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年寄りや高齢者の脊柱管狭窄症は寝たきりになるリスクも大きい!?

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ご家族にお年寄りや高齢者の脊柱管狭窄症の方がいる場合

「先生、私の親は脊柱管狭窄症でまともに歩く事も動く事も出来ないんですが、このままだと寝たきりになるか心配なので無理やりにでも運動させた方が良いんでしょうか?」

といった質問をよくいただきます。

こういった質問はメールも含めて本当によくいただきます。

このように、脊柱管狭窄症の症状は重症化するとまともに歩けないほどの症状を発生させる事も珍しくなく、お年寄りや高齢者の場合は寝たきりを心配する人も多いと思います。

そこでこのページでは、年寄りや高齢者の脊柱管狭窄症と寝たきりになるリスクについて説明させていただきます。

ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)

医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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年寄りや高齢者の場合は歩かないと寝たきりになるリスクがある

冒頭でも説明したように、脊柱管狭窄症の症状は重症化するとまともに歩けなくなる事もある厄介な疾患です。

事実として、お年寄りや高齢者は日常生活の中で歩く時間が極端に低下した場合は筋力は著しく低下します。

高齢者の場合は特に顕著であり、そういった事がきっかけで寝たきりや認知症になる事も決して珍しい事ではありません。

そのため、お医者さんも含めて「無理してでも歩きなさい!そうしないと寝たきりになっちゃうよ!」とアドバイスされる事も多々あるでしょう。

このアドバイス自体は私も全くの同意見ではあります。

ただし、実際に無理やりでも歩くべきなのかどうかについては疑問があります。

疑問というより、実際には難しいでしょう。

まともに痛みの影響で歩けないので、本人も周りの家族も「歩きたくても歩けないだろう」というのが正直な本音だと思います。

そのため、歩けるのであれば歩いた方が良いのは分かっているけども、結局は無理やりにでも歩いた方が良いのかどうなのか迷っている人は非常に多いと思います。

こういった相談はメールも含めて私の所にも非常に多く寄せられていますので。

そこでここからは、寝たきりや筋力の低下のリスクを踏まえた上で、脊柱管狭窄症の人は無理やりでも歩くべきかどうかについて説明させていただきます。

あくまでも私の個人的な意見ですので一つの参考にして下さい。

脊柱管狭窄症の影響で歩けない場合は無理して歩いてはいけない

見出しで既に私の考え方を言っていますが、私は無理やりに運動したり歩くべきではないと考えています。

こういった説明をすると

「先生、でもそうするとどんどん筋力が落ちていってしまい、年寄りや高齢者の場合は寝たきりや認知症になってしまうんじゃないでしょうか?」

といった質問をいただきます。

正直に言ってそのリスクは確かに存在します。

ただし、まともに歩けない人が無理やり歩いたって同じようなリスクは存在します。

ご存知の人も多いと思いますが、脊柱管狭窄症の原因は背骨や軟骨の変形によって神経を圧迫して発生します。

圧迫された神経の近くは炎症が常に発生しやすい状況になっています。

炎症は近くの神経を興奮させ、感覚を過敏にさせる特徴を持っています。

感覚が過敏になると、ちょっとした動作や短い距離を歩くだけでも痛みを感じやすくなってしまう訳です。

こういった感覚の過敏性が脊柱管狭窄症の最も厄介な特徴です。

普段の何気ない動作(立ち上がったり歩いたりなど)で痛みが発生している人が無理をして歩けばどうなるのか?

高い確率で更に症状が重症化してしまいます。

まともに歩けないという時点で重症例だと思いますが、そういった症状が更に重症化すればどうなるのか?

痛みの影響で起き上がる事すら不可能になってしまい、そのせいで高齢者なら寝たきりになってしまいます。

無理して動かないとどんどん筋肉が落ちていきそうという懸念は理解できますが、こういった状態で歩いても得をする事はまずありません。

安静にしていれば症状によっては改善する事はありますが、無理して歩いて症状が改善する事は考えにくい現象ですので、無理して歩いても安静にしてもどちらでも寝たきりなどのリスクがあるのであれば、まだ症状が改善する可能性の高い安静を選ぶべきなのでは?というのが私の意見です。

消極的な方法ではありますが、安静にする事が最も無難な方法なので是非参考にして下さいね。

ただし、非常に卑怯な言い方になってしまいますが、長期間歩かない生活というのもお年寄りや高齢者にとっては寝たきりになるリスクは存在しますので、安静にすべきという私の意見は一つの考え方として参考にして下さい。

安静にして症状の改善を目指すのか?更に重症化するリスクを踏まえて無理やりでも運動するのか?この判断に答えは存在せず非常に難しい選択になると思いますので。
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脊柱管狭窄症から発生している症状なのであれば、弱い刺激で行う治療が効果的

そもそも、こういった痛みの影響でお年寄りや高齢者がまともに歩けないという状況の時点で大問題の為、出来れば家で安静にしたり無理やり運動するよりも治療を行うべきでしょう。

ただし、もしあなたが現在感じている症状が脊柱管狭窄症が原因で発生しているのであれば、残念ながら一般的な整骨院などで行われているマッサージや治療では改善しにくい症状のはずです。

実は脊柱管狭窄症の症状は非常に治療が難しく、お悩みの人が非常に多い疾患でもあります。

脊柱管狭窄症のように、背骨の骨や軟骨の変形などが症状に大きく関わっている場合、その周辺には常に強い炎症が発生しています。

炎症は近くの神経を興奮させて、感覚を過敏にさせる特徴を持っています。感覚が過敏になると、簡単に言えば少しの負担やちょっとした動作でも痛みを感じやすくなってしまうんです。

つまり、こういった症状の方にマッサージやバキボキするような、比較的強い刺激で行う治療を行うと、あまり効果がない所か逆効果になってしまう可能性があるんですね。

どこの治療院やマッサージに通っても改善しなかったという人は多いと思いますが、そのほとんどの治療が割と刺激量の多い治療である事が多いと思います。(そちらの方が患者ウケは良いと思いますので)

逆に、優しく弱い刺激で行う治療であれば、治療行為が負担になりませんので改善する可能性があります。

脊柱管狭窄症のように、骨や軟骨の変形や神経の圧迫が痛みに大きく関わっていたとしても、その症状には筋肉の緊張状態や炎症の有無も痛みにはかなりの部分で関わっています。

強い刺激で行う治療では、強い炎症による過敏性が邪魔をして改善する可能性は低いと思いますが、弱い刺激で行う治療であれば、しっかり周辺の筋肉を動かし、血行を促進する事が出来れば炎症や筋緊張は軽減して症状が改善する事も珍しくありません。

弱い刺激の治療を行っている治療院は、あまり多くはないと思いますが、もしよろしければこのページで書かれている事を治療院選びの参考にして下さいね。

もしどこに相談していいか分からない、どこに相談してもダメだったという人は一度私にお気軽にご相談して下さいね。

症状によっては限界もありますが、私は脊柱管狭窄症の治療をそれなりに得意にしていますので。

以上で「年寄りや高齢者の脊柱管狭窄症は寝たきりになるリスクも大きい!?」のページの説明を終了させていただきますが、下記に脊柱管狭窄症に関連するページのリンクも載せていますので、興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。
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