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若い人にも発生する?頚椎症や頸椎ヘルニアの年齢層

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頚椎症や頚椎ヘルニアの症状でお悩みの人の話を聞いていると

「私みたいな若い人間が頚椎症や頚椎ヘルニアになる事って珍しいでしょうか?」

といった頚椎症や頚椎ヘルニアが発生する年齢層についての質問をいただく事があります。

そこでこのページでは頚椎症や頚椎ヘルニアが若い人に発生する事は珍しいのかどうかと、頚椎症や頚椎ヘルニアが発生する年齢層について説明させていただきます。

ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)

医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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昔に比べると頚椎症や頚椎ヘルニアの年齢層は若くなってきている

ご存知の人も多いと思いますが、頚椎症や頚椎ヘルニアは首の骨や軟骨が変形して近くの神経を圧迫して発生する疾患です。

首の骨の変形や神経圧迫は交通事故などの強烈な外力などが加わらないのであれば、一般的には長い年月をかけて少しずつ進行していくものです。

そのため、基本的には若い人よりも高齢者であればあるほど骨の変形や神経圧迫が進行しているのは当たり前であり、若い人よりも高齢者の方が頚椎症や頚椎ヘルニアが発生しやすい傾向があります。

ただし、頚椎症や頚椎ヘルニアが発生する年齢層は昔と比べるとどんどん若くなっている印象があるんですよね。

ちなみに私が治療の業界に入ったのが高校卒業してすぐの2004年です。

そして今この記事を書いているのが2024年になります。

2000年代初頭の頚椎症や頚椎ヘルニアで治療に来られる患者さんの年齢層は、60代70代の高齢者の方が多くてその次に50代の人が多いという印象でした。

若い患者さんでも40代の人が多くて30代の患者さんはかなり珍しかった印象です。

それが最近は20代や30代の若い人でも頚椎症や頚椎ヘルニアの治療で来られる患者さんが珍しくなくなってきているんですね。

今の感覚では頚椎症や頚椎ヘルニアが発生するのは高齢者に限定された話ではなく、若い人から高齢者までかなり幅広い年齢層に発生する疾患という印象に変わっています。

では何故ひと昔前と比べて頚椎症や頚椎ヘルニアが発生する年齢層が若くなってしまったのか?

おそらくですがスマホやタブレット端末などの普及が関わっていると思われます。

スマホの普及率は2010年時点では僅か数パーセントでしたが、2020年には90パーセントの普及率になっています。

つまりこの2010年からの10年間で急速にスマホやタブレット端末などを使用している人が増えた訳です。

今ではスマホやタブレット端末などを一日何時間も使用する生活環境は珍しくありません。

この何時間もスマホやタブレット端末などを見続ける姿勢などが首の関節にとって負担が大きく、その影響で若い人でも首の骨の変形や神経圧迫の進行が早まってしまっているんだと思います。

そしてこの流れは今後も加速する事はあっても戻る事はないんじゃないですかね。

私の子供たちもそうですが、未就学児や小学生でも家で一日中スマホやタブレットを見ている事は珍しくない時代です。

ひと昔前と比べても首の関節に加わる負担が大きい生活環境なので、今後も若い人に頚椎症や頚椎ヘルニアは増え続ける可能性は高いんじゃないでしょうか?

若い人の場合は回復力も高いので症状自体は軽症のケースも多いかも知れませんが、若いのに首の骨の変形や神経圧迫が進行しているという事は、年をとった時に重症化してしまう可能性が高いという事でもあります。

そのため、もし20代や30代という若さで頚椎症や頚椎ヘルニアになってしまった場合は、今後その症状を重症化させないためにもスマホやタブレットの使用を少し控えた方が良いと思います。

頚椎症や頚椎ヘルニアの原因の全てがスマホやタブレットという訳ではありませんが、若い人の場合はかなり関わっていると思うので注意して下さいね。
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頚椎症や頚椎ヘルニアを重症化させない為の注意点

頚椎症や頚椎ヘルニアが発生する年齢層は高齢者であるほど多い傾向はありますが、スマホやタブレット端末の普及の影響なのか20代や30代の若い人でもそれほど珍しい疾患ではなくなってきています。

そして若い人に増えているという事は、そういった人たちが年を取った時により頚椎症や頚椎ヘルニアが重症化してしまう可能性が高いという事でもあります。

頚椎症や頚椎ヘルニアは軽症例から重症例までかなり幅広い症状を発生させますので、とにかく重症化させない事が重要になる疾患です。

そこでここからは、頚椎症や頚椎ヘルニアを重症化させない為の注意点について3つ説明させていただきます。

このページではスマホやタブレット端末について言及しているので、特にスマホやタブレット端末を使用する時の注意点について細かく解説しますね。

心当たりや興味のある人は是非参考にして下さい。

① 長時間同じ姿勢を続けない

当たり前の話ではありますが、もしスマホやタブレット端末をずっと見ているような生活環境なのであれば少しは使用時間を控えた方が良いです。

とは言いながらも、今の時代は個人がスマホやタブレットでインターネットと常に繋がった生活をしている事は珍しくありません。

私も暇があればスマホで動画を見たり漫画や小説を読んだりしている人間なので、あまり人にとやかく言う権利はないんですよね。

頚椎症や頚椎ヘルニアの患者さんにはできればスマホやタブレットの使用時間を減らしてほしいですが、もしそれが出来ないならせめて同じ姿勢で長時間スマホを使用しない事を徹底して下さい。

人間の筋肉は同じ姿勢をずっと維持し続ける事が非常に大きな負担になります。

例えば 腕や手を上げたり下げたりする動作をし続けるのと、腕を上げた状態をずっと維持し続けるのでは同じ状態を維持する方が負担は大きいんです。

行う動作や姿勢によって違いはありますが、皆さんが思っている以上に同じ姿勢を維持し続ける事は結構負担が大きいんですね。

そのためスマホやタブレットを長時間使用する時は頻繁に姿勢や動作を変えるようにしてください。

座っている状態でスマホなどを使用しているなら、数十分に一回程度でも立ち上がる時間をつくるだけで負担の量はかなり変わります。

また、どうしても座った姿勢を続けなくてはいけないのであれば、足の位置や体の向きなどを頻繁に変えるだけでも首の関節に加わる負担の量はだいぶ変わります。

ほとんど姿勢が変わらずに何時間も同じ姿勢を維持する事は、首の関節に大きな負担が加わるので心当たりがある人は注意して下さいね。

ちなみにこの話はスマホやタブレットの使用時だけではなく、デスクワークの時でも非常に重要な注意点なので覚えておいて下さい。

② 首の関節だけを単独で動かして下を向かない

スマホやタブレットなどを使用する時に行う姿勢で最も多いのは下を向いた姿勢でしょう。

この顔を下に向けたり下を見る動作や姿勢は、行う時の方法によって首の関節に加わる負担の量が大きく変わります。

そこでここからは、首の関節にとって負担の少ない顔を下に向ける動作について説明させていただきます。

方法は単純ですし簡単です。

下を向く時に首の関節だけを単独で動かして下を向くのではなく、背中を少し丸めて軽いお辞儀のような姿勢をとって下を向くように心がけてください。

だったこれだけです。

人間の動作のほとんどは、いくつかの関節を連動して動かす事によって負担を複数の関節に分散するように作られています。

逆に言えば、何らかの動作を行う時に一つの関節を単独で動かして動作を行ってしまうとその関節に大きな負担が加わってしまうんです。

下を向く場合は首の関節だけを動かして下を向くのではなく、背中を少し丸めたり腰を少し曲げたりなど他の関節も動かして下を向いた方が首の関節の負担は少なくなります。

ちなみにこの動作はスマホやタブレット端末の使用時だけではなく、台所での作業や読書など下を向いた状態で動作を行う時はかなり意識した方が良い注意点になっています。

首の関節だけを単独で動かして下を向く動作が原因で首を痛めている人は多いので、もし心当たりがあるのであれば背中や腰も少し曲げるように意識して下さいね。

③ 定期的なケアやメンテナンスが重要

ここまでは患者さん自身が注意する事でしたが、ここからは少し内容が変わります。

営業トークと思われたくはないんですが、頚椎症や頚椎ヘルニアの進行を抑えるためにはやはりプロの治療家さんによる定期的なケアやメンテナンスは非常に有効です。

スマホやタブレット端末などを使用する時に色々な事を注意すれば、首の関節に加わる負担はかなり軽減できると思います。

ただし、どんなに注意して生活しても日常生活の中で発生する首への負担を全て回避する事は出来ません。

生きている以上は首周辺の負担は少しずつ確実に蓄積してしまうんです。

首の関節への負担は筋肉を緊張させるという形で現れます。

筋肉は伸び縮みで力を発生させる性質を持っており、筋肉が緊張してしまうと縮んでしまう特徴を持っています。

そして筋肉が緊張して縮んでしまうと、筋肉が付着している骨を引っ張ってしまうんですね。

この骨を引っ張ってしまう状態が続くと、骨は少しずつ変形してしまい近くの神経などを圧迫してしまう訳です。

つまり、この筋肉の緊張を定期的な治療やリハビリなどで緩めてあげれば、骨の変形や神経圧迫の進行を抑えたり遅らせる事に繋がります。

ちなみにストレッチや体操などご自分で行うセルフケアで筋肉の緊張を緩める事はあまりオススメ出来ません。

頚椎症や頚椎ヘルニアの治療はプロでも難しいので、治療の素人でなる患者さんが行うセルフケアは逆効果になってしまう事が多いんです。

正直に言うとご自分で何らかのストレッチや体操をするぐらいなら、放置している方がリスクは少ないかなと個人的に思うぐらいです。

そのため、定期的なケアやメンテナンスを行う場合はやっぱりプロの治療家さんを頼った方が良いです。

あくまでも私の経験則ですが、月に一回程度のケアやメンテナンスでかなり神経圧迫の進行などを遅らせられる印象はあるので興味のある人は参考にして下さいね。

まとめ

ここで簡単にまとめさせていただきます。

頚椎症や頚椎ヘルニアの原因である首の骨の変形や神経圧迫は長い時間をかけて少しずつ進行していくものです。

基本的には発生する年齢層は若い人よりも高齢者の方が多いという傾向がありますが、近年スマホやタブレットなどを1日中見る事が多いなどの生活環境の変化から、20代30代の若い人でも発生する事が珍しくなくなってきています。

若い人の場合は回復力も高いので症状が改善するケースは多いと思いますが、将来的に重症化してしまう可能性は高いと思いますので、できれば首の関節に負担をかけないように注意した生活を送るようにしてください。

また、当然ですが日常生活に支障が発生するぐらい強い 症状が発生している場合は、若い人であっても積極的に 治療やリハビリを受けるようにしてくださいね。

ここからは少し営業トークになりますが、私は大阪府豊中市でよしだ柔整治療院という治療院を経営しています。

症状によっては限界もありますが頚椎症や頚椎ヘルニアの治療はそれなりに得意にしていますので、通える範囲にお住まいの方は遠慮なくご相談下さいね。

また、この記事以外にも頚椎症や頚椎ヘルニアに特化した内容の記事をたくさん書いています。

このページの下の方にリンクを貼っていますので、興味のある人は是非ご覧くださいね。
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