腰痛でお悩みの人の話を聞いていると
「先生、アロマテラピーやお香が体の痛みに効果的って話を聞いたんですが、腰痛にも効果はあるんでしょうか?」
といった質問を稀にいただきます。
いわゆる良い香りを鼻で嗅ぐ事によって、腰痛の症状が改善する事はあるのか?といった質問ですね。
そこでこのページでは、私の個人的な意見ではありますが、アロマテラピーが腰痛に効果的なのかどうかについて説明させていただきます。
ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)
医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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お香やアロマテラピーでリラックスすれば腰痛が改善する事もある
腰痛の症状の発生や悪化、改善には精神的なストレスも大きく関わっています。
痛覚は人間の脳が作り出している一種の感覚です。人の体を傷つけるような刺激が体に加わった時に、その情報を伝えるための防御反応として脳は痛みを発生させています。
この体を傷つける可能性のある刺激の中には、精神的なストレスも含まれます。
つまり腰痛というより、人間が感じるほぼ全ての痛みの発生には精神的なストレスは大きく関わっているんですね。
実際に患者さんを診ていても、精神的なストレスの大きい人は腰痛の症状を発生しやすく、または改善しにくい傾向がありますし、鬱(うつ)やパニック障害などの精神疾患を患っている人の場合はその病気のせいで強い痛みを発生させている人もいるぐらいです。
逆に言えば、精神的なストレスを軽減させる事が出来れば腰痛などの症状が改善する事もあるという事です。
お香やアロマテラピーは人間をリラックスさせる効果もありますので、こういった方法によってストレスを解消する事が出来れば、腰痛の症状が改善する可能性は十分にあると思います。
(実際にお香やアロマテラピーによって症状が改善したという話はたまに聞きます)
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お香やアロマテラピーが腰痛に効果のある科学的根拠はない
上記ではお香やアロマテラピーが腰痛の改善に役立つ事もあると説明させていただきましたが、お香やアロマテラピーが腰痛などの人間の痛みに効果がある科学的根拠は存在しません。
先ほども説明させていただいたように、人間の痛みには精神的なストレスも大きく関わっているため、お香やアロマテラピーによってリラックスできる人の場合は効果が期待できるというだけです。
もっと言えばお香やアロマテラピーはリラックスするための一つの「方法論」というだけであって、ストレスを解消できるのであればどんな方法であっても人の痛みを改善させれる可能性はあると思います。
例えば音楽を聴いてストレス解消している人もいるでしょうし、旅行やショッピング、友人との会話がストレス解消に役立つ人もいると思います。
そのため、お香やアロマテラピーの効果には大きな個人差や「好み」も関わってくると思います。
ちなみに私は昔実家に住んでいる時に、4つ離れた姉がお香にはまっていましたが、個人的にその匂いがすごく嫌いで不快でした。
このように強い匂いを不快に感じる人にとっては、逆にお香やアロマテラピーがストレスになってしまう可能性もあると思いますし、匂いの種類によっての好き嫌いもあると思います。
匂いにも様々な種類があると思いますが、もしお香やアロマの匂いに良い印象が無い人は避けた方が良いでしょう。
ストレス解消のみで全ての腰痛の症状が改善する訳ではない
このページでは、腰痛の発生には精神的なストレスが大きく関わっており、お香やアロマテラピーなどのストレスを解消する何らかの方法を行えば、症状が改善する事もあるという事を説明させていただきました。
しかし、当然ですがストレスの解消のみで全ての腰痛の症状が改善する訳ではありません。
精神的なストレスが痛みの発生に大きく関わっている事は間違いありませんが、痛みは筋肉の緊張や炎症の有無など様々な要因によって作られています。
ストレスを解消する事によって腰痛の症状が軽減する事もあると思いますが、それだけでは治療として不完全な場合も多々あります。
そのため、なかなか治らないしつこい腰痛でお悩みの場合は、出来るだけ早く信頼できる病院や治療院に相談するように心がけて下さい。
中にはただの筋肉痛だと思っていた症状が違う病気だったという可能性もゼロではありませんので。
もしどこに相談していいか分からない、どこに相談してもダメだったという人は一度私にお気軽にご相談して下さいね。
どこに行っても治らないしつこい腰痛の治療にはそれなりに自信を持っていますのできっとお力になれると思います。
以上で「アロマテラピーやお香は腰痛に効果はあるのか?」のページの説明を終了させていただきますが、下記に腰痛に関連するページのリンクも載せていますので、興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。
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