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水泳や水中ウォーキングは脊柱管狭窄症に効果はあるのか?

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脊柱管狭窄症の症状でお悩みの人の話を聞いていると

「先生、私は周りの人から運動をするべきという話をよく聞くので、水泳や水中ウォーキングを考えているんですが、脊柱管狭窄症に効果はあるんでしょうか?」

といった質問をよくいただきます。

このように脊柱管狭窄症の症状を改善する為に、もしくは痛みの影響でほとんど身体を動かしていない状態を懸念して運動を考えている人は非常に多いと思います。

そこでこのページでは、水泳や水中ウォーキングは脊柱管狭窄症に効果はあるのか?について説明させていただきます。

ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)

医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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水泳や水中ウォーキングの効果は人によって個人差が大きい

さて、私が脊柱管狭窄症の患者さんに水泳や水中ウォーキングについて聞かれた場合は次の様に答えます。

「やってみて痛みがなく、適度な範囲内ならOKです」

なんだかはっきりしない返答ですみません。

ですが、当然こういった言い方をするのにも理由はあるんです。

脊柱管狭窄症の人に関わらず、運動という行為はその人にとって適度な範囲内であれば体にとって良い反応が起こります。

ご存知の人も多いと思いますが、脊柱管狭窄症とは神経が通っている脊柱管の変形によって中の神経を圧迫してしまい発生する疾患です。

ただし、症状の発生には筋肉の緊張状態や炎症の有無なども大きく関わっています。

適度な運動は筋肉の緊張をほぐす効果と、血行の促進によって炎症を解消してくれる効果がありますので、適度な範囲内の運動は脊柱管狭窄症の症状を改善させる可能性があるんですね。

ですが適度な運動量を超えてやりすぎてしまうと逆に体を壊してしまう原因にもなります。

水泳や水中ウォーキングは陸上の運動に比べると、体にかかる負担は比較的少ないと考えられています。

(体重が水の浮力によって軽くなるので)

しかし、それでもやりすぎると症状は絶対に悪化します。

当たり前の話ではありますが、意外とこういった部分を無視して一生懸命無理をして水泳や水中ウォーキングをする人って多いんですよ。

その結果逆に症状を悪化させる人も少なくありません。

そのため無理をしすぎないように気をつけて下さい。

脊柱管狭窄症の人は運動による負担を感じやすい

脊柱管狭窄症のように背骨や軟骨などの変形が関わっている疾患の場合は、変形部分に強い炎症が発生しているため、通常の人以上に感覚が過敏になっています。

(炎症は近くの神経を興奮させて感覚を過敏にさせる特徴を持っていますので)

感覚が過敏になるという事は、通常では負担にならないような動作でも負担になってしまうという事です。

脊柱管狭窄症の症状が重症化していればいるほど、炎症も強くなっており感覚も過敏になっています。

そのため、脊柱管狭窄症の重症度によって運動を行った時のリスクや効果にかなりの個人差が発生します。

「水泳や水中ウォーキングをやってみて痛みがなく、適度な範囲内ならOKです」

と私が患者さんに言うのもこういった事が理由なんですね。

水泳や水中ウォーキングは他の運動と比べたら負担が少ない運動に分類されますが、脊柱管狭窄症の重症度によってはこういった運動で症状が悪化する人も当然います。

脊柱管狭窄症の重症度は人によっても異なりますので、少し卑怯な言い方になってしまいますが、水泳や水中ウォーキングの効果に関しては患者さんが実際に試してみないと分かりません。

ただし、運動によって症状が悪化してしまう可能性も十分ありますので、運動中に痛みを発生させたり、運動後に症状が悪化する場合はすぐにやめるように気をつけて下さいね。
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脊柱管狭窄症から発生している症状であれば、弱い刺激で行う治療が効果的

ここまでは、水泳や水中ウォーキングの効果は脊柱管狭窄症の重症度によって個人差が大きく、場合によっては症状が悪化する可能性もあるという説明をさせていただきました。

そこでここからは、運動によって脊柱管狭窄症の症状が改善しなかった人向けに、どういった治療が有効なのかについて説明させていただきます。

もしあなたの症状が脊柱管狭窄症が原因で発生しているのであれば、残念ながら一般的な病院や整骨院などで行われているマッサージや電気治療では改善しにくい症状のはずです。

脊柱管狭窄症のように、背骨の骨や軟骨の変形などが症状に大きく関わっている場合、その周辺には常に強い炎症が発生しています。

炎症は近くの神経を興奮させて、感覚を過敏にさせる特徴を持っています。

感覚が過敏になると、簡単に言えば少しの負担やちょっとした動作でも痛みを感じやすくなってしまうんです。

つまり、こういった症状の方にマッサージやバキボキするような、比較的強い刺激で行う治療を行うと、あまり効果がない所か逆効果になってしまう可能性があるんですね。

どこの治療院やマッサージに通っても改善しなかったという人は多いと思いますが、そのほとんどの治療が割と刺激量の多い治療である事が多いと思います。(そちらの方が患者ウケは良いと思いますので)

逆に、優しく弱い刺激で行う治療であれば、治療行為が負担になりませんので改善する可能性があります。

脊柱管狭窄症のように、骨や軟骨の変形や神経の圧迫が痛みに大きく関わっていたとしても、その症状には筋肉の緊張状態や炎症の有無も痛みにはかなりの部分で関わっています。

強い刺激で行う治療では、強い炎症による過敏性が邪魔をして改善する可能性は低いと思いますが、弱い刺激で行う治療であれば、しっかり周辺の筋肉を動かし、血行を促進する事が出来れば炎症や筋緊張は軽減して症状が改善する事も珍しくありません。

弱い刺激の治療を行っている治療院は、あまり多くはないと思いますが、もしよろしければこのページで書かれている事を治療院選びの参考にして下さいね。

もしどこに相談していいか分からない、どこに相談してもダメだったという人は一度私にお気軽にご相談して下さいね。

症状によっては限界もありますが、私は脊柱管狭窄症の治療をそれなりに得意にしていますので。

以上で「水泳や水中ウォーキングは脊柱管狭窄症に効果はあるのか?」のページの説明を終了させていただきますが、下記に脊柱管狭窄症に関連するページのリンクも載せていますので、興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。
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