ページの先頭です

トップページ > 症状別解説一覧 > 長時間歩くと腰痛の症状が発生する人の靴選びについて

長時間歩くと腰痛の症状が発生する人の靴選びについて

UjmsoyYfP8Ix0Rs1508733094_1508733127

腰痛でお悩みの人の話を聞いていると

「先生、私は履いている靴によって歩いた時に腰痛が発生したりするんですが、腰痛になりにくい靴選びってどういった事が大事なんでしょうか?」

といった質問を稀にいただきます。

全ての人に当てはまる話ではありませんが、このように靴によって歩いた時に腰痛が発生するという人は実在しており、長時間歩けば歩くほど靴の影響は大きくなるようです。

そこでこのページでは、腰痛と靴選びについて説明させていただきます。

ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)

医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
スポンサーリンク


正しい歩行にはしっかりと足を上げれる事が大切

さて、早速腰痛が発生しにくい靴選びに関して説明させていただきたいんですが、まずはどういった歩き方が腰に負担になるかを簡単に説明させていただきます。

歩くという行為は、股関節、膝、足首の関節が連動して動きます。

関節の役割というのは足が地面に着地した時に、適度に動く(曲がる)事によって地面からの衝撃を吸収して負担を軽減してくれます。

衝撃を和らげてくれるクッション、もしくはバネみたいなモノを想像してもらえると分かりやすいかも知れません。

当然、足が着地した時に膝が伸びきっていたりすれば、関節のバネの機能がうまく働かない為、腰に大きい負担が入ってしまいます。

つまり、腰に負担の少ない正しい歩き方というのは、足が地面に着地した時に適度に股関節や膝や足首が曲がって地面からの衝撃を吸収してくれる事が望ましい訳ですね。

とは言っても、いちいち足が地面に着地する時に膝などの関節を適度に曲げる事を意識する事は不可能です。

そこで大切なのが、歩行時にしっかりと足が上がっているかどうかなんです。

歩行というのは力を抜いて膝や太ももが少し上方に上げる歩き方がしっかり出来ていれば、勝手に脳が無意識に最適な位置に体重や関節の角度を調節してくれるように出来ています。

歩く時にしっかり足が持ち上がっていれば、地面に足が着地した時に適度に膝などの関節が曲がって衝撃を吸収するような歩き方になってくれるんですね。

逆に、足があまり上がらずに膝が伸びきった状態で地面に着地してしまうと、地面からの衝撃を吸収しきれず腰への負担が大きくなってしまいます。

つまり、腰痛になりにくい靴選びで大事な事は、足が上に上がりやすい靴である事が重要になります。

ハイヒールやスリッパやサンダルは歩行時に足が上がりにくくなる

上記では、腰に負担のかかりにくい歩き方には、しっかりと足が上方に上げれる事が大切だという事を説明させていただきました。

つまり、腰痛が発生しやすい靴というのは、この足を上げる動作の邪魔になりやすい靴になります。

見出しでも触れていますが、ハイヒールや踵を固定していないスリッパやサンダルの場合は腰にとっては負担が大きくなりやすい傾向があります。

ハイヒールに関しては、踵が高くなってしまう事によって重心(体重が最もかかる場所)がつま先に近くなってしまいます。

実は重心の位置がつま先に集中すればするほど、足は上に上がりにくくなる傾向があり、またつま先に極端に体重が集中すると足首が曲がる動作の邪魔にもなります。

足首の動きは膝の動きや股関節の動きとも連動していますので、足首が曲がりにくくなると膝や股関節も曲がりにくくなります。

つまり、ハイヒールで歩いた時というのは、地面に足が着地した時に衝撃を吸収しにくい傾向が高く、その結果腰への負担は大きくなります。

また、スリッパやサンダルといった踵をしっかりと固定していない靴の場合も、腰への負担が大きくなる傾向があります。

スリッパやサンダルのように、しっかり踵を固定していない靴の場合、足を上げた時に靴が足から滑り落ちたりずれたりする事を防ぐ為に、無意識に履いている人の多くはつま先を上に反らしながら足を上げています。

実はこのつま先を上に反らす動作は、膝を伸ばす動きを誘発してしまう動作でもあります。

歩行時にしっかり足を上方に上げる為には、膝は軽く曲がっていなければいけず、スリッパやサンダルを履いていると膝が伸びやすい歩き方になってしまう為に足は上がりにくくなってしまいます。

そのため、地面に足が着地した時点で膝は曲がりにくく、その結果地面からの衝撃を吸収しきれず腰への負担が大きくなってしまうんですね。

以上の事から、ハイヒールやスリッパやサンダルは腰痛を発生させやすい靴であり、長時間歩く時にはあまりオススメできません。
スポンサーリンク


底が平べったい靴も腰への負担は大きい

上記では、足が上がりにくくなるために腰への負担が大きくなる靴について説明させていただきました。

ここからは単純に、靴底の底のクッションが少なすぎて腰への負担が大きくなる靴について説明させていただきます。

とは言っても話は単純です。

革靴などのように、靴底のクッション性が低い靴の場合は、地面からの衝撃が強くなってしまうため、いくら正しく歩いていても長時間の歩行には向いていません。

やはり通常の運動靴のように、ある程度靴底にクッション性がある靴を選ぶべきでしょう。

靴には相性の部分も大きい

ここまでは、腰痛の原因になりやすい靴の説明をさせていただきました。

しかし、ここまでの説明をひっくり返すような発言になってしまいますが、そもそも靴というのはそれを履く人との相性が大きく関わっています。

このページではハイヒールが腰痛の原因になりやすいという説明をさせていただきましたが、中にはハイヒールだけが唯一楽に歩ける靴だという人もおられます。

そういった人の歩き方を見ていると極端に後ろに重心を乗せて歩く特徴があり、ハイヒールを履いた時だけまともに歩けるという事のようです。

このようにその人によって違う動作上のクセによっても、楽な靴というのは変わってきますので、結局は気になった靴があれば履いてもらって楽かどうかを判断しなければ分からないというのが私の本音になります。

まとめ

ここで簡単にまとめさせていただきますね。

長時間歩くと腰痛になりやすい靴は、ハイヒールやスリッパやサンダル、もしくは革靴のように靴底のクッション性が低い靴となります。

しかし、このページで説明させていただいた内容はあくまで傾向であり絶対ではありません。

靴選びに関しては、その人によっての相性も大きく関わる為、結局は履いてみないと分からないというのが私の本音です。

何だかはっきりしない説明になってしまいましたが、靴選びに迷っている人は是非参考にして下さいね。

以上で「長時間歩くと腰痛の症状が発生する人の靴選びについて」のページの説明を終了させていただきますが、下記に腰痛に関連するページのリンクも載せていますので、興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。

おすすめ記事


スポンサーリンク


腰痛に関しての記事

「長引く腰痛の検査は何科に相談するべきか?」

「腰痛の症状別重症、危険度チェック。筋肉痛とヘルニアとの見分け方や違いは?」

「腰痛持ちの人が重たい荷物を運ぶ時の注意点や正しい持ち方」

「親子揃っての腰痛は遺伝が関係するのか?」

「腕や肘、手を伸ばす動作で腰痛の症状が悪化する理由」

「シップやサロンパスなど貼り薬は腰痛に効果的か?冷と温どちらがオススメ?」

「腰痛に自転車やエアロバイクはおすすめ?サドルの位置や高さについて」

「長引く腰痛は呪いや生霊のせい!?(信じていませんが)」

「腰痛の症状にエレキバンは効果があるのか?」

「床に座ったりあぐらが腰痛にはよくない理由と楽な座り方」

「漢方薬は腰痛に効果はあるのか?」

「電気治療や低周波は腰痛に効果はあるのか?」

「固定するべき?腰痛にサポーターやコルセット、骨盤ベルトについて」

「レントゲン、MRIなどの画像検査で異常なしと診断された腰痛の原因とは?」

「風邪や発熱、咳やくしゃみで腰痛が悪化する理由」

「腰痛の人がパソコンやデスクワーク時の正しいイスの座り方」

「珍しくない?子供の腰痛の原因とは」

「腰痛とお酒やアルコール飲料の飲酒との関係」

「片側だけ。腰痛の痛みの左右差が発生する理由」

「腰痛の人が日常生活で気をつける事、してはいけない事などの注意点」

「腹痛や胃腸炎、胃痛や下腹部痛と腰痛との関係」

「腰痛におすすめのソファの材質や高さとは?」

「マッサージや指圧を腰痛の症状に行うリスクや危険性」

「体が熱い、熱く感じる腰痛は要注意」

「腰痛と急性腰椎捻挫(ぎっくり腰)との違いは?」

「体が冷たい、冷たく感じる腰痛は要注意」

「寒い日は腰痛が悪化しやすい?気温の変化と腰痛との関係」

「腰痛を強く押したり揉むと揉み返しが発生して悪化する可能性あり」

「低気圧や雨の日など天気や気圧の変化によって腰痛が悪化する原因」

「腰痛に腹筋や体幹トレーニングなど筋肉を鍛える行為は意味がない!?」

「腰痛に有効な食べ物やサプリメントは存在するのか?」

「冷房やエアコンによって腰痛の症状が悪化する原因」

「腰痛と炎症、血行不良や血のめぐりとの関係」

「鍼やお灸などの鍼灸治療は腰痛に効果があるのか!?」

「ロキソニンなど痛み止めの薬の効果が少ない腰痛は注意」

「精神的ストレス、思い込みや気のせいによって腰痛が発生する事はある?」

「お風呂や温泉などの入浴は腰痛に有効なのか?悪化する可能性もあり」

「冬、夏、梅雨時期など季節の変わり目で腰痛が悪化しやすい理由」

「足ツボや青竹踏みは腰痛に効果的?」

「ヨガやピラティスは腰痛に効果あり!?悪化の可能性もある」

「腰痛や腰の違和感の場所が移動したり変化する理由」

「びっこを引いて歩けないほど痛い、歩行困難になる腰痛でも歩くべきか!?」

「腰痛の急性期、慢性期の違いとは?」

「寝返り時に腰痛が悪化する場合の注意点や痛みが発生しにくい寝返り方」

「安静にする事が腰痛に対して家で出来る事で最も有効な理由」

「抱き枕を使用して寝ると腰痛が楽になる理由」

「長引く腰痛は内臓の病気やガンの可能性もある?」

「改善と再発を繰り返す腰痛の理由。完治は難しい?」

「腰痛の人がウォーキング時に注意したい正しい歩き方」

「腰痛と同時にふくらはぎやスネに痛みや痺れや違和感が発生した時は注意」

「腰痛の原因に心当たりがない人は悪いクセが関わっている事が多い」

「ふらつき、震え、足の力がぬけたり力が入らない腰痛は注意」

「腰痛と膝の痛みとの関係」

「太りすぎが原因?肥満と腰痛との関係」

「腰痛と同時にお尻や股関節、足の付け根(鼠径部)に痛みや痺れが発生した時は注意」

「猫背が必ずしも悪いとは限らない?腰痛と正しい姿勢について」

「腰痛と同時に踵やアキレス腱、足裏や土踏まずの痛み痺れが発生した時は注意」

「腰痛の症状がひどい時の美容院や歯医者は悪化する可能性があるので注意」

「歩いていて頻繁につまずいたりつま先立ちが出来ない腰痛は注意」

「腰痛を緩和させる為に良い正しい寝方や楽な姿勢について」

「腰痛に似た症状を発生させる違う病気や疑われる病気について」

「座っている時に足を組むと腰痛が楽に感じる理由」

「夜中に寝れない眠れないほどの夜間痛を発生させる腰痛の正体」

「スクワットなどの筋トレは腰痛に逆効果?悪化の可能性も」

「整形外科など病院でリハビリとして行われる牽引は腰痛に効果なし?」

「朝の起床時や寝起き、午前中に腰痛が悪化する原因」

「呼吸すると痛い、息苦しいなど、呼吸困難と腰痛について」

「腰痛におすすめの枕の高さについて」

「腰痛持ちの人が座る椅子(イス)の理想的なおすすめの高さとは」

「腰痛の人が注意すべきカバンやバック、リュックについて」

「プールで歩いたり水泳は腰痛にとって良い運動なのか?」

「なかなか治らない腰痛を放置するとどうなるのか?その後の経過」

「腰痛と腕や手の痛みや痺れ重だるさとの関係」

「腰痛の手術を失敗すると下半身不随になる?リスクや危険性」

「腰痛におすすめの寝具やベッド、低反発や高反発について」

「四つんばいが楽に感じる腰痛の人はうつ伏せが楽な事が多い」

「腰痛にバキバキボキボキ鳴らす整体やカイロ、骨盤矯正は危険」

「腰痛で背骨や脊椎、椎間板や軟骨の間隔が狭いと診断された場合の注意点」

「腰痛と同時に顔の痛みや痺れ、目の疲れや歯痛を感じる事もある?」

「更年期や自律神経失調症と腰痛との関係について」

「腰痛と同時に尾骨や恥骨に痛みや痺れが発生した時は注意」

「起きあがれない、立てない腰痛は圧迫骨折の可能性あり」

「背伸びや背筋を伸ばす、後ろに反らすと腰痛が発生する理由」

「年寄りや高齢者が転ぶ、転倒した後の腰痛は要注意」

「靴下やズボンを履くときに腰痛が発生する理由」

「車の運転で腰痛が悪化、発生する人の注意点」

「運動不足が原因?適度な運動は腰痛の予防になるのか?」

「スポーツジムなどで行うウェイトトレーニングは腰痛を悪化させる可能性あり」

「前屈など前屈みの動作で腰痛が必ず悪化する、楽になる理由」

「手に力が入らない?握力低下と腰痛との関係」

「冷やしたりアイシングは腰痛に効果あり?おすすめの時間とは」

「一週間、一ヶ月たっても治らない腰痛が治るまでの期間は?」

「掃除機をかけると腰が痛い。腰痛が悪化しにくい掃除機のかけ方」

「チクチク、ビリビリ、ズキズキ、ジンジンするような腰痛は要注意」

「弱い痛みや違和感でも常に痛い腰痛は危険」

「腰痛と同時にこむらがえりが発生する人は注意」

「立っている時に腰痛が発生しにくい立ち方」

「ラジオ体操は腰痛に有効なのか?」

「腰痛と同時にあばらや肋骨、わき腹にも痛みが発生した時は注意」

「産後、子育てや育児中の女性の腰痛は改善しにくい理由と抱っこについて」

「腰痛を抑えるための対策やケアについて」

「腰痛になりやすい人、なりにくい人との違いは?」

「整骨院で治らない、悪化する腰痛は筋肉痛ではない」

「突然、いきなり急に発生する腰痛について」

「腰痛が飛行機に乗ると悪化する理由」

「アロマテラピーやお香は腰痛に効果はあるのか?」

「腰痛の人の楽な起き上がり方」

「テニスボールやゴルフボールを使った腰痛の対処方の危険性」

「腰痛と同時に足の痛み、痺れ、麻痺が発生する時は注意」

「肉離れと腰痛との違い」

「サウナで温める事は腰痛に効果的?悪化の可能性も」

「体の疲れや疲労が溜まると腰痛が発生しやすい?」

「腰が痛くて動けない、動き出しに特に辛い腰痛の原因」

「仰向けで寝るのが辛い腰痛は反り腰?横向きは?」

「電車に立っている時や座っている時に腰痛が発生する人の注意点」

「正座をしている時は腰痛が楽になる理由」

地図イメージ

豊中市の整体、整骨院
よしだ柔整治療院

【住所】大阪府豊中市南桜塚2-7-1-114 ユニハイム桜塚
【アクセス】阪急電鉄宝塚本線 曽根駅 徒歩7分
【ご相談・ご予約】06-6858-3458
※当院は予約制です 【営業時間】月~金 9:00~12:00 / 13:00~20:00 土曜 9:00~12:00
【定休日】日曜、祝日、土曜日の午後
>>場所・行き方はこちら

【このホームページは私が書いています】

院長 吉田

よしだ柔整治療院
院長のプロフィール

患者さんの声

当院の風景

症状別解説

よくある質問

メールでのお問い合わせ

友だち追加
※LINEでも予約可能です

サイトメニュー

Information

外観

営業時間
平日 9時~12時/13時~20時
土曜 9時~12時
定休日
日曜、祝日、土曜日の午後
所在地
〒561-0882 大阪府豊中市南桜塚2-7-1-114 ユニハイム桜塚
電話番号
06-6858-3458
代表者
吉田 隼