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腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、坐骨神経痛と運動後の悪化について

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腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎分離すべり症など、坐骨神経痛の症状を出している人や、症状が落ち着いて楽になっている人たちからよく次の様な質問をいただきます。

「先生、運動はしてもいいんでしょうか?」

こういった質問は本当によくいただきます。

そこでこのページでは「腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、坐骨神経痛と運動後の悪化」について説明させていただきます。

ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)

医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など坐骨神経痛の人が運動を行った時の効果について

まず腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など、坐骨神経痛でお悩みの人が運動について考える時は次の3つの事だと思います。

(あくまでも患者さんの話を今まで聞いてきた中での経験則からのお話ですが)

1 運動やスポーツをしたいと思っているけど、坐骨神経痛の人は運動をしても良いのだろうか?と考えている。

2 安静にしていてもなかなか治らないし、少しは運動をした方が良いのか?と治療としての運動を考えている。

3 高齢者の場合は歩かないと衰えてしまうので、痛くても無理やりでも歩くべきか?と考えている。

坐骨神経痛の患者さんに運動についての質問を受ける場合、大雑把に分ければだいたいこの3つの質問に関わる内容がほとんどです。

そこでここからは、この3つの質問に対して坐骨神経痛の方は運動をするべきなのかどうかについて説明させていただきますね。

細かい説明の前に、まず大前提として運動について知ってもらいたい事があります。

知ってもらいたい事とは、運動というのは行う人にとって適度な運動量であれば体にとって良い反応が起こるという事です。

体を負担の少ない範囲で動かすとその影響で動かした筋肉周辺の血行は良くなり、血行が良くなると疲労物質なども流れてくれるので筋肉の緊張なども緩んでくれます。

腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など坐骨神経痛を発生させる大元の原因は、腰椎の変形による神経圧迫ではありますが、坐骨神経痛の症状の発生には筋肉の緊張状態や炎症反応の有無なども大きく関わっています。

そのため、体に負担をかけない適度な運動なのであれば、血行が促進された影響で炎症反応も改善し、また筋肉の緊張を緩める効果もありますので、坐骨神経痛の症状の軽減に繋がる事もあります。

ただし、その人にとって適度な運動量を超える限界以上の運動であれば逆に体を痛めつけてしまう行為でもあります。

また、運動量が少なくても運動の仕方や質によっても体を壊すリスクがあります。

(例えば歩き方、走り方など体の動かし方に問題がある場合は少ない運動量でも体を壊します)

つまり、運動は体にとって有効に働く事もあれば逆効果になる可能性もあるという事です。

こういった事を踏まえた上で、先ほどの3つの質問について説明させていただきたいと思います。

運動やスポーツをしたいと思っているけど、坐骨神経痛の人は運動をしても良いのだろうか?と考えている人の場合

まず日常生活に支障が出るレベルで坐骨神経痛を発生している場合は、スポーツや運動をするべきでは絶対にありません。

こういった質問をする人のほとんどは、当たり前ですけど運動をする事が大好きで、趣味として何かスポーツを行っていると思いますが、好きな事を我慢しなければいけないというのは非常に辛い事だと思います。

ただし、日常生活に支障が出ているレベルで痛みを発生させているという事は、その坐骨神経痛の症状は決して軽症ではないと思います。

運動やスポーツは一般的には日常生活よりも負担の大きい動作になる事が多いと思いますので、日常生活でも強い症状が発生している人がスポーツや運動を行うと症状が重症化する可能性が非常に高いんです。

腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など、坐骨神経痛の症状は重症化すると本当に厄介な症状を発生させます。

夜も疼いて眠れないなどの強烈な痛みが発生する事もありますし、痛みだけではなくて足に力が入らない動かないなどの強い運動障害が発生する事もあります。

大げさな表現ではなく歩けなくなる事もありますので、日常生活で既に強い症状が発生している人は、辛いかも知れませんがスポーツや運動は控えるようにして下さいね。

もし日常生活に支障が出る程強い症状が出ていない場合や、症状がある程度改善した場合は自分の体の状態と相談しながら運動やスポーツをされても良いと思います。

ただし、仮に症状が治まっていたとしても、坐骨神経痛が出ている、もしくは過去に発生していた事がある人の場合は、必ず腰椎に何らかの問題を抱えています。

ご存知の人も多いと思いますが、坐骨神経痛は腰椎の変形によって神経を圧迫してしまい発生する疾患です。

(腰椎での圧迫の仕方によって腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの病名がつけられます)

つまり大元の原因は腰の関節にありますので、腰に過度の負担を与えた場合はすぐに症状は悪化します。

特に、日常生活では大して困る事はないのに、運動やスポーツをした時やその後だけに坐骨神経痛の症状が悪化する場合は、運動やスポーツの中に腰の関節に負担をかけるような特徴的なクセなどが存在していると思います。

(野球であればバッティングやピッチングフォーム、サッカーなら蹴り方、陸上競技なら走り方などです)

こういった原因動作は患者さんが気がついていない事も多いので、もしスポーツや特定の運動を行った時にだけ症状が発生する場合は、一度自分の動作を確認するようにして下さいね。

スポーツに特定して発生する症状(スポーツ疾患)の場合は、そういった原因動作を改善する事が出来れば驚く程症状が解消する事も珍しくありませんので。

また、坐骨神経痛はその日の調子の良し悪しに割と波が大きい疾患でもありますので、調子や状態が悪い時は運動を休む事も検討して下さい。

坐骨神経痛を抱えた状態でスポーツや運動を続けていきたいのであれば、しっかりと自分の体の調子を把握して、休むときは休む事を徹底しないと結果的には運動やスポーツの引退が早まってしまいますので。

予断ではありますが、私が診させて頂いている患者さんの中に、坐骨神経痛を抱えながらフルマラソンを定期的に出場している人もおられます。

そういった人の話を聞いていると、やはり常に自分の体の調子を確認しながら練習量を調整したり、休む時はしっかり休んだり、体のケアをしっかりしたりなどの自己管理が出来ています。

患者さんにとっては非常に面倒くさい事かも知れませんが、長く趣味としてスポーツや運動を行いたいのであればやはり本人の自己管理は欠かせません。

ちなみにこのフルマラソンの方は、そういった自分の体の調整も含めて楽しんでいるという事です。

こういった考え方やメンタルはなかなか真似しにくい部分かも知れませんが、一つの楽しみ方でもありますので今までがむしゃらに運動を行ってきた人は一つの参考にして下さいね。

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安静にしていてもなかなか治らないし、少しは運動をした方が良いのか?と治療としての運動を考えている人の場合

さて、ここからは坐骨神経痛の症状が安静にしていてもなかなか治らないし、少しは運動をした方が良いのか?と治療としての運動を考えている人の場合について説明させていただきますね。

上記で説明させていただいたのは、運動やスポーツをしたいと思っている人の場合であり、ここでは特別に運動をしたい訳じゃないけど運動を少しはした方が症状が改善するのでは?と考えている人の場合の説明となります。

冒頭でも説明させていただきましたが、運動というのは適度な範囲内で行えば体にとっては良い反応が起こります。

ただし、坐骨神経痛の症状でお悩みの場合は、「適度な運動量」で運動を行う事が非常に難しい疾患なんです。

先ほども少し説明させていただきましたが、坐骨神経痛は腰椎の変形によって近くの神経を圧迫して発生します。

こういった腰椎の変形や神経の圧迫部分には、常に強い炎症反応が発生しています。

(炎症物質は組織が損傷した時に発生する物質ですので、腰椎の変形部分などには発生しやすいんですね)

炎症というのは脳に痛みの情報を伝える事から発痛物質とも呼ばれているのですが、その他にも近くの神経を興奮させて感覚を過敏にさせるという特徴を持っています。

感覚が過敏になるという事は、通常では何でもないような少しの動作や弱い負担でも痛みを感じやすくなってしまうという事です。

坐骨神経痛が日常生活の何気ない動作で痛みなどを感じるのは、こういった炎症による感覚の過敏性が大きく関わっているからなんですね。

そしてこの感覚の過敏性は運動を行う際にも非常に大きなハードルとなります。

先ほども説明させていただきましたが、運動は適度な範囲内で行えば症状の改善に繋がる良い反応が起こる可能性はあります。

しかし、適度な運動を超えて行ってしまうと、逆に症状を悪化させてしまう可能性のある危険な行為でもあります。

坐骨神経痛の患者さんは感覚が過敏になっている為、ちょっとした軽い運動でもその人にとっては負担になってしまう可能性が高まってしまうんです。

軽症の坐骨神経痛であれば炎症反応もさほど強くありませんので、運動を行って症状が改善する可能性はあります。

しかし、そもそも軽症であれば安静にしていても症状が改善する可能性は高いと思いますので、安静にしていて症状が改善していない時点でその坐骨神経痛の症状が軽症という事は考えにくいと思います。

坐骨神経痛の症状が重症化すればするほど、炎症反応も強くなって感覚の過敏性も高くなりますので、運動を行った時のリスクも跳ね上がります。

運動を行って症状が改善する可能性がゼロではありませんが、逆効果になってしまう可能性が非常に高い行為でもありますので、運動に関してオススメする事は個人的に出来ません。

こういったご自分で症状の改善を目指す行為は素晴らしい考え方だと思いますが、やはりご自分に出来る事には限界があります。

安静にしていて症状が改善しないのであれば、やはり専門家に診てもらうように心がけて下さいね。

高齢者の場合は歩かないと衰えてしまうので、痛くても無理やりでも歩くべきか?と考えている人の場合

最後に高齢者で坐骨神経痛の症状でお悩みの場合に運動を行うべきかについてを説明させていただきます。

正直に言ってこの問題は答えを示す事が非常に難しい問題の一つです。

高齢者の場合は日常生活で歩く事をせずに家に引きこもってしまうと、認知症や寝たきりになるなどのリスクがあります。

そのため、坐骨神経痛の症状で歩くのが辛くても、我慢して歩くべきなのかどうかについての質問は実際に私もよくいただきます。

あくまでも私の個人的な意見ではありますが、私はこういった患者さんでも安静にする事をすすめています。

確かに、高齢者の場合は歩かずに家に引きこもってしまうと認知症や寝たきりになるリスクは存在します。

しかし、歩くのが辛い状態で無理やり歩いた場合、坐骨神経痛の症状が重症化してしまい、その影響で歩く事が出来ずになってしまい寝たきりになる可能性だってあります。

つまり、歩くのが辛い高齢者にとっては、安静にしすぎるのも無理やり歩くのもどちらでも認知症や寝たきりになってしまうリスクが存在しているんです。

それならばまだ症状の改善の可能性がある安静を選んだ方が良いのでは?というのが私の考えです。

この問題に関してははっきりとした正解を示す事が難しい問題ですが、一つの考え方として参考にしていただければありがたいです。

まとめ

ここで簡単にまとめさせていただきますね。

運動はやり方次第で体に良い反応を起こしたり、逆に体を壊す可能性のある行為です。

もし坐骨神経痛の症状が治まっているのであれば、自分の体の状態と相談しながら無理のない範囲で運動を心がけて下さい。

ちなみに具体的な運動量は個人差によって大きく異なるため、実際に運動を行ってみて調子が良いか悪いかで判断して下さいね。

もし坐骨神経痛の症状が強く出ているのであれば、運動は行わない様にしてください。

坐骨神経痛の特徴上、更に症状を悪化させる可能性がありますので出来るだけ安静にする様にして下さい。

もしそれでも症状が軽減しない場合は出来るだけ早く信頼出来る病院や治療院に相談する様に心がけて下さいね。

もしどこに行ってもダメだったという人は、一度私に遠慮なくご相談してくださいね。

腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎分離すべり症など、坐骨神経痛の治療には自信を持っていますので、本気で辛い症状から解放されたい人は遠慮なくご相談してください。

以上で「腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、坐骨神経痛と運動後の悪化について」の説明を終了させていただきますが、下記に腰椎椎間板ヘルニアなど坐骨神経痛に関連するページのリンクも載せていますので、興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。

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