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脊柱管狭窄症の手術のリスクや術後の予後や後遺症に関して

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脊柱管狭窄症の症状でお悩みの人の話を聞いていると

「先生、脊柱管狭窄症は手術をしても場合によっては余計に悪くなるし再手術もする人が多いって聞いたんですが本当なんでしょうか?」

といった質問をよくいただきます。

いわゆる脊柱管狭窄症の手術のリスクや術後の予後や後遺症に関しての質問ですね。

私は治療院という商売をしていますが、手術に対して決して否定的な考えは持っていません。

何事にも限界というものは存在しており、やはり手術をしなければ改善しない脊柱管狭窄症の症状は少なからず存在します。

そこでこのページでは、脊柱管狭窄症の手術のリスクや術後の予後や後遺症に関して説明させていただきます。

私は医者じゃありませんが、手術をされた人を職業上たくさん診てきましたので興味のある人は是非参考にして下さいね。

ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)

医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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脊柱管狭窄症の手術が原因で症状が悪化するケースは稀

まずみなさんが最も気にしている点である「脊柱管狭窄症の手術をして余計に症状が悪化したらどうしよう?」という疑問に対して説明させてもらいます。

手術をして症状がより悪化する可能性はかなり低いと思います。

手術をして症状があまり変わらなかったという事はたまに聞きますが、手術をして術後に症状がより悪化するという事は最近ではほとんど聞いた事がありません。

(もちろん可能性はゼロではありませんが)

こういった説明をすると

「でも知り合いの人は脊柱管狭窄症の手術をして余計に症状が悪化したと言っていました」

という話をよく伺います。

もちろん私もそういった話はたくさん聞いてきました。

しかしそういった話を詳しく聞いていくと、ほとんどの場合は手術後に症状は一度軽減しています。

(もしくは変化があまりないという場合はあり得ます)

術後に一度治まっていた症状が数ヵ月後、もしくは数年後に再発してより症状がひどくなるという事はありえます。

こういった経過を辿る場合、単純に手術のせいで症状が悪化したとは考えにくいと思います。

 (極論ですが、手術をしていなくてもいずれそういった症状になっていた可能性も高いと思います)

ご存知の人も多いと思いますが、脊柱管狭窄症とは神経が通っている脊柱管の変形によって中の神経を圧迫してしまい発生する疾患です。

脊柱管狭窄症になる人の多くは、日常生活の中で脊柱管の変形を発生させるような腰や首、背中への負担が大きい生活をしているはずです。

(無意識であってもです)

手術によって患部が改善したとしても、また同じように体に負担の多い生活を続ければ症状は再発します。

つまり、術後に一度でも改善した症状がその後悪化するリスクの原因は「手術」ではなく患者さんの日常生活の中にあります。

決して患者さんを責めている訳ではありません。

日常生活の中で体に負担が入る動作になってしまうのは、老化の影響もありますのでどうにも出来ない部分でもあります。

(また仕事の関係上どうしようもない場合もあると思います)

手術後に再手術しないための注意点

たとえ手術をしても、体に負担のかかる生活環境が変わらない限り、また脊柱管狭窄症の症状が再発したりする事はあり得るとここまでは説明させていただきました。

場合によっては、手術する前と同等の症状に戻ったり、重症化する可能性だってあります。

そうなってしまえば再手術をしなければいけない人も珍しくありません。

しかしこういった術後の再発のリスクは患者さんの意識次第で軽減する事も可能です。

手術で一時的にでも症状が改善したのであれば、病院や治療院でリハビリを定期的に続けていけば症状の再発は防げるからです。

またこれは私の経験則ですが、仮に手術後に症状がほとんど変化していなくても、その後の治療で症状が軽減したという例は数多く存在します。

(手術前では全く歯がたたなかったような症状であってもです)

おそらくですが、手術によって神経の圧迫は改善できても炎症や筋肉の緊張状態が改善しないと症状は軽減してくれないんでしょうね。

症状がある程度改善した後に病院や治療院に定期的に通い続けるというのは、なかなか精神的にしんどい部分もあると思います。

しかし、人間の痛みというのは必ず原因があって結果として現れているんです。

患者さんに心当たりがなかったとしても、脊柱管狭窄症の症状を発生させた事がある人は気がついていないだけで、必ず日常生活の中で体に負担をかける様な動作が関わっています。

もしその日常動作を変えれないのであれば、病院や治療院を利用して筋肉の緊張や炎症状態を定期的に改善しなければ術後の再発のリスクは高まります。

もちろん、その病院や治療院が信頼できるかどうかというのも重要な点になりますので、術後にメンテナンスとして通う治療院選びは慎重に判断して下さいね。
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脊柱管狭窄症の後遺症や術後のリスクは症状が重症化すればするほど大きくなる

さて、次は脊柱管狭窄症の手術の後遺症や術後のリスクについて説明させていただきます。

後遺症というと大げさな言い方になってしまういますが、最も多いのは手術で痛みが取れてもシビレや感覚異常や運動障害は残る事が多いという部分だと思います。

これは正直に言って何でなのか分かっていません。

治療でもそうですが、痛みに関しては取れても軽いシビレや熱い、冷たい、布がひっついている様に感じるなどの感覚異常や、足に力が入りにくいといった運動障害は残るという事はよく聞きます。

特に指先など末梢であればあるほどその傾向は強まります。

ただし、痛みに近いシビレは取れる事は多い印象を持っています。

おそらくですが、感覚異常や運動障害は神経細胞のダメージが関わっている可能性が高く、神経の圧迫が手術によって取り除けたとしても、神経細胞のダメージは残り続けるのではないか?と私は考えています。

そして、脊柱管狭窄症の症状は重症化すればするほど痛みが強くなるのと同時に、こういった感覚異常や運動障害が発生する傾向があります。

特にこの運動障害というのは重症化すると非常に厄介です。

足をまともに動かす事が出来なくなる為、場合によっては歩けなくなる可能性もあります。

しかも、こういった症状は手術をしても残る事があるんです。

こういった部分が、脊柱管狭窄症の術後の後遺症や予後として最も懸念しなければいけない部分だと思います。

この運動障害は脊柱管狭窄症の症状が重症化すればするほど発生しやすくなりますので、術後のリスクや予後の後遺症は症状が重症化すればするほど大きくなるという事です。

実際に、お医者さん側の手術の基準もこの運動障害の有無は相当関わっている印象を持っています。

脊柱管狭窄症は弱い刺激で行う治療が効果的だが、経過が良くないのであれば手術も考えるべき

ここまでは、脊柱管狭窄症の手術のリスクや術後の予後に関して説明させていただきました。

冒頭でも説明させていただいたように、私は治療院という仕事をしていますが決して手術に対して否定的な意見は持っていません。

ただし、やはり手術は絶対嫌だ!という人も多いと思います。

そこでここからは脊柱管狭窄症がどういった治療と相性が良いのか説明させていただきますね。

脊柱管狭窄症のように、背骨の骨や軟骨の変形などが症状に大きく関わっている場合、その周辺には常に強い炎症が発生しています。

炎症は近くの神経を興奮させて、感覚を過敏にさせる特徴を持っています。

感覚が過敏になると、簡単に言えば少しの負担やちょっとした動作でも痛みを感じやすくなってしまうんです。

つまり、こういった症状の方にマッサージやバキボキするような、比較的強い刺激で行う治療を行うと、あまり効果がない所か逆効果になってしまう可能性があるんですね。

どこの治療院やマッサージに通っても改善しなかったという人は多いと思いますが、そのほとんどの治療が割と刺激量の多い治療である事が多いと思います。(そちらの方が患者ウケは良いと思いますので)

逆に、優しく弱い刺激で行う治療であれば、治療行為が負担になりませんので改善する可能性があります。

脊柱管狭窄症のように、骨や軟骨の変形や神経の圧迫が痛みに大きく関わっていたとしても、その症状には筋肉の緊張状態や炎症の有無も痛みにはかなりの部分で関わっています。

強い刺激で行う治療では、強い炎症による過敏性が邪魔をして改善する可能性は低いと思いますが、弱い刺激で行う治療であれば、しっかり周辺の筋肉を動かし、血行を促進する事が出来れば炎症や筋緊張は軽減して症状が改善する事も珍しくありません。

弱い刺激の治療を行っている治療院は、あまり多くはないと思いますが、もしよろしければこのページで書かれている事を治療院選びの参考にして下さいね。

もしどこに相談していいか分からない、どこに相談してもダメだったという人は一度私にお気軽にご相談して下さいね。

症状によっては限界もありますが、私は脊柱管狭窄症の治療をそれなりに得意にしていますので。

ただし、やはり何事にも限界はあります!

このページでも説明させていただいたように、脊柱管狭窄症の術後のリスクは症状が重症化すればするほど大きくなります。

もし私の治療であれ、他の治療家さんの治療であっても、経過よく症状が改善しない場合は出来るだけ早く手術をした方が私は良いと思っています。

少し乱暴な言い方になってしまいますが、手術は嫌だと逃げ続けた結果、症状が更に重症化してしまい手術をしても大きな後遺症を抱えて生きている人も珍しくありません。

手術をせずに改善できるのであればそれに越した事はありませんが、手術以外の方法であまりうまくいっていないのであれば手術を選択肢に入れるようにして下さいね。

以上で「脊柱管狭窄症の手術のリスクや術後の予後に関して」のページの説明を終了させていただきますが、下記に脊柱管狭窄症に関連するページのリンクも載せていますので、興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。
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