鍼やお灸などの鍼灸治療は腰痛に効果があるのか！？

腰痛でお悩みの人の話を聞いていると

「先生、よく町で見かける鍼やお灸って腰痛に効果あるんでしょうか？」

といった質問をよくいただきます。

いわゆる鍼灸治療の効果に対しての質問ですね。

最近は鍼灸整骨院も増えていますので、こういった事に疑問を持っている人も非常に多いのではないでしょうか？

ちなみに私は鍼灸の国家資格を持っていません。

資格を持っていない私が鍼灸について語るのもおかしな気がしますが、本当に多い質問の一つですので、このページでは鍼灸の効果について説明させていただきます。

ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です（ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます）

医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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腰痛にたいして鍼治療やお灸の効果は個人差が大きい

さて、まず結論を先に言わせて頂きます。

腰痛に鍼治療やお灸で効果があるかどうかは人によります。

当たり前の事を当たり前に言っただけですが、これが答えです。

「人によります」と私が言う理由は主に２つです。

①　患者さんが鍼（はり）やお灸に恐怖心を持っているかどうか

「痛み」というものは脳が作り出している感覚の一種です。

みなさんが思っている以上に、精神的なストレスが密接に関わっています。

（もちろん「痛み」の原因の全てを精神的ストレスのせいだとか極論を言うつもりはありません）

鍼治療というのはご存じだと思いますが、体に針を刺して行う治療の事です。

鍼を体に刺すという事に対して異常に恐怖心を持っている患者さんであれば、それが精神的なストレスや負担になりかねません。

体に与えられた刺激を「良い刺激」と捉えるのか「悪い刺激」と捉えるかの判断は、無意識に脳が判断しています。どういった刺激であっても脳が「悪い刺激」と判断してしまえば、その影響で治療効果がない。もしくは症状が余計に悪化する事などの反応が発生します。

つまり怖がりの患者さんにとって、鍼治療は負担になってしまう可能性があるわけですね。

お灸も同様に火をつける事に異常な恐怖心を持っていると、その行為自体が大きなストレスになってしまいます。

このように治療の良し悪しに関わらず、患者さん自身が治療行為に異常な恐怖心を持っている場合はうまくいきません。

余談ではありますが、治療をする人が患者さんに大きく嫌われてしまってもこういった反応が起こります。

特に女性に多い印象を持っていますが、ご自身が嫌いだと感じている人に体を触られるのは非常に不快ですよね？自分が嫌いだと感じている先生に治療行為を受けた場合は、その治療の良し悪しに関わらず、脳が「悪い刺激」と判断する可能性が高く、治療効果が発生しにくい傾向もあります。

そのため、治療家と患者さんとの性格の相性も実は治療には結構関係します。

②　単純に施術者の能力が低い

最近は鍼灸院、鍼灸整骨院がすごい勢いで乱立していますので、一昔前に比べると「鍼治療」を受けれる場所は増えていると思います。

ですが、そこで働いている人の全てが高い技術を持っているかどうかには疑問があります。

「鍼治療」で腰痛を改善させる事の出来る高い技術を持っている人も間違いなく存在しますし、同じ様に「鍼治療」を行っていても、技術が低ければ腰痛を改善させる事は出来ません。

つまり、「鍼治療」そのものが腰痛に効果があるか！？ではなくて、結局は鍼を打つ人の技量が腰痛を改善させれるほどの高い技術なのかどうかで決まります。

勘違いをされている人が多いのですが、鍼灸の国家資格を持っているからといって、全員が高い技術を習得している訳ではありません。

国家資格は鍼を打つ上での必要最低限の技術や知識を認めているだけですから。

症状を改善できるか否かに関しては、当然その人の持っている技術能力によってバラバラなんですね。
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どんなに有効な治療方法でも施術者の技術次第

上記でも説明しているように、鍼の治療というのは患者さんとの相性の他に施術者の技術力によっても大きく結果が異なります。

意外と患者さんはどこの治療院でも病院でも、やってる事が似てたら結果は同じだと思っている人が多いので気を付けてくださいね。

例えば過去に鍼治療をして全然効果がなかったとしても、違う治療院で鍼を打って楽になる事だって当然あり得ます。

それぐらい施術者の技術の差によって結果は変わるんです。

そしてこの理屈は鍼治療だけではなく、全ての治療に当てはまります。

（あまり大きい声では言えませんが、私が行っている治療方法であっても施術者の技量の違いによって大きな差が出ます）

手術ですら、腕の良いお医者さんと技術力の低いお医者さんでは全然違います。

まとめ

鍼治療が腰痛に効果があるのかどうかは

①　患者さんが鍼を打つ事に対して異常な恐怖心を持っているかどうか

②　鍼を打つ人の技量

によって決まります。

試してみないと分からないというのが本音です。

つまり「鍼治療って効果あるの？」って質問自体に答えはないんですよ。

鍼の治療もその他の治療も全て含めて、施術者の技量次第、患者さんとの相性次第によって結果は変わります。

もし、ご自分の中で気になる治療院があるなら是非試してみてください。

それでしか結果は判断できません。

どこに相談して良いか分からない、どこに行ってもダメだったという人は、一度遠慮なく私にご相談してくださいね。

どこに行っても治らないようなしつこい腰痛の治療には、それなりの自信を持っていますのできっとお力になれると思います。

以上で「鍼やお灸などの鍼灸治療は腰痛に効果があるのか！？」のページの説明を終了させていただきますが、下記に腰痛に関連するページのリンクも載せていますので、興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。

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