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脊柱管狭窄症の症状と肉離れや筋肉痛との違い

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脊柱管狭窄症の症状でお悩みの患者さんの話を聞いていると

「脊柱管狭窄症の症状と肉離れや筋肉痛ってどういった部分が違うんでしょうか?」

といった質問をよくいただきます。

脊柱管狭窄症は神経を圧迫している部位によって非常に広範囲に様々な症状を発生させる疾患ですので、ご自分の症状が脊柱管狭窄症が原因で発生しているのか?単なる筋肉痛なのか?もしくは肉離れなのか?と疑問に感じている人も多いと思います。

そこでこのページでは、脊柱管狭窄症の症状と肉離れや筋肉痛との違いについて説明させていただきます。

ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)

医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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脊柱管狭窄症の症状と比べて肉離れや筋肉痛の症状が長期間に及ぶ事はない

ご存知の人も多いと思いますが、脊柱管狭窄症とは神経が通っている脊柱管の変形によって中の神経を圧迫して発生する疾患です。

そして、圧迫された神経が支配している領域に痛みや痺れなどの症状を発生させます。

その時に神経が支配している筋肉も緊張し筋肉痛のような痛みを発生させる事もあります。

そのため、脊柱管狭窄症の症状でも筋肉痛のような痛みが発生する事もありますが、あくまでも原因は筋肉ではなく神経の圧迫が原因で発生しています。

脊柱管狭窄症と比べて肉離れや筋肉痛の原因は筋肉の損傷が大きく関わっています。

筋肉というのは筋繊維と呼ばれる小さい繊維状の組織が束になって作られています。

筋繊維の数は数万本もあり、この筋繊維が負担などによって破壊された状態が肉離れとなります。

肉離れの中にもいくつか種類があり、この数万本の筋繊維が全て破壊された状態は「完全断裂」と言われ重症になります。

完全に全ての筋繊維が破壊されていない肉離れの事は「部分断裂」と呼ばれています。

みなさんがよく知っている筋肉痛も広い見方をすれば、肉離れの一種と言えます。

(ただし、単なる筋肉痛の場合は筋肉の損傷も少ないので数日で回復します)

また、肉離れというのはどんなに重症であっても筋肉の損傷が原因ですので、筋肉の損傷が改善すれば痛みはなくなります。

筋肉というのは人間の組織の中でも最も回復力が高い組織でもありますので、安静にしておけばそんなに痛みが長続きする事はありません。

(完全断裂を起こした場合は少し時間はかかりますが、それでも時間と共に回復します)

それと比べて脊柱管狭窄症は筋肉の損傷が原因ではなく、背骨での神経の圧迫が原因で発生するため、放置していて簡単に改善する事が難しい疾患でもあります。

神経の圧迫は骨や軟骨の変形や損傷で発生しますが、一度変形した骨や軟骨は筋肉と違って元通りに戻る事はまずありません。

そのため、肉離れや筋肉痛と違って症状が長続きしやすいんですね。

脊柱管狭窄症の症状と肉離れや筋肉痛とで最も大きな違いは、肉離れや筋肉痛と比べて脊柱管狭窄症の症状は長続きしやすいといった部分だと思います。

脊柱管狭窄症でも筋肉痛のような症状が発生する事はありますが、単純に筋肉にだけ原因があるような症状が何週間も何ヶ月も続くというのは考えににくい現象ですので、長期間に渡って発生し続ける症状の場合は筋肉の原因で発生している症状ではないと思って下さいね。
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脊柱管狭窄症から発生している症状なのであれば、弱い刺激で行う治療が効果的

ここまでは、肉離れや筋肉痛の場合は比較的回復が早く、脊柱管狭窄症の症状の場合は長期間に渡って発生し続ける可能性が高いという説明をさせていただきました。

そこでここからは、そういった長引く脊柱管狭窄症の症状に対して、どういった治療が有効なのかについて説明させていただきますね。

もしあなたが現在感じている症状が脊柱管狭窄症が原因で発生しているのであれば、残念ながら一般的な整骨院などで行われているマッサージや治療では改善しにくい症状のはずです。

脊柱管狭窄症のように、背骨の骨や軟骨の変形などが症状に大きく関わっている場合、その周辺には常に強い炎症が発生しています。

炎症は近くの神経を興奮させて、感覚を過敏にさせる特徴を持っています。

感覚が過敏になると、簡単に言えば少しの負担やちょっとした動作でも痛みを感じやすくなってしまうんです。

つまり、こういった症状の方にマッサージやバキボキするような、比較的強い刺激で行う治療を行うと、あまり効果がない所か逆効果になってしまう可能性があるんですね。

どこの治療院やマッサージに通っても改善しなかったという人は多いと思いますが、そのほとんどの治療が割と刺激量の多い治療である事が多いと思います。(そちらの方が患者ウケは良いと思いますので)

逆に、優しく弱い刺激で行う治療であれば、治療行為が負担になりませんので改善する可能性があります。

脊柱管狭窄症のように、骨や軟骨の変形や神経の圧迫が痛みに大きく関わっていたとしても、その症状には筋肉の緊張状態や炎症の有無も痛みにはかなりの部分で関わっています。

強い刺激で行う治療では、強い炎症による過敏性が邪魔をして改善する可能性は低いと思いますが、弱い刺激で行う治療であれば、しっかり周辺の筋肉を動かし、血行を促進する事が出来れば炎症や筋緊張は軽減して症状が改善する事も珍しくありません。

弱い刺激の治療を行っている治療院は、あまり多くはないと思いますが、もしよろしければこのページで書かれている事を治療院選びの参考にして下さいね。

もしどこに相談していいか分からない、どこに相談してもダメだったという人は一度私にお気軽にご相談して下さいね。

症状によっては限界もありますが、私は脊柱管狭窄症の治療をそれなりに得意にしていますので。

以上で「脊柱管狭窄症の症状と肉離れや筋肉痛との違い」のページの説明を終了させていただきますが、下記に脊柱管狭窄症に関連するページのリンクも載せていますので、興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。
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