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足の冷えや冷感を感じるのは脊柱管狭窄症から発生している知覚異常?

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脊柱管狭窄症の症状でお悩みの人の話を聞いていると

「先生、私は足の冷えを強く感じたり冷感を感じる事が多いんですが、この症状は脊柱管狭窄症と何か関係あるんでしょうか?」

といった質問をよくいただきます。

このように脊柱管狭窄症と診断された人の中で足の冷えや体の冷感を感じる人は珍しくなく、脊柱管狭窄症との関係を疑問に感じている人も多いのではないでしょうか?

そこでこのページでは、「足の冷えや冷感を感じるのは脊柱管狭窄症から発生している知覚異常?」について説明させていただきます。

ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)

医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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足が冷えたり体が冷える一番の理由は血行不良

見出しでも触れていますが、足や体が冷える理由で最も多い理由は血行不良です。

血は栄養を体の組織に運ぶだけではなく、人間の体温調節にも密接に関わっています。

血行(血の流れ)が良い状態が保たれていると、体のどこかの部分が冷やされたとしてもその部分に温かい血を送る事によって体温を一定に維持してくれます。

逆に温めすぎたとしても、温められた血を全身に分散させる事によって体温を一定に保ちます。

(この反応は足湯などが有名ですね)

このように、血行が良い状態だと足や体が冷えても体温を一定に保ってくれるんですが、この血行が悪くなると足や体が冷えやすくなってしまいます。

では何故脊柱管狭窄症の人は足や体が冷えたり冷感を感じやすいのか?

そこには筋肉の緊張が大きく関わっています。

ご存知の人も多いと思いますが、脊柱管狭窄症とは神経が通っている脊柱管の変形によって中の神経を圧迫してしまい発生する疾患です。

圧迫された神経が支配している場所に痛みや痺れと同時に強い筋肉の緊張を発生させます。

血行は心臓がポンプのように動く事によって体中に流れているんですが、実は心臓のポンプの力だけでは体中に十分に血を送り届ける事ができません。

その血を全身に送る為の足りないポンプの役割は筋肉が動く事によって行われているんですね。

つまり、筋肉が円滑に問題なく動いていれば、その動いた筋肉がポンプのように血行を良くしてくれるんです。

しかし、脊柱管狭窄症は腰や下半身に強い筋肉の緊張を発生させる疾患の為、体を動かした時に円滑に筋肉を動かす事が出来ず、その影響で血行が悪くなりやすい疾患なんです。

そのため、脊柱管狭窄症の人は足や体が冷えやすくなってしまうんです。

脊柱管狭窄症は血行不良ではなく神経圧迫から発生している知覚異常によって冷えを感じる事もある

上記では脊柱管狭窄症の人が足や体が冷えやすい理由について説明させていただきました。

体が冷えている理由が血行不良によって発生しているのであれば、軽い運動などによって血行を促進してあげれば改善する事も多いのですが、実は血行以外が原因で発生する足や体の冷えも存在します。

血行不良が大きく関わらない足や体の冷えとは、神経圧迫から発生している知覚異常です。

一般的には圧迫された神経が支配している領域に痛みや痺れを発生させるのが脊柱管狭窄症の特徴になります。

しかし、神経は痛覚を伝える神経だけではなく熱さや冷たさなどを感じる感覚神経も含んでいますので、こういった部分が圧迫される事によって、体が熱く感じたり冷たく感じるような症状を発生させる事もあるんですね。

面白いと言っては少し不謹慎ですが、神経圧迫からこういった足や体が冷たく感じるなどの知覚異常が発生している場合、体が冷たく感じても、実際に触ってみると冷たくなっていない場合もあります。

つまり、実際には冷たくなくても「冷たく感じる」という事です。気になった人は一度確認してみて下さい(全ての人に当てはまる訳ではありませんが)

足や体が冷たく感じるなどの知覚異常は治療や手術でも取れにくい

こういった実際には冷えていないのに、足や体が冷たく感じるなどの知覚異常の場合は、正直に言って治療で非常にとれにくい症状でもあります。

同じ脊柱管狭窄症の症状であっても、痛みや痛みに近い痺れに関しては改善したとしても、これらの知覚異常や感覚障害が残るという事はよくあります。

知覚異常や感覚障害の発生は、おそらく血行や筋肉の緊張や炎症の状態とはあまり関係がないのだと思われます。

また「手術をして痛みは取れたけど、冷たく感じる感覚は残った」という話をよく聞く事から、神経の圧迫が除去されても残る事も多いんですね。

こういった事から推測すると、おそらく知覚異常や感覚障害は神経が圧迫された事によって神経細胞のダメージで発生しているのだと思われます。

一度傷ついた神経細胞は一般的に元通りに戻りにくいと考えられていますので、そのため手術をして神経圧迫の原因を取り除いても、筋肉の緊張や炎症や血行を改善しても取れにくいのでしょう。

しかし、全くこういった症状が取れないという事でもありません。

体が冷たく感じるなどの症状でも、強くなったり弱まったりして「変化」があるのであれば治療をすれば改善する例も数多くあります。

全く症状の強弱に変化がなく常に発生している状態が長期間続いている場合は、改善はかなり難しいと思います。

(また、症状が指先などの様に先っぽになればなるほど改善しにくい傾向があります)
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まとめ

ここで簡単にまとめさせていただきますね。

脊柱管狭窄症の人が足や体が冷えたり冷感を感じやすい理由の多くは、神経を圧迫された事により筋肉が緊張し、その緊張の影響で血行が悪くなる事で発生しています。

こういった症状の場合、軽い運動や私達が行っているような運動療法を行えば高い確率で改善します。

しかし、神経圧迫によって感覚神経に異常を来たしている用な知覚異常の場合は、症状の改善がかなり難しく一生に渡ってお困りの人も珍しくない症状です。

上記でも説明しましたが、血行不良か知覚異常による冷えなのかは、冷えていると感じている場所を実際に触ってみて他の部分と比べて本当に冷えているのかどうかで判断できます。

仮に知覚異常であったとしても、症状に変化がある場合は治療によって改善する事もありますので、心当たりがある場合は出来るだけ早く信頼できる治療院に相談するようにして下さいね。

もしどこに相談していいか分からない、どこに相談してもダメだったという人は一度私にお気軽にご相談して下さいね。

症状によっては限界もありますが、私は脊柱管狭窄症の治療をそれなりに得意にしていますので。

以上で「足の冷えや冷感を感じるのは脊柱管狭窄症から発生している知覚異常?」のページの説明を終了させていただきますが、下記に脊柱管狭窄症に関連するページのリンクも載せていますので、興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。
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