頚椎症や頚椎ヘルニアの症状でお悩みの人の話を聞いていると
「顎に痛みや違和感を感じる事があるんですが頚椎症や頚椎ヘルニアと関係あるんでしょうか？」
といった質問をよくいただきます。
頚椎症や頚椎ヘルニアの患者さんの中には顎に痛みやだるいなどの違和感が発生する事が実はそれほど珍しくありません。
そこでこのページでは、顎に発生する痛みやだるいなどの違和感と頚椎症や頚椎ヘルニアとの関係について説明させていただきます。
ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です（ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます）
医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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歯や顎に異常がないなら顎の症状は頚椎症や頚椎ヘルニアの可能性が高い
ご存知の人も多いと思いますが、頚椎症や頚椎ヘルニアは首の骨や軟骨が変形して近くの神経を圧迫して発生する疾患です。
そして頚椎症や頚椎ヘルニアの症状は圧迫された神経が支配している場所に発生するのが特徴になっています。
首の近くを通っている神経は首や肩や背中や腕や手など主に上半身を支配している神経なので、頚椎症や頚椎ヘルニアの症状は上半身の色んな場所に症状が発生する可能性があります。
一般的には首や肩や背中や腕に症状が発生する事が多いんですが、実は顎周辺を支配している神経の 一部も首の近くを通っていますので、頚椎症や頚椎ヘルニアが原因で顎周辺に痛みや違和感が発生する事も珍しくありません。
また、顎だけではなく顎の周辺に痛みやだるいなどの違和感が発生する事も多いです。
具体的には歯や歯茎に痛みや違和感があったり、喉の異物感や物を飲み込みにくくなったりなどの違和感を感じる人もいます。
当たり前ではありますが、こういった顎周辺に発生する痛みや違和感などの症状の全てがが頚椎症や頚椎ヘルニアが原因というわけではありません
顎の軟骨に異常が発生する顎関節症や歯の病気などでも顎周辺に痛みや違和感が発生します。
そのため、顎周辺に何らかの痛みや違和感を感じた場合は歯医者や口腔外科などで必ず検査を受けるようにしましょう。
もし歯医者や口腔外科の検査で歯や顎に何の異常も見つからないのに顎周辺に症状を感じる場合は、その症状は頚椎症や頚椎ヘルニアが原因で発生している可能性が高いと思います。
つまり大元の原因は首の問題になりますので首の治療やリハビリを受けるようにして下さい。
様々な検査を受けても異常が見つからない場合の顎の痛みの原因は？
歯や顎の検査をして異常が見つからないのであれば、発生している顎の痛みや違和感は頚椎症や頚椎ヘルニアが原因である可能性が高いという話をさせていただきました。
こういったお話をすると、、、
「歯や顎だけではなくて首の検査をしても異常が見つからなかったんですが何が原因なんでしょうか？」
といった質問をいただく事も珍しくありません。
つまり歯も顎も首も全て検査したけども異常が見つからなかった場合は、何が原因で顎の痛みやだるいなどの違和感が発生しているのか？という質問になります。
こういったケースであったとしても、私はやはり頚椎症や頚椎ヘルニアが原因で顎の痛みや違和感が発生している可能性が最も高いと考えています。
私が何故そう考えているのかについて説明させていただきますね。
先ほども説明したように、頚椎症や頚椎ヘルニアは首の骨や軟骨が変形して近くの神経を圧迫して発生する疾患です。
大元の原因は首周辺での神経圧迫になりますので、頚椎症や頚椎ヘルニアの診断にはMRIなどの画像検査で神経圧迫の重症度などを確認するのが一般的な検査法になります。
ただし、頚椎症や頚椎ヘルニアの場合はお医者さんの診断基準が手術をするべきかどうかという部分を重要視している事が多く、異常があっても手術するほどの大きな問題じゃなければ異常なしと診断される事が多いんです。
大事な事なのでもう一度言いますが、頚椎症や頚椎ヘルニアの診断は画像検査で異常がみつかったとしても異常なしと言われるケースが珍しくないんです。
これは私の個人的な持論ではなくて、実際にお医者さんから聞いた事のある話でもあります。
頚椎症や頚椎ヘルニアを専門に診ている整形外科などは、名前の中に「外科」と入っている事からも分かるように外科的な手術を重要視しているケースがやっぱり多いんです。
つまり頚椎症や頚椎ヘルニアの検査でお医者さんの言う異常なしというのは、正確には異常が全く見つからないという訳ではなく、手術するほどの大きな異常はないという意味である事が多いんですね。
ぶっちゃけて言うと、頚椎症や頚椎ヘルニアに関してはお医者さんが言う異常なしという診断は私はあんまり信じていないです。
頚椎症や頚椎ヘルニアと比べると、歯や顎の病気や異常は手術するほどの大きな問題じゃなくても何らかの診断名がつく事が多い印象があります。
簡単にまとめると、頚椎症や頚椎ヘルニアは手術する程の大きな問題がなければ異常があっても異常なしと言われて診断名がつかないことが多く、歯や顎の検査の場合は些細な異常であったとしても何らかの診断名がつく事が多いんですね。
こういった背景があるので、どんなに検査を受けても異常が見つからない顎の痛みや違和感の場合は、 その原因として一番可能性が高いのは頚椎症や頚椎ヘルニアだと思います。
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頚椎症や頚椎ヘルニアの治療は弱い刺激で行う優しい治療がオススメ
ここまでは頚椎症や頚椎ヘルニアと顎の痛みや違和感との関係について説明させていただきました。
頚椎症や頚椎ヘルニアが原因で顎周辺に痛みや違和感を感じる事は珍しくありませんので、もし歯や顎の検査をして何も異常が見つからないのであれば、顎周辺に感じている症状は頚椎症や頚椎ヘルニアが原因である可能性が高いと思います。
つまり頚椎症や頚椎ヘルニアの治療やリハビリを行えば、顎の痛みやだるいなどの違和感が改善する可能性が高いという事でもあるんですね。
実際に私は頚椎症や頚椎ヘルニアを意識した首の治療を患者さんに行って、発生している顎の痛みや違和感を改善した経験はたくさんありますので。
ただし、頚椎症や頚椎ヘルニアの治療やリハビリは難易度がとても高いので、どこの治療院で治療を受けても症状が改善しなかったという人も多いと思います。
そこでここからは、頚椎症や頚椎ヘルニアが原因で発生している顎の症状はどういった治療がオススメなのかについて説明させていただきます。
見出しでもう既に答えを書いていますが、頚椎症や頚椎ヘルニアの治療やリハビリを行うのであればできるだけ弱い刺激で行う優しい治療がオススメになります。
弱い刺激で行う優しい治療が何故オススメなのかについて説明させていただきますね。
頚椎症や頚椎ヘルニアは強い炎症反応が発生してしまう疾患です。
炎症反応は近くの神経を興奮させて感覚を過敏にさせてしまう特徴を持っています。
感覚が過敏になると、通常であれば何でもないような弱い刺激や少ない負担でも痛みを感じやすくなってしまうんです。
何もしていないのに痛みを感じたり、普通であれば何でもないようなちょっとした動作で痛みを感じてしまうのも、炎症反応による特徴で感覚が過敏になっているからなんですね。
この感覚の過敏性は治療をする時にも大きな障害になります。
感覚が過敏になっているので、マッサージや体をバキボキ鳴らすような強い刺激で治療やリハビリを行うと、症状が改善する所か余計に悪くなってしまう可能性が非常に高いんです。
また首周辺は小さな筋肉や関節の集合体 ですので 、正常な状態であってとしてもそれほど大きな刺激が得意な場所ではありません。
首や肩などをマッサージして揉み返しで余計に症状が悪化したという話を聞いた事がある人も多いと思います。
つまり、首や肩は正常な人であっても強い刺激があまり得意じゃない敏感な場所なんです。
元々敏感な場所が強い炎症反応の影響で更に感覚が過敏になっている訳ですから、頚椎症や頚椎ヘルニアの治療はとにかく弱い刺激で行わないと体が受け付けい事が多いんです。
こういった理由があるので、頚椎症や頚椎ヘルニアが原因で発生している顎の痛みや違和感を治療する場合はとにかく優しい治療がオススメになるんですね。
ちなみに、首や顎周辺に痛みや違和感があったとしても首や顎を直接触らないような治療の方が良いです。
炎症反応が強くて感覚が過敏になっている場合は痛い場所を動かすだけでも大きな負担になる事が多いので、肩や腕など動かすような治療の方が負担は少なくて無難になります。
あくまでも私の経験則からくるお話ではありますが、もし治療院選びでお困りなら参考にして下さい。
まとめ
ここで簡単にまとめさせていただきます。
顎の痛みやだるいなどの違和感は頚椎症や頚椎ヘルニアが原因で発生する事も珍しくありません。
もし歯や顎の検査をして何の異常も見つからないのであれば、その症状の原因は頚椎症や頚椎ヘルニアの可能性が高いので首を意識した治療やリハビリを受けるようにして下さい。
頚椎症や頚椎ヘルニアの治療は弱い刺激で行う優しい治療が相性が良い事が多いので、もし治療院選びでお困りの場合は参考にして下さいね。
ここからは少し営業トークになりますが、私は大阪府豊中市でよしだ柔整治療院という治療院を経営しています。
症状によっては限界もありますが頚椎症や頚椎ヘルニアの治療はそれなりに得意にしていますので、通える範囲にお住まいの方は遠慮なくご相談下さいね。
また、この記事以外にも頚椎症や頚椎ヘルニアに特化した内容の記事をたくさん書いています。
このページの下の方にリンクを貼っていますので、興味のある人は是非ご覧くださいね。
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