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腰痛と同時にあばらや肋骨、わき腹にも痛みが発生した時は注意

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腰痛でお悩みの人の話を聞いていると

「先生、私は腰痛と同時にあばらや肋骨、わき腹にも痛みを感じるんですが、この症状って腰痛と関係あるんですか?」

といった質問を稀にいただきます。

このように腰痛と同時にあばらや肋骨やわき腹などに痛みを発生する人は一定数おられますが、こういった症状がただの筋肉痛で発生する事は珍しく注意が必要です。

そこでこのページでは、腰痛と同時にあばらや肋骨、わき腹などに痛みを感じる症状の原因について説明させていただきます。

ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)

医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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ただの筋肉痛であばらや肋骨、わき腹に痛みを発生させる事は考えにくい

見出しでも触れていますが、ただの筋肉痛であばらや肋骨、わき腹に痛みを発生させるという事は珍しい事なので注意が必要です。

もし仮に筋肉痛だったとしても、ただの筋肉痛であれば治るまで時間はそうかかりませんので、数週間以上も症状が継続しているのであれば他の疾患を疑うようにしましょう。

こういった症状が腰痛と同時に発生しているのであれば、私ならまず腰椎椎間板ヘルニアなど坐骨神経痛の関わりを疑います。

腰椎椎間板ヘルニアなど坐骨神経痛とは、腰の骨や軟骨が変形する事によって近くの神経を圧迫し、その神経が支配している領域に痛みや痺れなどの症状を発生させる疾患です。

腰を通っている神経の中には、腰だけではなく足やわき腹に近い場所にも神経が通っていますので、こういった部分に腰痛と同時に痛みが発生する事は珍しくありません。

腰痛と同時に広範囲に症状が発生している場合は、腰椎椎間板ヘルニアなど坐骨神経痛を疑って病院で検査するようにして下さいね。

あばらや肋骨、わき腹の痛む場所によって原因は違う

上記では、腰痛と同時にわき腹周辺に痛みが発生した場合、腰椎椎間板ヘルニアなど坐骨神経痛が関わっている可能性が高いと説明させていただきました。

しかしこのわき腹という表現を使う場合、広範囲の場所をわき腹と表現している事が多く、具体的に細かい場所を聞かないと原因は特定しにくいという事も多いんです。

痛みの発生している場所によっては、腰の骨の問題じゃない可能性もありますので、ここからは具体的な痛む場所毎の原因について説明させていただきますね。

腕の付け根、腋毛が生えている付近の痛み

腕の付け根の部分、脇毛が生えている周辺から肩甲骨の下辺辺りのラインの脇の痛みの場合は、頚椎(首の骨)が関わっている神経が支配しています。

(直立不動の体勢で肘ぐらいの高さ辺りです)

理由は単純です。

この周辺を支配している神経は頚椎(首の骨)を経由して伸びています。

そのため、頚椎症や頚椎ヘルニアで神経を圧迫してしまうとこの周辺に痛みや痺れが発生してしまうんです。

似たような位置ではありますが、こういった場所の痛みの原因は腰ではなくて首にある場合もありますので気をつけて下さい。

肋骨からウエストライン付近の痛み

肋骨からウエストラインまでの間のわき腹に関しては、支配している神経が腰椎(腰の骨)が関わっている場所ですので腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の可能性が高いです。

一般的にはこの部分の事を「わき腹」と表現する事が多いと思いますので、わき腹の痛みは坐骨神経痛である可能性は高いと言えると思います。

腰痛と同時にこういった部分に症状が発生しているのであれば、高い可能性で腰椎椎間板ヘルニアなどが関わっていると思います。

肋骨やあばらの痛み

また、肋骨周辺を支配している神経は、腰椎(腰の骨)ではなくて胸椎(胸の骨)が関わっています。

つまり「わき腹」の痛みであっても肋骨周辺(少し前側に近い場所)に発生している痛みの場合は、腰椎椎間板ヘルニアなど坐骨神経痛ではなく、胸椎での神経圧迫によって発生している可能性が高いんです。

ちなみにこの肋骨周辺の神経痛の事を肋間神経痛と呼びます。

わき腹にブツブツが出た場合

また、ここまでは脊椎の神経圧迫によって発生する症状の説明をさせていただきましたが、中にはウイルスによってわき腹に痛みを発生させる疾患もあります。

そのウイルスの名前はヘルペスウイルスと呼ばれています。

ヘルペスと聞くと性病を連想してしまう人もいるかもしれませんが、このわき腹の痛みのヘルペスウイルスとは関係がありませんので気をつけて下さいね。

(過去に性病をうつされたと勘違いしてパートナーさんとケンカした患者さんがいましたので)

いわゆるニキビなども同じヘルペスウイルスと言われており、疲れが溜まったり免疫力が低下するとわき腹周辺に肋間神経痛を発生させます。

痛みと同時に帯状疱疹と呼ばれるブツブツが痛みのある場所に発生する事が特徴で、厄介な事に抗生物質や塗り薬などの治療を行わないと非常に治りにくい疾患です。

治療が遅れてしまうと肋間神経がウイルスによって破壊されてしまい、その後も後遺症に悩まされる事になる怖い病気であります。

特徴は上記でも説明したように、皮膚にブツブツとしたデキモノが出現しますが、初期に関しては痛みだけが先行して帯状疱疹が発生しない例もあります。

痛み方は皮膚がヒリヒリする、服がこすれるのが痛いというような珍しい痛み方を発生させますので、帯状疱疹が出現していなくてもこういった症状が発生した時は気をつけて下さいね。

腫瘍によって痛みが発生する事もある

非常に稀ではあると思いますが、肋骨やあばら周辺に腫瘍が出来てしまい痛みは発生するケースも存在します。

私が診てきた患者さんの中にも良性の腫瘍ではありましたが、腰からあばら骨に沿って大きな腫瘍が出来てしまい激痛に苦しんでいた人もおられました。

その時はMRIの検査で判明しましたので、こういった部分に症状を感じる場合は出来るだけ早く検査を受けるようにして下さいね。
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まとめ

ここで簡単にまとめさせていただきますね。

あばらや肋骨、わき腹という表現は非常に広範囲の部位の事を指しており、細かく痛む場所を聞かないと原因の特定は難しいと思われます。

腰痛と一緒に発生しているのであれば腰椎椎間板ヘルニアなど坐骨神経痛で発生する可能性もありますが、他の疾患が原因であばらや肋骨、わき腹に症状が発生する事も当然あり得ます。

そのため、痛む場所によって首を治療すべきなのか?腰を治療すべきなのか?内科にいくべきか?などなど大きく違ってきます。

大雑把な説明ではありますが、このページを自分の症状の把握の参考にしていただいて、病院や治療院選びに役立てて下さい。

もしどこに相談していいか分からない、どこに行ってもダメだったという人は1度私にお気軽にご相談してくださいね。

以上で「腰痛と同時にあばらや肋骨、わき腹にも痛みが発生した時は注意」のページの説明を終了させていただきますが、下記に腰痛に関連するページのリンクも載せていますので、興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。

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