ページの先頭です

トップページ > 症状別解説一覧 > 腰痛持ちの人が座る椅子(イス)の理想的なおすすめの高さとは

腰痛持ちの人が座る椅子(イス)の理想的なおすすめの高さとは

dTfLo8z0VzLMYoc1508734366_1508734408

腰痛でお悩みの人の話を聞いていると

「食卓のイスやソファ、お風呂のイスなど、座るイスによって腰痛がひどくなったり楽だったりするんですが、イスの高さでおすすめの高さって存在するんですか?」

といった質問をよくいただきます。

人によっての個人差も当然ありますが、腰痛の症状が悪化しにくいイスの高さの傾向というものは存在します。

そこでこのページでは、腰痛の症状が悪化しにくいイスの理想的なおすすめの高さについて説明させていただきます。

ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)

医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
スポンサーリンク


イスの負担は座った時の重心の位置が大きく関わっている

まずはイスに座る事によって腰痛になってしまう理由について簡単に説明させていただきますね。

腰痛でお悩みの人がイスに座ると症状が悪化しやすい理由は、実は座った時の重心(体重が最も偏っている場所)の位置が深く関わっています。

人間の関節はてこの原理で動いています。

てこの原理とは、支点になっている場所から作業をする場所が遠ざかれば遠ざかるほど負担が大きくなり、近ければ近いほど負担は少ないという原理です。

座るという動作に関しては人間の体の構造上でお尻に最も重心が偏る場合が多く、重心が後ろに偏りやすいという動作上の問題が発生します。

にも関わらず、多くの座る動作というのはデスクワークにしても食事にしても、上半身は前方で作業をする事が多く、その結果お尻の重みで下半身は後ろに、上半身は前方という逆方向の力が支点である腰にかかってしまって大きな負担になってしまう訳ですね。

つまり重心が後ろに下がれば下がるほど腰への負担は大きくなってしまうんですが、この重心の位置はイスの高さやクッションの材質によっても変化します。

そこでここからは、腰に負担のかかりやすいイスの高さや材質の条件について説明させていただきますね。

① イスの高さは低ければ低いほど腰への負担は大きくなる傾向がある

まずはイスの高さについて説明させていただきます。

見出しでも軽く触れていますが、一般的にイスの高さは低ければ低いほど腰への負担は大きくなる傾向があります。

イスの高さが低いという事は座った時に膝の位置がお尻の位置よりも高くなってしまう事が多く、膝の位置がお尻の位置より高くなってしまうと、必然的にお尻に体重が偏りやすくなってしまいます。

お尻に体重が偏りやすくなってしまうという事は、重心が後ろに偏ってしまいやすくなってしまいますので、座っている時の腰の負担はより大きくなってしまうんですね。

② クッションの材質が下に沈みこみすぎると腰への負担は大きくなる傾向がある

イスの種類によっては、クッションがついている物も存在していると思います。

中には座った時にクッションが軟らかすぎて下にお尻が沈みこんでしまう物も珍しくありません。

①の理由と似たような理由ですが、お尻の位置が下がるという事は、それだけお尻に体重がかかりやすくなってしまい、結果的に重心が後ろに偏りすぎて腰への負担が大きくなってしまうんですね。

つまり、イスのクッションの材質が軟らかすぎて下にお尻が沈みこみすぎるような物は控えた方が良いと思います。
スポンサーリンク


おすすめのイスの高さや材質とは?

ここまでは腰痛でお悩みの人がイスで症状が悪化する理由について説明させていただきました。

ここからは腰に負担のかかりにくいイスの高さについて説明させていただきます。

上記でも説明させていただいたように、地面からの高さが低めイスと、下に沈みこみやすい材質のイスは腰に負担がかかりやすいという条件に当てはまります。

つまり、逆に地面からの高さが比較的高いイスや座った時に下に沈みこみにくい材質のイスは負担が少ないという事になります。

具体的なイスの高さに関してですが、座った時に膝の位置がお尻の位置と平行か、お尻の方が膝の位置より高めであれば負担は少なくて済むはずです。

そこで実際に何人かの患者さんに協力してもらって、膝の位置とお尻の位置の高さが平行になるイスの高さを測ってみました。

もちろん患者さんの身長によって変わりますが、測った人の中で一番身長が高かった人(175センチ前後)でイスの高さが37センチ。身長が最も低かった人(150センチ)でイスの高さが27センチ前後なら膝の高さとお尻の位置がほぼ平行となっていました。

膝の位置がお尻より極端に高くなければ負担は少なくて済む訳ですから、身長が高めの人に合わせるのであれば、イスの高さが37センチ以上あれば比較的腰への負担は少なくてすむと思います。

クッションの材質に関しては実際に座ってみて試してもらうしかありません。

硬めのクッションを探すというよりも、下にお尻が沈み込まない材質を探してみて下さい。

軟らかくても下にあまり沈まないクッションというのはあると思いますので。

腰痛の人にソファはあまりオススメできない?

腰痛とイスの高さや材質の説明をこのページではさせていただいていますが、このページを読んでいるとソファが腰に良くないの?と疑問に感じる人も多いかと思います。

ズバリ言わせていただきますが、ソファは腰痛でお悩みの人にとっては一般的にあまりオススメできません。

ソファはイスの中でも地面からの高さが低めの物が多く、また材質も深くお尻が後ろに沈み込む物が多い傾向があります。

全てのソファがダメだというつもりはありませんが、ソファ自体の特徴が腰にとって痛めやすい条件が揃っている事も多い事から、元々イスに座る事で腰に違和感を感じやすい人は避けた方が無難だと思います。

まとめ

ここで簡単にまとめさせていただきますね。

イスに座ると腰痛が悪化しやすい理由は、地面からの高さが低く、クッションの材質によってお尻の位置が低くなってしまい重心が後ろに偏ってしまう部分にあります。

つまり、比較的地面から高いイスであり、尚且つ材質が下に沈みこみにくい物であれば腰への負担は少なくてすみます。

具体的にはイスの高さは37センチ以上であれば多くの日本人であれば負担は少ないはずです。

しかし、ここで説明している負担は軽減できるという事であって、座った時の腰への負担をゼロにする事は出来ません。

イスは相性も大きく関係しますので、どういった理由であっても座った時に痛みを感じるのであればあまりオススメできる物ではありません。

また、座るという条件で常に痛みを発生させているのであれば、出来るだけ早く信頼できる病院や治療院に相談するようにして下さい。

もしどこに相談していいか分からない、どこに行ってもダメだったという人は1度私にお気軽にご相談してくださいね

腰の痛みの治療にはそれなりの自信を持っていますのできっとお力になれると思います。

以上で「腰痛持ちの人が座る椅子(イス)の理想的なおすすめの高さとは」についてのページを終了させていただきますが、下記に腰痛に関連するページのリンクも載せていますので、興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。

おすすめ記事


スポンサーリンク


腰痛に関しての記事

「長引く腰痛の検査は何科に相談するべきか?」

「腰痛の症状別重症、危険度チェック。筋肉痛とヘルニアとの見分け方や違いは?」

「腰痛持ちの人が重たい荷物を運ぶ時の注意点や正しい持ち方」

「親子揃っての腰痛は遺伝が関係するのか?」

「腕や肘、手を伸ばす動作で腰痛の症状が悪化する理由」

「シップやサロンパスなど貼り薬は腰痛に効果的か?冷と温どちらがオススメ?」

「腰痛に自転車やエアロバイクはおすすめ?サドルの位置や高さについて」

「長引く腰痛は呪いや生霊のせい!?(信じていませんが)」

「腰痛の症状にエレキバンは効果があるのか?」

「床に座ったりあぐらが腰痛にはよくない理由と楽な座り方」

「漢方薬は腰痛に効果はあるのか?」

「電気治療や低周波は腰痛に効果はあるのか?」

「固定するべき?腰痛にサポーターやコルセット、骨盤ベルトについて」

「レントゲン、MRIなどの画像検査で異常なしと診断された腰痛の原因とは?」

「風邪や発熱、咳やくしゃみで腰痛が悪化する理由」

「腰痛の人がパソコンやデスクワーク時の正しいイスの座り方」

「珍しくない?子供の腰痛の原因とは」

「腰痛とお酒やアルコール飲料の飲酒との関係」

「片側だけ。腰痛の痛みの左右差が発生する理由」

「腰痛の人が日常生活で気をつける事、してはいけない事などの注意点」

「腹痛や胃腸炎、胃痛や下腹部痛と腰痛との関係」

「腰痛におすすめのソファの材質や高さとは?」

「マッサージや指圧を腰痛の症状に行うリスクや危険性」

「体が熱い、熱く感じる腰痛は要注意」

「腰痛と急性腰椎捻挫(ぎっくり腰)との違いは?」

「体が冷たい、冷たく感じる腰痛は要注意」

「寒い日は腰痛が悪化しやすい?気温の変化と腰痛との関係」

「腰痛を強く押したり揉むと揉み返しが発生して悪化する可能性あり」

「低気圧や雨の日など天気や気圧の変化によって腰痛が悪化する原因」

「腰痛に腹筋や体幹トレーニングなど筋肉を鍛える行為は意味がない!?」

「腰痛に有効な食べ物やサプリメントは存在するのか?」

「冷房やエアコンによって腰痛の症状が悪化する原因」

「腰痛と炎症、血行不良や血のめぐりとの関係」

「鍼やお灸などの鍼灸治療は腰痛に効果があるのか!?」

「ロキソニンなど痛み止めの薬の効果が少ない腰痛は注意」

「精神的ストレス、思い込みや気のせいによって腰痛が発生する事はある?」

「お風呂や温泉などの入浴は腰痛に有効なのか?悪化する可能性もあり」

「冬、夏、梅雨時期など季節の変わり目で腰痛が悪化しやすい理由」

「足ツボや青竹踏みは腰痛に効果的?」

「ヨガやピラティスは腰痛に効果あり!?悪化の可能性もある」

「腰痛や腰の違和感の場所が移動したり変化する理由」

「びっこを引いて歩けないほど痛い、歩行困難になる腰痛でも歩くべきか!?」

「腰痛の急性期、慢性期の違いとは?」

「寝返り時に腰痛が悪化する場合の注意点や痛みが発生しにくい寝返り方」

「安静にする事が腰痛に対して家で出来る事で最も有効な理由」

「抱き枕を使用して寝ると腰痛が楽になる理由」

「長引く腰痛は内臓の病気やガンの可能性もある?」

「改善と再発を繰り返す腰痛の理由。完治は難しい?」

「腰痛の人がウォーキング時に注意したい正しい歩き方」

「腰痛と同時にふくらはぎやスネに痛みや痺れや違和感が発生した時は注意」

「腰痛の原因に心当たりがない人は悪いクセが関わっている事が多い」

「ふらつき、震え、足の力がぬけたり力が入らない腰痛は注意」

「腰痛と膝の痛みとの関係」

「太りすぎが原因?肥満と腰痛との関係」

「腰痛と同時にお尻や股関節、足の付け根(鼠径部)に痛みや痺れが発生した時は注意」

「猫背が必ずしも悪いとは限らない?腰痛と正しい姿勢について」

「腰痛と同時に踵やアキレス腱、足裏や土踏まずの痛み痺れが発生した時は注意」

「腰痛の症状がひどい時の美容院や歯医者は悪化する可能性があるので注意」

「歩いていて頻繁につまずいたりつま先立ちが出来ない腰痛は注意」

「腰痛を緩和させる為に良い正しい寝方や楽な姿勢について」

「腰痛に似た症状を発生させる違う病気や疑われる病気について」

「座っている時に足を組むと腰痛が楽に感じる理由」

「長時間歩くと腰痛の症状が発生する人の靴選びについて」

「夜中に寝れない眠れないほどの夜間痛を発生させる腰痛の正体」

「スクワットなどの筋トレは腰痛に逆効果?悪化の可能性も」

「整形外科など病院でリハビリとして行われる牽引は腰痛に効果なし?」

「朝の起床時や寝起き、午前中に腰痛が悪化する原因」

「呼吸すると痛い、息苦しいなど、呼吸困難と腰痛について」

「腰痛におすすめの枕の高さについて」

「腰痛の人が注意すべきカバンやバック、リュックについて」

「プールで歩いたり水泳は腰痛にとって良い運動なのか?」

「なかなか治らない腰痛を放置するとどうなるのか?その後の経過」

「腰痛と腕や手の痛みや痺れ重だるさとの関係」

「腰痛の手術を失敗すると下半身不随になる?リスクや危険性」

「腰痛におすすめの寝具やベッド、低反発や高反発について」

「四つんばいが楽に感じる腰痛の人はうつ伏せが楽な事が多い」

「腰痛にバキバキボキボキ鳴らす整体やカイロ、骨盤矯正は危険」

「腰痛で背骨や脊椎、椎間板や軟骨の間隔が狭いと診断された場合の注意点」

「腰痛と同時に顔の痛みや痺れ、目の疲れや歯痛を感じる事もある?」

「更年期や自律神経失調症と腰痛との関係について」

「腰痛と同時に尾骨や恥骨に痛みや痺れが発生した時は注意」

「起きあがれない、立てない腰痛は圧迫骨折の可能性あり」

「背伸びや背筋を伸ばす、後ろに反らすと腰痛が発生する理由」

「年寄りや高齢者が転ぶ、転倒した後の腰痛は要注意」

「靴下やズボンを履くときに腰痛が発生する理由」

「車の運転で腰痛が悪化、発生する人の注意点」

「運動不足が原因?適度な運動は腰痛の予防になるのか?」

「スポーツジムなどで行うウェイトトレーニングは腰痛を悪化させる可能性あり」

「前屈など前屈みの動作で腰痛が必ず悪化する、楽になる理由」

「手に力が入らない?握力低下と腰痛との関係」

「冷やしたりアイシングは腰痛に効果あり?おすすめの時間とは」

「一週間、一ヶ月たっても治らない腰痛が治るまでの期間は?」

「掃除機をかけると腰が痛い。腰痛が悪化しにくい掃除機のかけ方」

「チクチク、ビリビリ、ズキズキ、ジンジンするような腰痛は要注意」

「弱い痛みや違和感でも常に痛い腰痛は危険」

「腰痛と同時にこむらがえりが発生する人は注意」

「立っている時に腰痛が発生しにくい立ち方」

「ラジオ体操は腰痛に有効なのか?」

「腰痛と同時にあばらや肋骨、わき腹にも痛みが発生した時は注意」

「産後、子育てや育児中の女性の腰痛は改善しにくい理由と抱っこについて」

「腰痛を抑えるための対策やケアについて」

「腰痛になりやすい人、なりにくい人との違いは?」

「整骨院で治らない、悪化する腰痛は筋肉痛ではない」

「突然、いきなり急に発生する腰痛について」

「腰痛が飛行機に乗ると悪化する理由」

「アロマテラピーやお香は腰痛に効果はあるのか?」

「腰痛の人の楽な起き上がり方」

「テニスボールやゴルフボールを使った腰痛の対処方の危険性」

「腰痛と同時に足の痛み、痺れ、麻痺が発生する時は注意」

「肉離れと腰痛との違い」

「サウナで温める事は腰痛に効果的?悪化の可能性も」

「体の疲れや疲労が溜まると腰痛が発生しやすい?」

「腰が痛くて動けない、動き出しに特に辛い腰痛の原因」

「仰向けで寝るのが辛い腰痛は反り腰?横向きは?」

「電車に立っている時や座っている時に腰痛が発生する人の注意点」

「正座をしている時は腰痛が楽になる理由」

地図イメージ

豊中市の整体、整骨院
よしだ柔整治療院

【住所】大阪府豊中市南桜塚2-7-1-114 ユニハイム桜塚
【アクセス】阪急電鉄宝塚本線 曽根駅 徒歩7分
【ご相談・ご予約】06-6858-3458
※当院は予約制です 【営業時間】月~金 9:00~12:00 / 13:00~20:00 土曜 9:00~12:00
【定休日】日曜、祝日、土曜日の午後
>>場所・行き方はこちら

【このホームページは私が書いています】

院長 吉田

よしだ柔整治療院
院長のプロフィール

患者さんの声

当院の風景

症状別解説

よくある質問

メールでのお問い合わせ

友だち追加
※LINEでも予約可能です

サイトメニュー

Information

外観

営業時間
平日 9時~12時/13時~20時
土曜 9時~12時
定休日
日曜、祝日、土曜日の午後
所在地
〒561-0882 大阪府豊中市南桜塚2-7-1-114 ユニハイム桜塚
電話番号
06-6858-3458
代表者
吉田 隼