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変形性膝関節症など膝の痛みの急性期と慢性期の症状の違い

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変形性膝関節症など膝の痛みでお悩みの人の話を聞いていると

「先生、変形性膝関節症や膝の症状で急性期と慢性期の違いについて教えていただけませんか?」

といった質問を稀にいただきます。

最近は症状の急性期や慢性期の症状によって、有効な治療法を選択すべきという考え方が浸透している事から、こういった事を気にしている人も増えているんだと思います。

そこでこのページでは、変形性膝関節症など膝の痛みの急性期と慢性期の違いについて説明させていただきますね。

ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)

医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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変形性膝関節症など長引く膝の痛みを明確に急性期と慢性期に分類する事は困難

さて、私の考えではありますが膝の症状を厳密に明確に急性期、慢性期と分けるのは困難だと思います。

一般的に急性期とは痛めてからすぐの状態で、慢性期とは痛みが発生してから時間が立ち症状が安定している状態の事を指しています。

しかし長引く膝の症状というのは、ご存知の人も多いと思いますが膝の軟骨などの変形なども大きく関わっています。

この軟骨の変形自体は長い時間をかけて少しずつ進行していくものであり、症状も良くなったり悪くなったりを繰り返しながら重症化していくケースが多い印象を持っています。

そのため、いつから痛みが発生したかを特定するのは難しいため急性か慢性かの判断も難しいんですね。

また、一度症状がゼロになったとしても膝の痛みは些細な事がきっかけで再発を繰り返しやすい症状でもあります。

こういった事を繰り返すと尚更どこからどこまでが急性期なのか?慢性期なのか?そういった期間を限定するのは非常に難しい疾患といえます。

症状の違いで説明すれば、一般的には炎症反応が強い時が急性期であり、炎症反応がある程度治まった時が慢性期という考えが一般的な認識だと思います。

炎症は組織が損傷した時に発生する物質で、この炎症物質を神経が感知すると痛みを脳に伝えると考えられています。

また、炎症は近くの神経を興奮させる特徴を持っています。

興奮した神経は感覚が過敏になります。

感覚が過敏になるという事は、弱い負担や動作でも痛みを感じやすくなってしまうんですね。

足首の捻挫やぎっくり腰や寝違えの急性期は安静にしなければいけないのは、こういった炎症による過敏性が関わっているからです。

安静にしていればある程度の期間がすぎれば炎症は改善し、急性期の症状も治まってくれます。

しかし変形性膝関節症など膝の骨や軟骨の変形が大きく関わっている膝の痛みの場合は、症状が重症化すると強い炎症状態が長期間に渡って続く事も珍しくありません。

つまりいつまでたっても急性期の痛みが続くようなものです。

こういった事から、膝の症状を厳密に急性期、慢性期の期間に分ける事は非常に難しい事ですし、あまり意味のある事ではないと私は考えています。

変形性膝関節症など膝の症状で大事な事は現時点での炎症の強さ

上記では膝の症状を急性期、慢性期と分類する事は難しく、またあまり意味がないという事を説明させていただきました。

膝の痛みにとって大事な事は今あなたに発生している症状は炎症が強い状態なのか?それとも炎症がある程度治まっている状態なのか?

こういった事である程度症状の重症度を判断する事が大事になってきます。

炎症が強いかどうかの判断は色々ありますが、一番分かりやすいのは「何もしていないのに痛みがあるかどうか?」です。

先ほども説明したように炎症は強くなれば強くなるほど感覚が過敏になり、ちょっとした動作でも痛みを発生しやすくなります。

何も動かしてもいないのに痛みが発生しているという事はそれだけ炎症が強い状態を表していますので、安静にしていなければ症状がより重症化してしまう危険性があります。

少し極論ではありますが、安静時に痛みが強い時は急性期、動いた時や特定の動作の時だけ痛いのは慢性期という考え方でも良いかも知れません。

人それぞれ仕事や家事など、なかなか休みにくい生活環境があると思いますが、このページを参考に体を休めるようにして下さいね。
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まとめ

ここで簡単にまとめさせていただきますね。

変形性膝関節症など膝の症状はその特性上、再発を繰り返しやすく長期に渡って骨の変形などが少しずつ進行していく疾患です。

そのため急性期や慢性期などの分類が難しく、また分類する事にあまり意味がありません。

膝の症状にとって大事な事は、炎症が強く発生しているのかどうかです。

安静にしていても症状が発生している場合は炎症が強い状態を示しています。

あえて急性期、慢性期と分類するのであれば、安静時に痛みが強い時は急性期、動いた時や特定の動作の時だけ痛いのは慢性期という考え方でも良いと思います。

急性期のように炎症が強い時は、ストレッチや体操などを行うとより症状が悪化する可能性が高い時期でもありますので、もしそういった事を考えているのであれば、炎症が治まる慢性期までは我慢して下さい。

また、安静時に痛みが長期間発生しているのであれば、更に症状が重症化する危険性がありますので、出来るだけ早く信頼出来る病院や治療院に相談するように心がけて下さい。

もしどこに相談していいか分からない、どこに行ってもダメだったという人は1度私にお気軽にご相談してくださいね。

どこに行っても治らない膝の痛みの治療にはそれなりに自信を持っていますのできっとお力になれると思います。

以上で「変形性膝関節症など膝の痛みの急性期と慢性期の症状の違い」のページを終了させていただきますが、下記に膝の痛みに関連するページのリンクも載せていますので興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。

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