ページの先頭です

トップページ > 症状別解説一覧 > 脊柱管狭窄症は遺伝が関係するのか?

脊柱管狭窄症は遺伝が関係するのか?

dcE59uv1THU_v6N1469801373_1469801474

脊柱管狭窄症の症状でお悩みの人の話を聞いていると

「先生、私は親も過去に脊柱管狭窄症になった事があるんですが、脊柱管狭窄症って遺伝とか関係するんでしょうか?」

といった質問をよくいただきます。

このように親子揃って脊柱管狭窄症となる人は決して珍しくなく、遺伝との関係を感じている人も多いのではないでしょうか?

そこでこのページでは、あくまで私の個人的な意見ではありますが脊柱管狭窄症は遺伝が関係するのか?どうかについて説明させていただきます。

ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)

医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
スポンサーリンク


遺伝は無関係ではないが生活環境の影響の方が大きいのでは?

まず前提として、私は学者ではありませんので、あくまでも今まで私が勉強してきた知識の中での個人的な見解だという事をご了承下さい。

前置きが長くなってしまい申し訳ありません。

それでは早速説明を始めていきたいと思います。

結論を言わせてもらいますが、私は脊柱管狭窄症と遺伝の関係性は全くないとは言い切れないが、それ以上に生活環境の方が大きく関わると考えています。

ご存知の人も多いと思いますが、脊柱管狭窄症とは神経が通っている脊柱管の変形によって中の神経を圧迫してしまい発生する疾患です。

人によって脊柱管狭窄症が発生している部位は異なりますが、腰周辺に発生している人が多い事から腰の関節への負担が大きければ大きいほど重症になりやすいという傾向があります。

つまり、腰に負担をかければかけるほど脊柱管の変形は発生しやすいという事です。

このような事から脊柱管狭窄症になってしまう原因は、遺伝の影響よりも日常生活で腰に負担をかけるような生活環境が原因で発生している可能性の方が高いと思います。

こういった話を聞いても「腰に負担をかけるような生活環境に心当たりはない」と納得できない人も多いと思います。

しかし、日常生活のわずかな負担だけでも、長時間に渡って腰に負担を与え続けると腰の骨や軟骨は変形します。

はっきり言えばある程度お年寄りの人なのであれば、ほとんどの人は腰椎に何らかの問題を抱えていてもおかしくはありません。

よく膝の軟骨は年齢をとればどんどんすり減っていくという事を聞いた事があると思いますが、腰の骨も同じようなものです。

ある程度年齢がいけば、その長年の負担の影響で若い時と比べて確実に骨が変形していたりします。

もちろん個人差は大きいですし、過去に診させていただいた患者さんの中には親子揃って生まれつき背骨の骨が1本多めに生えていたなどの話も聞いた事はありますので、全く遺伝が関係ないと言うつもりはありません。

しかし、それ以上に普段の日常生活から発生している物理的な負荷の方がやはり大きく関わると思います。

親子揃って脊柱管狭窄症が発生しやすいのは似たような生活環境である事が多いから

上記では、脊柱管狭窄症の原因は遺伝の影響よりも、日常生活で発生している体への物理的な負担の影響の方が大きいという説明をさせていただきました。

しかし、実際に親子同士で脊柱管狭窄症を発生させている人が珍しくないのも事実です。

何故親子揃って脊柱管狭窄症の人は多いのか?

それは遺伝が原因というより、似たような生活習慣に原因があるのだと思います。

先ほども説明したように、脊柱管狭窄症は腰への負担が大きければ大きいほど発生しやすくなります。

つまり脊柱管狭窄症の症状を発生させている人は、本人が気がついていないだけで必ず日常生活の中で腰に過度に負担を与えている様な動作が関わっています。

それがどういった動作なのかは分かりません。

(他人の私が患者さんの生活習慣の全てを把握する事は不可能なため分かりません)

ただ、家族は同じような生活習慣を行っているはずですので、その中に腰に過度な負担を与える生活習慣が関わっていれば、その家族全員が脊柱管狭窄症を発生しやすくなって当然です。

例えば、イスに座る生活ではなくて床や座椅子など低いイスに座る生活、お風呂の低いイス、もしくは子供は小さい時に親の動作を見て真似て体の動きを覚えていきますので、歩き方やしゃがみ方、立ち上がり方の癖など、親子には似たような動作や生活習慣が存在する事が多いんですね。

(患者さんで親子揃って診ていると、本当に動き方が似ていると感じる事が多々あります)

そういった似たような生活習慣の中に腰に過度に負担をかけるような動作が隠れていた場合、同じような負担をかけ続けている訳ですから親子揃って脊柱管狭窄症になる事は決して珍しい事ではないと思います。
スポンサーリンク


まとめ

ここで簡単にまとめさせていただきますね。

脊柱管狭窄症の原因は遺伝の影響よりも生活環境から発生する体への負担の影響の方が大きいと思います。

「遺伝」に原因があると考えてしまうと、なんだか運命のようなどうしようもない気がすると思いますよね。

生活環境からの負担が大きく関係しているという事は、患者さんの意識次第で日常生活の問題点を改善できれば、症状の発生や重症化を防ぐ事が出来るという事でもあります。

なんだか大雑把な説明になってしまって申し訳ありませんが、一度自分の生活習慣を見直すキッカケにこのページを役立てていただければ嬉しく思います。

もちろん、日常生活に支障が出るほどの症状が発生している時は、出来るだけ早く信頼できる病院や治療院に相談する様に心がけて下さい。

もしどこに相談していいか分からない、どこに行ってもダメだったという人は1度私にお気軽にご相談してくださいね。

症状によっては限界もありますが、私は脊柱管狭窄症の治療をそれなりに得意にしていますので。

以上で「脊柱管狭窄症は遺伝が関係するのか?」のページの説明を終了させていただきますが、下記に脊柱管狭窄症に関連するページのリンクも載せていますので、興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。
おすすめ記事


スポンサーリンク


脊柱管狭窄症に関しての記事

「脊柱管狭窄症の夜の痛みに有効な楽な寝方や寝る姿勢について」

「脊柱管狭窄症で発生する症状や軽度、重症度チェックについて」

「歩けない、歩くと痛い脊柱管狭窄症の人は無理やりでもウォーキングすべき?」

「脊柱管狭窄症の人が腹筋やスクワットなどの筋トレを行うリスク」

「ロキソニンやリリカが効かない脊柱管狭窄症について」

「脊柱管狭窄症は治るのか?自然治癒や改善する可能性は?」

「お風呂で温める効果は?脊柱管狭窄症と温熱療法について」

「脊柱管狭窄症は何科に相談するのがオススメなのか?」

「尿漏れや頻尿など脊柱管狭窄症と排尿障害との関係について」

「脊柱管狭窄症にマッサージやツボの指圧がオススメできない理由」

「猫背や前屈みはいけないのか?脊柱管狭窄症と正しい姿勢について」

「脊柱管狭窄症の人が日常生活でやってはいけない気をつける事や禁忌について」

「手足に力が入らない運動障害や筋力低下と脊柱管狭窄症との関係について」

「脊柱管狭窄症の人が重いものを持つ時の注意点」

「雨や天気、気圧の変化によって脊柱管狭窄症の症状が悪化してしまう理由」

「脊柱管狭窄症の手術のリスクや術後の予後や後遺症に関して」

「デスクワーク時の脊柱管狭窄症の人の椅子の座り方やクッションについて」

「脊柱管狭窄症の悪化とアルコールやお酒、飲酒との関係とは」

「サポーターやコルセットによる固定は脊柱管狭窄症に効果はあるのか?」

「脊柱管狭窄症の症状の急性期と慢性期との違いは?」

「整体や整骨院で脊柱管狭窄症は治るのか?治りにくい理由」

「脊柱管狭窄症になりやすい人となりにくい人の条件とは?」

「肥満や体重の増加、太りすぎは脊柱管狭窄症に関係するのか?」

「脊柱管狭窄症の症状や痛む場所が移動したり変化する理由」

「足が上がらない、つま先立ちができない症状と脊柱管狭窄症との関係」

「脊柱管狭窄症とお尻や太ももの痛みや痺れとの関係」

「インソールや足底板は脊柱管狭窄症に効果はあるのか?」

「脊柱管狭窄症の人はぎっくり腰になりやすい?」

「冬の寒い日や季節の変わり目に脊柱管狭窄症の症状が悪化しやすい理由」

「ソファや座椅子が脊柱管狭窄症にオススメ出来ない理由」

「脊柱管狭窄症と膝の痛み、膝裏の痛みとの関係」

「ヨガやピラティスは脊柱管狭窄症に効果はあるのか?」

「脊柱管狭窄症とふくらはぎやスネの痛み痺れ、こむらがえりとの関係について」

「正座は脊柱管狭窄症の人にとって楽な姿勢なのか?」

「脊柱管狭窄症の人が寝返りする時の注意点」

「寝ると痛い脊柱管狭窄症の人は仰向け、横向き(側臥位)、うつ伏せ、どれが楽なのか?」

「脊柱管狭窄症の症状と肉離れや筋肉痛との違い」

「低周波などの電気治療は脊柱管狭窄症に効果はあるのか?」

「脊柱管狭窄症の間欠性跛行は正しい歩き方で改善するのか?」

「整形外科で行われる牽引などのリハビリは脊柱管狭窄症に効果はあるのか?」

「脊柱管狭窄症と肩こりや首、肩甲骨や背中の痛みとの関係」

「運動不足は脊柱管狭窄症の原因になるのか?」

「脊柱管狭窄症の人が体や腰を反らしたり背伸びをすると痛い理由」

「年寄りや高齢者の脊柱管狭窄症は寝たきりになるリスクも大きい!?」

「脊柱管狭窄症にストレッチや体操を行うと悪化する事も多い?」

「ふらついたり頻繁に転倒しそうになる脊柱管狭窄症は要注意?」

「脊柱管狭窄症と足裏や踵の痛みや痺れとの関係」

「サプリメントや健康食品は脊柱管狭窄症に効果はあるのか?」

「脊柱管狭窄症と手や腕の痛みやしびれとの関係」

「漢方薬は脊柱管狭窄症に効果はあるのか?」

「息切れや息苦しいなどの呼吸困難と脊柱管狭窄症との関係」

「ブロック注射の効果を感じない脊柱管狭窄症の人はどうするべきか?」

「脊柱管狭窄症は体が熱く感じるなどの感覚障害が発生する事もある?」

「飲み込みにくいなどの嚥下障害や顔の痛みと脊柱管狭窄症との関係」

「脊柱管狭窄症の症状を悪化させない為の予防法や対策とは?」

「骨盤矯正は脊柱管狭窄症との相性が悪い?悪化する可能性も」

「脊柱管狭窄症を放置して悪化するとどういった症状が発生するのか?」

「くしゃみや咳など風邪や発熱によって脊柱管狭窄症が悪化する理由」

「脊柱管狭窄症と坐骨神経痛との違いとは?」

「鬱や精神的ストレスは脊柱管狭窄症の症状の悪化に関わる?」

「脊柱管狭窄症と股関節や鼠径部の痛みとの関係」

「水泳や水中ウォーキングは脊柱管狭窄症に効果はあるのか?」

「体の痙攣や震える症状と脊柱管狭窄症との関係」

「脊柱管狭窄症の人の靴選びについて」

「脊柱管狭窄症と足の痛みやしびれ、むくみとの関係」

「片側や片足など脊柱管狭窄症の症状の左右差について」

「脊柱管狭窄症の症状でまともに起き上がれない人の楽な起き上がり方」

「脊柱管狭窄症と似た病気や症状について」

「突然いきなり脊柱管狭窄症の症状が発生する理由」

「脊柱管狭窄症の症状で夜眠れない人向けにオススメのマットレスについて」

「車の運転中に脊柱管狭窄症の人が気をつけたい注意点」

「変形性膝関節症や変形性股関節症と脊柱管狭窄症との関係について」

「足の冷えや冷感を感じるのは脊柱管狭窄症から発生している知覚異常?」

地図イメージ

豊中市の整体、整骨院
よしだ柔整治療院

【住所】大阪府豊中市南桜塚2-7-1-114 ユニハイム桜塚
【アクセス】阪急電鉄宝塚本線 曽根駅 徒歩7分
【ご相談・ご予約】06-6858-3458
※当院は予約制です 【営業時間】月~金 9:00~12:00 / 13:00~20:00 土曜 9:00~12:00
【定休日】日曜、祝日、土曜日の午後
>>場所・行き方はこちら

【このホームページは私が書いています】

院長 吉田

よしだ柔整治療院
院長のプロフィール

患者さんの声

当院の風景

症状別解説

よくある質問

メールでのお問い合わせ

友だち追加
※LINEでも予約可能です

サイトメニュー

Information

外観

営業時間
平日 9時~12時/13時~20時
土曜 9時~12時
定休日
日曜、祝日、土曜日の午後
所在地
〒561-0882 大阪府豊中市南桜塚2-7-1-114 ユニハイム桜塚
電話番号
06-6858-3458
代表者
吉田 隼