ページの先頭です

トップページ > 症状別解説一覧 > サポーターやコルセットによる固定は脊柱管狭窄症に効果はあるのか?

サポーターやコルセットによる固定は脊柱管狭窄症に効果はあるのか?

Uk5QyqpxqfJg4FG1468231837_1468231878

脊柱管狭窄症の症状でお悩みの人の話を聞いていると

「先生、サポーターやコルセットって脊柱管狭窄症に効果はあるんでしょうか?」

といった質問をよくいただきます。

脊柱管狭窄症のような厄介な疾患の場合、患者さんが出来る事で最も良い事は安静にする事だと思うので、サポーターやコルセットによる固定が楽なのであればつける事は大賛成です。

しかし、脊柱管狭窄症の人が必ずサポーターやコルセットをつけるべきかどうかに関しては疑問も持っています。

そこでこのページでは、サポーターやコルセットによる固定は脊柱管狭窄症に効果はあるのか?について説明させていただきますね。

ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)

医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
スポンサーリンク


脊柱管狭窄症の人にとってサポーターやコルセットの効果は個人差が大きい

ご存知の人も多いと思いますが、脊柱管狭窄症とは神経が通っている脊柱管の変形によって中の神経を圧迫してしまい発生する疾患です。

人によって脊柱管狭窄症が発生している部位は異なりますが、腰周辺に発生している人が多い事から腰の関節への負担が大きければ大きいほど重症になりやすいという傾向があります。

そのため、サポーターやコルセットで腰を固定して腰にかかる負担を軽減する事によって、症状が軽減する人は珍しくありません。

しかし、脊柱管狭窄症が発生している場所や部位は本当に人それぞれです。

神経圧迫の場所によって痛む条件も人によって大きく異なります。

座っているのが楽な人もいれば、座っていると痛いという人もいます。

立っているのが楽な人もいれば、立っていると痛いという人もいます。

寝ているのが楽な人もいれば、寝ているのが痛いという人もいます。

同じ動作でも、姿勢の違いによって痛かったり痛くなかったりします。

もう本当に個人差が大きいんです。

おそらくこの違いは、神経の圧迫の場所や角度によって変化するものだと思われます。

そして当然こういった事は、コルセットやサポーターにも当てはまります。

人によってはコルセットやサポーターで腰の動きを制限すると楽になる人はいます。

逆に、サポーターやコルセットなどの腰の圧迫によって余計に痛みを強くなる人もいます。

先ほども説明させていただいた様に脊柱管狭窄症の発生する場所はや症状は人によって大きく異なる為、痛む条件も人によって大きく異なります。

人の体は正直です。

もしコルセットやサポーターなどを付けている時に痛みが強い、もしくはしんどいと感じるのであればすぐにはずして下さい。

痛みやしんどさがあるという事は、少なくともその人にとってはコルセットやサポーターは負担になっています。

逆にコルセットが効果的な人の場合は、つけていない時よりつけている時の方が痛みが楽、もしくは安心感を感じるはずです。

もう一度言いますが、人の体は正直です。

もしコルセットやサポーターを着けた時に痛みが楽になる。もしくは安心感を感じるのであれば是非装着して安静にして下さい。

もしコルセットやサポーター、腰椎ベルトなどを着けた時に痛みが強くなる。もしくはしんどいと感じるのであればすぐにはずして下さい。

その人にとってコルセットやサポーターは負担になってしまっています。

簡単ですよね?

意外と盲目的に、痛くてもしんどくてもサポーターやコルセットを頑張って着けている人も多いと思いますので気をつけて下さいね。

こういった話をすると

「コルセットをつけても痛くもしんどくもないけど、楽になったり改善しない場合はどうしたらいいの?」

という質問をよく頂きます。

個人的には楽だと感じないのであれば着けなくても良いと考えています。

痛む条件が人によって違う様に、症状が改善する条件も微妙に人によって違います。

着けていて全然楽だと感じないのであれば、その人にとっては有効な方法とは言えないはずです。

意味がないのであれば着けなくても問題ないはずです。

勘違いはしてほしくないのですが、私は決して脊柱管狭窄症の人がサポーターやコルセットで固定する事に否定的な考えは持っていません。

サポーターやコルセットで固定する事によって症状が軽減する人は大勢おられます。

しかし、中にはサポーターやコルセットが逆効果になっている人もおられますので、つけてみて不快な感覚を感じる人は付けない方が良いかと思います。
スポンサーリンク


寝ている時はサポーターをはずすべきか?

また「寝ている時はサポーターやコルセットは着けない方が良いんですか?」という質問もよくいただきます。

着けている方が楽に寝れるのであれば着けたまま寝るべきだと私は考えます。

ずっと着けていたら筋力が落ちるなどの話を聞きますが、筋力低下は脊柱管狭窄症の症状として特徴的な症状でもあります。

(圧迫される神経の中には運動神経もありますので、そこを圧迫された影響で筋力が極端に落ちる事があります)

決してサポーターやコルセットのつけすぎだけで発生する様な事ではありません。

それに、睡眠というのは症状の改善に非常に重要です。

もしコルセットやサポーターを着ける事によって、楽に睡眠をとる事が出来るのであれば何よりも優先すべき事だと考えます。

当たり前の事を何回も繰り返し言いますが、コルセットやサポーターを着けるべきか否かを判断するのは簡単です。

あなたが楽だと感じるか?苦だと感じるか?それがすべてです。

凄く単純な事ですが、意外と悩んでいる人も多い事ですので是非参考にして下さいね。

まとめ

ここで簡単にまとめさせていただきますね。

卑怯な答えかもしれませんが、脊柱管狭窄症の人がサポーターやコルセットをつけるべきかどうかは人によって異なります。

単純にサポーターやコルセットをつけてみて楽だと感じるのであればつけて生活して下さい。

サポーターをつけている方がしんどいと感じるのであればつけないようにして下さい。

こういった事は夜寝ている時も同様です。

人間の体は非常に正直ですので、自分の感覚を信じて下さいね。

また、サポーターをつけて安静にしていれば軽症の症状であれば改善する事は珍しくない事だと思います。

ですが中にはそれだけで改善しない症状も多く存在します。

長期間に渡って脊柱管狭窄症の症状が改善しない場合は、出来るだけ早く信頼出来る病院や治療院に相談するように心がけて下さい。

どこに行ってもダメだった、どこに相談して良いか分からない人は遠慮なく私に相談して下さいね。

症状によっては限界もありますが、私は脊柱管狭窄症の治療をそれなりに得意にしていますので。

以上で「サポーターやコルセットによる固定は脊柱管狭窄症に効果はあるのか?」のページの説明を終了させていただきますが、下記に脊柱管狭窄症に関連するページのリンクも載せていますので、興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。
おすすめ記事


スポンサーリンク


脊柱管狭窄症に関しての記事

「脊柱管狭窄症の夜の痛みに有効な楽な寝方や寝る姿勢について」

「脊柱管狭窄症で発生する症状や軽度、重症度チェックについて」

「歩けない、歩くと痛い脊柱管狭窄症の人は無理やりでもウォーキングすべき?」

「脊柱管狭窄症の人が腹筋やスクワットなどの筋トレを行うリスク」

「ロキソニンやリリカが効かない脊柱管狭窄症について」

「脊柱管狭窄症は治るのか?自然治癒や改善する可能性は?」

「お風呂で温める効果は?脊柱管狭窄症と温熱療法について」

「脊柱管狭窄症は何科に相談するのがオススメなのか?」

「尿漏れや頻尿など脊柱管狭窄症と排尿障害との関係について」

「脊柱管狭窄症にマッサージやツボの指圧がオススメできない理由」

「猫背や前屈みはいけないのか?脊柱管狭窄症と正しい姿勢について」

「脊柱管狭窄症の人が日常生活でやってはいけない気をつける事や禁忌について」

「手足に力が入らない運動障害や筋力低下と脊柱管狭窄症との関係について」

「脊柱管狭窄症の人が重いものを持つ時の注意点」

「雨や天気、気圧の変化によって脊柱管狭窄症の症状が悪化してしまう理由」

「脊柱管狭窄症の手術のリスクや術後の予後や後遺症に関して」

「デスクワーク時の脊柱管狭窄症の人の椅子の座り方やクッションについて」

「脊柱管狭窄症の悪化とアルコールやお酒、飲酒との関係とは」

「脊柱管狭窄症の症状の急性期と慢性期との違いは?」

「整体や整骨院で脊柱管狭窄症は治るのか?治りにくい理由」

「脊柱管狭窄症になりやすい人となりにくい人の条件とは?」

「肥満や体重の増加、太りすぎは脊柱管狭窄症に関係するのか?」

「脊柱管狭窄症の症状や痛む場所が移動したり変化する理由」

「足が上がらない、つま先立ちができない症状と脊柱管狭窄症との関係」

「脊柱管狭窄症とお尻や太ももの痛みや痺れとの関係」

「インソールや足底板は脊柱管狭窄症に効果はあるのか?」

「脊柱管狭窄症の人はぎっくり腰になりやすい?」

「冬の寒い日や季節の変わり目に脊柱管狭窄症の症状が悪化しやすい理由」

「ソファや座椅子が脊柱管狭窄症にオススメ出来ない理由」

「脊柱管狭窄症と膝の痛み、膝裏の痛みとの関係」

「ヨガやピラティスは脊柱管狭窄症に効果はあるのか?」

「脊柱管狭窄症とふくらはぎやスネの痛み痺れ、こむらがえりとの関係について」

「正座は脊柱管狭窄症の人にとって楽な姿勢なのか?」

「脊柱管狭窄症の人が寝返りする時の注意点」

「寝ると痛い脊柱管狭窄症の人は仰向け、横向き(側臥位)、うつ伏せ、どれが楽なのか?」

「脊柱管狭窄症の症状と肉離れや筋肉痛との違い」

「低周波などの電気治療は脊柱管狭窄症に効果はあるのか?」

「脊柱管狭窄症の間欠性跛行は正しい歩き方で改善するのか?」

「整形外科で行われる牽引などのリハビリは脊柱管狭窄症に効果はあるのか?」

「脊柱管狭窄症と肩こりや首、肩甲骨や背中の痛みとの関係」

「運動不足は脊柱管狭窄症の原因になるのか?」

「脊柱管狭窄症の人が体や腰を反らしたり背伸びをすると痛い理由」

「年寄りや高齢者の脊柱管狭窄症は寝たきりになるリスクも大きい!?」

「脊柱管狭窄症にストレッチや体操を行うと悪化する事も多い?」

「ふらついたり頻繁に転倒しそうになる脊柱管狭窄症は要注意?」

「脊柱管狭窄症と足裏や踵の痛みや痺れとの関係」

「サプリメントや健康食品は脊柱管狭窄症に効果はあるのか?」

「脊柱管狭窄症と手や腕の痛みやしびれとの関係」

「漢方薬は脊柱管狭窄症に効果はあるのか?」

「息切れや息苦しいなどの呼吸困難と脊柱管狭窄症との関係」

「ブロック注射の効果を感じない脊柱管狭窄症の人はどうするべきか?」

「脊柱管狭窄症は体が熱く感じるなどの感覚障害が発生する事もある?」

「飲み込みにくいなどの嚥下障害や顔の痛みと脊柱管狭窄症との関係」

「脊柱管狭窄症の症状を悪化させない為の予防法や対策とは?」

「骨盤矯正は脊柱管狭窄症との相性が悪い?悪化する可能性も」

「脊柱管狭窄症を放置して悪化するとどういった症状が発生するのか?」

「くしゃみや咳など風邪や発熱によって脊柱管狭窄症が悪化する理由」

「脊柱管狭窄症と坐骨神経痛との違いとは?」

「鬱や精神的ストレスは脊柱管狭窄症の症状の悪化に関わる?」

「脊柱管狭窄症と股関節や鼠径部の痛みとの関係」

「水泳や水中ウォーキングは脊柱管狭窄症に効果はあるのか?」

「体の痙攣や震える症状と脊柱管狭窄症との関係」

「脊柱管狭窄症の人の靴選びについて」

「脊柱管狭窄症と足の痛みやしびれ、むくみとの関係」

「片側や片足など脊柱管狭窄症の症状の左右差について」

「脊柱管狭窄症の症状でまともに起き上がれない人の楽な起き上がり方」

「脊柱管狭窄症と似た病気や症状について」

「突然いきなり脊柱管狭窄症の症状が発生する理由」

「脊柱管狭窄症の症状で夜眠れない人向けにオススメのマットレスについて」

「車の運転中に脊柱管狭窄症の人が気をつけたい注意点」

「変形性膝関節症や変形性股関節症と脊柱管狭窄症との関係について」

「脊柱管狭窄症は遺伝が関係するのか?」

「足の冷えや冷感を感じるのは脊柱管狭窄症から発生している知覚異常?」

地図イメージ

豊中市の整体、整骨院
よしだ柔整治療院

【住所】大阪府豊中市南桜塚2-7-1-114 ユニハイム桜塚
【アクセス】阪急電鉄宝塚本線 曽根駅 徒歩7分
【ご相談・ご予約】06-6858-3458
※当院は予約制です 【営業時間】月~金 9:00~12:00 / 13:00~20:00 土曜 9:00~12:00
【定休日】日曜、祝日、土曜日の午後
>>場所・行き方はこちら

【このホームページは私が書いています】

院長 吉田

よしだ柔整治療院
院長のプロフィール

患者さんの声

当院の風景

症状別解説

よくある質問

メールでのお問い合わせ

友だち追加
※LINEでも予約可能です

サイトメニュー

Information

外観

営業時間
平日 9時~12時/13時~20時
土曜 9時~12時
定休日
日曜、祝日、土曜日の午後
所在地
〒561-0882 大阪府豊中市南桜塚2-7-1-114 ユニハイム桜塚
電話番号
06-6858-3458
代表者
吉田 隼