膝の痛みや変形性膝関節症は非常に厄介な疾患です。
ある程度症状が重症化すると、改善するのにも時間がかかり苦労をしている人も多いのではないでしょうか?
全ての人に共通する話ではないですが、稀に変形性膝関節症など膝の痛みでお悩みの人の中で、お酒を飲んだりすると症状が急激に悪化する場合があります。
そのためお医者さんにお酒を控えるように注意された事がある人も多いのではないでしょうか?
そこでこのページでは「アルコールやお酒、飲酒と変形性膝関節症、膝の痛みとの関係」について説明させていただきます。
ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)
医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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アルコールが与える影響
アルコールが人体に与える影響は完全にはまだ解明されていませんが、脳の神経系や筋肉にも悪影響を発生させる説も存在します。
また、アルコールは血行を悪くさせる特徴も持っています。
変形性膝関節症など、膝の痛みがなかなか改善しない場合は単なる筋肉痛だけが原因ではなく、高い確率で関節の組織損傷や変形が関わっています。
(半月板、軟骨、靭帯の損傷や変形など)
こういった組織損傷や変形が関わる疾患は必ずその周辺に強い炎症が発生しており、その炎症の強さによって痛みが発生しています。
炎症は血管の中に発生しますので、飲酒によって血行が悪くなってしまうとこの炎症反応が改善しにくい状況になってしまいます。
こういった事が変形性膝関節症など膝に痛みを抱えている人が、アルコールやお酒を飲むと症状が悪化してしまう理由です。
もちろん、お酒の強さやその人のアルコールに対する耐性、膝の痛む条件は人によってバラバラな訳ですから、全ての人がお酒を飲んで悪化する訳ではありません。
しかし、お酒の中に入ってるアルコールには膝の症状を悪化させてしまう可能性が間違いなくありますので、症状が強い人は出来るだけ控えるようにして下さい。
(実際にお酒を飲むと必ず痛みを発生させる方も一定数おられますので)
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アルコールは飲んではいけないのか?
こういった話をすると
「それなら私は一生お酒が飲めないんでしょうか?」
という様な質問をよく頂きます。
そんな事はありませんよ。
痛みが強い時は避けるべきだと考えますが、ある程度痛みが引けば飲酒をしてもさほど変化が起きないようになる人はたくさんいます。
ただし、毎日の様にお酒を飲んでいる人は少し量を抑えた方が良いでしょう。
痛みが強い時は、アルコール飲料は避けた方が改善の期間が早い傾向がありますので。
過去の経験でも、毎日お酒を飲んでいる人がなかなか改善せずに、飲酒を控えてもらうと症状がどんどん改善していった例はありました。
全ての人に当てはまる訳ではありませんが膝の痛みとアルコールは密接な関係にありますので、痛みの強い人はこのページを是非参考にして下さいね。
まとめ
ここで簡単にまとめさせていただきますね。
アルコールは血行を悪くさせる特徴を持っていますので、その影響によって膝の炎症の改善を邪魔してしまう場合があります。
その結果アルコールを飲むと膝の症状が悪化される人が一定数おられます。
ただし、アルコールの耐性は人によって大きく個人差がありますので、必ず全ての人が当てはまる訳ではありません。
もしアルコールを飲んで症状が悪化する場合は、症状がある程度落ち着くまでは飲酒を控えた方が改善しやすい傾向があります。
そしてこれは私の印象ですが、お酒やアルコール飲料で膝の症状が悪化する人は、症状自体が重症例である場合が多い様に感じます。
そういった人は禁酒だけでは症状が改善しない人も多いと思いますので、できるだけ早く信頼できる治療院や病院に相談する様にして下さい。
もしどこに相談していいか分からない、どこに行ってもダメだったという人は1度私にお気軽にご相談してくださいね。
膝の痛みの治療にはそれなりの自信を持っていますのできっとお力になれると思います。
以上で「アルコールやお酒、飲酒と変形性膝関節症、膝の痛みとの関係」についてのページを終了させていただきますが、下記に膝の痛みに関連するページのリンクも載せていますので、興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。
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