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電車に立っている時や座っている時に腰痛が発生する人の注意点

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腰痛でお悩みの人の話を聞いていると

「先生、私は通勤で電車に立っているときや座っている時に腰痛が発生して辛いんですが、何か良い方法はありませんか?」

といった質問をよくいただきます。

このように電車に乗車中に腰痛が悪化してしまう人は非常に多く、そのため苦労をされている人も多いのではないでしょうか?

そこでこのページでは、電車に立っている時や座っている時に腰痛が発生する人の注意点について説明させていただきます。

ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)

医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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電車に乗る時の注意点

負担の入りにくい立ち方と座り方の説明を早速させていただきますね。

実は立ち方にしても、座り方にしても答えは簡単です。

立った時、座った時に両足のつま先の方向を「揃えない」様に置いて、どちらか片方の足に体重を偏らせて下さい。

たったこれだけです。

もちろんここからは理由を説明させていただきますね。

腰痛が発生しているという事は、当たり前ですが腰の関節に負担となる圧力が加わっているという事になります。

つまり腰にかかる負担や圧が強ければ強いほど症状は悪化してしまう訳ですね。

立っている状態や座っている状態が長時間続くと、腰への負担が助長してしまい症状が悪化してしまうわけです。

(もちろん、中には短時間でも痛みが発生してしまう人も大勢います)

立っていたり座っている時に、この腰にかかる圧そのものを消す事はできません。

しかし一か所に集中している圧を分散する事は可能です。

どんな楽な体勢であっても、ずっとその状態を維持し続けるのは大きい負担になります。

例えば立っている時や座っている時にしんどくなれば、無意識に重心や体重のかかっている位置を変えて、同じ個所に負担がかかりすぎないように動くと思います。

しかし、つま先の方向が同じ方向(前)に揃ってしまうと、どんなに足を動かしても重心の位置の変化は小さくなってしまいます。

これは人間の体の構造上、つま先の方向に重心が移動しやすいようにつくられているからなんですね。

足関節、膝関節、股関節は連動して動きますので、つま先が外に向けばそれに連動して膝や股関節の方向も外に向きます。

足関節、膝関節、股関節を含めた下肢の向きが外に向けば、当然重心の位置もそちらに変化します。

こういった動作によって、1か所に圧が集中する事を防ぎ重心の位置を分散する事が可能になる訳ですね。

ここで気を付けてほしい点が一つあります。

両足のつま先の方向を「揃えない」で、どちらかのつま先を外に向ければ、上記の説明の様に腰への圧を分散する事が可能です。

しかし、どんなに楽な体勢であってもずっと同じ体勢を維持する事は大きな負担になります。

そのため、体がしんどいと感じたら(できればしんどくなる前に)頻繁に足を置いている位置を変化させて下さい。

そうする事によって、一か所にずっと圧が集中する事を防ぎ、腰への圧を分散する事が出来ます。

そして、足の位置を変化させる時に守ってほしい事がただ一つ

両足のつま先の方向を「揃えない」事です。

どんなに足を置く位置を変えても、つま先の方向が同じ方向を向いていると重心の変化はほとんどおきませんので気をつけて下さいね。

しかしつま先の方向を揃えるな。と言っても具体的にどうすれば良いか分からないという人も多いと思います。

基本的にはどちらか片方の足のつま先を前に向けて、もう片方の足のつま先を外側に向けて下さい。

角度的にはちょうど90度くらいです。

もちろんその人が楽な角度もあると思いますので、この足の置き方は「基本の形」であって実際にはご自分が楽だと感じる場所に足を置いて下さいね。

電車に関しては「揺れる」事での負担も大きいと思いますので、どちらかの足のつま先の方向は電車の進行方向に向けて置いた方が良いと思います。

(電車が最も揺れる瞬間はブレーキですので)
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まとめ

ここで簡単にまとめさせていただきますね。

電車というのはその時の込み具合によっては立ちっぱなし、座りっぱなしという状況が長時間続きます。

腰痛の痛む条件は人によって異なりますが、同じ体勢をずっと続けるという事は腰に強い負担がかかります。

その影響で腰痛は悪化してしまうんです。

このページで説明させていただいたように、つま先の方向を揃えないように置いて、片方に体重を偏らせれば腰への負担は軽減します。

その結果、腰痛の症状も悪化しにくい環境をつくる事が可能になるはずです。

しかしこういった方法は、あくまでも負担を軽減させる方法であって負担を完全にゼロにする事はできません。

治療行為でもなく、あくまでも症状を今以上に悪くさせない為の処置です。

長時間行えば症状は発生しますし、そもそも相当な重症であれば全く意味のない行為にもなりかねません。

電車に乗る程度の、普通の人であれば当たり前の動作で痛みを発生しているという事は、あなたの症状は決して軽症ではありません。

こういった時は出来るだけ早く信頼できる病院や治療院に相談するように心がけて下さい。

どこに相談して良いか分からない、どこに行ってもダメだったという人は、一度遠慮なく私にご相談してくださいね。

どこに行っても治らないしつこい腰痛の治療にはそれなりに自信を持っていますのできっとお力になれると思います。

以上で「電車に立っている時や座っている時に腰痛が発生する人の注意点」のページの説明を終了させていただきますが、下記に腰痛に関連するページのリンクも載せていますので、興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。

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