脊柱管狭窄症の症状でお悩みの人の話を聞いていると
「先生、私は脊柱管狭窄症の他に変形性膝関節症や変形性股関節症と診断されたんですが、脊柱管狭窄症と変形性膝関節症や変形性股関節症は何か関係があるんでしょうか?」
といった質問をよくいただきます。
このように、脊柱管狭窄症と診断された人が変形性膝関節症や変形性股関節症などの疾患も患っている事は珍しくなく、脊柱管狭窄症との関係性を疑問に感じている人もおられると思います。
そこでこのページでは、変形性膝関節症や変形性股関節症と脊柱管狭窄症との関係について説明させていただきます。
ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)
医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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脊柱管狭窄症は腰部に発生する事が多く腰部は下半身の動作が症状の発生に大きく関わる
ご存知の人も多いと思いますが、脊柱管狭窄症とは神経が通っている脊柱管の変形によって中の神経を圧迫してしまい発生する疾患です。
人によって脊柱管狭窄症が発生している部位は異なりますが、腰周辺に発生している人が多い事から腰の関節への負担が大きければ大きいほど重症になりやすいという傾向があります。
脊柱管狭窄症の神経圧迫がもし腰部に発生している場合は、患者さんが普段から腰部に負担をかけるような日常生活を送っている可能性が高く、そういった負担が長年蓄積された事が原因になっています。
(たとえ心当たりが無くても何かしら腰に負担をかけるような癖をお持ちだと思います)
そして、腰の関節は股関節や膝の関節と連動して動く動作が多い事から、腰部に何らかの問題が発生すると股関節や膝の関節にも大きな負担がかかりやすくなってしまいます。
(下半身の関節が単独で動く動作はほとんど存在せず、歩行や走る動作、しゃがむ動作などのほとんどは腰や股関節や膝の関節が連動して行われています)
つまり、脊柱管狭窄症の人は股関節や膝の関節を痛めやすいという事であり、変形性股関節症や変形性膝関節症を発生させやすいんです。
逆に、股関節や膝を痛めている人の場合は、腰にも大きな負担がかかりやすくなってしまう為、変形性股関節症や変形性膝関節症を患っている人の場合は脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアなどを発生させやすくなっています。
このように、脊柱管狭窄症の人が変形性股関節症や変形性膝関節症などの疾患を同時に発生しやすいのは、そもそも腰の関節と股関節や膝の関節が連動して動く事が多いからなんですね。
脊柱管狭窄症の治療は股関節や膝の関節を含めた下半身全体を施術しなければダメ
先ほども説明させていただいたように、腰や股関節や膝の関節は連動して行う動作が多く、脊柱管狭窄症が腰部に発生している場合は股関節や膝の関節の状態が症状の発生に大きく関わっています。
言い方を変えれば、脊柱管狭窄症は股関節や膝など下半身全体の筋肉の緊張などが大きく関わります。
つまり、脊柱管狭窄症や変形性股関節症や変形性膝関節症の治療は、腰を含めた下半身全体を診なければうまくいかない事が多いんです。
私も実際に脊柱管狭窄症の患者さんの治療をする時は、足や膝を触ったり動かしたりしています。
そのため患者さんからは「何故腰を触らずに他の関節を触るのか?」と不信に思われる事も少なくありません。
しかし私から言わせてもらえれば、本気で脊柱管狭窄症の症状を改善したいのであれば下半身全体を見なければ順調に症状は改善しません。
こういった事は自分に合った治療院探しの参考になる知識だと思いますので是非参考にして下さいね。
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まとめ
ここで簡単にまとめさせていただきますね。
脊柱管狭窄症は腰部に発生する事が多く、腰部の関節は股関節や膝の関節とほとんどの動作が連動して動きます。
そのため、腰部に脊柱管狭窄症が発生している場合は股関節や膝に負担をかけてしまい変形性股関節症や変形性膝関節症を発生させやすくなります。
逆に変形性股関節症や変形性膝関節症をお持ちの人の場合は、脊柱管狭窄症を発生させやすくなっています。
また、これらの疾患を改善する為には、腰、股関節、膝の関節を含めた下半身全体の動きを良くしなければいけません。
脊柱管狭窄症、変形性股関節症、変形性膝関節症などでお困りの人は、こういった事を踏まえて治療院選びの参考にして下さい。
もしどこに相談していいか分からない、どこに行ってもダメだったという人は1度私にお気軽にご相談してくださいね。
症状によっては限界もありますが、私は脊柱管狭窄症の治療をそれなりに得意にしていますので。
以上で「変形性膝関節症や変形性股関節症と脊柱管狭窄症との関係について」のページの説明を終了させていただきますが、下記に脊柱管狭窄症に関連するページのリンクも載せていますので、興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。
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