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体操やストレッチは肩こりに有効か?悪化の可能性も

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肩こりという症状は日本人の中で最も馴染みの深い症状の一つだと思いますが、インターネットやテレビを見ていると、世の中には肩こりに有効な体操やストレッチなどの情報で溢れていますね。

実際に私も肩こりの症状でお悩みの患者さんから

「先生、肩こりにオススメの体操やストレッチってありますか?」

というような質問をよくいただきます。

体操やストレッチを全否定するつもりはありませんが、肩こりの症状は体操、ストレッチの方法によっては逆に症状を悪化させる可能性もあります。

そこでこのページでは、肩こりの症状が発生している時に体操やストレッチをする時の注意点を説明しています。

ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)

医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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ただの肩こりであれば体操やストレッチは効果的

肩こりというのは血行不良で疲労物質が溜まり、その影響で筋肉が緊張する事によって発生します。つまり血行を促進して、血の中に溜まっている疲労物質を流してしまえば改善するという事です。

血行は筋肉を動かす事によって促進されますので、体操やストレッチなどで肩こりに関わっている筋肉を大きく動かす事が出来れば、肩こりの症状が改善する事は決して珍しい事ではありません。

ちなみに、肩こりに関わっている筋肉=肩甲骨の動きに関わっている筋肉。という考えで良いと思います。

肩甲骨には首の動きに関わる筋肉や、腕や手を動かす筋肉も付着しており、首の動きや上半身の動きのほぼ全てに関わっています。

つまり、肩甲骨がしっかり動いているという事は首や肩や腕に関わる筋肉が正常に動いているという事になり、肩こりの予防に繋がります。

逆に普段から肩甲骨があまり動かない状態が続くと、肩こりの原因にもなってしまうんです。

治療においても肩甲骨の動きは非常に重要です。多くの上半身の動きの起点になるのは肩甲骨ですから、肩甲骨の動きが筋緊張などによって阻害されている状況は、痛みなどの発生にも大きく関わっている事が非常に多いんですね。(ちなみに下半身の動きの起点は股関節になります)

私も含めて多くの治療家が肩甲骨に言及する事が多く、世の中に出回っている肩こりの体操やストレッチも肩甲骨を動かす系統のものが多いんですね。

そのため、世の中には色々な体操やストレッチの情報で溢れかえっていますが、肩こりの改善を目指すのであれば肩甲骨を大きく動かす体操やストレッチを選択するようにして下さい。
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体操やストレッチの効果を感じない、もしくは悪化する場合は肩こりではない可能性もある

さて、ここからが私がこのページで本当にみなさんに訴えたい内容になります。

上記でも説明させていただいたように、通常の肩こりは肩甲骨周辺の血行不良によって発生している筋肉痛のため、体操やストレッチを行って血行を促進すれば割と簡単に改善するはずです(個人的にはウォーキングなどの有酸素運動の方が効果は高いと思いますが)

しかし、体操やストレッチで改善しない肩こりというものも当然存在しますし、場合によってはストレッチなどによって症状が悪化したという人も非常に多いと思います。

こういった症状に心当たりがある場合、その肩こりの症状は単なる肩こりじゃない可能性もあるんです。

こういった症状の正体で一番可能性が高いのは頚椎症や頚椎ヘルニア、ストレートネックなど、首の骨や変形によって近くの神経を圧迫して発生している神経痛だと思います。

頚椎症や頚椎ヘルニアとは、首の骨や軟骨が変形する事によって近くの神経を圧迫し、その神経が支配している領域に痛みや痺れなどの症状を発生させる疾患です。(必ずしも痺れが発生する訳ではありません)

軽症から重症例までの症状がかなり幅広く、重症であれば夜も疼いて寝れないなどの強い症状を発生させる事もありますが、軽症であれば肩こりに似た痛みや筋肉の張り感だけを感じる場合もあります。

このように重症であれば、ただの肩こりでは考えられない症状を発生させますので分かりやすいんですが、頚椎症や頚椎ヘルニアなどで症状が発生していたとしても、軽症であれば肩こりに近い症状を発生させますので勘違いされやすいんですね。

実際に頚椎症や頚椎ヘルニアと診断された人の話を聞いていると、過去に長年に渡って肩こりの症状に悩まされていたという話をよく聞きます。

また、この頚椎症や頚椎ヘルニアの症状は、体操やストレッチとの相性があまり良くないという特徴も持っています。

頚椎症や頚椎ヘルニアのように、首の骨や軟骨の変形などが症状に大きく関わっている場合、その周辺には常に強い炎症が発生しています。

炎症は近くの神経を興奮させて、感覚を過敏にさせる特徴を持っています。感覚が過敏になると、簡単に言えば少しの負担やちょっとした動作でも痛みを感じやすくなってしまうんです。

つまり、こういった症状の方にストレッチなどの強い刺激で行う治療を行うと、あまり効果がない所か逆効果になってしまう可能性があるんですね。

頚椎症や頚椎ヘルニアから発生している肩こりの症状なのであれば、弱い刺激で行う治療が効果的

上記では、頚椎症や頚椎ヘルニアから発生している肩こりなのであれば、組織の変形部分の炎症の特徴によって、体操やストレッチなど大きく動かす治療との相性が良くないと説明させていただきました。

逆にこういった症状は、優しく弱い刺激で行う治療であれば、治療行為が負担になりませんので改善する可能性があります。

体操やストレッチで改善しない肩こりの症状の正体は、頚椎症や頚椎ヘルニアの症状の可能性が高いと私が考える一番の根拠は、そういった肩こりのような症状に頚椎症や頚椎ヘルニアに使うような優しい治療を行うと改善する事が非常に多いという実体験からきています。

この部分は文章だけでは何の証明も出来ませんので申し訳ないんですが、もしよろしければこのページで書かれている事を治療院選びの参考にして下さいね。

もしどこに相談していいか分からない、どこに相談してもダメだったという人は一度私にお気軽にご相談して下さいね。

どこに行っても治らないしつこい肩こりや、頚椎から発生している症状の治療にはそれなりに自信を持っていますのできっとお力になれると思います。

以上で「体操やストレッチは肩こりに有効か?悪化の可能性も」のページの説明を終了させていただきますが、下記に肩こりに関連するページのリンクも載せていますので、興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。

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よしだ柔整治療院

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