ページの先頭です

トップページ > 症状別解説一覧 > インソールや足底板は脊柱管狭窄症に効果はあるのか?

インソールや足底板は脊柱管狭窄症に効果はあるのか?

Wv5Jz_k3gI7jNjB1467523225_1467523266

脊柱管狭窄症の症状でお悩みの人の話を聞いていると

「先生、私は歩いていると症状が悪化して辛いんですが、インソールや足底板を使用して症状が改善する事ってありますか?」

といった質問をよくいただきます。

脊柱管狭窄症の人にとっては、歩いている時に症状が悪化するというのは非常に多い症状の一つですので、靴の中敷きにインソールや足底板などを使用すると症状が改善するのかどうかに興味のある人は多いと思います。

そこでこのページでは、インソールや足底板は脊柱管狭窄症に効果はあるのか?について説明させていただきます。

ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)

医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
スポンサーリンク


体に負担の少ない正しい歩行にはしっかりと足を上げれる事が大切

ご存知の人も多いと思いますが、脊柱管狭窄症とは神経が通っている脊柱管の変形によって中の神経を圧迫してしまい発生する疾患です。

人によって脊柱管狭窄症が発生している部位は異なりますが、腰周辺に発生している人が多い事から腰の関節への負担が大きければ大きいほど重症になりやすいという傾向があります。

つまり、歩いている時に腰への負担が大きければ大きいほど脊柱管狭窄症の症状は悪化しやすくなるという事になります。

そこでまずはどういった歩き方が腰に負担になるかを簡単に説明させていただきます。

インソールや足底板の効果に関しての説明は、その後にさせていただきますのでよろしくお願いしますね。

歩くという行為は、股関節、膝、足首の関節が連動して動きます。

関節の役割というのは足が地面に着地した時に、適度に動く(曲がる)事によって地面からの衝撃を吸収して負担を軽減してくれます。

衝撃を和らげてくれるクッション、もしくはバネみたいなモノを想像してもらえると分かりやすいかも知れません。

当然、足が着地した時に膝が伸びきっていたりすれば、関節のバネの機能がうまく働かない為、腰に大きい負担が入ってしまいます。

つまり、腰に負担の少ない正しい歩き方というのは、足が地面に着地した時に適度に股関節や膝や足首が曲がって地面からの衝撃を吸収してくれる事が望ましい訳ですね。

とは言っても、いちいち足が地面に着地する時に膝などの関節を適度に曲げる事を意識する事は不可能です。

そこで大切なのが、歩行時にしっかりと足が上がっているかどうかなんです。

歩行というのは力を抜いて膝や太ももが少し上方に上げる歩き方がしっかり出来ていれば、勝手に脳が無意識に最適な位置に体重や関節の角度を調節してくれるように出来ています。

歩く時にしっかり足が持ち上がっていれば、地面に足が着地した時に適度に膝などの関節が曲がって衝撃を吸収するような歩き方になってくれるんですね。

逆に、足があまり上がらずに膝が伸びきった状態で地面に着地してしまうと、地面からの衝撃を吸収しきれず腰への負担が大きくなってしまいます。

つまり、脊柱管狭窄症の症状を悪化させない為に大事な歩き方とは、足が上にしっかり上がっているという事が大切な条件となります。

インソールや足底板は足を上げる動作にはあまり関わっていない為、脊柱管狭窄症に対しての効果は少ない

ここまでは腰に負担をかけない為には、しっかりと足が上に上がった状態で歩いているかどうかが重要だという説明をさせていただきました。

前置きが長くなってしまい申し訳ありませんが、ここからはインソールや足底板の効果について説明させていただきますね。

足底板やインソールというのは靴の中敷に傾斜をつけたりして、体重がかかる場所を変化させる事を目的に行われています。

例えば足の内側に体重がかかりすぎるクセを持っている人の場合は、内側に傾斜をつけて外側に体重がかかりやすくするわけですね。

人間の関節に過度な捻じれを発生しないようにして、負担を減らす事がインソールや足底板の効果の大部分でしょう。

しかし、関節の構造上で捻じれる負担が症状の発生に最も関わる部分は人間の膝関節に当たります。

足底板やインソールは、足の着地後の重心の位置の矯正にしか効果は発揮しませんので、膝の痛みに対しては効果がある事もありますが、腰などが大きく関わっている疾患の場合はあまり意味がありません。

先ほども説明したように、脊柱管狭窄症は腰などでの神経圧迫が症状の発生に大きく関わっている疾患ですので、インソールや足底板の効果はかなり少ないと思います。

インソールや足底板の効果が脊柱管狭窄症にあるとすれば、足底のクッションが強くなる事によって地面からの圧力が減って症状がマシになるという事は考えられると思います。

ただし、今の靴は極端な革靴などじゃない限りクッション性はそれなりに元々あると思いますので、インソールや足底板が脊柱管狭窄症に与える効果はかなり限定的だと思います。
スポンサーリンク


脊柱管狭窄症から発生している症状なのであれば、弱い刺激で行う治療が効果的

ここまでは、脊柱管狭窄症の人にとってインソールや足底板は大きな効果は期待できないといった説明をさせていただきました。

インソールや足底板について調べているという事は、どうにかして脊柱管狭窄症の症状を改善したいと思っている人がほとんどだと思います。

そこでここからは、どういった治療が脊柱管狭窄症に対して有効なのかについて説明させていただきますね。

もしあなたが現在感じている症状が脊柱管狭窄症が原因で発生しているのであれば、残念ながら一般的な整骨院などで行われているマッサージや治療では改善しにくい症状のはずです。

脊柱管狭窄症のように、背骨の骨や軟骨の変形などが症状に大きく関わっている場合、その周辺には常に強い炎症が発生しています。

炎症は近くの神経を興奮させて、感覚を過敏にさせる特徴を持っています。

感覚が過敏になると、簡単に言えば少しの負担やちょっとした動作でも痛みを感じやすくなってしまうんです。

つまり、こういった症状の方にマッサージやバキボキするような、比較的強い刺激で行う治療を行うと、あまり効果がない所か逆効果になってしまう可能性があるんですね。

どこの治療院やマッサージに通っても改善しなかったという人は多いと思いますが、そのほとんどの治療が割と刺激量の多い治療である事が多いと思います。(そちらの方が患者ウケは良いと思いますので)

逆に、優しく弱い刺激で行う治療であれば、治療行為が負担になりませんので改善する可能性があります。

脊柱管狭窄症のように、骨や軟骨の変形や神経の圧迫が痛みに大きく関わっていたとしても、その症状には筋肉の緊張状態や炎症の有無も痛みにはかなりの部分で関わっています。

強い刺激で行う治療では、強い炎症による過敏性が邪魔をして改善する可能性は低いと思いますが、弱い刺激で行う治療であれば、しっかり周辺の筋肉を動かし、血行を促進する事が出来れば炎症や筋緊張は軽減して症状が改善する事も珍しくありません。

弱い刺激の治療を行っている治療院は、あまり多くはないと思いますが、もしよろしければこのページで書かれている事を治療院選びの参考にして下さいね。

もしどこに相談していいか分からない、どこに相談してもダメだったという人は一度私にお気軽にご相談して下さいね。

症状によっては限界もありますが、私は脊柱管狭窄症の治療をそれなりに得意にしていますので。

以上で「インソールや足底板は脊柱管狭窄症に効果はあるのか?」のページの説明を終了させていただきますが、下記に脊柱管狭窄症に関連するページのリンクも載せていますので、興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。
おすすめ記事


スポンサーリンク


脊柱管狭窄症に関しての記事

「脊柱管狭窄症の夜の痛みに有効な楽な寝方や寝る姿勢について」

「脊柱管狭窄症で発生する症状や軽度、重症度チェックについて」

「歩けない、歩くと痛い脊柱管狭窄症の人は無理やりでもウォーキングすべき?」

「脊柱管狭窄症の人が腹筋やスクワットなどの筋トレを行うリスク」

「ロキソニンやリリカが効かない脊柱管狭窄症について」

「脊柱管狭窄症は治るのか?自然治癒や改善する可能性は?」

「お風呂で温める効果は?脊柱管狭窄症と温熱療法について」

「脊柱管狭窄症は何科に相談するのがオススメなのか?」

「尿漏れや頻尿など脊柱管狭窄症と排尿障害との関係について」

「脊柱管狭窄症にマッサージやツボの指圧がオススメできない理由」

「猫背や前屈みはいけないのか?脊柱管狭窄症と正しい姿勢について」

「脊柱管狭窄症の人が日常生活でやってはいけない気をつける事や禁忌について」

「手足に力が入らない運動障害や筋力低下と脊柱管狭窄症との関係について」

「脊柱管狭窄症の人が重いものを持つ時の注意点」

「雨や天気、気圧の変化によって脊柱管狭窄症の症状が悪化してしまう理由」

「脊柱管狭窄症の手術のリスクや術後の予後や後遺症に関して」

「デスクワーク時の脊柱管狭窄症の人の椅子の座り方やクッションについて」

「脊柱管狭窄症の悪化とアルコールやお酒、飲酒との関係とは」

「サポーターやコルセットによる固定は脊柱管狭窄症に効果はあるのか?」

「脊柱管狭窄症の症状の急性期と慢性期との違いは?」

「整体や整骨院で脊柱管狭窄症は治るのか?治りにくい理由」

「脊柱管狭窄症になりやすい人となりにくい人の条件とは?」

「肥満や体重の増加、太りすぎは脊柱管狭窄症に関係するのか?」

「脊柱管狭窄症の症状や痛む場所が移動したり変化する理由」

「足が上がらない、つま先立ちができない症状と脊柱管狭窄症との関係」

「脊柱管狭窄症とお尻や太ももの痛みや痺れとの関係」

「脊柱管狭窄症の人はぎっくり腰になりやすい?」

「冬の寒い日や季節の変わり目に脊柱管狭窄症の症状が悪化しやすい理由」

「ソファや座椅子が脊柱管狭窄症にオススメ出来ない理由」

「脊柱管狭窄症と膝の痛み、膝裏の痛みとの関係」

「ヨガやピラティスは脊柱管狭窄症に効果はあるのか?」

「脊柱管狭窄症とふくらはぎやスネの痛み痺れ、こむらがえりとの関係について」

「正座は脊柱管狭窄症の人にとって楽な姿勢なのか?」

「脊柱管狭窄症の人が寝返りする時の注意点」

「寝ると痛い脊柱管狭窄症の人は仰向け、横向き(側臥位)、うつ伏せ、どれが楽なのか?」

「脊柱管狭窄症の症状と肉離れや筋肉痛との違い」

「低周波などの電気治療は脊柱管狭窄症に効果はあるのか?」

「脊柱管狭窄症の間欠性跛行は正しい歩き方で改善するのか?」

「整形外科で行われる牽引などのリハビリは脊柱管狭窄症に効果はあるのか?」

「脊柱管狭窄症と肩こりや首、肩甲骨や背中の痛みとの関係」

「運動不足は脊柱管狭窄症の原因になるのか?」

「脊柱管狭窄症の人が体や腰を反らしたり背伸びをすると痛い理由」

「年寄りや高齢者の脊柱管狭窄症は寝たきりになるリスクも大きい!?」

「脊柱管狭窄症にストレッチや体操を行うと悪化する事も多い?」

「ふらついたり頻繁に転倒しそうになる脊柱管狭窄症は要注意?」

「脊柱管狭窄症と足裏や踵の痛みや痺れとの関係」

「サプリメントや健康食品は脊柱管狭窄症に効果はあるのか?」

「脊柱管狭窄症と手や腕の痛みやしびれとの関係」

「漢方薬は脊柱管狭窄症に効果はあるのか?」

「息切れや息苦しいなどの呼吸困難と脊柱管狭窄症との関係」

「ブロック注射の効果を感じない脊柱管狭窄症の人はどうするべきか?」

「脊柱管狭窄症は体が熱く感じるなどの感覚障害が発生する事もある?」

「飲み込みにくいなどの嚥下障害や顔の痛みと脊柱管狭窄症との関係」

「脊柱管狭窄症の症状を悪化させない為の予防法や対策とは?」

「骨盤矯正は脊柱管狭窄症との相性が悪い?悪化する可能性も」

「脊柱管狭窄症を放置して悪化するとどういった症状が発生するのか?」

「くしゃみや咳など風邪や発熱によって脊柱管狭窄症が悪化する理由」

「脊柱管狭窄症と坐骨神経痛との違いとは?」

「鬱や精神的ストレスは脊柱管狭窄症の症状の悪化に関わる?」

「脊柱管狭窄症と股関節や鼠径部の痛みとの関係」

「水泳や水中ウォーキングは脊柱管狭窄症に効果はあるのか?」

「体の痙攣や震える症状と脊柱管狭窄症との関係」

「脊柱管狭窄症の人の靴選びについて」

「脊柱管狭窄症と足の痛みやしびれ、むくみとの関係」

「片側や片足など脊柱管狭窄症の症状の左右差について」

「脊柱管狭窄症の症状でまともに起き上がれない人の楽な起き上がり方」

「脊柱管狭窄症と似た病気や症状について」

「突然いきなり脊柱管狭窄症の症状が発生する理由」

「脊柱管狭窄症の症状で夜眠れない人向けにオススメのマットレスについて」

「車の運転中に脊柱管狭窄症の人が気をつけたい注意点」

「変形性膝関節症や変形性股関節症と脊柱管狭窄症との関係について」

「脊柱管狭窄症は遺伝が関係するのか?」

「足の冷えや冷感を感じるのは脊柱管狭窄症から発生している知覚異常?」

地図イメージ

豊中市の整体、整骨院
よしだ柔整治療院

【住所】大阪府豊中市南桜塚2-7-1-114 ユニハイム桜塚
【アクセス】阪急電鉄宝塚本線 曽根駅 徒歩7分
【ご相談・ご予約】06-6858-3458
※当院は予約制です 【営業時間】月~金 9:00~12:00 / 13:00~20:00 土曜 9:00~12:00
【定休日】日曜、祝日、土曜日の午後
>>場所・行き方はこちら

【このホームページは私が書いています】

院長 吉田

よしだ柔整治療院
院長のプロフィール

患者さんの声

当院の風景

症状別解説

よくある質問

メールでのお問い合わせ

友だち追加
※LINEでも予約可能です

サイトメニュー

Information

外観

営業時間
平日 9時~12時/13時~20時
土曜 9時~12時
定休日
日曜、祝日、土曜日の午後
所在地
〒561-0882 大阪府豊中市南桜塚2-7-1-114 ユニハイム桜塚
電話番号
06-6858-3458
代表者
吉田 隼