は人によって個人差が大きいので、ご自分が楽に感じる姿勢が存在するのであれば何でも良いのでそちらを優先して下さい)

 ③浴槽に浸かっている時は正座してください。

実は正座なら重心が後ろに偏りにくく、比較的腰には楽な体勢であると思います。

実際に床やイスに座るのが辛い坐骨神経痛の人が正座なら症状がマシという事は珍しくありません。

そのため、浴槽の中で正座をすれば比較的腰への負担を軽減させてお風呂に入れる事が可能になります。

ただし正座は膝にとっては非常に負担の大きい動作でもあります。

そのため膝が痛い人は無理しない様にしてくださいね。

(陸上に比べると水中は浮力があるため、膝の負担は少なくてすむと思いますが)

まとめ

まず大前提として、お風呂によって坐骨神経痛の症状が悪化するかどうかは人によって大きく異なります。

そのため、実際にお風呂に入っても問題のない人はあまり気にする必要はありません。

もしお風呂に入って症状が悪化する人の場合は、上記の事を実践していただければ、ある程度症状の悪化を防ぐ事が可能だと思います。

しかし、あくまでも負担を軽減するというだけで、負担をゼロに出来る訳でも治療になる訳でもありません。

そもそも、坐骨神経痛が症状としてあらわれているという事自体が問題アリなんです。

坐骨神経痛が症状として発生している場合、腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎分離すべり症などの可能性があります

これらの症状は悪化すると非常に厄介なため、症状が出ている人はできるだけ早く病院や治療院に相談するようにしてくださいね。

もしどこに相談していいか分からない。どこに行ってもダメだったという人は、1度私にお気軽にご相談してくださいね。

腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎分離すべり症などから発生する坐骨神経痛の治療には、自信を持っていますので、きっとお力になれると思います。

また、下記に腰椎椎間板ヘルニアなど坐骨神経痛に関連するページのリンクも載せていますので、興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。

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