ページの先頭です

トップページ > 症状別解説一覧 > 変形性膝関節症、膝の痛みの人とスクワットによる悪化の危険性

変形性膝関節症、膝の痛みの人とスクワットによる悪化の危険性

fbi4fmXoFVGtkbO1468810820_1468810873

変形性膝関節症など、膝の痛みなどで悩んでいる人の多くに、筋力を鍛える事で痛みを改善しようと試みる人がいます。

お医者さんや治療院の先生も含めて「筋力を鍛えましょう」とアドバイスをされる人は非常に多い事から、患者さんもどういった方法で筋力を鍛えれば良いか迷っている人も多いのではないでしょうか?

その方法の一つとして、スクワットなどを選択される人もいますが、その発想は症状を逆に悪化させる可能性の高い非常に危険な発想です。

そこでこのページでは「変形性膝関節症、膝の痛みの人とスクワットによる悪化の危険性」について説明させていただきます。

ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)

医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
スポンサーリンク


スクワットの危険性と正しいやり方

さて、「健康の為にスクワットをすると体にいいよ」という様な情報が世の中に広まった最大の原因は、女優の森光子さんが毎日スクワットをしているという話が有名になったからでしょう。

(残念ながら森光子さんは亡くなってしまいましたが)

80代後半、90歳前後の年齢でありながら、前転が出来るぐらい元気な女優の健康法という事でスクワットは一時期非常に有名になりました。

ただし、私は当時テレビで森光子さんのスクワットを見た事がありますが、森光子さんが行っていたスクワットは一般的にみなさんが想像するようなスクワットとは大きく違いましたよ。

当たり前ですが、優秀なスポーツトレーナーや運動のスペシャリストに森光子さんは指導してもらっていたんでしょう。

膝を曲げる角度も60度くらいで最も負担の少ない角度ですし、膝を曲げると同時に背中も丸めています。

また、膝を曲げる方向も足首の曲がる方向としっかり連動させていました。

ここまで徹底的にプロが指導しているであろう体操なのであれば、良い効果も出るかもしれませんが、一般的に広まっているスクワットを私はオススメする事が出来ません。

一般的なスクワットの場合、膝はしっかり曲げ切ってしゃがみます。

またしゃがんだ時に出来るだけ背筋をまっすぐするのが正しいと考えられていますよね。

この2つの動作は私からすれば完全に間違いです。

膝に関わらず、関節というのはその関節にとって最も力が入りやすい角度、最も負担が少ない角度というのが決まっています。

膝で説明すれば、だいたい60度くらいの角度がその有効な角度であり、その角度から離れれば離れるほど膝関節に加わる負担は大きくなります。

そのためしゃがみ切った時の膝の角度というのは、非常に膝を痛めやすい角度でもあります。

また、膝の動きというのはほとんどの動作で股関節と連動して動きます。

膝が曲がった時は、同時に股関節も曲がらなければ膝の関節に加わる負担は大きくなってしまうんですね。

スクワットで説明すれば、しゃがんだ時に背筋を伸ばしていると股関節が曲がらずに膝への負担が大きくなってしまうんです。

そのため、本来であればしゃがむ動作を行う時は、背中を軽く丸めて頭を下げなければいけません。

さらに言えば、スクワット時の膝の曲げる方向も非常に重要になります。

これだけ細かい事を気にしなければ良い効果は出ないんですが、一般的に広まっているスクワットは非常に不十分な場合が多く逆に症状を悪化させるリスクが高いんです。
スポンサーリンク


膝の痛みに筋トレは逆効果

まずそもそも、筋力を鍛えれば痛みが改善するという考え方自体に私は疑問を感じています。

もし筋力を鍛える事により全ての痛みが改善するのであれば、スポーツ選手はケガなんてしませんよ。

でも実際はスポーツ選手など、筋力が一般人の人と比べて非常に強い人でも膝の怪我というのは頻繁に発生します。

膝を痛めるか痛めないかの分岐点は筋力の強さではなく、動作の中で膝の関節の構造上吸収しきれない負荷が関節に加わった時に発生します。

(膝で説明すれば、最も痛めやすい力は捻じれるような力です)

筋力はないよりはあった方が良いですが、筋力を鍛えれば症状が必ず改善するなんて簡単な事ではありませんので気をつけて下さいね。

 逆に筋力トレーニングというのは膝の症状を悪化させてしまう可能性の高い行為でもあります。

まず筋力トレーニング(筋トレ)とはどういった理論なのかを簡単に説明させていただきますね。

筋肉に負荷や負担がかかると、その筋肉がダメージを受け筋繊維が損傷してしまいます。

その損傷した部分を修復する時に、同じ様な負荷や負担がかかっても次回からは壊れないようにより強い筋肉がつくられます。

このメカニズムが一般的にみなさんも知っている筋トレのメカニズムです。

そして負荷や負担が大きすぎると怪我などに繋がるわけです。

ここで覚えておいて欲しい点は1つ。

筋トレというのははわざと負担や負荷を体にかけるという事です。

こういった事を踏まえた上で、現在進行形で膝に痛みを発生している人に筋トレをすればどうなるかを説明させていただきますね。

まず膝の痛みで苦しんでいる人の多くは日常生活の何気ない動きで痛みを発生させてしまっている人が多いと思います。

例えば歩いた時、立ち上がった時、しゃがむ時、階段の上り下り、膝を曲げた時、伸ばした時などなど、痛む条件を言えばキリがありませんが、共通点は普段なら何も問題ない様な弱い負担で痛みを感じているという事です。

先ほども説明させていただいたように筋トレというのはわざと体に負担や負荷をかける行為です。

そして多くの場合筋トレは普段の日常動作よりも負担や負荷が大きい場合が多いです。

弱い負担で痛みを出してしまう様な人に筋トレをすればどうなるか?

症状がより悪化する危険性があります。

もしくは悪化しなくても症状の改善を遅らせてしまう事も多いんです。

まとめ

ここで簡単にまとめさせていただきます。

一般的に世の中に広まっているスクワットの方法は、体への負担が大きく痛める可能性が高い行為と言えます。

(うさぎ跳びがダメな理由と同じだと思うのですが、何故スクワットは未だに推奨されているのか理解できません)

また、変形性膝関節症など膝に痛みを発生している方が、筋トレをする事自体があまりオススメできません。

ご自分で症状を改善させようと努力する考え方は素晴らしい事だと思いますが、やはりご自分でやるには限界があります。

膝の痛みがなかなか改善しない場合は、出来るだけ早く病院や治療院に相談する様に心がけて下さい。

もしどこに相談していいか分からない、どこに行ってもダメだったという人は1度私にご相談してくださいね。

膝の痛み、変形性膝関節症の治療にはそれなりに自信を持っていますのできっとお力になれると思います。

以上で「変形性膝関節症、膝の痛みの人とスクワットによる悪化の危険性」の説明を終了させていただきますが、下記に膝の痛みに関連するページのリンクも載せていますので、興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。

おすすめ記事


スポンサーリンク


関連するページ

「当院で行う変形性膝関節症、半月板損傷など、長引く膝の痛みの具体的な治療方法」

「膝の痛み、変形性膝関節症の重症度チェック」

「病院のレントゲンで膝の痛みを異常なしと診断された。」

「膝の痛み、変形性膝関節症を改善、緩和、治す治療院選びのポイント」

「再発を繰り返す膝の痛み、変形性膝関節症」

「変形性膝関節症や膝の激痛時の緩和、改善、軽減、解消、治す方法」

「ストレッチ後の変形性膝関節症や膝の痛みの悪化の危険性」

「筋力トレーニング後の膝の痛み、変形性膝関節症の悪化の危険性」

「変形性膝関節症や膝の痛みとサプリメントの効果について」

「変形性膝関節症や膝の痛みにとっての楽な姿勢や寝方」

「変形性膝関節症や膝の痛みの原因、気をつけなければいけない事」

「膝の上の太もも前面の痛み、膝蓋腱炎、ジャンパーズニー」

「子供の膝の痛み、成長痛、オスグッド」

「軟骨、半月板損傷や変形性膝関節症、膝の痛みは完治するのか?」

「膝の痛みや変形性膝関節症のケアやメンテナンスの重要性」

「雨や天気の変化によって悪化する膝の痛み、変形性膝関節症」

「変形性膝関節症や膝の痛みの人が安静にする事の重要性」

「運動不足と膝の痛み、変形性膝関節症との関係」

「電気治療は膝の痛みや変形性膝関節症に効果があるのか?」

「放置や我慢をすると危ない膝の痛み、変形性膝関節症」

「湿布(シップ)は膝の痛みや変形性膝関節症に効果があるのか?」

「朝方や夜中に膝の痛みや変形性膝関節症が悪化して寝れない理由」

「針治療は膝の痛みや変形性膝関節症に効果があるのか?」

「寒い日や気温差によって悪化する膝の痛み、変形性膝関節症」

「膝の痛みや変形性膝関節症の人が痛み止めを常用するリスク」

「ウォーキング、歩きすぎる事と膝の痛みや変形性膝関節症との関係」

「変形性膝関節症、膝を痛めない、予防する為の正しい歩き方」

「病院の検査後に悪化する事が多い膝の痛み、変形性膝関節症」

「両膝に痛みが発生する膝の痛み、変形性膝関節症」

「変形性膝関節症、膝の痛みが膝の裏側に発生する時は要注意」

「発熱や風邪をひくと悪化する変形性膝関節症、膝の痛み」

「変形性膝関節症や膝の痛みと股関節との関係」

「太りすぎ?肥満や体重と膝の痛み、変形性膝関節症との関係」

「変形性膝関節症、膝の痛みとサポーターの効果と悪化する可能性」

「腰、ヘルニア、坐骨神経痛が原因で発生する膝の痛み」

「変形性膝関節症、膝のお皿の下に痛みが発生する時は要注意」

「妊婦さんや妊娠により発生する女性の膝の痛み」

「正座が痛い、できない膝の痛み、変形性膝関節症」

「アルコールやお酒、飲酒と変形性膝関節症、膝の痛みとの関係」

「整形外科や病院では治らない膝の痛み、変形性膝関節症」

「治療後に変形性膝関節症、膝の痛みが強くなる好転反応」

「変形性膝関節症など、膝の弱い痛みや違和感が続く時は要注意」

「高齢者の加齢による変形性膝関節症、膝の痛み」

「変形性膝関節症、膝の痛みと自転車やエアロバイクによる運動」

「更年期障害、自律神経失調症と変形性膝関節症や膝の痛み」

「変形性膝関節症、半月板損傷、膝を動かした時に音がする症状」

「突然急に、いきなり発生する変形性膝関節症や膝の痛み」

「筋肉痛とは違う、変形性膝関節症や軟骨、半月板損傷や膝の痛み」

「変形性膝関節症、膝の痛みと足底板やインソールの効果と悪化」

「変形性膝関節症、半月板や軟骨の損傷、膝の痛みと炎症との関係」

「歩くと痛い、歩けない変形性膝関節症や膝の痛みの人はそれでも歩くべきか?」

「膝の痛みなど変形性膝関節症の人で階段や段差の上り下りの注意点」

「膝の痛みなど変形性膝関節症の人はアイシングや冷やす事が有効?」

「膝の痛みなど変形性膝関節症の人は温泉やお風呂で温めると悪化する可能性もある」

「膝の痛みなど変形性膝関節症の人で上り坂や下り坂、坂道の注意点」

「中学生や高校生など若い人に膝の痛みが発生する場合はスポーツの動作が原因」

「漢方薬は変形性膝関節症など膝の痛みに効果はあるのか?」

「エアコンや冷房で冷えると悪化する膝の痛みや変形性膝関節症」

「お香やアロマテラピーは変形性膝関節症など膝の痛みに効果はあるのか?」

「足ツボや青竹踏みは膝の痛みなど変形性膝関節症に効果はあるのか?」

「変形性膝関節症など膝の痛みは遺伝が関係するのか?」

「ピップエレキバンは変形性膝関節症など膝の痛みに効果はあるのか?」

「ヨガやピラティスは変形性膝関節症など膝の痛みに効果あり?」

「マッサージや指圧は変形性膝関節症など膝の痛みには逆効果?」

「梅雨や冬など季節の変わり目に変形性膝関節症など膝の痛みが悪化しやすい理由」

「変形性膝関節症など膝の痛みの急性期と慢性期の症状の違い」

「膝の痛みや変形性膝関節症は筋力不足が原因ではない?筋肉を鍛える行為は悪化するかも」

「ハイヒールやスリッパは悪い?膝の痛みや変形性膝関節症の靴選びの注意点」

「精神的ストレスやメンタル面も変形性膝関節症など膝の痛みに関係する?」

「仰向けや横向きなど寝ている時に変形性膝関節症など膝の痛みが発生する理由」

「動かしていないのに膝の痛みを感じる変形性膝関節症は注意」

「寝起きや起床時に変形性膝関節症など膝の痛みが悪化する理由」

「デブは痩せたら治る?変形性膝関節症など膝の痛みとダイエット」

「変形性膝関節症など膝の痛みが同じ姿勢が続いた後の動き始めで強くなる理由」

「変形性膝関節症など膝の痛みが整骨院や整体院で治りにくい理由」

「変形性膝関節症など膝の痛みは何科に受診するべきか?」

「カクンと力が抜ける変形性膝関節症など膝の痛みは注意」

「片足立ちは変形性膝関節症など膝の痛みに最も有効な体操」

「一週間以上続く膝の痛みは一時的な筋肉痛ではない?」

「変形性膝関節症など膝の痛みに骨盤矯正は危険?体の歪みとの関係」

「変形性膝関節症など膝の痛みにテーピングで固定する効果について」

「変形性膝関節症など膝の痛む部位や位置、場所が移動する理由」

「変形性膝関節症など膝の痛みで赤く腫れたり熱く感じる理由」

「ねじる、ひねる動作は変形性膝関節症など膝の痛みの人は注意」

「変形性膝関節症など膝の痛みを和らげるためのオススメの対策」

「足の腫れやむくみが変形性膝関節症など膝の痛みと同時に発生する理由」

「変形性膝関節症など膝の痛みの人が重たい物を持つ時の注意点」

「リウマチと変形性膝関節症など膝の痛みとの関係」

「コラーゲンやコンドロイチンは変形性膝関節症など膝の痛みに効果はあるのか?」

「休むと治る?変形性膝関節症など膝の痛みと血行不良との関係」

「固まってしまい伸ばせない、曲がらない変形性膝関節症など膝の痛みについて」

「足を組んだりあぐらはおすすめできない変形性膝関節症など膝の痛み」

「走ると痛い?マラソンやランニングと変形性膝関節症など膝の痛み」

「変形性膝関節症など膝の痛みの手術のリスクは?」

「長引く膝の痛みは呪いや生霊のせい!?(信じていませんが)」

「変形性膝関節症など膝の痛みが飛行機で悪化する理由」

「変形性膝関節症など膝の痛みの場所が冷たく感じる理由」

「老化やお年寄りに発生する変形性膝関節症など膝の痛みの治療に関して」

「変形性膝関節症など膝の痛みの水を抜くのは良い事なのか?」

「立ち仕事や立っている時の変形性膝関節症など膝の痛みの注意点」

「変形性膝関節症など膝の痛みでお悩みの人がO脚になる原因」

「登山や山歩きをする変形性膝関節症など膝の痛みを感じる人の注意点」

「お皿の上、内側、外側など膝の痛みの場所によって原因は違う?」

「変形性膝関節症など膝の痛みと同時に手足の痺れが発生した時は注意」

「右膝、左膝、片足だけに変形性膝関節症など膝の痛みが発生する理由」

「変形性膝関節症など膝の痛みが発生しにくいイスの高さや座り方」

「寝不足と変形性膝関節症など膝の痛みとの関係」

「産後や育児中に膝の痛みを感じた人が注意したい事」

「車の運転中に変形性膝関節症など膝の痛みが発生する時の注意点」

「変形性膝関節症など膝の痛みとアキレス腱やかかとの痛みとの関係」

「枕やクッションを膝下に入れると変形性膝関節症など膝の痛みが楽になる事がある」

地図イメージ

豊中市の整体、整骨院
よしだ柔整治療院

【住所】大阪府豊中市南桜塚2-7-1-114 ユニハイム桜塚
【アクセス】阪急電鉄宝塚本線 曽根駅 徒歩7分
【ご相談・ご予約】06-6858-3458
※当院は予約制です 【営業時間】月~金 9:00~12:00 / 13:00~20:00 土曜 9:00~12:00
【定休日】日曜、祝日、土曜日の午後
>>場所・行き方はこちら

【このホームページは私が書いています】

院長 吉田

よしだ柔整治療院
院長のプロフィール

患者さんの声

当院の風景

症状別解説

よくある質問

メールでのお問い合わせ

友だち追加
※LINEでも予約可能です

サイトメニュー

Information

外観

営業時間
平日 9時~12時/13時~20時
土曜 9時~12時
定休日
日曜、祝日、土曜日の午後
所在地
〒561-0882 大阪府豊中市南桜塚2-7-1-114 ユニハイム桜塚
電話番号
06-6858-3458
代表者
吉田 隼