脊柱管狭窄症の症状でお悩みの人の話を聞いていると
「先生、私はお酒などアルコール類を飲酒すると脊柱管狭窄症の症状が悪化するんですが何でなんでしょうか?」
といった質問を稀にいただきます。
決して全ての脊柱管狭窄症の人に当てはまる話ではありませんが、このようにお酒などアルコール類を飲酒すると症状が悪化するという人は一定数おられます。
そこでこのページでは、脊柱管狭窄症の症状の悪化とアルコールやお酒、飲酒との関係について説明させていただきます。
ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)
医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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アルコールが与える影響
アルコールが人体に与える影響は完全にはまだ解明されていませんが、脳の神経系や筋肉にも悪影響を発生させる説も存在します。
ご存知の人も多いと思いますが、脊柱管狭窄症とは神経が通っている脊柱管の変形によって中の神経を圧迫してしまい発生する疾患です。
つまり脊柱管狭窄症は神経系の働きが症状に深く関わっている疾患なんですね。
もしアルコールが神経の働きに何らかの問題を発生させるのであれば、症状が悪化しても不思議な事ではないんです。
(もし、というよりアルコールが神経に作用する事は判明しています)
また、脊柱管狭窄症の症状の発生には筋肉の過緊張や炎症の有無も密接に関わっています。
お酒の中に含まれているアルコールには、先ほども説明させて頂いた様に筋肉の働きにも悪影響を発生させると考えられています。
そしてアルコールには血行を悪くさせる特徴もありますので、血管の中に存在している炎症が改善しにくい状況もつくられてしまう訳です。
もちろん、お酒の強さやその人のアルコールに対する耐性、そもそも脊柱管狭窄症の痛む条件は人によってバラバラな訳ですから、全ての人がお酒を飲んで悪化する訳ではありません。
しかし、お酒の中に入っているアルコールは脊柱管狭窄症のように神経の状態が関わっている症状を悪化させてしまう可能性は間違いなくありますので、症状が強い人は出来るだけ控えるようにして下さい。
(実際にお酒を飲むと必ず症状が悪化される人も一定数おられますので)
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脊柱管狭窄症の人はお酒やアルコール類は飲んではいけないのか?
こういった話をすると
「それなら私は一生お酒が飲めないんでしょうか?」
という様な質問をよく頂きます。
そんな事はありませんよ。
痛みが強い時は避けるべきだと考えますが、ある程度痛みが引けば飲酒をしてもさほど変化が起きない様になる人はたくさんいます。
ただし、毎日の様にお酒を飲んでいる人は少し量を抑えた方が良いでしょう。
痛みが強い時は、アルコール飲料は避けた方が改善の期間が早い傾向がありますので。
毎日お酒を飲んでいる人がなかなか改善しなかったので、飲酒を控えてもらうと症状がどんどん改善していった例は過去にもありました。
そういった人でもある程度症状が改善すれば、お酒を飲んでも症状が悪化しなくなりましたので。
全ての人に当てはまる訳ではありませんが、脊柱管狭窄症の症状とアルコールは密接な関係にありますので痛みの強い人はこのページを是非参考にして下さいね。
そしてこれは私の印象ですが、お酒やアルコール飲料で脊柱管狭窄症の症状が悪化する人は、症状自体が重症例である場合が多い様に感じます。
そういった人は禁酒だけでは症状が改善しない人も多いと思いますので、できるだけ早く信頼できる治療院や病院に相談する様にして下さいね。
もしどこに相談していいか分からない。どこに行ってもダメだったという人は、1度私にお気軽にご相談してくださいね。
症状によっては限界もありますが、私は脊柱管狭窄症の治療をそれなりに得意にしていますので。
以上で「脊柱管狭窄症の悪化とアルコールやお酒、飲酒との関係とは」のページの説明を終了させていただきますが、下記に脊柱管狭窄症に関連するページのリンクも載せていますので、興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。
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