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あばらや脇の痛み、違和感、ビリビリ、ズキズキ、痺れの原因

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私は以前は整骨院、今は整体院を経営している者ですが、こういった仕事をしているとあばらや脇、わき腹の痛みを訴えて来院される人が稀におられます。

あばらや脇の症状は人によって感じ方が大きく異なり、違和感、ツッパリ感、ビリビリ、ズキズキ、ジンジン、痺れ、電気が走る様に痛い、息苦しい、などなど、本当に様々な症状を発生させています。

中には何週間も何ヶ月も治らずに苦しんでいる人も多いのではないでしょうか?

こういった症状がなかなか改善しない場合、原因は単なる筋肉痛ではない可能性が高く、重症化すると非常に厄介な症状を発生させてしまいます。

そこでこのページでは「あばらや脇の痛み、違和感、ビリビリ、ズキズキ、痺れの原因」について説明させていただきます。

ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)

医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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ただの筋肉痛が原因であばらやわき腹に痛みを発生させる事は考えにくい

見出しで触れていますが、ただの筋肉痛であばらやわき腹に長期間痛みが発生しつづけるという事は、通常では考えにくい現象です。

意外と思われるかもしれませんが、筋肉の組織は人間の体の中でも比較的回復力の強い組織ですので、単純な筋肉の問題で症状が長引く事はまずないと考えても極論ではありません。

こういった症状の正体で一番可能性が高いのは頚椎症や頚椎ヘルニア、ストレートネックなど、首の骨や変形によって近くの神経を圧迫して発生している神経痛だと思います。

頚椎症や頚椎ヘルニアとは、首の骨や軟骨が変形する事によって近くの神経を圧迫し、その神経が支配している領域に痛みや痺れなどの症状を発生させる疾患です。(必ずしも痺れが発生する訳ではありません)

軽症から重症例までの症状がかなり幅広く、重症であれば夜も疼いて寝れないなどの強い症状を発生させる事もありますが、軽症であれば肩こりに似た痛みや筋肉の張り感だけを感じる場合もあります。

そして、この頚椎症や頚椎ヘルニアの場合は、わき腹やあばらに痛みを発生させる事もあるんですね。

首の骨を出入り口にしている神経の中には、脇やわき腹、あばらに伸びている神経もいくつか存在していますので、首の骨の変形などによって神経を圧迫してしまうと、あばらやわき腹に痛みを発生させる事もあるんです。

つまり、あばらやわき腹に長期間痛みが発生している場合、その症状は単なる筋肉痛ではなくて、頚椎症や頚椎ヘルニアなどが関わっている可能性が高いんです。

そのため、こういった症状に心当たりがある人は出来るだけ早く病院で検査を受けるようにして下さい。
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あばらやわき腹の痛む場所によって原因は違う

上記では、あばらや脇、わき腹に発生する症状は頚椎症や頚椎ヘルニアの可能性が高いと説明させていただきました。

しかし、脇やわき腹という表現は非常に大雑把な位置の事を指しているので、具体的に細かい場所を聞かないと原因は特定しにくいという事が多い印象を持っています。

ここからは具体的な痛む場所毎の原因について説明させていただきますね。

腕の付け根、腋毛が生えている付近の痛み

腕の付け根の部分、脇毛が生えている周辺から肩甲骨の下辺辺りのラインの脇の痛みの場合は、頚椎(首の骨)が関わっている神経が支配しています。

(直立不動の体勢で肘ぐらいの高さ辺りです)

理由は単純です。

この周辺を支配している神経は頚椎(首の骨)を経由して伸びています。

そのため、頚椎症や頚椎ヘルニアで神経を圧迫してしまうとこの周辺に痛みや痺れが発生してしまうんです。

肋骨からウエストライン付近の痛み

肋骨からウエストラインまでの間のわき腹に関しては、支配している神経が腰椎(腰の骨)が関わっている場所ですので、頚椎症や頚椎ヘルニアではなく腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の可能性があります。

つまり、この周辺の痛みは原因が首ではなく腰にある可能性が高いんです。

肋骨の痛み

肋骨周辺を支配している神経は、頚椎(首の骨)ではなくて胸椎(胸の骨)が関わっています。

つまり「わき腹」の痛みであっても肋骨周辺(少し前側に近い場所)に発生している痛みの場合は、頚椎症や頚椎ヘルニアではなく、胸椎での神経圧迫によって発生している可能性が高いんです。

ちなみにこの肋骨周辺の神経痛の事を肋間神経痛と呼びます。

また、単純に肋骨の骨が折れていて痛みが発生している場合もあります。

肋骨の骨折はくしゃみなどの日常動作でも簡単に折れてしまう部分でもありますので、特に心当たりがなくても折れている人は結構います。

強い痛みが伴いますが、1ヶ月程すれば大まかな症状は改善しますので、安静にしていればそう危険な疾患ではありません。

わき腹にブツブツが出た場合

また、ここまでは脊椎の神経圧迫によって発生する症状の説明をさせていただきましたが、中にはウイルスによってわき腹に痛みを発生させる疾患もあります。

そのウイルスの名前はヘルペスウイルスと呼ばれています。

ヘルペスと聞くと性病を連想してしまう人もいるかもしれませんが、このわき腹の痛みのヘルペスウイルスとは関係がありませんので気をつけて下さいね。

(過去に性病をうつされたと勘違いしてパートナーさんとケンカした患者さんがいましたので)

いわゆるニキビなども同じヘルペスウイルスと言われており、疲れが溜まったり免疫力が低下するとわき腹周辺に肋間神経痛を発生させます。

痛みと同時に帯状疱疹と呼ばれるブツブツが痛みのある場所に発生する事が特徴で、厄介な事に抗生物質や塗り薬などの治療を行わないと非常に治りにくい疾患です。

治療が遅れてしまうと肋間神経がウイルスによって破壊されてしまい、その後も後遺症に悩まされる事になる怖い病気であります。

特徴は上記でも説明したように、皮膚にブツブツとしたデキモノが出現しますが、初期に関しては痛みだけが先行して帯状疱疹が発生しない例もあります。

痛み方は皮膚がヒリヒリする、服がこすれるのが痛いというような珍しい痛み方を発生させますので、帯状疱疹が出現していなくてもこういった症状が発生した時は気をつけて下さいね。

以上で、大まかなあばらやわき腹に発生する痛みの説明は終了です。

まとめ

ここで簡単にまとめさせていただきますね。

あばらや脇、わき腹という表現は非常に広範囲の部位の事を指しており、細かく痛む場所を聞かないと原因の特定は難しいと思われます。

その場所によっては頚椎症や頚椎ヘルニアで発生する可能性もありますが、他の疾患が原因であばらやわき腹に症状が発生する事も当然あり得ます。

そのため、あばらやわき腹と言っても、痛む場所によって首を治療すべきなのか?腰を治療すべきなのか?内科にいくべきか?などなど大きく違ってきます。

大雑把な説明ではありますが、このページを自分の症状の把握の参考にしていただいて、病院や治療院選びに役立てて下さい。

もしどこに相談していいか分からない、どこに行ってもダメだったという人は1度私にお気軽にご相談してくださいね。

頸椎症や頚椎ヘルニア、首、肩、背中、腕や手の神経痛の治療には自信を持っていますので、きっとお力になれると思います。

以上で「あばらや脇の痛み、違和感、ビリビリ、ズキズキ、痺れの原因」のページの説明を終了させていただきますが、下記に頚椎症や頚椎ヘルニアに関連しているページのリンクを載せていますので、興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。

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