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運動不足は脊柱管狭窄症の原因になるのか?

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脊柱管狭窄症の症状でお悩みの人の話を聞いていると

「先生、私は普段から運動不足なんですが、私の脊柱管狭窄症の原因って運動不足と何か関係とかってあるんでしょうか?」

といった質問をよくいただきます。

脊柱管狭窄症の症状を発生させている人からすれば、症状の発生に特に心当たりが無ければ運動不足が原因かな?と考える人も非常に多いと思います。

そこでこのページでは、運動不足は脊柱管狭窄症の原因になるのか?について説明させていただきます。

ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)

医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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運動不足が体に与える影響

さて、結論を先に言わせてもらいますね。

運動不足は脊柱管狭窄症を発生させる原因の一つにはなります。

しかし単純に運動不足「だけ」が原因という簡単な話ではありません。

ご存知の人も多いと思いますが、脊柱管狭窄症とは神経が通っている脊柱管の変形によって中の神経を圧迫してしまい発生する疾患です。

人によって脊柱管狭窄症が発生している部位は異なりますが、腰周辺に発生している人が多い事から腰の関節への負担が大きければ大きいほど重症になりやすいという傾向があります。

この腰椎周辺の骨や組織が変形する理由は、非常に様々な要因が関わるため一つに特定する事は難しいと思います。

単純に加齢による骨の変形。

スポーツや仕事などで過度に腰にかかる負荷。

日常生活内での腰に負担のかかりやすい悪い姿勢。

交通事故や転倒など強い外力による腰への負担。

などなど。

簡単に思いつく要因だけでもこんなに存在します。

そして運動不足という要素も、背骨の変形や神経の圧迫を発生させてしまう一つの要因でもあります。

こういった様々な要因の一つが原因というより、複数の要因が合わさり何年もかけて少しずつ神経の圧迫は発生します。

そのため先ほども説明させて頂いた様に運動不足だけが原因で、脊柱管狭窄症になる可能性は低いと思います。

運動不足はあくまでも色々ある要因の一つというだけです。

では何故、運動不足が脊柱管狭窄症の原因の一つになるんでしょうか?

脊柱管狭窄症は背骨の骨や組織の変形が神経を圧迫する事によって発生しますが、そこには筋肉の持続的な緊張が大きく関わります。

筋肉というのはゴムの様な組織でできており、伸び縮みをする事によって力を発生します。

筋肉に負担が入り、炎症や疲労物質が筋肉に蓄積されると筋肉は緊張して縮んでしまいます。

筋肉は骨に付着しているわけですから、筋肉が縮んでしまうと骨を引っ張ってしまう訳です。

こういった状況が長期間に渡って続くと、骨やその周辺の組織が変形してしまい神経を圧迫してしまうんです。

適度な運動というのは、こういった筋肉の緊張をほぐす効果があります。

筋肉の緊張がほぐれれば、縮んでいる筋肉も元に戻るため骨の変形などを防ぐ事が出来ます。

つまり運動不足が続くと、持続的な筋緊張をずっと放置してしまう事になります。

その結果、神経を圧迫してしまう骨や組織の変形が起こりやすくなってしまうんですね。

こういった事が運動不足がもたらす、脊柱管狭窄症の原因になる要因です。

運動のしすぎで体を痛める人も多い

上記では運動不足が脊柱管狭窄症の原因に関わる事を説明させていただきました。

しかし注意点があります。

こういった話をすると必ず

「じゃあ運動をすればいいんですね!!」

と考える人がいると思います。

運動そのものを全否定はしませんが、あくまでも適度な運動を心がけて下さい。

どんな事でも極端な事をすればマイナスに働きます。

薬でも飲み過ぎれば毒になるのと同じ様に、運動もやりすぎると逆に筋肉の過緊張をもたらします。

(やりすぎてもダメですし、やらなすぎてもダメです)

また、もし既に脊柱管狭窄症の症状が強く発生しているのであれば運動はあまりオススメできません。

強い痛みが発生している時は、炎症の影響で感覚が過敏になり負担が通常よりも入りやすくなっています。

そのため、運動による負担で逆に症状が悪化する事が多いんです。

何気ない日常動作で痛みを発生させているのであれば、まずは安静にして強い痛みを改善させるように心がけて下さいね。
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脊柱管狭窄症から発生している症状なのであれば、弱い刺激で行う治療が効果的

ここで簡単にまとめさせていただきます。

適度な運動は筋肉の緊張や炎症を改善する効果を持っています。

そのため運動不足の状態が続くと、慢性的な筋肉の緊張状態の影響で背骨の変形が悪化する可能性があり、その結果脊柱管狭窄症の原因になる事もあります。

しかしあくまでも適度な運動が効果的であって、運動のやりすぎも逆効果になってしまいます。

難しい話ではありますが運動不足過ぎるのも良くありませんし、運動のしすぎも体には良くないんです。

人によって適度な運動量というのは異なりますので、もし運動を考えているのであれば無理のない範囲で運動するようにして下さいね。

また、既に強い脊柱管狭窄症の症状が発生している場合は運動はあまりオススメできません。

(余計に悪化する可能性が高いです)

脊柱管狭窄症が原因で強い症状が発生しているのであれば、運動だけではなく残念ながら一般的な病院や整骨院などで行われているマッサージや電気治療でも改善しにくい症状のはずです。

脊柱管狭窄症のように、背骨の骨や軟骨の変形などが症状に大きく関わっている場合、その周辺には常に強い炎症が発生しています。

炎症は近くの神経を興奮させて、感覚を過敏にさせる特徴を持っています。

感覚が過敏になると、簡単に言えば少しの負担やちょっとした動作でも痛みを感じやすくなってしまうんです。

つまり、こういった症状の方にマッサージやバキボキするような、比較的強い刺激で行う治療を行うと、あまり効果がない所か逆効果になってしまう可能性があるんですね。

どこの治療院やマッサージに通っても改善しなかったという人は多いと思いますが、そのほとんどの治療が割と刺激量の多い治療である事が多いと思います。(そちらの方が患者ウケは良いと思いますので)

逆に、優しく弱い刺激で行う治療であれば、治療行為が負担になりませんので改善する可能性があります。

脊柱管狭窄症のように、骨や軟骨の変形や神経の圧迫が痛みに大きく関わっていたとしても、その症状には筋肉の緊張状態や炎症の有無も痛みにはかなりの部分で関わっています。

強い刺激で行う治療では、強い炎症による過敏性が邪魔をして改善する可能性は低いと思いますが、弱い刺激で行う治療であれば、しっかり周辺の筋肉を動かし、血行を促進する事が出来れば炎症や筋緊張は軽減して症状が改善する事も珍しくありません。

弱い刺激の治療を行っている治療院は、あまり多くはないと思いますが、もしよろしければこのページで書かれている事を治療院選びの参考にして下さいね。

もしどこに相談していいか分からない、どこに相談してもダメだったという人は一度私にお気軽にご相談して下さいね。

症状によっては限界もありますが、私は脊柱管狭窄症の治療をそれなりに得意にしていますので。

以上で「運動不足は脊柱管狭窄症の原因になるのか?」のページの説明を終了させていただきますが、下記に脊柱管狭窄症に関連するページのリンクも載せていますので、興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。
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