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頚椎症や頸椎ヘルニアの症状にピップエレキバンは効果があるのか?

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頚椎症や頸椎ヘルニアの症状でお悩みの人の話を聞いていると

「先生、ピップエレキバンって頚椎症や頸椎ヘルニアの症状に効果はあるんでしょうか?」

といった質問をよくいただきます。

あまり特定の商品に対して意見を言うのもどうかとは思いますが、本当に多い質問の一つですので、このページではピップエレキバンが頚椎症や頸椎ヘルニアの症状に効果があるのかについて個人的に説明させていただきますね。

ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)

医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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磁石による痛みの改善効果は科学的に根拠は薄い

ピップエレキバンという商品の売り文句として良く聞く話の中に、磁石を使って血行を促進するという話があると思います。

ピップエレキバンだけではなく色々な健康アイテムの中にも、こういった磁石の話が出てくると思います。

素朴な疑問ではありますが、こういった磁気の力は体に良い効果はあるのか?という疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。

残念ながら少なくとも現時点においては、こういった磁気の力が体に良い結果を出すという科学的根拠は薄いとしか言いようがありません。

論文によっては磁力の効果があるという話もあるようですが、論文というのは世界中であらゆる人が色んな事を主張している物ですので、中には胡散臭い物も多数あります。

いくつか私も読んだ事はありますが、残念ながら現時点ではきっちりと効果を立証できるような科学的な根拠はないと判断した方が良い状態のようです。

そもそも、「磁力」が体に対して何かしらの反応を与えるのであれば、MRIなど検査にかなりの磁力を使う機器によって、何らかの健康被害などの報告が上がると思うのですが、今の所そういった話も聞いた事がありません。

以上の事から現時点での常識の中では、ピップエレキバンについている磁石が体に何らかの影響を与える可能性は限りなく低いと思いますので、頚椎症や頸椎ヘルニアに磁力が有効とは思えません。

また、そもそもの話でもありますが、もし本当にこういった磁力の効果が科学的に認められているのであれば、とっくに厚労省が認可して保険がきいて病院から支給されているはずです。

やらしい話ではありますが、そういった話が聞こえてこない時点で磁力の効果に科学的な根拠はないという証明になると思います。

(少し極論ではありますが、まあ本当に明確な効果があるなら国が認めるはずですからね)

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ピップエレキバンの効果は磁力ではなくて「圧刺激」によるものでは?

さて、上記ではピップエレキバンの代名詞である磁石の効果はあまりないという説明をさせていただきました。(あくまで私の個人的な意見ではありますが)

しかし、ピップエレキバン自体に全く効果がないとは私は考えていません。

実際に頚椎症や頸椎ヘルニアの症状でお悩みの患者さんの中には、首周辺や痛い場所にピップエレキバンを貼ると症状が改善した事があるという話は何例も聞いた事があります。

そういった実例も含めて、ピップエレキバンにはある程度痛みの症状を改善させる効果があると私は思っています。

しかし、その効果が磁石によって発生しているのではなく、別の理由による効果だと私は考えています。

そこでここからは、私が考えるピップエレキバンの効果について説明させていただきますね。

見出しでも触れているように、私はピップエレキバンが体の痛みに効果を発揮する理由は「圧刺激」だと考えています。

「圧刺激」とはその名の通り、圧力による刺激の事です。

ピップエレキバンが貼られている場所には、皮膚に絶えず軽く「何か」で押されているような刺激、もしくは「何か」で覆われているような刺激が入っています。

その影響で痛みを発生しにくくしているんでしょう。

少し難しい話になってしまいますが、人間の「痛み」は体中の神経から情報を脳に集めて作られています。

脳に情報を送る神経には大きく分けて、1群、2群、3群、4群神経と呼ばれる4種類の神経が存在しています。

(正確にはローマ数字でⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳの表記になりますが)

そして、この4種類の神経は数字が少なければ少ないほど神経の太さが大きく脳に送れる情報量が多く、数字が大きければ大きいほど神経の大きさは細く脳に送れる情報量は少ないという特徴があります。

先ほど説明した「圧刺激」や触覚を脳に伝える神経は、1群、2群神経が関わっていると考えられていますので、脳に送る情報量は非常に大きいんですね。

それに比べて「痛覚」を脳に伝える神経は4群神経が関わっており、脳に伝える情報量はそう大きくないんです。

ピップエレキバンを貼っている状態というのは、1群、2群神経である「圧刺激」や触覚の情報を常に脳に送り続けている状態になります。

こういった事で痛みの情報を覆い尽くすほどの他の情報を脳に送る事ができれば、痛みの情報をかき消して痛みを感じにくくする事に繋がる訳ですね。

ちなみに、痛みが発生した時に手でさすると痛みがぼけたり楽に感じる事があると思いますが、これもこのページで説明している内容と同じ理屈です。

痛い場所をさすると、痛みの情報よりも「皮膚に何かが触っている」という情報の方が脳に大量に送られるため、痛みの感覚がぼやけてしまうんです。

テーピングなども固定以外で痛みが楽になるのは似たような理屈です。

簡単に言えば、ピップエレキバンを貼っている状態というのは、常に手で患部をさすっているのと同じような効果があるという事ですね。

極端な話を言えば、軽い圧刺激を常に体に加えれば症状は軽減する訳ですから、セロハンテープに米粒をひっつけて体に貼るだけでも効果はあります。

笑い話に聞こえるかも知れませんが、実際にピップエレキバンの効果があるという患者さんに試した事がありますが本当に効果はありましたから。

(気になった事はどうしても試したくなる性分ですので)

ただし、セロハンテープだと皮膚がかぶれてしまったりすぐに剥がれやすいので、同じ効果を求めるのであればピップエレキバンで良いかと思います。

ある程度重症化した頚椎症や頸椎ヘルニアにはあまり効果は期待できない

ここまではピップエレキバンの効果の仕組みについて私の考え方を説明させていただきました。

上記で説明させていただいたように、ピップエレキバンには体の痛みをぼかしたり和らげる効果が期待できると思います。

そのため、頚椎症や頸椎ヘルニアであっても軽症例であれば症状の改善に繋がる可能性は十分にあります。

しかし、頚椎症や頸椎ヘルニアの症状は重症化すると痛み止めの薬もほとんど効果を発揮しないほど強い症状を出す事も珍しくありませんので、そういった症状に対してはピップエレキバンの効果はかなり限定的だと思います。

効果が全くないと言うつもりはありませんが、強い症状に対して効果が少なすぎるので焼け石に水といった表現が適切かもしれません。

頚椎症や頸椎ヘルニアはとことん重症化してしまうと、腕や手を動かす事すら困難になるほどの症状が発生する事もありますので、ピップエレキバンの効果に関わらず出来るだけ早く信頼できる病院や治療院に相談するように心がけて下さいね。

まとめ

ここで簡単にまとめさせていただきますね。

ピップエレキバンの代名詞である磁石に関しては、残念ながら現代の医療においては効果はあまり期待できるものではないと思います。

しかし、ピップエレキバンを貼る事によって、貼っている間は「圧刺激」や触覚など、皮膚を常に刺激する事によって痛みを和らげる効果は十分あると思います。

貼る行為自体は決して悪い事ではないと思いますしリスクも少ないと思いますので、興味のある人はこのページを是非参考にして下さいね。

ただし、頚椎症や頸椎ヘルニアの症状は軽症から重症例まで非常に幅広い症状を発生させる疾患です。

あくまでも軽症の症状であればある程度の効果も期待できますが、重症化した症状にはほとんど効果を発揮しない事も珍しくありませんので、全く効果を感じない場合はやはり信頼できる病院や治療院に早めに相談するように心がけて下さいね。

もしどこに相談していいか分からない、どこに行ってもダメだったという人は1度私にお気軽にご相談してくださいね。

私は頚椎症や頚椎ヘルニアの治療には、それなりの自信を持っていますのできっとお力になれると思います。

以上で「頚椎症や頚椎ヘルニアの症状にピップエレキバンは効果があるのか?」のページの説明を終了させていただきますが、下記に頚椎症や頚椎ヘルニアに関連するページのリンクも載せていますので興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。

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